推薦小説「母子相姦の情景」
- 2017/05/05
- 18:17
今回アップするのは以前「母と息子 禁断の部屋」にあった井狩俊道さんの作品です。
先日新作を頂いたてらさとさんより推薦がありました体験談(小説)になります。
これは関係の始まりから最後までが描かれており、最後が切ないんですよね。
長編だからか、転載も無く電子書籍での販売も見られず、現在ネット上で閲覧する事が出来ない状態になっている事が非常に惜しいと思いますので、ここに掲載させて頂きます。
また著作権等の問題で著作者様にとって万一不都合がありましたら連絡があり次第、直ちに削除する所存ですので、よろしくお願いいたします。
著作権等の問題で著作者様にとって万一不都合がありましたら連絡があり次第、直ちに削除する所存ですので、よろしくお願いいたします。
(非常に大事な事なので二回言いました)
それではよろしくお願いします。
先日新作を頂いたてらさとさんより推薦がありました体験談(小説)になります。
これは関係の始まりから最後までが描かれており、最後が切ないんですよね。
長編だからか、転載も無く電子書籍での販売も見られず、現在ネット上で閲覧する事が出来ない状態になっている事が非常に惜しいと思いますので、ここに掲載させて頂きます。
また著作権等の問題で著作者様にとって万一不都合がありましたら連絡があり次第、直ちに削除する所存ですので、よろしくお願いいたします。
著作権等の問題で著作者様にとって万一不都合がありましたら連絡があり次第、直ちに削除する所存ですので、よろしくお願いいたします。
(非常に大事な事なので二回言いました)
それではよろしくお願いします。
「母子相姦の情景」
今夜もぼくは、二階の自室で机にかじりついて受験勉強をしていた。でも、どうもさっきからイライラと落ち着かない。高校受験を半年後に控え、今が一番大事な時期だというのに、このところ集中力が持続しないのだ。
その理由は、ぼくが欲求不満だからだ。ぼくの体の中にはつねに嵐のような性欲が込み上げている。きっと受験勉強の重圧のせいだと思う。
もっとも十四才という年齢からすれば性欲があって当然だと思う。だけどぼくの性欲は強すぎる。だって朝から晩まで女の裸を想像しているのだから。自慰だって1日に五回も六回もしてしまうのだから。今だってぼくは、勉強を始めてから三度の自慰をしようとしている。
ぼくは友達から借りたどぎつい雑誌を机の奥から引っ張り出し、ズボンのチャックの中から肉棒を掴み出した。もうマンネリしてしまったが、比較的可愛い女の人のおっぱいやお尻を見ながらシコシコと肉棒を擦りあげた。
うーん、やっぱり気持ちがいい。ぼくは肉棒を擦っている時だけ受験勉強の重圧から解放されるのだ。あれ、待てよ・・・。母が階段を上がってくる足音が聞こえた。自慰に夢中になってすぐに気づかなかったのだ。
(ああっ・・・ど、どうしよう)
でも、すでに遅かった。母はもう部屋のドアの前に来ていた。
「入るわよ」
「ちょ、ちょっと待って!」
ぼくは慌ててズボンをもとに戻そうとしたが、間に合わなかった。母はいつものように、すぐにドアを開けてしまった。ぼくは心臓がキューッと縮むような気がした。
雑誌はサッと引き出しに投げ込んだが、肉棒をズボンの中にしまいこむことまではできなかった。ぼくは慌ててイスを引き寄せ、机の奥に下半身を潜りこませた。
(だめだ、見つかった・・・)
顔面がみるみる蒼白になっていくのが、自分でもはっきりわかった。
「まあっ、まこと・・・いま何をしていたの・・・!」
母は、ぼくがよからぬことをしていたことをすぐに察してしまった。コーヒーとケーキの乗ったトレーをベッドに置くと、母はつかつかとぼくの側に歩みよってきた。
ぼくは顔を上げることができず、うつむいたまま全身を硬直させていた。
「まこと、いま机の中に何を隠したの、出してみなさい」
母の語気はちょっと強かった。教育ママの母はぼくが勉強以外のことをしているといつもこうなのだ。母の荒い少し息づかいを感じながら、ぼくはますます身を固くした。
「なっ、何でもないよ、ちゃんと勉強していたよ!」
「だったら、どうして慌てて隠したの? さあ、見せてみなさい」
母が机に手を伸ばした。ぼくはあっ、と思ったが動けなかった。引き出しが母の手で開けられ、雑誌が母の目に触れてしまった。
「まあ、こんな雑誌を・・・」
母が呆れたように言った。でもぼくは、雑誌を見つかったことも恥ずかしかったが、机の下の、ズボンから飛び出している肉棒を見つかることの方がもっと恥ずかしかった。
「とっ、友達に貰ったんだよ!」
ぼくは叫ぶように言い訳をした。そして、そんなことをするつもりはなかったのに、無意識に母の体を突き飛ばしてしまった。
「あ・・・」
バランスを崩した母が、驚きの声を上げながら床に倒れてしまった。
ぼくは青くなった。こんなことをするつもりはなかったのに、何てことをしてしまったのだせろう・・・。ぼくはオロオロしながら母を振り返った。でもそのときぼくは、思わず息を飲んでしまったのだ。
母は床に尻餅をついたまま少し怒った顔でぼくを見上げていた。しかし、ぼくが息を飲んだのは母のその顔にではなかった。尻餅を突いた母のスカートがまくれ、両足が大きく開いて白いパンティが丸見えになっていたことに息を飲んだのである。
母をこんなあられもない姿にしてしまったことに、ぼくの胸はチクリと痛んだ。でも、ぼくはスカートの中から目を離すことができなかった。本当に生のパンティって生々しいものだったんだ。
母の両足はスラリとしていたが太腿のあたりはむっちりしていた。それに透き通るように白かった。太腿の白さとパンティの白さが混じりあってすごく眩しかった。おまけにパンティの中心部のふっくらと盛り上がっているのまで見えている。
実の母であろうと、こんなに生々しいものを見たら興奮してしまっても仕方がないと思う。ぼくのしぼんでいた肉棒はムクムクと膨れ上がり、先端が机の底に当たってしまうほどだった。
でも、ぼくは困り切ってしまった。こんなものを絶対に母に見られたくなかった。
「まこと・・・お、お母さんに何てことをするの」
母は、砂を噛むように言いながら素早く立ち上がり、めくれたスカートを元にもどした。そして、ちょっと悲しい顔になってぼくを見つめた。
「まこと、今は一番大事な時期なのよ。わかってるの」
母が唇を少し震わせながら言ったが、ぼくは返事ができなかった。
「こんな大事な時期なのに・・・お母さんがこんなに心配しているのに・・・どうしてまことは勉強に打ち込んでくれないの・・・」
その少しかすれた声を聞きながら、ぼくは母を突き飛ばしてしまったことを本当に後悔した。確かに母は受験勉強に関しては厳しい。けれどそれは、母がぼくの将来のことを心から心配してくれているからなのだ。ぼくにもそのことはよくわかっている。でも、そんな母をぼくは突き飛ばしてしまった。
母はぼくが返事をしなかったので「勝手にしなさい」と呟いて部屋から出ていってしまった。
だけどぼくは、その時反省はしていたけれど、すごく興奮もしていた。ぼくの脳裏には、さっき見たばかりの母のパンティが鮮烈に焼き付いていたのだ。
ぼくはイスをずらして下半身を机の奥から出した。そしてためらうことなく右手を肉棒に伸した。肉棒は痛いくらいに勃起していたし、先端から染み出した液でカリ首のあたりがヌルヌルになっていた。
(こんなことをしていいのかな・・・)
そう思いながらもぼくは肉棒をしごき始めてしまった。もちろん母のや太股をパンティを思い出しながらだ。
しごきながらぼくは驚いてしまった。なぜかシコッ、シコッ、と擦るたびにいつもとは違う強烈な快感が沸き起こるのである。
(ああ、お母さんのあの太腿を触ってみたい。きっとスベスベと柔らかいだろうな・・・)
こすりながら、突然ぼくはそんなことを思った。そしてギョッした。自分のお母さんに、ぼくは何てことを考えるだろう・・・でも、何だかすごく興奮する。
考えてみれば、ぼくは母を女として意識したことなど一度もなかった。母はいま三六才。名前は和恵だ。母は息子のぼくの目から見てもかなりの美人である。小学校の授業参観のときなど「君のお母さん、綺麗だね」とよく友達に言われたものだ。
それに母は頭もいい。父の卒業した有名大学よりも母の卒業した女子大の方が格が上なのである。でも、それだけじゃなかった。母は実にグラマーな体をしていた。胸は大きく突き出し、尻もむっちりと丸い。
いままで女として意識していなかったけれど、こうして意識して見ると母はかなりそそられる体をしていたのだ。
そんなこともチラチラと思いながら、とうとうぼくは母のパンティを思い浮かべながら爆発してしまった。何だか物凄く気持ちがいい。でも、何だか胸がチクチク痛んだ。
つぎの朝。ぼくはいつものようにパジャマのまま、恐る恐る階段を下りていった。
キッチンに入ると、母の後ろ姿が目に入った。母は真っ白いブラウスと、膝より少し短めの紺のスカートを身につけていた。その上に赤いエプロンをまとっている。
母は朝食を作っていた。けっこう大きな会社で課長をしている父はすでに家を出ている。広い家の中に母とぼくしかいなかった。
母は目玉焼きを作っていたがチラッ、とぼくの方を見て「おはよう」と言った。夕べのことは夕べのことで、とりあえず朝は気持ちよく送り出してくれるつもりらしい。
ぼくは母の顔を見るのがちょっと怖くて恥ずかしかった。でも、思い切って言った。
「お母さん昨日はごめんなさい。ぼく、これからは真面目に勉強するよ。約束する」
母は微笑みながら振り向いてくれた。
「もういいわ、まこと。ノックもしないでドアを開けたお母さんも悪かったのよ。ごめんなさいね」
ぼくは、母がそう言ってくれたことで救われたような気がした。もし雑誌のことや、スカートの中に目が釘付けになったことをネチネチと追求されたら、ぼくはいたたまれなくなっていたはずだ。
母は流し台に向き直り、朝食作りの続きを始めた。ぼくはテーブルのイスに腰掛け、なんということなしに母の後ろ姿を見つめた。と、ぼくの肉棒はパジャマの下でムクムクと頭をもたげてしまった。昨夜のあの快感の記憶が脳裏に蘇ってきたのである。
ぼくは必死に自分を押さえようとしたが無駄だった。
パンティと太腿を晒した母の姿がみるみる頭の中で大映しになっていく。
いけないとわかっているのに、良心が痛むというのに、ぼくは母の体を女として観察していた。そんな自分がちょっと怖かった。
母の大きな尻がスカートの下からみっしりと張り出していた。母が屈み込みこむと、その尻がグッと突く出された。ぼくは胸がドキドキしてしまった。
母が朝食を運んできた。今度はブラウスの胸の膨らみに目がいった。いつも見ているのに今日に限っては、まるで熟れたパパイヤのようにズンと突き出して見えた。
朝食を済ませたぼくは、部屋に戻って着替え始めた。その途中でぼくは肉棒を掴み、擦り上げ、すぐに爆発した。それは夕べと同じようにすごい快感だった。でもやはり胸がチクチク痛んで仕方なかった。
母を自慰のオカズにしていることに、ぼくはすごく罪悪感を感じている。でも、この快感は捨てがたい。あまりにも気持ちが良すぎるのだ・・・。
あの日以来、ぼくは自慰をするとき、母の裸を想像しないではいられなくなってしまった。想像してはいけない! と思うのだが、どうしても脳裏に浮かんできてしまうのだ。
あの、真っ白いパンティと、むっちりと脂肪の乗った太腿が目に焼きついている。
あの場面を思い出して肉棒を擦っていると、
(あの白い布の下に、お母さんのおま×こがあるんだ。おま×こっていったいどんな形なんだろう。どんな匂いがするんだろう。それにお母さんのあの胸。どんな感触だろう、プリンのように柔らかいんだろうか)
などと、とめどなく妄想が湧いてくる。同時に罪悪感も込み上げてくるのだが、その罪悪感が逆に快感を高め、痺れるような射精感を味わうのだ。
こんなことはやめなければいけないと思いながら、ぼくはどうしてもやめられなかった。
その晩も、ぼくはいつものように自室で勉強していた。
少し前にがコーヒーを運んできてくれたが、やはりこのときもぼくは母の体を盗み見た。母は何とも思っていないだろうが、ぼくはひとつの部屋の中に母と二人きっりになるということに妖しい時めきさえ覚えるようになっていた。
深夜、ぼくはトイレに行こうと階段を降りていった。一階はシーンと静まりかえっていた。母はお風呂に入っているらしい。父もまだ帰宅していない。
用を済ませ、部屋に戻ろうとしたぼくは、何だか異様な興奮を覚えた。
(そんなことをしてはいけない)
心の中でしきりに声がするが、ぼくはどうしても誘惑に勝てなかった。ぼくは、忍び足にで風呂場に近づいていった。こんなことをする自分が信じられない。
期待と不安が入り交じってぼくの全身が震えている。だが思い切ってぼくは風呂場のドアノブを回した。音がしないように、ゆっくりと、慎重に。もうそれだけで心臓が口から飛び出しそうな気がした。
でも運がよかった。母はシャワーを浴びている。ぼくは今だとばかりドアノブをまわした。カチャリと音がしたが、シャワーの音に掻き消され、母には聞こえなかったはずだ。
ぼくはほんの少し開けたドアの隙間に顔を押しつけ、中を覗き込んだ。しかし浴室にはもう一枚ガラス戸があるからすぐに母の裸が見えるわけではなかった。そのガラス戸の奥で母はシャワーを浴びている。ぼくは母が風呂から上がろうとしてガラス戸を開ける瞬間を狙うつもりだった。
ぼくは全身を石のように固くさせ、母がガラス戸を開けるのを待った。心臓の音が頭の中で鳴り響いている。
聞こえていたシャワーの音がやんだ。ぼくの心臓はさらに激しく脈打ち始めた。少ししてガラス戸がスーッと開けられ、そして、そして中から母の輝くような裸身が現れたのだ。
ぼくは目を皿のように見開いた。何という素晴らしい眺めだろう。抜けるように白い肌を赤く染め、全身に湯をしたたらせた母が、ぼくに覗かれているとも知らず浴室から脱衣場に上がってきたのだ。初めて見る女の全裸に、ぼくは目眩がする思いだった。
とにかく、母の体はぼくが想像していた以上にグラマーだった。
おっぱいは見事に張りだしている。ウエストはキュッと引きしまり、白い下腹部には淡い陰毛がサラサラと形よく生えていた。スラリと伸びた足。その太腿にはたっぷりと脂肪が乗っている。お尻なんか指で触れたらプルンと弾けそうなほどの弾力と張りに満ちていた。
ぼくは食い入るように見つめていたが、時間にしたらほんの数秒だった。母の裸身をしっかりと目に焼きつけたぼくは静かにドアを閉め、ゆっくりと風呂場から離れた。
