連載「母子相姦のある風景」第十八話「高架下」
- 2018/10/30
- 00:31

油断していたら10月分を掲載していない事にようやく気付き、ギリギリですがアップします。今回の舞台はやや反則気味ですが、「高架下」です。個人的な事なのですが、橋でも鉄道でもいいんだけどなぜか昔から高架下が好きなんですよ。出来れば赤い鉄骨とコンクリート打ちっぱなしの武骨な感じが良い。「タッチ」で和也が死んだ後で達也が鉄橋の下で号泣するシーンがあったり、渡辺美里の「ムーンライトダンス」で「鉄橋の下でキ...
穂積隆信の死と「積木くずし」
- 2018/10/21
- 23:07

つい先日、俳優の穂積隆信が87歳で亡くなりました。 長いキャリアを誇った俳優としてより、大ベストセラーになった「積木くずし」の作者としての方がより著名ですかね。当時300万部も出版されましたし、当時のドラマ版も40%越えと超高視聴率で、日本の民放の連続テレビドラマ史上最高を記録したそうです。 世代による差があるかと思いますが1982年に出た「積木くずし」は前述したように原作もドラマも大ヒットしま...
短編「敗北者」
- 2018/10/14
- 14:52
ここ最近考えた末に作ってみた「官能小説らしく書いた」短編です。 フランス文庫に加えて、ネットで過去に読んだものを混ぜ、私なりにリミックス的に書いてみました。フランス系は久しぶりにじっくりと読み返しましたが、真面目に読むと大根役者の一人芝居を見させられているようでしんどいですね。序文は良いとして官能描写に行く前後はこうも白々しいんだろう……あと、母親の描写が心理的にも言動的にもチープでいかにも男が妄...
「母子相姦は官能小説じゃないといけないのか」と「官能小説の書き方十か条」
- 2018/10/10
- 21:28
先日、新潮社から出た深草鏡太郎氏の著書「母嫁」について書きました。思っていたよりも反響が大きかったようで、アクセス数・拍手数が盆・正月以上を記録し、ちょっと驚きました。官能小説ではない一般小説としての母子相姦を主題とした作品でもここまで注目を集めるもんなんだと思って、ちょっと嬉しかったですね。 私としては一般小説的な母子相姦小説を心掛け、トライしてきたつもりです。官能作品として...