全身が火のように熱くなっていた。肉棒は今にも爆発しそうに勃起している。部屋に戻ったぼくは、ベットの上に横たわって肉棒をしごきはじめた。
(ああ、お母さん・・・お母さん・・・)
心の中で母を呼び、見たばかりの母の全裸を思い出して激しく肉棒をこすり上げた。
快感はあっという間に押し寄せてきて、ティッシュを取る暇もなかった。ぼくは慌てて左手をかぶせ、大量に噴き出した精液を受け止めた。腰がとろけてしまいそうな快感だった。
朝になった。今日は日曜日だ。ぼくはむさぼるように眠っていて、つつましいノックの音でようやく目を開けたのは、そろそろ昼食になろうかという時刻だった。
「あ、起きたよ」
ベットから起きあがりながら返事をすると、母が静かに部屋に入ってきてぼくにおはようと声をかけた。
「よく眠れた? まこと」
母は、まだベットの中にいるぼくの顔を覗き込むようにして微笑んだ。
「うん」
ぼくはうなずきながら、ふと母の顔に違和感を覚えた。口元は優しいのだが目が笑っていないように見える。嫌な予感がぼくの胸に走った。
母はしばらくぼくの顔を見つめていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「ねえ、まこと・・・」
思い詰めた末に絞り出したようなその声に、ぼくの目覚めの余韻は一瞬にして吹き飛ばされた。
「まこと・・・夕べ、お母さんがお風呂に入っているところを覗かなかった?」
少しためらいがちだが、はっきりとした口調だった。ぼくは、体中の血が凍りついていくような気がした。まったくなんてことだろう。あんなに注意してドアを開けたのに、バレていたのだ。
ぼくの蒼白になった顔から察したらしく、母は深いため息をついた。
「やっぱり覗いたのねまこと、気配でわかったわよ。どうしてそんなことをしたの?」
母の顔がさらに厳しくなった。
「ご、ごめん・・・」
やっとのことでそれだけを絞りだしたぼくを、母はじーっと見つめていた。情けないような、裏切られたような、母の表情は複雑だった。
「自分でも、いけないことはわかってたんだ。でも、でも・・・」
口ごもりながらぼくは、何とかうまい言い訳をしようと考えを巡らせた。
「毎日勉強ばっかりでなんだかイライラしちゃって・・・つい出来心で・・・そう、で、出来心なんだ」
「出来心?」
「うん・・・自分でもあんなこと、するとは思わなかったんだ・・・」
心の中まで見通されているような気がして、ぼくは母の視線が怖かった。母はぼくの言葉を検証しているかのように、黙ってこちらを見つめ続けている。その沈黙がぼくには堪らなかった。
「まこと・・・別にお母さんの体に興味があったわけじゃないんでしょう?」
「そんな・・・女の人の裸なら、だっ、誰でもよかったんだ・・・」
実は本当に母の体に興味があるなんて、それだけは絶対言えなかった。でも、それを聞いて母はほっとしたように小さな吐息を漏らした。それから、少し優しい顔になった。
「ね、まこと、恥ずかしがらずに言ってみなさい。毎日、すごくムラムラしているの?」
「あの・・・してる・・・」
「そうなの・・・」
母は、何とも言えない顔つきになっていた。何かを考えながら唇を何度もヒクヒクさせている。と、母は一瞬キラッ、と目を輝かせた。そして母は何かを吹っ切ったかのようににっこりと笑った。
それから母は、ぼくのベットに腰を下ろし、ぼくを手で招いた。何だろうと思いながら母の横に座ると、母は、
「そうね、勉強ばかりじゃ欲求不満にもなるわね」
そう言ってから声を落とし、少し恥ずかしそうに続けた。
「お母さんが・・・手でやってあげるわ」
「えっ!」
ぼくは本当に驚いた。母の口からこんな言葉がでるなんて思ってもみなかったのだ。
「ほ、本当に?」
「本当よ。ムラムラして勉強が手につかないんでしょう。お母さん、放っておけないわ」
母はそう言った。あまりにも嬉しくてぼくは飛び上がりそうだった。
「さあ横になって。お母さんに全部まかせるのよ」
母の顔には愛情たっぷりの笑みが浮かんでいた。
「うん・・・」
ぼくはベットの上に横になった。母もベット上がり横に座わった。
母はますます微笑みながらぼくのパジャマとパンツを膝まで下ろした。でも、ぼくは思わず喘いでしまった。嬉しくてたまらないが、やはり母親の前に下半身を晒してしまった恥ずかしさがあった。だって剥き出しになった肉棒はすでにビンビンに勃起していたのだから。
しかし母は少しも驚かなかった。
「恥ずかしがらなくていいのよ。だって年頃の男の子はみんなこうなんだから」
「うん・・・」
やがて母が手を伸ばしてきた。ぼくはこみ上げる期待感にわなわなと全身を震わせた。母の指が肉棒に触れた。その途端ビリッと電流が走ったような気がしてぼくは全身をのけぞらせた。
それは、自分の指とはまるで感触が違っていた。熱くたぎるような肉棒に、母のひんやりとした指がえも言えず気持ちいいのだ。
母は、左手で根本の部分を掴みしめながら、右手の指を王冠部に添えてきた。そして、しなやかな指をカリ首に絡みつかせシコ、シコ、とゆるゆかに擦り始めたのだ。
「うっ」
ぼくは思わず呻いた。呻かずにはいられないほど気持ち良かったのだ。母は肉棒をゆるやかに擦り上げてくる。時折指に力を込めてキュッと締めつけたりしてくる。そのたびに強烈な快感が走り、ぼくは何度も喘いだ。
「気持ちいい?」
ほんの少し頬を上気させた母が囁いた。
「うん。うん」
ぼくは夢中でうなずいた。母は肉棒を擦りながら、上半身をぼくの顔の方に傾けた。美貌とともに、朱色のしっとりした唇が近づいてくる。ぼくにはその唇が、今まで感じたことのないほど濡れ濡れとして艶めかしく感じられた。
密着した母の体からは、なんとも甘い体臭が漂っていた。母自身の肌の匂いに化粧水の匂いがほんのりと入り混じり、ぼくの鼻孔を心地良くくすぐってくるのだ。
ブラウスの下から重そうに突き出した乳房は、母の指の動きに合わせてたわわに揺れ動く。堪らなかった。ぼくは早くも爆発寸前になってしまった。
「出そうなの? いいわよ、思い切って出しちゃいなさい」
母は指に力を込め、擦り上げる速度を早めた。
「あ・・・あうう・・・」
いよいよ快感が高まり、ぼくは立て続けに呻き声を上げた。突っ張った両足が激しく震えている。下腹部がドロドロと煮えたぎっているようだ。
「いいのよまこと、出していいのよ」
母は優しくうながしながら、ぼくにさらに顔を近づけてきた。母性愛を滲みませたその顔がいつしか真っ赤に染まっている。ぼくは限界に達した。
「ああ!」
ぼくは叫び、爆発した。精液がドッと先端から噴き出し、宙に弾けた。何という気持ちのよさだろう。
ぼくはビュッ、ビュッと精液を噴き上げ続けた。母は必死に肉棒を擦り続け、最後の一滴まで気持ちよく噴き出させてくれた。
「まあ、いっぱい出たのね」
母がぼくの前に左手を広げて見せた。しっとりとした手の平に大量の精液が滴っている。ぼくは夢中でわからなかったが、母は精液を手で受け止めてくれたのだ。やがて母はベットから下り、机の上からティッシュの箱を取ってくると肉棒についた精液を綺麗に拭き取ってくれた。
ぼくは感謝の気持ちでいっぱいだった。母だって本当は恥ずかしかったはずだ。でも一所懸命ぼくのために擦り続けてくれた。それが嬉しくて堪らなかったのだ。
母は、相変わらず優しい目でぼくを見ながら言った。
「どうしても我慢できなくなったらまたやってあげるわ。でも、二人だけの秘密よ」
「うん。ありがとうお母さん」
いまだ快感の覚めやらぬぼくを残し、母は部屋を出ていった。
後に残ったぼくがいつまでも夢見心地だったことは言うまでもない。
次の朝、学生服に着替えたぼくがキッチンに入ると、いつもはとっくに出勤している父がテーブルに座っていた。すでに食事を済ませたらしくコーヒーを飲みながら新聞を広げている。
ぼくはがっかりしてしまったが、顔には出さないようにして自分の定位置に腰を下ろした。父と母に小さい声でおはようと挨拶する。
「おはよう、どうだ受験勉強ははかどっているか、まこと」
「うん、ぼちぼちかな」
「何を大阪商人みたいなことを言ってる。ま、その分じゃ心配なさそうだな」
父は笑い、新聞に目を戻した。
生野菜を皿に盛りつけていた母が、焼き上がった食パンとともにぼくの前に運んできてくれた。母はぼくと目を合わせても特に変わったそぶりは見せなかった。
父がいるから仕方ないのだが、ぼくとしては昨夜のことを彷彿とさせるような表情や仕草を母にしてほしかった。例えば父にわからないように目配せしてくれたり、どこか恥ずかしそうに微笑んで見せてれたりたりとか・・・。
しかし母は淡々としていた。あれは二人だけの秘密だから母の態度も当然のことなのだが、ぼくには一抹の寂しさがあった。
父が新聞の記事について母に感想を言っていた。母は楽しそうに受け答えをしている。ぼくは少し嫉妬を覚えながら朝食を食べ終えた。
家を出る時、二人して「いってらっしゃい」といってくれたが、仲のいい父と母が何だか憎らしく思えて仕方なかった。
ところで、ぼくは母の指で射精させてもらったことで、それからの数日、逆に今まで以上に悶々として過ごすことになってしまった。
母の指が忘れられなかった。本当は毎日してもらいたかった。しかしぼくには戸惑いがあった。
(そぶりには見せなかったけど、本当はお母さん、無理していたんじゃないだろうか)
そのことである。ぼくでさえ、母にこんなことをしてもらっていいのだろうかと背徳的な怯えを覚えたくらいだ。母だって絶対に後ろめたいものを覚えていたはずだ。
母もぼくと同じように罪悪感に苦しめられているかもしれない。そう思うと再びねだることにためらいを覚え、してほしいのに口に出せないでいるのだ。
相変わらず母の裸を思い浮かべての自慰は続けていたが、自分の指ではどうにも満足できなくなるまで、そう時間はかからなかった。
「ねえお母さん、またやってほしいんだけど・・・」
ぼくが少しためらいながら母に切り出したのは、あれから四日目の深夜のことだった。
「あら、もう我慢できなくなっちゃったの? しょうのない子ねえ」
コーヒーを置いて部屋を出かかっていた母は特に困った様子も見せず、微笑を浮かべて振り返った。
「お、お願いだよ・・・お母さんの手が、どうしても、どうしても忘れられないんだ。あんなことは、本当はいけないことだってわかってるけど、どうにも我慢できないんだ・・・お願いだよ、あと一回でいいからして・・・」
意識していなかったが、ぼくはいかにも切なくて苦しげな表情になり、喉からすがるような声を出していた。過剰な演技をしている自分がどこか恥ずかしい。だが、母をその気にさせるためならぼくは何でもするつもりだった。
「まこと、そんな切ない顔をしないで・・・」
母が驚いたようにぼくを見詰めた。
ぼくの苦しげな様子に、母もまた切なげな顔になった。
「ごめんねまこと、お母さんが余計なことをして返って苦しめちゃったみたいね。いいわ、またやってあげる。だからもうそんな顔をしないで・・・」
母の言葉に、ぼくはほーっと安堵のため息をもらした。嬉しくて自然に顔がほころんでくる。
「それじゃあ、まこと・・・」
母がベットに行くように目でうながした。ぼくはベットに横たわり、ワクワクしながら母を待った。早くも下腹部がチリチリと熱くなっている。四日前、初めて母にズボンを下ろされた時は恥ずかしかったが、今はあまり恥ずかしくない。それどころかパンパンに勃起した肉棒を、母によく見てほしいとさえぼくは思った。
やがて前回と同じように、ぼくの横に座った母がそっとズボンに手をそえてきた。チャックが下ろされ、ズボンとパンツが下にずり下げられた。
ぼくの剥き出しになった股間から、肉棒がニョキリとそそり立った。
「まあ、元気なこと。本当にしょうのない子なんだから・・・」
「お母さん、お、お願い・・・」
ぼくは、早く母に触ってほしくて声を上げた。
「わかってるわ、まこと」
答えた母の顔から、あの時と同じように母性愛と優しささが滲み出でていた。肉棒に指が触れるまでの緊張と期待感が、またもぼくを激しく震わせる。指が触れた。
ぼくは「うっ」と喘ぎながら、
(これだ・・・この感触なんだ!)
心で叫んでいた。
ぼくは「うっ」と喘ぎながら、
(これだ・・・この感触なんだ!)
と、心で叫んでいた。このひんやりとしてシコシコした母の手の感触を、自分の指では絶対に味わえない素晴らしい感触を、たった四日なのにぼくは狂おしく待ち焦がれていたのだ。
うっとりしたぼくの顔を見下ろしながら、母はゆっくりと手を動かし始めた。
まず、やわやわと握ったり揉んだりしてから、カリ首に指をかけてシコシコと軽く擦り上げてきた。
「あ、あう・・・」
もうそれだけでぼくは身を悶えさせ、呻き声を漏らした。
「どう、気持ちいい?」
「も、もちろんだよ!」
ぼくはかすれた声をあげ、感謝の気持ちを込めて母の顔を見つめた。母がにっこりと微笑み返してくれた。そして母は、前回とは違う指使いまでしてくれた。
カリ首を擦りながらぼくの快感が高まってくるとスッと指を離し、根元のあたりをニギニギと刺激したり、玉袋をやわやわと揉み上げたりしてくるのだ。これにはぼくも堪らなかった。イキそうになると波が引くように快感が遠ざかるのだが、つぎに押し寄せてくる時には快感がさっきの何倍にも膨れ上がっているのである。
母がこんなテクニックを持っていたことに少し驚いたけれど、ぼくは母のその指使いに酔った。
「あ・・・うう・・・」
と悶えるぼくを、母は愛情たっぷりに見下ろしながら黙々と擦り続けた。
母の呼吸もしだいに荒くなってきた。熱い吐息が肉棒に吹きかけられる。
ぼくの顔の横には重量感のある母のお尻があり、上にはたわわな乳房がある。母の動きに合わせ、尻も乳房も微妙に揺れ動いた。もちろん服の下からだが。
(ああ、この服の下に、あの目の眩むような体が隠されているんだ・・・)
風呂場で見た母の豊満な裸身が思い出された。ぼくは母の体に触りたくて堪らなくなってきた。
(もし触らせてほしいと言ったら、お母さん何というだろうか・・・)
断られるのが怖くて、ぼくはとても口には出せなかった。しかし母の愛情のこもった顔を見ていると「いいわよ」とすんなり言ってくれそうな気もするのだ。
ぼくが迷っているうちに肉棒はさらに固さを増し、ヒクヒクと痙攣し始めた。母も爆発が近いと察したらしい。さらに力を込めて擦り上げてきた。
(いま言わなかったら、もうチャンスはないかもしれない・・・)
焦ったぼくは、生まれてから最大の勇気をふり絞って声を上げた。
「お、お母さん、む、胸を触らせて・・・お願いだ・・・」
「いいわ」
驚いたことに母はあっさりと答えた。そして、肉棒を擦りながら片方の手でブラウスのボタンを外し始めたのだ。
(お、お母さん・・・!)
ぼくは感激で胸をいっぱいにしながら手を伸ばしていった。
母がさあどうぞというように胸元を反り返らせ、突き出した。ぼくは苦しいくらいに胸をドキドキさせながらブラウスの前をかき分け、震える手を差し込んでいった。
母の体は驚くほど熱かった。掻き分けた胸元から、籠もっていた熱気が甘い体臭とともにむうっと立ち昇ったような気さえした。
ぼくは、ブラジャーのカップごと乳房を掴みしめた。ブラジャーを通して、乳房のはち切れんばかりの弾力と柔らかさが手の平に伝わってきた。もうそれだけで夢見心地だった。
ぼくがブラジャーごと揉み上げようとすると、母が背中に手をまわしプチッとホックを外してくれた。締めつけから解放され、プルンと弾むようにこぼれ出た乳房を、ぼくはすかさず手の平で受け止め、ぎゅうっと鷲掴んだ。
(ああ・・・)
ぼくは、これ以上ないほどの幸福感を味わった。何てたっぷりしているんだろう。何て柔らかいんだろう。
手の平に入りきらない母の巨乳には、ずっしりとした重さがあった。乳液を擦り込んだかのようにスベスベしていて、しかも手の平にぴったりと吸いついてくる。マシュマロのように柔らかいくせに、揉みこむとゴム毬のような弾力で指を押し返してくる。
ぼくは夢中で乳房をこねまわし、揉み立てた。
「う・・・」
と母が小さく呻き声を上げた。見ると、母の顔は真っ赤に火照っていた。苦悶しているような、それでいてどこか嬉しそうな、何とも悩ましい表情になっていたのだ。
そんな母の表情にますます興奮したぼくは我慢できず上半身を起き上がらせた。母を抱き寄せ、両手で乳房を掴みしめた。
再び「うっ」と呻き声を漏らしながらも、母は何も言わずぼくのするがままにさせてくれた。
ぼくは、触ることを許してくれた母の心が嬉しくて堪らなかった。その時ぼくには、乳房の温かさが、母の母性愛そのものの温かさに感じられたのだった。
ぼくは、夢見心地で乳房を揉み上げた。
手の平に吸いつくような滑らかさ、柔らかいのに揉みむと押し返してくる弾力、それらすべてがぼくを陶酔に導いた。
しかも、こってりと乳房を揉みあげながら、同時に母の指で肉棒を擦ってもらっているのだ。沸き上がる快感は、四日前とは較べものにならないほどに強烈だった。
それにしてもブラウスの前を大きくはだけ、剥き出しの乳房を揉ませながら黙々と肉棒を擦り続ける母の、何と情感のあふれる姿だろう。それは、普段の母からは想像もできないようなエロティックな眺めだった。
ぼくの手の平の中心には、母の乳首が当たっている。もっと固いかと思っていたそれは、ぽってりとして少し湿り気を帯びていた。
グッと力を入れると、くにゅくにゅと潰れたりひしゃげたりするのだが、それが何とも言えず気色いいのである。調子に乗ったぼくは片方の乳首をつまみ上げた。
「うっ・・・」
母は小さく呻いた。だが痛くて呻いたわけではなさそうだった。
調子に乗ったぼくは片方の乳首をつまみ上げた。
「うっ・・・」
母は小さく呻いた。だが痛くて呻いたわけではなさそうだった。
「あ、ごめんなさい・・・」
ぼくはとりあえず謝ったものの、今度はつまんだ指の腹で乳首をやわやわと擦り立てた。すると母は「ああ・・・」と切ない声を上げ、上半身をヒクッと悶えさせたのである。
「まこと、そ、そこはやめて・・・」
その声が怒っているように聞こえたが、顔を見ると、怒っているというより困惑しきった表情なのだ。
(もしかしてお母さん、感じているのかな・・・・)
ぼくはそう思い、何だか大発見をしたように嬉しくなった。そしてどういうわけか、母の困った顔を見ていると胸が締めつけられるのに、なぜかもっと困らせてやりたいような奇妙な感情が込み上げてきたのだ。
ぼくはどこかゾクゾクしながら、母の言葉を無視して乳首をこね続けた。
「うう、まこと・・・」
母はさらに何か言おうと口を開きかけたが、そのまま黙ってしまった。もう止めても無駄だと思ったらしく、乳房も乳首も好き放題ににいじらせながら肉棒を擦ることに専念するつもりらしかった。
と、さっきまでポッテリとして柔らかかった乳首が内側からムクムクと迫り出し、コリコリと固くなってきたのだ。
母はもう何も言わず、少し眉を吊り上げ、さらに顔を真っ赤にして肉棒を擦り上げている。こんな反応を息子に知られたことが恥ずかしいのだろうか、だから少し怒ったような顔をしているのだろうか・・・。
それでもぼくが指に力を入れると「うっ」と切ない溜め息をもらしたり、何とも言いようのない悩ましい表情を見せたりする。堪えようとしても思わず出てしまうのかもしれない。そんな母の姿が実に刺激的でぼくはますます興奮してしまった。
やがてぼくは我慢できなくなった。
「お母さん! お母さん!」
ぼくは叫びながら母にしがみついた。
「で、出る、出るよお母さん!」
母はニッコリと微笑み、わかったわと言うように優しい目をぼくに向けてくれた。
そして、指にさらに力を込め、めくれきった皮ごと痛いほど肉棒を扱き上げくれた。
その強烈な摩擦感が、ぼくの脳天にビンビンと突き上がってきた。
「ううっ」
つぎの瞬間、急に襲ってきた射精感に呻きながら、ぼくは乳房を握る手にギューッと力をこめた。きっとすごく痛かったと思う。
「うっ」
今度は母が呻き上げ、体をビクッ、と震わせた。母は、痛みを堪えながらぼくを絶頂に導いてくれたのだ。
(お母さん・・・)
ぼくは母に感謝しながら、肉棒を痙攣させた。
ここぞとばかり母の指にも力が入った。その横顔に玉のような汗が浮かんでいた。
(まこと、もう少しよ、頑張って!)
母の顔がそう言っているように見える。いつの間にか、乳首はコチコチに固くなっていた。そして、乳房全体がねっとりととろけそうになっていた。
ぼくは爆発した。精液が威勢よく噴き出していく。とろけてしまいそうな快感がぼくの全身を貫いていった。
「ああっ、お母さん!」
ぼくの頭の中は真っ白になった。
それから、二週間ほどが過ぎたある晩、いつものように深夜まで勉強を続けたぼくは、そっと自室を出ると気配を忍ばせて階段を下りていった。
一階はしんと静まり返っていた。遅く帰ってきた父も、数時間前にコーヒーを運んできてくれた母も、ともにぐっすり眠っているはずだ。
ぼくは静かに風呂場へ向かった。
脱衣場には洗濯機が置かれていて、お風呂に入る時は各自が脱いだ服を中に入れることになっていた。母が洗濯機をまわすのは翌朝である。
ぼくは洗濯機の蓋を開け、少し震える手で中にある衣類を漁り始めた。母の下着を探しているのである。
あれから母に、一度も指でしてもらっていなかった。母は、何だかぼくを避けているみたいなのだ。夜食を運んできてくれてもすぐ部屋を出ていってしまうし、ぼくが訴える目で見つめても気がつかないふりをしている。はっきり言われた訳ではないが、ぼくを避けているのは確かだと思う。だからぼくも「またやって」と切り出せなかった。
ぼくは乳首を執拗にこね回したことを何度も悔やんだ。
あの時、母は喘ぎ声を漏らしていた。感じてしまったのかもしれない。きっと母は、母親のそんな姿をぼくに見られたくなかったのだと思う。だからぼくを避けている。ぼくはそう感じていた。
でもぼくは、母の指でいく、あの快感が忘れられなかった。狂おしい、悶々とした思いが、とうとう母の下着を漁るというハレンチな行為に駆り立てたのである。
母の秘密を暴いているような後ろめたさを感じながら、ぼくは下着を漁った。父や自分の衣類をかき分けていくと、奥の方にそっと押し込んであった白いパンティとブラジャーが見つかった。母が昼間ずっと身につけていた下着だ。ぼくは激しく興奮した。
パンティとブラジャーを握りしめ、ぼくは自室に戻った。
ベットに座り、まずぼくはブラジャーを両手に持った。繊維の木目が細かい手に吸いついてくるような布地だった。カップのまわりには丹念に刺繍がほどこされている。そして、二つのカップは、見事なくらい大きく、深くできていた。
このカップが母のあの巨乳にかぶさっていたのだ。ぼくはカーッと全身を熱くさせながらカップに顔を押しつけ、匂いを嗅いだ。胸を掻きむしられるようないい匂いだった。
カップには、ミルクのように甘ったるい匂いが滲みついていた。ぼくはこの匂いに記憶がある。小さいとき母に抱かれながらいつも嗅いでいた匂いだ。なぜか、懐かしく切ない思いが胸を掻きむしるように込み上げてきた。
つぎにぼくはパンティを手に取った。こっちも木目の細かいスベスベした手触りだった。自分がはいているパンツに較べ、驚くほど小さくてすっきりして見えるのは、小用口がないことと、前に余計な弛みがないためだろう。
裏返すと股間の部分の布が二重になっていた。ここに母の秘部が密着していたのだ。見ると、ほんのわずかだが薄い黄色の染みが縦に一本走っていた。この染みは汗だろうか、それともおしっこだろうか。いずれにしても母の分泌物に違いなかった。
ぼくは、本当に母の秘密を暴いてしまったと思った。罪悪感で胸が締めつけられる。
しかしぼくは、ためらわずに鼻を押しつけた。
ぼくは、本当に母の秘密を暴いてしまったと思った。罪悪感で胸が締めつけられる。しかしぼくは、ためらわずに鼻を押しつけた。
パンティそのものは、母の体臭が滲みついているらしくブラジャーと同じように甘ったるい匂いだったが、染みのついた部分は微妙に違っていた。母の甘い体臭とともに、ほんのわずかだがアンモニアの匂いとチーズのような匂いが感じられたのだ。酸っぱいような、香ばしいような、ぼくが今まで嗅いだことのない匂いだった。
(これがお母さんのおま×この匂いなのか・・・)
ぼくは匂いに圧倒される思いだった。母のあそこがこんなに生々しい匂いを持っていたいたなんて何だか信じられない。でも、何て甘美な匂いなんだろう。
ぼくの肉棒はギンギンに膨れあがっていた。ぼくは堪らずにズボンとパンツを膝まで下ろし、パンティの匂いをクンクン嗅ぎながら夢中で肉棒をしごいた。
凄まじい快感がこみ上げ、ぼくはあっという間に爆発してしまった。
しかし、快感に痺れながらぼくはギョッとした。ビュッと威勢よく噴き出した精液が膝元に置いてあったブラジャーに降りかかってしまったのだ。
このまま洗濯機にもどしたら母が気付いてしまうかもしれない。
ぼくは慌ててティッシュで拭き取ろうとした・・・。
しかし、少し考えてからやめた。洗濯機の奥の方にそっと戻しておけばたぶん大丈夫だろうと思ったのだ。
それなら、もっと汚したって大丈夫だろう。そう思い、ぼくはパンティの染みの部分を舐め始めた。そこまでする気はなかったのだが、ブラジャーを汚したことで返ってふん切りがついてしまった。
一度出しているから少しは余裕もできているはずなのに、ぼくの胸は相変わらず苦しいくらいに高鳴っている。ぼくはまずチロリと舌先をパンティに這わせてみた。しかし、特に味はなかった。鼻を押しつけるとやはり匂いはするのだが、舌で感知できる味まではついていなかった。
それでもぼくは強引に味を感じとろうと強く舌を押しつけ、犬のようにペロペロと舐め上げた。結局味を感じることはできなかったが、パンティの生地に舌を絡ませることで、ぼくは母のおま×こを直接舐めているような錯覚を覚えたのだった。
舐めているうちに我慢できなくなって、ぼくはまたも肉棒をしごいた。舐めながらしごき、またも簡単に爆発してしまった。見ると染みの部分はすっかり舐めつくされ、唾液でベトベトになっていた。もう、匂いもなかった。
続けて二回出しても肉棒はいっこうに衰えなかった。ぼくはこのパンティを手にしている限り無限に放出できるような気さえしてきた。やはりこの匂いのせいなのだ。染みの部分の甘酸っぱい匂いはもう嗅げないが、母の体臭は残っている。そのミルクのように甘い体臭がぼくを強烈に刺激し続けているのだ。
今度はパンティを肉棒に巻きつけた。本当に母の肌に肉棒を押しつけているような錯覚を覚え、あまりの興奮にぼくはクラクラした。
そしてぼくはうっ、うっ、と呻いた。三度目だというのにやはり目が眩むような快感が押し寄せてきたからだ。
あっという間に快感が高まり、ぼくはまたも爆発した。パンティの中にドクドクと精液が注ぎ込まれていく。本当に、何度出しても痺れるような快感だった。
パンティを広げてみると、ドロリとした白濁がおびただしく付着していた。その生々し
さが、さらにぼくを刺激した。
今度は精液の付着していない部分を亀頭部にかぶせ、肉棒の根元を擦り上げた。本当に何度やってもすぐに爆発する。しまいにはパンティ全体がヌルヌルになってしまったので今度はブラジャーのカップをかぶせて肉棒をしごいた。
母の母性愛の象徴でもある乳房。その乳房を包んでいたカップにビュッと精液をぶちまけるのも堪らない快感だった。
結局、ぼくは一晩中、何かに憑かれたのように肉棒を扱き続けた。
だが、ぼくはあまりにも夢中になりすぎてしまった。
明け方、疲れきったぼくは深い眠りに引きずりこまれた。パンティとブラジャーをそっと洗濯機に戻そうと考えていたことも忘れて・・・。
朝、死んだように眠っていたぼくは、誰かに強く肩を揺り動かされて目を開けた。
枕元に母が座っていた。ジーッとぼくを見つめている。かけぶとんから出ているぼくの手にはしっかりと母のブラジャーが握られている。そのすぐ横には無残にも精液がこびりついてドロドロになった母のパンティがあった。
(し、しまった、あのまま眠ってしまったんだ!)
ぼくは全身の血が凍りつくような気がした。何という間抜けなことをしてしまったのだろう。だが、もう遅かった。
母の顔は驚きに満ちていた。何と言っていいかわからないらしく、ただぼくの顔を見つめるばかりだった。耐え難い沈黙のあと母は大きな溜め息をつき、黙ってぼくの手からブラジャーを掴み取り、パンティを拾い上げた。
「め、目覚ましが鳴っているのに全然起きないから来てみたの・・・」
そのあとの、やはり言葉が見つからなかったのだろう、
「さあ、遅刻するから早く学校に行きなさい」
突き放したように言うと母は部屋を出て行ってしまった。ぼくも、何も言うことができなかった。
(きっとお母さんは、ぼくに愛想をつかしたんだ・・・)
絶望的な思いを抱きながら、ぼくは黙って家を出るしかなかった。
その日の、なんと一日の長かったことだろう。授業中、母が部屋を出て行くときの顔を何度も思い出し、そのたびにぼくは胸をえぐられるような思いにとらわれた。
学校が終わり、塾が終わったとき、このままどこか遠くへいってしまいたいとさえぼくは思った。しかし、結局帰るしかない。家の前でしばらくウロウロしたあと思い切ってドアを開けたぼくを、母が複雑な表情で出迎えた。
きっと母も、今朝のことを一日中考えていたのだろう。
母の顔をまともに見ることができず、下を向いて「ただいま」と言ったぼくに、
「お帰りなさいまこと、待ってたわ・・・」
感情を押さえた声で母は言い、ぼくをリビングに連れていった。
家の中に父のいる気配はなかった。きっと今夜も遅くなるのだろう。ぼくをソファに向き合って座らせると、母は思い切ったように切り出した。
「まこと、お母さん今だに信じられないの。どうしてあんなことをしたの・・・」
「・・・・」
「ね、答えて・・・」
重ねて問われたがぼくは何も言えなかった。そんなぼくを諭すような口調で母は続けた。
「もう、お母さんもはっきり言うわね。まことが性欲の激しい年頃だってことはお母さんももよくわかってるの。そんなまことにあんなことをしてしまったお母さんも悪かったわ。でもね、まさかまことがあんなことをするなんて思わなかった・・・」
母の目には、ぼくのことが変態のように映っているに違いなかった。大好きな母にそんなふうに思われるのは、ぼくにとって死ぬほど辛いことだった。しかし母は本当にショックを受けているらしく、いつもの母性愛のこもった笑顔を少しも見せてくれなかった。
「お母さん、まことがあんなことを平気でするような子になってほしくないのよ」
母に変態扱いされていると思うとぼくは悲しかった。
(ぼくは変態じゃない。下着ならなんでもよかったんじゃないんだ。あれがお母さんの下着だったからぼくは・・・)
そんな言葉が危うく出かかって、ぼくはかろうじて飲み込んだ。
「まこと、何とか言ってちょうだい」
母にしては珍しく厳しい声が飛んできた。答えない限り母は許してくれないだろう。でも怖いし、恥ずかしい。色々な思いが入り交じってぼくは泣きそうになってしまった。
「・・・ごめんなさいお母さん、あんなことする気じゃなかったんだ。だけど、ぼく、本当はお母さんが好きなんだ。お母さんのことを思うと苦しくて夜も寝られなかった・・・だからお母さんの下着を・・・」
とうとうぼくは言ってしまった。心臓が痛いくらいにドキドしていた。
「・・・!」
あまりにも意外な告白だったのだろう、母は絶句してしまった。それから少し考えてから、
「子供だったらお母さんが好きであたりまえまえでしょ、そういう意味よね?」
やっとのことでそう言った。母はきっと、そう理解したかったのだ。
「ううん、そういう意味じゃあない・・・お母さんの体が気になって堪らないんだ」
「そ、それはお母さんがあんなことをしてしまったから・・・」
「違う・・・その前からずっと・・・」
母はあらためて目を見張った。心なしか唇がワナワナと震えているように見える。息子に女として好きだと言われたのだ、母が動揺するのも無理はない。
「それでわかったわまこと、何だかいつもまことに見られているような気がしていたのよ」
「うん・・・」
ぼくは赤くなってうなずいた。
「変だとは思っていたのよ。でもまさかそんなつもりで見ていたとは思わなかったわ・・・わかったわ、あの時からね、まことがお母さんを突き飛ばしたあの時・・・」
ぼくは黙ってうなずいた。母には強烈過ぎたかもしれない。やはり言わないほうがよかったかな、とぼくは思った。しかし本心を洗いざらい喋ってどこかすっきりしたような気分もあった。
(でも、これで終わりだな・・・・)
ぼくはそう思った。母はぼくを突き放し、もう二度と優しい顔を向けてはくれないだろう。でも、それも自業自得だ。母親を性欲の対象にしてしまったぼくが異常すぎるのだ。母に嫌われても仕方のないことだった。
でも、本当は母に嫌われたくない、ずっと母性愛のこもった目で見つめてほしかった・・・ぼくはあまりにも悲しくて涙が出そうになった。
母は黙っている。そして、何か激しく葛藤しているような表情になった。
やがて母は、もう一度ぼくを見つめてきた。その目が怖いくらいにキッとなっている。
(ああ、やっぱり終わりだ!)
ぼくはそう思った。体中の血が引くような思いがした。
「まこと・・・」
母がぼくの名を呼んだ。しかし、それは優しい声だった。それから母は、風呂場を覗いてばれたときと同じように、何とも言えぬ表情でぼくを見つめてきた。そう、ぼくを哀れんでいるような、愛おしんでいるようなあの表情だった。
「・・・やっぱり、悪いのはお母さんよね。スカートの中を覗いちゃったのは仕方ないけど、そのあとお母さんがあんなことをしなければ、まこともそれほど思い詰めなかったでしょうに・・・」
母は、さっきとは明らかに違う雰囲気を発散させていた。そして何かを決意したようにグッと唇を引き締めた。つぎの瞬間、母はあらゆる葛藤を振り捨てたかのようににっこりと笑ったのだ。
「いいわ、まこと。また手でやってあげる」
その言葉には強い意志が込められていた。
「ほっ、本当? お母さん!」
ぼくはバカみたいに叫んでいた。
(お母さんがぼくを見放さないでくれた・・・)
そのことが、ぼくは泣きたくなるほど嬉しかったのだ。
「本当よ、まこと。いつでもやってあげるわ」
母はもう一度にっこりと笑ってくれた。そして、
「・・・いま、やってあげるわ」
ぼくはますます嬉しくなった。いや、こういうのを狂喜するというのだろう。
「でもまこと、お母さんの・・・あそこだけは触ったらだめよ、わかるわね」
まあ、当然の条件なんだろうと思う。でも母は、あそこという時ひどく恥ずかしそうだった。その表情が実に生々しかった。
「うん、わかったよお母さん」
ぼくが答えると母はソファから立ち上がった。本当に今から母が指奉仕を受けられるのだ。ぼくはさらに狂喜しながら絨毯の上に寝転がろうとした。母はそんなぼくを押しとどめた。そして、ぼくの学生服のボタンを外し始めたのだ。
「まこと、服を脱ぎなさい」
母は優しく言いながらボタンを全部外し、幼い子の世話をするように甲斐甲斐しく学生服を脱がせてくれた。ワイシャツもランニングも同様に母の手で脱がされた。
母は上半身裸になったぼくを眩しそうに見上げながら、
「さあ、下も全部脱ぐのよ」
と、今度はズボンのバンドを外し、チャックも引き下げた。
「お、お母さん・・・」
母の手でズボンもパンツも引き下ろされ、ぼくは素っ裸になった。めくるめくような期待感でぼくの胸はいっぱいだ。でもちょっと恥ずかしい。
「恥ずかしいの? それじゃあ、お母さんも裸になるわね」
ぼくの顔が赤くなっていたのだろう。母はそう言って立ち上がり、自分も着ているものを脱ぎ始めた。
(え、お母さんも裸に・・・)
ちょっと驚いたが、これも嬉しかった。
母の顔は、初めて手で擦ってくれたときと同じように母性愛に溢れている。母は笑顔をたたえながら戸惑うことなくブラウスを脱ぎ去り、ブラジャーを外した。さらにスカートも脱ぎ下ろした。
(お、お母さん・・・)
パンティ一枚になった母の体に、ぼくの目は釘付けになってしまった。たわわな乳房、すべやかな下腹部、むっちりした太腿・・・母はぼくのためにおしげもなく肌を晒してくれたのだ。こんなに嬉しいことがあるだろうか。ぼくの胸は幸福感ではちきれそうだった。
「ごめんなさいね、これだけは取れないのよ」
母はパンティを指さして言ってから、絨毯の上に横たわるようぼくをうながした。
母は絨毯の上に横たわるようぼくをうながした。ぼくは言われたままにした。期待感に全身がゾクゾク震えている。
母は腰を下ろし、ぼくの体を優しく抱き起こした。母の乳房がフルフルと揺れながら近づいてくる。ピンク色の乳首が色も鮮やかにぼくの目の中に飛び込んできて、もうそれだけで肉棒がビンと膨れ上がった。
「まあ、もうこんなに大きくして。ほんとにしょうのない子ね・・・」
母はそう言って笑いながら、ぼくの頬にそっと唇を押しつけてきた。唇のしっとりとした感触とともに、母の甘酸っぱい体臭に鼻の奥がキュンと刺激された。
母はぼくの唇にもチュッ、チュッ、と音をたてて口づけしてくれた。柔らかくてしっとりした母の唇。その感触が堪らなかった。
と、母はぼくの顔に乳房を押し当て、ギューと抱きしめてきたのだ。
「あむ・・・」
ぼくは呻きながら喜びでいっぱいだった。何なんという幸せだろうか。ぼくは今、母の乳房に息もできないほど顔を押しつけているのだ。
「さあ、吸ってもいいのよ・・・」
母が、ぼくの口に片方の乳首をあてがってきた。
ぼくは夢中で乳首を口にふくんだ。プニッとした乳首が唇に気持ちいい。ぼくはチューッと音をたてて激しく吸い、舌先を丸めて乳首に絡めていった。
「あ・・・う・・・」
母もどこか切なげに体をよじり、喘ぎ声をもらしながら、ぼくを優しく見守っている。
チュバッ、チュバッという、乳首を吸う湿った大きな音だけが部屋の中に響いていた。母はそんなぼくの背中を愛おしむようにさすってくれた。
やがて母は、乳首を堪能するまで吸いつくしたぼくを再び横たわらせた。それから勃起している肉棒にそっと手を触れてきた。
久しぶりの母の指の感触。やっぱり物凄く気持ちいい。ぼくは体中が震えてしまった。
(やっぱり、お母さんの指は最高だ・・・!)
そう思いながら、ぼくは母の指使いに身をまかせた。
ところが擦り始めてしばらくすると、母はぴたりと手の動きを止め、ジーとぼくの顔を見つめてきたのだ。ものすごく愛情のこもった表情だった。でも、何か葛藤しているようでもある。
「ど、どうしたの、お母さん」
でも、母は答えなかった。ますます優しい顔でぼくを見つめながら、母は必死に何かを考えている。ぼくは心配になってきた。
(もしかしたらお母さん、やっぱりダメって言うんじゃないだろうか)
このまま続けてくれるのかどうか、ぼくは不安でいっぱいになりながら待った。
すると母は、思い切ったように上半身を傾けてきた。顔を肉棒に近づけてきたのだ。
(あっ、お母さん、いったい何を・・・)
母はためらわずに口を開けた。
(えっ、もしかして・・・・)
ぼくは驚いて目を見開いた。まさか母がそんなことをするわけがないと思った。でもつぎの瞬間、母はためらわずにぼくの肉棒に唇をかぶせたのだ。
(!)
ぼくは信じられない思いだった。しかし、間違いなくぼくの肉棒は母の温かい口の中に納まっている。ぼくは泣きたくなるほど嬉しかった。
母の口の中は温かくてヌラヌラしていた。こんな感触は生まれて初めてだった。
母は唇をすぼめてカリ首を締めつけながら、舌で王冠部を舐めずってきた。ねとついた舌の感触が堪らなく気持ちいい。
ズズズ・・・と、母は唇で砲身を締めつけながら根元まで肉棒を飲み込んだ。それをゆっくりと吐き出していく。そのあまりの気持ちの良さにぼくは身悶えした。
母は何度もそれを繰り返してくれた。
そうしながら、ときおり反応を確かめるように情感あふれる眼差しでぼくを見上げてくるのだ。その表情はあまりにも艶めかしい。しかし、いくら唇を嫌らしくすぼめても母の気品に陰が落ちることはなかった。
どうしてここまでしてくれるのかわからないが、母は顔を大きく上下させ、肉棒の根元から先端まで何度も唇で摩擦してくる。ジュポッ、ジュポッ、と湿った音をたてながら、母の口の中にぼくの肉棒が出たり入ったりしていた。
そうしながら母は、王冠部をペロペロと舐めまわしたり、舌先をグニグニと押しつけてきたりする。
母の頬は赤く染まっている。唇が淫らにすぼまっていった。でも、確かに淫らだけど母そのものは少しも嫌らしく見えなかった。
ぼくの太腿には母の乳房が押しつけられている。ここまでしてくれているのだ、拒否されることはないだろうと思い、ぼくは手を伸ばして乳房を掴みとった。
「う・・・」
肉棒をしゃぶりながら母が微かに呻いた。
ぼくは乳房を揉みあげながら、片方の手を母の尻に添えた。たとえパンティ越しでも、みっしりした尻肉の量感はすばらしいものだった。
どのくらい舐め続けてもらっただろうか・・・。
やがてぼくは爆発しそうになってきた。ぼくは汗びっしょりだ。母の顔にも大粒の汗がしたたっている。頬も真っ赤だった。
母がまたも上目遣いにぼくの顔を見つめてきた。母性愛を滲ませながらもどこか悩ましい目。その目がぼくを一気に昇りつめさせた。
「あっ・・・ああああ!」
絶叫を噴き上げながら、ぼくは全身をガクガクと波打たせた。次の瞬間、下腹部にひしめいていた精液が出口を求め、一気に尿道口に押しよせてきた。
「む・・・んむ・・・」
母は鼻を鳴らし、弾丸のようにほとばった精液を口で受け止めた。しっかりと唇をすぼめ、チュー、チューと音をたてて尿道口を吸ってくれたのだ。あまりの快感にぼくは気が遠くなりそうだった。
驚いたことに、母は受け止めた精液をゴクリ、と喉を鳴らして飲み込んでくれたのだ。そのことがさらにぼくを狂喜させた。
しかも母が喉を鳴らすたびに口の中が締まり、カリ首のあたりが上顎と舌にキュッと締めつけられるのだ。それがまた気持ちいい。
ぼくは両足をガクガク震わせながら、最後の一滴まで母に吸い取ってもらった。まるで精液とともに魂まで母に吸いとられているようだった。
やがて、母がゆっくりと肉棒から口を離した。
「まこと、気持ちよかった?」
母が唾液でヌルヌルになった唇でぼくに聞いた。
「お母さん・・・ありがとう」
ぼくは心からの感謝を口にした。
母がどうして口まで使って射精させてくれたのか、実はそのときにはわからなかった。ぼくが母を好きだと言ったとき、母は本当に驚いていた。実の母と息子がこんな関係になることに母は恐れをいだいていたはずだ。それなのにどうして・・・。
終わった後、ぼくはその疑問を母にぶつけてみた。すると母は言いずらそうにこう答えたのだ。
「お母さんにすがってくるまことを見ているうちに、お母さんも何だか胸がキュンとしてしまったの。愛おしくて堪らなくなって、何でもしてあげたくなっちゃったの。変よね・・・」
言い終わったとき、母の顔は真っ赤だった。そして母はこうも付け加えた。
「まこと、お母さん高校受験が終わるまでまことに何でもしてあげる。まことが勉強に打ち込めるように、お母さんが欲求不満を解消してあげるわ。でも、いいこと、受験が終わるまでよ。約束できる?」
ぼくはできると答えた。母は背徳的な行為に恐れを抱きながらも、ぼくのために身を投げ出してくれたのだ。そんな母をいつまでも苦しめたくない。ぼくはこの約束は絶対に守ろうと心に誓った。
だけど、それまでは・・・。
それから数ヶ月が経った。中学三年の二学期も半ばを過ぎ、高校受験もあと四ヶ月に迫っていた。そんな中で、ぼくは夢のように甘く充実した日々を送っていた。
深夜に勉強していると、毎日のように母が来てくれ、指や口を使って欲求不満を絞り出してくれるのだ。乳房や尻も触りたいだけ触らせてくれる。ぼくはすっきりして勉強に打ち込み、成績の順位もかなりあがった。今までどんなに頑張っても五位から上にはいけなかったのに、今回の中間テストでは校内で二位まで上がることができた。
これもみな母のおかげだった。ぼくは母に心から感謝していた。
しかしぼくは、母に奉仕してもらうたびに少しずつ膨らんでくる欲望を持て余し始めていた。母に感謝し、母を愛しいと思えば思うほど身も心もひとつになりたいとぼくは思った。でも母は、あの部分は絶対にパンティの上からでも触らせてくれない。
何でもしてくれると言ったがそれだけは別なのだ。ぼくの方はもう、最初のころに感じていた背徳的な恐れを感じなくなっていた。しかし、母にはまだそれがある。いくら息子のために体を投げ出しても、それだけは母と子の間で絶対に許されないことだと母は考えている。
それでもぼくは母とセックスしたかった。したくて、したくて、ぼくにはもう自分を抑えられそうになかった。
十二月中旬のかなり冷え込んだその晩、いつものようにそっと母が部屋に入って来た。
「遅くなってごめんなさいまこと。お父さんが寝るのを待っていたのよ」
母はふくよかな笑みをたたえたながらぼくの肩を抱いた。
「さあまこと息抜きをしましょう。今日はどっちがいい? 口? 手? それとも両方?」
「・・・・今日は違うのがいいな」
とりあえずぼくは言ってみた。母はすぐにぼくの真意を察したようだが、
「何言ってるのまこと、それは駄目だって言ってあるでしょう」
動揺もせず、冗談はやめなさいというようにぼくの顔を覗き込んだ。笑みは消えていない。それがぼくを図に乗らせた。
「ぼく、違うところがいいんだお母さん」
今度は訴えるような顔でぼくは言った。
「だーめ。そんなことをいうと、もう何にもしてあげないわよ」
母はあやすような口調で言い、指でぼくのおでこを突っついた。この時期に怒った顔を見せたりしてはいけないと思っているのか、母は飽くまでも笑顔を崩さなかった。このままだと進展はないと思ったぼくは、前から考えていたとっておきの言葉を口にした。
「じゃあ、お父さんに言っちゃおうかな」
母の反応しだいでは笑ってごまかせるように、冗談めかした口調にしておいた。しかし・・・
「・・・・」
母の顔からサーッと笑みが消えた。みるみる蒼白になり、信じられないという目でぼくを見つめてきた。
「まこと・・・本気でいってるの? 本気でお母さんを脅かしているの?」
しまった、とぼくは思った。安易に口に出したのは大失敗だった。この様子では本当に母はもう何もしてくれないかもしれない。しかし、
「うん、ぼく本気だよ」
開き直ってぼくは言った。ぼくに懸命につくしてくれる母を脅迫していることに強烈に胸が痛む。でも、ここでやめるわけにはいかなかった。やめたら、そこで総てが終わってしまうのだ。
「ああ、まこと・・・どうしてそんなひどいことを言うの? お母さんを苦しめてそんなに楽しいの?」
母が悲しそうな声を絞り出した。だがぼくは自分でも驚くほど冷静な声で繰り返した。
「父さんに・・・言うからね・・・」
「・・・」
母は絶句してしまった。
こんな切ない母の顔を、ぼくは初めて見た。良心の痛みで胸が潰れそうだ。しかしぼくはもう、自分を止められなかった。
でも、母が部屋を出ていってしまえばそれまでだった。ぼくは本当に父に言いつけることなどできないし、母に今度こそ愛想をつかされてしまうのは確実だ。その後のぼくは自分の言ったことに苦しむだけになるだろう。
それでもぼくは母に迫った。ジリジリと胸が焼けるような思いで母を見つめ続けた。
母は絶句し、ぼくと長いこと目を合わせていたが、やがて根負けしたようにホーッと息を吐いた。
「わかったわまこと・・・」
母は消え入るような声で言った。
(や、やった!)
ぼくは、嬉しさのあまりつい叫びそうになるのをやっとのことで抑えた。ここで有頂天になって気をゆるめたら、母に説得されてしまうかもしれない。ぼくはわざと冷淡な顔を装った。
「じゃあお母さん、服を脱いでほしいんだけど」
「・・・」
母は返事をしなかった。何か言いたげにチラッとぼくを見たが、すぐ思い切ったようにブラウスのボタンを外し始めた。
母はブラジャーもパンティも取り去って、イスに座ったぼくの前に立っていた。
脱いでいるうちに羞恥が込み上げたのか、さっきまで血の気のなかった顔を火のように火照らせ、両手で乳房や下腹部を隠しながら切なく身を震わせている。
そんな母を見つめながら、ぼくは背筋がゾクゾクしてしかたがない。母を言いなり
にしているという喜びと、それにともなって生じる良心の痛みが背筋を震わせるのだ。
「お母さん、横になってくれる?」
ぼくは、ベットに目をやった。母は無言のままベットまで行くと、その上に身を横たえた。
ぼくは急いで服を脱いだ。肉棒はすでにギンギンに勃起している。母はそれを見てギョッ、としたように目を反らせた。怒りと怯えがない交ぜになって、母の顔は強ばりきっていた。
「お母さん、触るよ」
ベットに上がったぼくは母の横に屈み、両手でそれぞれの乳房を掴みしめた。
「う・・・」
母が呻き声を上げた、ぼくはかまわず乳房を揉み上げた。
あいかわらずゴム毬のような弾力で押し返してくる母の巨乳は、全体に汗を滲ませ、ぼくの手の平に密着してくる。
ぼくは、その感触を楽しみながらこってりと乳房を揉みこんだ。自分では意識していなかったが、乳房を揉むことで母の気持ちをこちらに引き寄せようとしていたのかもしれない。
母親を脅し、強姦まがいのことをしているくせに、それでもぼくは母に嫌われてしまうことが恐かった。だから、赤子のように乳房をまさぐることで母の母性愛を呼びお越したかったのだ。
そんなわけで、ぼくは乳房を揉み続けた。その甲斐あってか、されるがままになっていた母の表情に微妙な変化が現れてきた。
母は困ったような、叫びたいような、どこか悩ましい顔つきになり、しかも両目を潤ませていた。母が心とは裏腹に感じてきたのは間違いない。
それでも母は必死に自分を抑えていた。自分の変化をぼくに見られまいと唇を噛み、漏れそうな吐息を押し殺しているのだ。
そろそろぼくは我慢できなくなってきた。
「お母さん・・・」
かすれた声で、ぼくは母に声をかけた。あるいは返事をしてくれると思ったのだが、母は無言だった。それでもぼくは、
(よ、ようし・・・)
いよいよ母に挿入する決意を固め、母の体を跨ぐように体を乗せあげた。
「ひっ」
と声を上げた母が全身を固くしたのがわかったが、ぼくはかまわずに母にしがみついた。
仰向けでも張りを失わない母の乳房と、ぼくの胸が重なり合った。のしかかったぼくの重みでひしゃげた乳房が、ぼくの胸板を押し返すように密着してきた。そのタプタプした感じが何とも言えず心地良かった。そして母の体は、いつも思うことなのだが温かくてすべやかだった。
ぼくは、腰を浮かせて肉棒を母の股間にあてがった。しかし、夢にまで見た母の肉穴にすっぽりと包みこまれると思いきや、先端は母の淡い陰毛の中に埋没し、ジャリッ、という音とともに強く王冠部が擦られた。
(・・・)
少し痛かった。今度は少し角度を変えて突き上げたが、やはり同じだった。
(あれ、どうしたんだ・・・ど、どこに穴があるんだろう・・・)
ぼくは焦った。やっとここまできたのに、何度あてがっても先端が弾きかえされてしまう。いつになっても母の中に入っていかないのだ。
母の上に乗りさえすれば勝手に肉穴に入ってしまうくらいに考えていたぼくにとって、いくらあてがっても押し返されてしまうというこの状況はかなりのショックだった。
体の中に動揺が広がっていく。ぼくはうんうんと唸りながら、何度も肉棒をあてがっ
た。しかし、しっかりと閉じ合わされた母の股間は、何度でもぼくを跳ね返した。
(ああ、困った・・・どうして入らないんだよう!)
焦りと苛立ちが募り、やがてぼくは、本当にどうしたらいいかわからなくなってしまった。
そのときふと、母が冷やかな目でジーッと自分を見上げていることに気づき、ぼくはドキッとした。困惑に満ちた表情はそのままだが、母の目はどこか冷静なのだ。その眼差しが、まるでぼくをあざけっているようだ。
「ああっ・・・」
ぼくは思わず呻きあげてしまった。母にこんな目で見られたことが悲しかったのだ。挿入できない失望感も手伝って、ぼくはそれ以上突き上げることがどうしてもできなくなってしまった。そして、あれほど勃起しきっていた肉棒もヘナヘナとしおれてしまった。
いつの間にか、母の上に乗ったまま泣きそうになっているぼくがいた。もう、このまま続ける勇気もなくなってしまったし、といって、いまさら何と言って母にしを乞えばいいのかもわからない。絶望感でぼくの胸はつぶれそうだった。
こんなことをした自分を母は絶対に許してくれないだろう。
(大好きなお母さんと、これで縁がきれてしまうんだ・・・)
そう思い、目の前が真っ暗になりかけたとき、母がニコッと微笑みかけてきた。
(え・・・)
ぼくは驚きに目を見張った。
(どうしてこんな顔をするんだろう・・・やっぱりぼくを嘲笑っているんだろうか)
だが、そうではなかった。母はもう一度微笑んで見せると、静かに言った。
「大胆なことをしたけど、やっぱりまだ子供なのね、まこと・・・」
「・・・」
母の言葉にはぼくを責めているような響きはなかった。
「本当に・・・しょうのない子なんだから・・・」
母は言葉を続けながらますます優しい顔つきになっていた。それは、とんでもないことをしでかした息子に激怒し、呆れ返りながらも、放ってはおけなくてつい手を差し伸べてしまう優しい母親の顔だった。
「下りなさい、まこと」
ぼくは黙って言うとおりにした。
「さ、今度はまことが横になりなさい」
今度もぼくは言われたとおりにした。ベットの上で身を横たえたぼくの顔を、母が上からジーッと見つめてきた。ぼくにはもう、さっきまでの威勢のかけらもなかった。
「こんなに青ざめて・・・悪いことをしたってことだけはわかっているみたいね」
笑いながら母が頬を撫でてきた。
「何とか言ってごらんなさい、まこと」
「ごめんなさい・・・お母さん・・・」
ぼくは震えながら、やっとのことで声を絞り出した。
「本当に悪いことをしたと思っているのね?」
「うん」
「わかったわ、それなら許してあげる」
母はあまりにもあっさりと許してくれた。そして、ぼくの股間に手を移動させると、力なくうなだれている肉棒をやわやわと揉み上げ、
「かわいそうに、こんなにしおれちゃって・・・」
いかにも切なげに言うのだった。
ゲンキンなものでぼくの肉棒は、母の指でモミモミと揉まれているうちに力を回復し、ムクムクと鎌首をもたげ始めた。すると母は、ためらわずに肉棒をすっぽりと口にくわえ、チュパチュパと音をたてて吸い立ててきたのだ。
(ああ、お母さんを脅迫までしたこのぼくを・・・)
ぼくは申し訳なさと、感謝の気持ちで胸がいっぱいだった。同時に、今さらながら母の深い愛情に目を見張る思いだった。
母は黙々と口腔奉仕をしてくれた。ぽってりとした唇でカリ首をきゅっ、きゅっ、と締めつけながら、たっぷりと唾液の乗った舌を肉棒にからみつけてくる。安堵感も手伝ってその気持ちの良さは格別だった。母の温かい口の中で、ぼくの肉棒はとろけてしまいそうだった。
「お母さんごめんなさい、本当にごめんなさい、お母さん・・・」
ぼくは快感に悶えながら、何度も何度も繰り返した。
母はしばらくの間肉棒をしゃぶり続けていたが、やがて口を離して言った。
「もう大丈夫みたい・・・元気になったわね。それじゃあまこと、お母さんが教えてあげるわ」
「えっ・・・」
「したいんでしょう、お母さんと」
「・・・うん」
「だからちゃんと教えてあげるわ。ほんとに、こんなことまでお母さんに教わろうっていうんだからしょうのない子よね、まことは・・・」
「・・・」
ぼくは返事ができなかった。でも胸がいっぱいだった。
母はにっこりと微笑んでから、ぼくの上に覆いかぶさるように体をまたいできた。
ブルンと大きく揺れた巨乳がぼくの目の前に迫ってくる。何だかいつも以上に迫力を感じた。キュッと突き出したふたつの乳首に、ぼくはジロッと睨まれたような気がした。
その乳房の上には、ふくよかな笑みを浮かべた母の顔がある。包みこむように優しい表情なのに、その目には強い光が宿っていた。母は、ぼくのために一線を越えようと決意しているのだ。そんな母が、ぼくには女神様のように見えた。
そこから先はお互いに無言だった。
母はぼくの肉棒を握りしめた。ヘソにくっつくほど反り返っている肉棒を引きはがすようにグイッと角度を変え、自分の股間に照準を合わせると、お尻をゆっくりと下ろしてきたのだ。
ぼくはドキドキしながらその瞬間を待った。夢にまで見た思いが実現しようとしている。ついに母と、身も心もひとつになれるのだ。
肉棒の先端が母のそこに触れた。熱く、ヌメリとした感触だった。そして触れたかと思うとぼくの肉棒は、柔肉をかき分けヌプヌプと母の中にのめり込んでいったのである。
「ああっ」
ぼくは込み上げる歓喜とともに呻きあげた。あまりにも嬉しくて、あまりにも気持ちよくて、呻かずにはいられなかったのだ。
(これが・・・これが夢にまでみたお母さんのあそこなのか!)
母がさらに尻を沈めてきた。太い肉棒がいとも簡単にヌルヌルッ、と母の中に呑み込まれていく。ああ、何て気持ちいいんだろう。
母が尻を下しきった。肉棒は母の中に完全に埋没した。
(ああ、何て素晴らしい・・・。ぼくは今、お母さんの中にすっぽりと包まれているんだ・・・)
そのことがぼくを感動させている。ついに狂おしいまでの願いが叶ったのだ。
母の体内はジーンと温かった。肉棒を包みこむ粘膜がとろけるように柔らかく、柔らかいのにきつかった。しかもヌラヌラしている。
母はぼくの上で静止しし、ジーとぼくを見下ろしている。そして、愛情たっぷりの顔で言った。
「まこと、さっきなぜ入らなかったのかわかる?」
その顔は悩ましいほどに上気していた。
「・・・わ、わからない・・・」
母はふふっと笑いながら、
「それはね、お母さんが足を固く閉じていたからなの。女の人が足を開かなければ、無理に入れようとしても入らないものなのよ。ましてまことは、まだ入れ方も知らないから・・・」
「ふ、ふうん・・・」
「それと・・・」
なぜか母は、まるで少女のような恥じらいの表情になって、
「濡れていないと、やっぱり入らないのよ・・・」
「・・・それじゃあお母さん、いま濡れているの?」
「ええ。お母さん、あなたの泣きそうな顔を見ていたら胸が熱くなって・・・」
言ったあと、母は恥ずかしそうにうつむいた。
「お母さん・・・」
ぼくは嬉しくて堪らなかった。母がぼくのことを思って濡れたなんて・・・。
「まこと、まことがお母さんを脅してまでしたかったのは思い詰めた末なんでしょう?」
「うん・・・」
「よっぽど苦しかったのね・・・お母さん、今わかったの。苦しんでいるまことを突き放すことなんかできない。もとはといえばお母さんが悪いんだし・・・」
母の目に新たな決意の色が浮かんでいた。
「これからはお母さんも一緒に苦しんであげる」
「お、お母さん!」
ぼくは叫んだ。歓喜が全身を駆け巡ぐり、これは夢じゃないのか、夢なら覚めてほしいとぼくは思った。
「さあまこと、これがお母さんの体よ」
母は優しく言ってから、ゆっくりと尻を上下させ始めた。
「う、うう・・・」
ぼくはまたも呻いた。呻かずにはいられない快感が突き上げてきたのだ。
柔らかくて、熱くて、ヌルッとした母の体内が、それこそ先端から根元まで万遍なく包み込んで摩擦してくる。吸盤のように吸いついて、肉棒がどこまでも深く呑み込まれていくのだ。
「どう、気持ちいい? まこと」
見下ろす母が、ますます優しい顔で言った。
「うん、うん・・・」
ぼくは気持ち良すぎて、返事をするのもやっとだった。
母は上下させる尻のリズムを早いものにしてきた。同時に上半身をぼくに傾けてきた。母の熱い吐息が顔に吹きかけられ、豊満な乳房がさらにぼくの目の前に突きつけられた。
熟れた果実のような母の乳房が、胸の谷間にじっとりと汗をからませタプン、タプンと揺れている。乳首は固くなってキュッと突き出していた。堪らない迫力だった。
ぼくは一気に昇り詰め、早くも爆発寸前になった。
と、そのとき母がピタリと動きを止めたので、指のときと同じようにスーッと絶頂感が遠のいた。
「・・・もっと気持ちよくなってからにしなさい」
そう言って笑った母がすごく艶めかしかった。
「ぼくがイキそうだってわかったの?」
「ええ、わかったわ・・・まこと、深呼吸してみなさい」
ぼくは何度か深く息を吸い込んだ。呼吸が整うともうしばらく耐えられそうな気がするが、それにしても肉穴にすっぽり包まれているだけでも気持ちいいなんて驚きだった。温かい粘膜がまるで深海に棲む軟体動物のようにウネウネと肉棒に絡みついて、動かなくても気持ちいいのである。
お互いに無言で見つめ合ったあと、母が腰の動きを再開した。ぼくの快感またも急激に高まった。いくら呼吸を整えてもこの摩擦感にはかなわなかった。いつの間にかぼくは、母の腰の動きに合わせ自分から腰を突き上げていた。
「そうよ、それでいいのよ、まこと」
母が嬉しそうにいった。
(そうか、お母さんは腰の振り方を教えようとしていたのか・・・)
ぼくも嬉しかった。母にセックスの手ほどきをしてもらえるなんて最高だった。何しろぼくは、ついさっきまでどこに穴があるのか、どこに入れればいいのかもわからなかったセックスの初心者なのだ。
「リズムを合わせて・・・そう、その調子よ」
母にリードされながら、ぼくは腰を小刻みに突き上げていった。
母だけにまかせていたときと違って挿入感が強くなり、母とより深く結合していくのがはっきりとわかる。
「上手よ、まこと。そのまま・・・もっと深く・・・」
「こう、これでいいの・・・?」
「そ、そうよ、それでいいのよ!」
ぼくは力強く肉棒を突き上げていった。
その動きに母の体もヒクッ、ヒクッと反応し、母の口から喘ぎ声も漏れるようになった。
「お母さんも、気持ちいいの・・・・?」
「ええ、気持ちいいわよ・・・あっ」
答えながら母も身をよじり、熱い吐息をぼくに吹きかけた。そして、母も大胆なくらいに腰をグラインドし始めたのだ。
ぼくも呼応するように腰を突き上げた。そうしながら両手を伸ばし、弾んでいる乳房を掴みしめた。
「あむっ・・・」
呻いた母が、ぼくの手に自分の手を重ねギュウッ、と握りしめた。もっと強く揉んで、ということなのだろうか。ぼくは激しく腰を突き上げながら、ゴム鞠をつぶすように乳房を揉み込んだ。
汗に濡れた母の巨乳がねっとりとぼくの手に吸いついてくる。手の平の中心には固くなった乳首が当たっている。ぼくは、指の間に乳首をはさみ、グリグリと指を動かした。
「ひっ、あうっ・・・」
母が大きく喘ぎ、首をガクガクと打ち振った。
清楚で慎ましい母が艶めかしい顔をし、淫らな声を上げている。そのアンバランスな対比がゾクゾクするほど刺激的でぼくの興奮はさらに高まった。もう堪らなかった。
「ああっ・・・お母さん、ぼく、もう・・・」
ぼくが悲鳴のような声を上げると、
「いいわ、思いっきり出しなさい!」
母も叫び、グラインドする腰の動きを極限まで早めてきた。
ぼくも、握りしめた乳房にしがみついて夢中で腰を突き上げた。
「まこと、ああ、一緒に・・・一緒に・・・!」
母がググッ、と背中を反り返らせた。母も絶頂を迎えようとしているのだ。そして、つぎの瞬間、母は、
「あっ、あああ・・・!」
叫びながらブルブルッ、と下腹部の筋肉を硬直させた。
肉穴がキュウキュウと収縮し、肉棒をすごい力で締めつけてきた。しかも締めつけるだけでなく、先端の部分をキュウッと奥へ吸い上げるのだ。まるで吸盤か何かで吸われたかのように思いっきり気持ちがいい。もう我慢できなかった。
「お母さん、あああっ!」
目が眩むような快感とともに、ぼくは強烈な締めつけの中にありったけの精液を放出させた。快感が、太い柱のようにぼくの全身を貫いていく。体が粉々になりそうなほど気持ちが良かった。
「まこと・・・ああっ、まこと・・・!」
母がうわずった声でぼくの名を呼んでいる。
ぼくは、ドクドクと吐き出される精液が、確実に母の胎内に注ぎ込まれていく満足感を噛み締めながら最後の一滴まで絞り出した。
収縮を繰り返す母の肉穴は、ぼくが出し終えたあとも肉棒に絡みついていて離れなかった。
ぼくの肉棒はまだ勃起したままで、母の体内に入ったままだった。
(こんなにも気持ちのいいことがこの世にあったなんて・・・)
快感の余韻に浸りながらぼくは、セックスの手ほどきをしてくれた母への感謝でいっぱいだった。
「まことはもう、大人よ・・・」
ぼくに頬ずりをしながら母が言った。
「ありがとう、お母さん・・・」
答えながら感謝を込めて母を見上げると、母は恥ずかしかったのだろうか、肉穴をキュッと痙攣させながら、
「でもいやらしいお母さんね。こんなお母さんのこと、嫌いにならない?」
「ううん、全然!」
ぼくは強く首を振った。嫌いになんかなるわけがない。嫌らしいどころか捨て身でぶつかってくれた母は美しかった。自分を晒け出し、ぼくとともに絶頂の声を上げてくれた母は凛々しくさえあった。
「お母さん!」
ぼくはあらためて胸を熱くしながら叫んだ。
「・・・お母さん、またやってくれるよね・・・」
「ええ、何度でも・・・」
答えた母の顔には、もうためらいも困惑もなかった。
「それじゃあ明日も」
「いいわよ」
ぼくはこみ上げてくる幸福感とともに、母の唇に自分の唇を押し当てた。
つぎの日の夜、ぼくは塾には行かず、走るようにして家に帰ってきた。母と早く昨日の続きがしたくて、いても立ってもいられなかったのだ。
母は転がり込むように家に入ってきたぼくを見て、驚いた様子だった。
「お帰りなさい・・・でも早かったわね、塾には行かなかったの?」
「うん、今日は休んだんだ」
「だめよ、ちゃんと塾にいかなくちゃ・・・勉強が遅れちゃうでしょう」
怒ったように言ったが、もちろん母は本気で怒ってなどいなかった。
「今日だけは許してあげるわ。でも、明日からはちゃんと行くのよ、約束できる?」
「うん、約束するよ。だから、お母さん・・・」
ぼくは、すがりつくように言った。
「わかってるわ」
母はにっこりうなずいてから、ぼくの手を取って風呂場に連れていった。
「え、ここで?」
「違うわよ・・・まず体を綺麗に洗ってからね」
母が少し赤い顔をして答えた。
「えっ、本当?」
ぼくは声を張り上げてしまった。お母さんと一緒にお風呂に入れるなんて、こんな嬉しいことはない。
脱衣場に入ると母はぼくをその場に立たせ、学生服のボタンにかけた。今夜も母に服を脱がせてもらえるのだ。何だか嬉しいことばかりだった。
母は艶っぽい目でぼくを見上げながら、学生服のボタンをひとつひとつ外し始めた。母の甘い体臭が優しく鼻孔をくすぐってくる。ぼくはうっとりした気分の中で裸にされていった。
少し照れ臭くもあったが、母に甲斐甲斐しく服を脱がされているうちに、ぼくは遠い昔にタイムスリップしたような錯覚を覚えた。
ぼくが幼い頃もよくこうして母に服を脱がせてもらったものだ。あの頃は受験もなく、悩みもなく、無心に母に甘えていることができた。成長してからはできなくなったけれど・・・。
だけどこれからは違う。これからはまた、ぼくは母に思いっきり甘えることができるのである。ぼくはそれが嬉しくて堪らなかった。ただ、高校受験が終わるまでと限定はされているけれど・・・
母がパンツを下ろすと、すでに勃起し始めていたぼくの肉棒が飛び出した。
「あらっ・・・元気ねえ」
母は恥ずかしそうに、そしてどこか悩ましげに、カリ首に指を添えてシコッ、とひとこすりした。ぼくの体にビーンと快感が走り、肉棒は完全に勃起した。
「先に入って待ってなさい。お母さんもすぐに入るから」
「・・・い、一緒に入ろうよ」
「なーに、お母さんが脱ぐところを見たいの?」
「うん」
母は、しょうのない子ねえ、という顔でぼくを見たが、笑顔は変わらなかった。
母はブラウスやスカートを上品な仕種で脱ぎ始めた。ぼくはその様子をジーッ、と見つめたのだが、この間風呂場を覗いたときより興奮の度合いは何十倍も大きかった。
ぼくの心臓はずっとドキドキと高鳴っていたが、真っ白いブラジャーが剥がされプルン、と豊満な乳房が飛び出したときも、パンティがツルンと剥けて白桃のようなお尻が剥き出しになったときも、あまりにも高鳴りすぎて苦しいくらいだった。
「そ、そんなに見つめないで・・・」
ぼくは食い入るような目つきをしていたのだろう、母が恥ずかしそうにぼくから目を反らせた。酸いも甘いも噛み分けているはずの母が女学生のように顔を火照らせている。どこか初々しいその表情が妙に新鮮で、しかも生々しかった。ぼくはますます興奮してしまった。
白いパンティから両足を抜き取った母は、陰毛も露わに「さあ・・・」とぼくの手を取って浴室の戸を開けた。
母はぼくを洗い場に立たせ、シャワーのお湯をまんべんなくぼくに注ぎかけた。
「さっ、洗ってあげるわ」
ボディシャンプーをなぜかタオルではなく手の平でたっぷりと泡立たせた母は、ぼくの背に立ち、その手で直にぼくの体を洗い始めた。
「あ・・・」
と、ぼくは思わず声を上げた。母の泡だらけのしなやかな手が滑るように背中や肩を這いまわり、恥ずかしいようなこそばゆいような、それでいてうっとりするような気持ちの良さに見舞われたのだ。
「はいっ、両手を上に上げて」
母の手が、背中から脇の下に差し込まれた。
「あっ、くすぐったい・・・」
ぼくが身をよじると、
「こういうところはよく洗わなくちゃ・・・」
と、母は手の指全部の爪を立てた。ぼくの脇には、すでに下腹部と同様に腋毛が生えている。その腋毛が優しく掻きむしられ、シャリシャリと音を立てた。くすぐったくて堪らないけれど、妙に心地いい。
母はボディシャンプーの泡を直接手で擦り込むことで、ぼくの体の成長を確かめたかったのかもしれない。やがて母の両手は背中を這いまわりながら少しずつ下に下りてきた。と、指先がお尻の割れ目にまで差し込まれたのでぼくは驚いた。
「あっ、そんなところまで・・・」
恥ずかしくて顔を赤らめたぼくの背中から、母が言った。
「まこと、ちゃんとここも洗っている?」
「え、いや・・・」
「だめよ、いつも綺麗に洗わなくちゃ」
「う、うん・・・」
ぼくはまたも幼い頃にタイムスリップしたような錯覚を覚えた。
そういえば幼い頃、ぼくは本当にいろんなことを手取り足取り母に教えられた。お尻もちゃんと洗いなさいと、確かに洗い方まで教えてもらった記憶がある。
中学三年になって改めて躾けられるとは思わなかったが、母の指で肛門をこね回されるのはえらく気持ちのいいもので、ぼくは思わず呻き声を上げてしまった。何だかあまりにも気色良くて体の力が抜けてしまいそうなのだ。
「どうしたの? 気持ち良くなっちゃったの」
母は悪戯っぽく笑いかけ、泡のついた指先をツン、ツンと軽く肛門の中に差しこんできた。
「ああ、そんなことしたら・・・」
不思議な快感がツーンとぼくの背中を突き抜けた。
母は指先で肛門を捕らえ、コネコネとこね回してきた。
「あっ・・・ああっ・・・」
自分の声が浴室に響いて恥ずかしかった。でもぼくは、喘がずにはいられなかった。
母は指先でぼくの肛門を捕らえ、コネコネとこね回してきた。
「あっ・・・ああっ・・・」
自分の喘ぎ声が浴室に響いて恥ずかしかったが、ぼくは喘がずにはいられなかった。
こねられるたびに、むず痒くて、思いっきり掻きむしってほしいような焦燥感と得体の知れない快感がゾクゾクと込み上がってくるのだ。ぼくは何かにしがみつくように手を前に突き出した。そうしていないとヘナヘナと腰砕けになってしまいそうだったのだ。
「何? お尻が感じるの、まこと?」
「う、うん・・・」
おもしろがったのか、母は一瞬キュッ、と指に力を入れた。
「あっ・・・あっ・・・」
ぼくはまたも喘ぎ上げた。
母は、今度はぼくの前にまわった。首筋から胸、下腹部と洗いながら、その手を少しずつ下げていった。残ったのは、そそり立つ肉棒だけになった。
母はボディシャンプーを継ぎ足してぼくの前にひざまずくと、眩しそうな顔で両手を差し出した。泡だらけの手で玉袋をすくい取り、モミモミしながらもう片方の手で肉棒を掴み、ヤワヤワと手の中で擦り立ててきた。
「あ、うう・・・」
肉棒にツーンと快感が走り、ぼくはその快感にまたも喘いだ。
ぼくはすでに皮が剥けていたが、それでもまだ成長がたりないのか少し余っている。母はその皮をメリッと引っ張り、カリ首を完全に露出させた。普段剥いたことのない皮の根元にヒリヒリした痛みが走り、
「痛た・・・」
ぼくは思わず腰を引いた。
母はかまわず、剥けた部分をすぼめた指でゴシゴシと擦ってきた。
「あっ・・・ううっ・・・」
ぼくは喘ぐのをやめられなかった。ちょっと痛いけれど気持ちがいいのだ。やめてと叫びたいのに、もっと続けてほしいとも思う。その痛気持ちよさにぼくは身悶えした。
「まこと、この皮を剥いてちゃんと洗ったことってあまりないでしょう」
「なっ、ないよ」
「ここはね、けっこう汚れやすいところだから時々は自分で剥いて良く洗わなきゃだめよ。いいわね、まこと」
「うん、わかったよ」
なおも身悶えしながらぼくは答えた。母が念入りに肉棒を洗い終わったときには、ほっとしたような残念なような何とも言えない気分が残った。
母はぼくの全身にシャワーをかけ回して、ボディシャンプーの泡を洗い流してくれた。
「ありがうとお母さん、今度は、ぼくが洗ってあげるよ・・・」
「え? いいわよお母さんは・・・」
「いいよ、洗ってあげるよ」
「でも・・・」
「お願い。洗わせて!」
「そう・・・それじゃあ・・・」
母は、ぼくがこんなことを言うとは思っていなかったらしく、かなり恥ずかしそうだった。
ぼくはいそいそとボディシャンプーを手にすくい、泡立てた。洗いながら母の体を隅々まで触ることができのだと思うと、嬉しさと期待で胸がワクワクする。肉棒までヒクヒクしていた。
ぼくは、母の前に立った。
母は照れくさそうに目を細め、それでもしっかりとぼくの視線を受け止めていた。
まずぼくは、母の首筋と肩を泡のついた手でさすり回した。ぼくのは、さっきの母と違って洗うというよりただ触りまくっているという感じだった。でも母は、黙ってされるままになってくれた。
すべやかな肌がぼくの手に吸いついてくるようだ。両手を下に滑らせていき、両の乳房を掴みしめた。ただでさえ肌理の細かい乳房は泡のせいでツルツルと滑った。無理に掴もうとするとツルンと手から外れてしまうのだが、それをうまく手の中に握り込み、モミモミと揉みほぐした。
泡にまみれた乳房がプルン、プルンと重く弾み、母はちょっと気持ちよさげに目を細めた。
ぼくは乳房の感触をずっと味わっていたかったが、それだといつまでたっても先に進まない。名残惜しかったが乳房から手を離し、脇腹や腕なども洗った。いや、さすり回した。
母はじっと立ちつくし、されるままになっていた。ときおりホーッ、と吐息をもらしながら、少し心地よさそうにぼくに身をまかせていた。
ぼくも母の真似をして脇の下に指を差し込んでみた。
「あん、くすぐったいわ・・・」
母は甘えたような声を上げて脇を閉めようとしたが、
「隅々まで綺麗にしなきゃいけないんだよね、お母さん」
母に笑いかけながら、ぼくは指先でキュッ、キュッと脇の下をこすり上げた。
「あん・・・もう・・・」
あんなこと言わなければよかったわ・・・母はそんな顔をしていた。でも、何だかぼくとのやり取りを楽しんでいるみたいだった。
くすぐったいのか、母は伸び上がるように身をくねらせたが、ぼくはかまわずに指を動かしていった。母の脇の下は綺麗に剃り上げられていてツルツルと指が滑った。その上ねっとりした感触もあって不思議な触り心地だった。ぼくはその脇の下をけっこうしつこくさすり回した。
今度は母の後ろにまわり、尻に手をあてがった。みっしりと肉のついた尻たぼが、プリンプリンと手の中で弾けるようである。乳房もいいが、張りがって見事な丸みを持ったこのお尻もいい。ぼくは肉棒をピクピクさせながらお尻を撫で回していった。
そして、心行くまで母の尻をこねまわした後、ぼくは少しかすれた声で言った。
「お母さん、お母さんのあそこを洗って上げたいんだけど」
「待って、そこは自分で・・・」
母は言いかけたが、
「・・・そうね、それじゃあ、洗ってもらおうかしら・・・」
と、浴槽の縁に尻を下ろした。
母はまたも真っ赤になっていた。ぼくのために何でもしてやろうと決意してくれた母だが、やはり実の息子にそこを見せるのは、心底恥ずかしいことだったらしい。
「お母さん、足を広げて」
「あっ、そうね・・・」
母はかすれた声で答え、それからうっすらと目を閉じてそろそろと足を広げていった。
ぼくは母の前に片膝をついて座り、両足の付け根が露出されるのを待った。
母の白くむっちりした太股が大きく広げられ、股間が露わになった。
エロ雑誌の写真のようなボカシも、塗りつぶしもない女の性器が、ぼくの目の前に晒け出されたのだ。ぼくは感動と興奮で、息を吸うのもやっとだった。
「よく見ていい?」
「いいわ、見たかったんでしよう、まこと」
母の目はうっすらと潤み、ますます艶めかしい表情になっていた。息子に股間を見せるという普通ではあり得ない行為に、母もどこか興奮しているのだろうか・・・?
ぼくは開いている母の太股に両手をそえ、さらにグイッ、と押し広げた。
「うっ・・・」
母は喘いだ。でも、されるがままに大きく足を広げている。
開ききった母の股間に、ぼくは顔を押しつけるようにして覗き込んだ。
(ああっ、これが・・・!)
思わず心の中で叫んでいた。目の前に神秘的とさえ思える光景が広がっていたのだ。
ぼくの吐息がかかるくらいすぐそばで、二枚のふっくらとした肉のひだがヌメリと口を開き、内部の真っ赤な粘膜を晒していた。
粘膜はウネウネとくびれていて、そのくびれの中心には小指の先くらいの穴がぽっかり
と開いていた。穴の左右を覆うように、やはりふっくらとしたひだがあって、まるで花が咲いたようにめくれ返っていた。
なんという生々しさと、嫌らしさなのだろう。その構造だけでもかなり刺激的なのに、
ヌメヌメと照り輝く真っ赤な粘膜が目眩を起こしそうなほど艶めかしいのだ。
しかも、その肉ひだのほんの少し下には、母のお尻の穴までが剥き出しになっていた。
(・・・)
ぼくは本当に息をするのもやっとだった。
女の性器って、生々しくて嫌らしくて、見ようによってはグロテスクでさえある、とその時ぼくは思った。清楚な母に、こんなにも嫌らしい肉のひだや肛門がついていることが、ぼくにはどこか信じがたい気がした。しかし、そのアンバランスさがますますぼくを興奮させるのだ。
ぼくは性器に鼻を近づけた。ボディシャンプーで洗い流す前に、どうしても匂いを嗅いでおきたかったのだ。
肉穴にくっつくほど鼻を押しつけ、ぼくは思い切って匂いを嗅いでみた。
甘酸っぱい香りがツーンと鼻の奥を突き抜けていった。それは、パンティの匂いを嗅いだときとほぼ似ていた。
でも、ぜんぜん違う。濃厚さが違うのだ。母の体臭と、かすかなオシッコの匂いと、それからチーズのような匂いがミックスされた、母そのものの濃厚な匂いだったのだ。
ぼくは腹いっぱいに匂いを吸い込みながら、頭をクラクラさせた。
(これがお母さんの匂いなんだ。お母さんの、おま×この匂いをぼくは嗅いでいるんだ!)
そのことが、ぼくを歓喜させていた。
「まこと、恥ずかしいわ、早く洗ってちょうだい・・・」
「あっ、ごめん・・・」
ぼくは母をこれ以上悶えさせるのは可哀想だと思い、性器から顔を離そうとしたが、その前にふと肛門に鼻を近づけた。
可憐な母の菊皺はなんの匂いもしなかったが、さらに鼻先がくっつくほど近づけ、無心に匂いを嗅いでみると、本当にわずかだが異臭がした。だが、異臭ではあっても決して不快な匂いではなかった。
「まこと、そんなところを・・・」
母の声が引きつっているように聞こえた。母にとって、肛門の匂いを嗅がれるなんて性器の匂いを嗅がれるよりも数倍恥ずかしいことだったと思う。
「もういいでしょうまこと・・・」
見上げると、母は羞恥に悶えきった顔をしていた。その顔を見て、ぼくの胸は強烈に痛んだ。
「ごめん、お母さん」
ぼくは素直に謝った。それからボディシャンプーを手の平に注ぎたして母の股間にあてがっていった。
母が「うっ」と呻いて体を震わせるのを見ながら、ぼくは手の平全体で性器全体を包みこんだ。肉ひだのプニプニした柔らかさと温かさがじわーっ、と伝わってきた。ぼくは、まるで未知の神秘な生き物をつかみ取ったような感じがした。
やさしく擦りたてると、二枚の襞がクニュクニュと手の中でうごめいた。それを掻き分けて内部に指を割り入れる。粘膜のヌメヌメした感触、ぽっかりと開いた肉穴の感触、それらがことごとく指先に感じられた。
「ん・・・んん・・・」
母はしきりに上半身をくねらせ、鼻からかすれた喘ぎ声をもらしている。
充分に肉ひだを洗ってから、いや、泡とともにこねまわしてから、ぼくは最後に指先をそっと母の肛門に持っていった。
「あ・・・!」
母はギョッ、としたように声を上げた。
「い、いいわよ、そんなところまで・・・」
困惑しきった声で母が言ったが、ぼくはかまわずに菊しわをシコシコと擦り上げた。
「だって、お母さんもぼくのここ洗ってくれたじゃない」
「もう、まことったら・・・」
母は非難するような声で言った。しかし、やはり怒っている様子はない。ぼくにはよくわかった。母は困惑しきっているが必死で我慢し、ぼくのために平静を装っているのだ。ぼくは母の深い愛情と決意をあらためて知る思いだった。
でも、興奮しきっているぼくに自分を止めることなどできようもない。
ぼくは、肛門に沿って円を描くように指で擦り立てていった。菊しわの一本一本のが微妙に感じ取れて実に気色がいい。
(きっと父にだって触らせたことがないだろうお母さんの肛門を、今ぼくがこねまわしているんだ・・・)
そのことが、ぼくには嬉しくて堪らなかった。
母を父から横取りし、自分一人で独占しているような気分だった。
とはいえ、あまりしつこくすぎるのもどうかと思い、母がしたように指を差し込むことはしなかった。
ぼくは母にシャワーのお湯をかけ、体中の泡を流してやりながら、挿入する前に洗い清めた母の性器をもう一度よく見たいと思った。
「お母さん、もう一度見たいんだけど・・・今度は穴の中まで・・・」
ぼくは遠慮しがちにに言った。肛門に悪戯しすぎたので、母はもう、これ以上のことを許してくれないかもしれない、と思ったのだ。
「い、いいわよ」
しかし、母はきっぱりと言った。そして母は、洗い場に敷かれたマットの上に自ら仰向けに寝そべり、両足を開いて膝を立ててくれた。
むっちりした太腿がM字型に広がり、その中心に再び肉ひだと肛門が剥き出しになった。
恥ずかしくて堪らないのにあえてこんなポーズをとってくれた母に、ぼくは感謝の念を覚えた。
ぼくは腹這いになって顔を近づけていった。
淡い陰毛に装飾された母の肉ひだが、大きく左右に広がっていた。内部の真っ赤な粘膜もことごとく剥き出しになっていて、その中心に肉穴がぽっかりと口を開けている。
ぼくはおずおずと手を伸ばした。指先が肉穴を捕らえたとき、母はビクッ、と体を震わせた。だがぼくは、かまわずに指をのめり込ませた。
肉穴はプニュッと広がり、ぼくの指はそのままズブズブと根元まで沈み込んでいった。
何とも柔らかい穴だった。こんなに柔らかいのに、いざ肉棒を挿入するとなぜあんなに強く締めつけてくるのだろう・・・ぼくは何だか不思議な気がした。
引き抜いて、今度は両手を添えて肉穴を押し開いていった。
肉穴とまわりの襞がめくれ返っていく。これ以上は無理というところまで広げると、肉穴は洞窟のようにぽっかりと口を開けてしまった。ぼくは鍵穴を覗き込むように、夢中で顔を近づけた。
(ああ、すごい)
ぼくは、思わず息を飲んだ。
洞穴の奥までよく見えた。とにかく真っ赤だった。新鮮なマグロの赤身のように、あるいはザックリ割ったザクロの実のように、実に生々しく鮮やかだった。その粘膜がまるで軟体動物のように、微妙にうごめているのだ。
(ほ、ぼくは、ここから生まれてきたのか・・・ )
それがぼくには強烈な驚きだった。こんなに真っ赤で、目が眩むような粘膜の中を、このぼくが通って来たなんて・・・・。
と、ぼくの脳裏にある光景が映し出された。それは、このねっとりとした粘膜の中から絞り出されてくる自分自身の姿だった。
全身を粘膜に包みこまれ、その中からから少しづつ絞り出されてくるぼく。赤ん坊の姿でもあり、今の自分の姿でもあるぼくが、肉襞をぬめりと掻き分け、母の股間から顔を出すのだ・・・。
(お母さん・・・)
その時ぼくは、本当に母の粘膜に全身を包みこまれたような錯覚を覚えた。
同時に甘美な陶酔がぼくの胸を貫いていった。
ぼくは、満足するまで覗き続けてから顔を上げたのだが、指を離すと、あれほど広がっていた肉穴はピチッとすぼまり、ひしゃげていた肉襞もまた閉じ合わされた。
母の性器が何事もなかったように元の少し口を広げただけの形に戻った、というただそれだけのことなのだが、閉じているときと広がっているときの形状のギャップは、またもぼくの脳裏に奇妙な映像を思い浮かばせた。
それは、無限大に広がった母の性器にぼくが呑み込まれてしまう、というものだった。
ぼくの前に神殿の入り口のように大きく広がった肉襞が、うねうねした真っ赤な粘膜でぼくを補食するように包み込み、グイグイと呑み込んでいくのだ。そして、母の体内でぼくは消化されてしまう。母と一体になったぼくはあらためて母の子供として再生し、母に産み落とされる・・・。
何とも奇妙な映像だった。、いや、妄想と言った方がいいだろう。でも、きっとこれが、ぼくの母に対する究極の思いなんだと思う。
「ねえお母さん、夕べはここにぼくのものが入ったんだね」
ぼくは元に戻った肉穴周辺を軽くなぞりながら、わかってはいたが母に聞いてみた。
「・・・そうよ、そ、その穴にまことのが入ったのよ・・・」
母の声もうわずっていた。
またもぼくは肉穴に指を差し込み、グチュグチュとこね回した。早く挿入したいのも確かだったが、それよりもぼくは、見ていると引き込まれてしまいそうなこの肉穴をいつまでもこね回したい思いが強かった。
そのとき、ぼくは突然思いついて母に尋ねた。
「そうだお母さん、おしっこの穴はどこなの?」
母はまた少し困ったような表情になりながらも、
「その指を入れている穴の・・・ほんのちょっと上にあるわ・・・」
「どこ?」
ぼくが目を凝らすと、確かに言われたところにポツンと小さなすぼまりがあった。まる
で針で突いたように小さくて、入口周辺がゼリー状にフルフルしている。
「こ、こんなに小さいの・・・!」
ぼくは驚いて声を上げた。
「こんなに小さい穴から、よくおしっこが出るもんだね」
「や、やめてまこと、恥ずかしいじゃないの・・・」
尿道口よりさらに上の方に視線を移すと、花びらの合わせ目のところに小豆大の突起が突き出ている。これをクリトリスと呼ぶことはぼくも知識で知っていた。知っていたがあえて聞いてみた。
「お母さん、このちょっと飛び出している豆つぶみたいのは何ていうの?」
「それは・・・」
「ねえ、教えてよ」
「そ、それは・・・ク、クリトリスっていうのよ・・・」
ぼくは思わずゾクッとした。母が自分の性器に関する言葉を口にした・・・そのことが堪らなく刺激的だったからだ。ぼくは、母の口からもっと刺激的な言葉を聞きたいと思った。
「ふうん、クリトリスか」
ぼくは初めて聞いたような顔をしながらさらに何気なく、サラリと言ってみた。
「ねえお母さん、このビラビラ全体のことをさ、何て呼ぶの?」
「それは・・・」
つい口を開きかけた母だが、パッと顔を真っ赤にして怒ったように叫んだ。、
「まあまこと、何てことをお母さんに言わせようとするの!」
「ごめん、つい聞いてみたくなっちゃったんだ・・・」
まあ、当然の反応だろう。でもぼくは、
(お母さんは、その単語を知っているんだ!)
と、そのことがわかっただけでゾクゾクしてしまった。
(いつか母の口から実際に聞いてみたい・・・)
ぼくはそう思った。
ぼくはクリトリスに目を戻した。ひだに覆われていたときはとても小さな突起に見えたのだが、指で広げ、全体を剥き出しにしてみると結構大きかった。
小指の先くらいはあるだろうか。表面は鮮やかなピンク色で、真珠のようにつやつやと輝いて見える。その輝きが、ゼリー状の尿道口と同様にとても繊細に感じられた。強く擦るとつぶれてしまいそうなのだが、その繊細さが逆に舐め回したい衝動も誘ってくるのだ。
「・・・お母さん、舐めていい?」
「・・・い、いいわ・・・」
母はすぐに許してくれた。
ぼくは即座に、赤くうねうねした肉襞の内部に唇を押しつけた。全体がプニュプニュと柔らかかった。
「うっ・・・」
母が呻き声を漏らすのを聞きながら、ぼくはチューと音を立てて吸った。
「あっ・・・」
母がまたも呻き声を上げ、全身を震わせた。
舌ですくい取るように舐め上げると、すべっこい粘膜が舌にねっとりと絡みついてきた。
「あ・・・あうう・・・」
と、母が立て続けに呻き声を漏らしている。上目使いに見上げると、母は顔を艶っぽく火照らせ、くなくなと首を打ち振っていた。
(お母さん、感じているのかもしれない・・・)
ぼくは嬉しくて夢中で舐め上げた。しばらく舐め続けていると母の太腿がブルブルと震え出し、内部からトロリとした液が染み出してきた。
(ああっ、お母さんが濡れてきた・・・!)
ぼくは堪らない嬉しさを覚えた。今まではリードされるばかりだったのに、今度はぼくがお母さんに快感を与えている。お母さんを悶えさせている。そのことが本当に嬉しかった。
ぼくは、もっともっと母を喜ばせてやりたいと思った。
クリトリスは男の肉棒のようなもので、女が一番感じるところだ、ということもぼくは知識として知っている。だからぼくは、迷わずクリトリスにしゃぶりついた。
「あっ、ひい・・・」
母が悲鳴のような声を上げ、白い下腹部を大きく引きつらせた。あまりの強い反応にぼくは一瞬ドキッ、としたほどだった。まさかこんなに感じるとは思ってもいなかったのだ。
ぼくはクリトリスをチュウチュウと音を立てて吸った。
母は喘ぎ、太腿や下腹部を激しく震わせている。母の顔はますます上気し、目元はうるうると潤んでいた。そして、吸い続けていると、あんなに柔らかかったクリトリスがコリコリと固くなり、表皮を掻き分けてムクムクと膨らんできたのだ。
(こ、こんなになっちゃうなんて・・・)
ぼくはその急激な変化に驚きながら、さらに激しく吸い立てた。
さっきまでの柔らかさはもうなかった。表面の皮が張り裂けてしまいそうなほど充血し、ジンジンと脈打つように熱くなっている。しかも肉穴からは、見てわかるほど粘液が溢れ出してきたのだ。
「ああっ、まこと・・・!」
母が切羽詰まったような声を上げて上半身を起こし、ぼくをクリトリスから引き剥がした。そして、
「まこと、来て・・・!」
堪らなく切ない声で言うのだった。
「うんっ、わかった!」
母が自分から「来てっ」と言ってくれた。それが嬉しくて堪らず、ぼくは夢中で母にのしかかっていった。
昨日の失敗がチラッ、と脳裏をかすめたが気にならなかった。ぼくは自信を持って母を抱きしめ、肉棒をあてがっていった。
母がわずかに腰を浮かせ、角度を合わせてくれた。
先端が、ぼくの唾液と母の粘液でヌルヌルになった肉穴を探り当てた。
「きてっ、まこと!」
母が叫ぶと同時に、パンパンに張り詰めた王冠部がヌルッと肉穴にのめり込んだ。
「ああっ・・・ま、まこと・・・」
その声は、引きつっているが歓喜の声に聞こえた。ぼくはグイッと腰を入れ、肉棒を一気に根元まで押し込んだ。
「あああっ」
悲鳴にも似た母の喘ぎ声が、ぼくには堪らなく心地良かった。そして、そのまま激しく腰を使い出したぼくは、たちまちとろけるような快感に包み込まれた。
「ああっ・・・お母さん・・・」
ぼくは叫びながら肉棒を突き上げた。母もぼくの背中に腕をまわしギュー、抱きしめてきた。
「まこと、いいわ・・・!」
「本当? お母さん・・・!」
「本当よ・・・ああっ!」
母も、ぼくに合わせて腰を振りたくっている。
ぼくはズンズンと肉穴をえぐりながら、豊満な乳房を両手で握りしめ、乳首を口に含んだ。コリコリに固くなっている乳首を舌で転がし、音をさせて吸い立てた。
「ひいーっ」
激しく身を悶えさせる母があまりにも刺激的だ。ぼくは急激に登り詰めていった。
「あう、お母さん、もうっ、だめ!」
ぼくが乳首から口を離して叫ぶと、
「出して、思いっきり出して!」
母もキュッ、と肉穴を締めつけながら叫んだ。ぼくはフェニッシュに向かって渾身の力を込めて突き上げていった。
「ああっ、お母さん、あああっ」
ぼくは母にしがみついて叫んだ。その瞬間、ぼくは痺れるような快感に身を貫かれた。体中の神経の、一本一本にビリビリと電流が走るような凄まじい快感だった。
頭の中を真っ白にしながら、ぼくはありったけの精液を放出させた。ドピュッ、ドピュッとその音が聞こえてくるようだった。
「ああっ、お母さんも、お母さんもいくっ!」
母が、まるでブリッジでもするように激しくガクガクと背中を反り返らせた。母もぼくと一緒に絶頂に登り詰めたのだ。
「あああっ、まことー・・・!」
母にも快感の波が押し寄せているらしく、何度も何度も身体をはね上げさせた。しかも、ぼくの精液を残らず吸い取ろうとするかのように、肉穴が凄い力で収縮している。ぼくはブルブルと震えながら最後の一滴まで絞り出していった。
どれだけ時間が過ぎたのだろう。重なり合ったまま、ぼくも母も放心したように動けなかった。しかも肉棒は勃起したまま衰えず、母の中に入ったままだ。
そしてぼくは、そのとき赤ちゃんになった自分が母の胎内でスヤスヤと眠っているような幸福感を味わっていた。それは小舟がゆらゆらと波に揺られるように、何とも言えない気持のよさだった。
しばらくしてぼくは、母の中で肉棒をわずかに動かしながら言った。
「お母さん、もう一度・・・いい?」
「いいわよ、まこと・・・」
母は囁くような声で答えた。そして、あの母性愛のこもった顔でニコッ、と笑ってくれた。
「ありがとう・・・」
ぼくは再び肉棒を突き上げ始めた。
冬休みに入り、ぼくはいよいよ正念場を迎えた。二月の初旬の受験まであと一ヶ月と少ししかない。しかしぼくはもう、数ヶ月前のように重圧に押しつぶされそうになったりストレスでイライラすることがなかった。
期末テストではとうとう学年で一位になり、偏差値もグンと上がった。ペースを崩さずにいけば合格は間違いと、担任も太鼓判を押してくれていた。
これもみな、母のおかげだった。
最近の母はますます甲斐甲斐しくぼくの世話を焼いてくれる。いつも優しい顔で見つめてくれ、ストレスも重圧も、精液とともにみんな吸い取ってくれるのだ。
母に包み込まれ、守られているという安心感が、ぼくに自信と余裕を与えてくれるのだった。
ところが、父が年末始の休みに入ってから少し様子が変わってしまった。
大手の企業で営業課長を務めている父にとって、お盆休みと年末始の休暇だけがまとめて休みを取れる唯一の機会だった。普段でも休日出勤や接待ゴルフなどで朝から家にることが少ない父は、この休みだけはとどこにもいかず、ずっと家の中でごろごろしていた。それが困るのだ。
「お父さんが家にいる間は我慢してね」
と、ぼくは母から釘を刺されてしまった。
まあ、仕方のないことはわかっている。一緒にいる時間が長ければ長いほど、ぼくと母の関係を父に悟られてしまう危険が大きいからだ。深夜に疲れて帰ってきて、お酒を飲んですぐに寝てしまう父とは違うのである。だから、妙な素振りは見せられない・・・。
それはぼくにも良くわかるし、我慢するといってもたった一週間程度のことなのだが、我慢しろと言われると余計にやりたくなるのも確かだった。
それにぼくは、父と母に嫉妬も覚えていた。家でごろごろしている父に、母はぼくに接するのと同じように甲斐甲斐しく世話を焼いた。しかも、とても楽しそうに。ぼくはそんな母の姿を見るたびに、父に母を奪われてしまったような悔しさを覚えた。
早く父の休暇が終わってほしいと、ぼくは毎日ジリジリしながら思った。深夜、母がコーヒーを運んできてくれても、すぐに出ていってしまう部屋の中は、いくら暖房が効いていてもぼくには薄ら寒く感じられたのだ。
受験生には正月も何も関係ないが、とにかく年が明けた。
元日の朝、毎年の習慣として家族三人でおせち料理を食べ、電車に乗って神社に初詣に行くことになった。ぼくは面倒くさかったし、父に対して悔しい気持ちもあって、
「今年は二人だけで行ってきたら?」
と言ってみたが、
「いや、おまえの合格祈願を家族みんなでしてくるんだ」
という父の言葉でしぶしぶ行くことにした。
外は寒かったが風もなく、青空が広がっていた。父と母が並んで歩く後ろを、ぼくは少し離れてついていった。二人の親密に会話を交わす姿はやはり気分のいいものではなかった。歩きながらぼくは、母の尻のあたりをじーっと見つめた。グレーの厚いコートの下に隠され、尻の丸みは認識できないが、ぼくは心に思い描いた。
張りがあって、見事に盛り上がった母のお尻。スベスベして重量感のある母のお尻。
父さえいなければ思う様触ることができるのに、もう何日もお預けをくらっている。たった数日のことなのに、ぼくには何ヶ月も感じられた。
ふと、ぼくは母が父とセックスしている場面を想像してしまった。夫婦だから当然のことではある。しかし母は、父とするときもぼくに見せてくれるような、優しくて艶っぽい表情をするのだろうか? 慈愛のこもった眼差しを父に注いでいるのだろうか? そんなことを考え悔しくてどうにも堪らなくなってしまった。
駅の構内は家族連れや若い男女のカップルなどの初詣客で大混雑していた。駅に入ってきた電車もすでに超満員だった。
「あらっ、すごい混みようだわ」
「何、すぐについちまうさ。さあ乗るぞ」
目的地は二つ先の駅である。時間にして十分ちょっとというところだ。
ぼく達三人は他の初詣客に混じって電車に乗り込もうとしたが、車内から押し返されるほどだった。後ろからも押されて何とか乗り込むことができたが、身動きがとれなかった。
車内は人いきれでむわっとしている。父はまわりから守るように母の肩を抱き、母はその父の胸に身を預けている。母の背中にぴったりと体を押しつける体勢だった。
ぼくの太股には母の尻が当たっている。コートやスカートの上からでも尻の丸みと張りを感じられた。
ぼくの胸は急にドキドキし始めた。幸いなことに両手は下に下ろしてある。しばらく触らせてもらえなかった母の尻が、手を出せば好き放題に触れる位置にあるのだ。
ぼくは触りたくて堪らなくなってしまった。だが、もし触ったら母を傷つけてしまうような気もした。父に身を預けながら、息子に尻を触られるなんて母には堪られないだろう。
しかし、それがわかっていてもぼくは込み上げてくる衝動を抑えられなかった。何日もやらせてもらえなかった欲求不満が、一気に噴き出したのだ。
電車が動き出すと同時に、ぼくは母の尻に手を伸ばした。
母の体がビクンと震え、体全体が硬直したのがわかった。母がやめなさいというように軽く尻を振りたてたが、ぼくはかまわずにコートの上から尻の丸みを鷲掴みにした。それからコートをたぐり上げ、裾をめくって中に手を差し入れた。
またも母の尻が振られたが、ぼくはスカートの上から尻を撫で上げた。久しぶりの母のお尻だ。大きさといい張り具合といい、あらためて母のお尻は素晴らしいとぼくは思った。
ぼくは肉棒をムクムク膨らませながら、執拗に尻を撫で回した。
母はもう尻を振らなかったが、きっと心の中で「やめなさい、まことっ!」と叫んでいることだろう。だが嫌がっている母に悪戯するのも妙に刺激的だった。それに、もしまわりの乗客や父に見つかったら・・・というスリルが、ぼくにゾクゾクするような興奮を味あわせていた。
ぼくはスカート上から尻の割れ目をなぞり、そのまま股間に向けて指を差し込んでみた。母は両足をしっかりと閉じ合わせていて、グリグリと指をねじこんでも中心部には届きそうになかった。
とうとう母は我慢できなくなったらしく、ぼくの方に顔をよじってジロッと睨みつけた。
ドキッとはしたものの、ぼくは母の視線を平然と受け止めた。いつもならオロオロしてしまうのに、なぜか今日のぼくにはふてぶてしいものがあった。
(だって、お父さんがいるからって、もう何日もやらせてくれないじゃないか)
非難めいた気持ちと、だからお願いだよ、という気持ちを込めてぼくは見つめ返した。
母は両目を見開き、少し開きかけていた唇をヒクヒクと震わせた。
ぼくの思いを感じ取ったのだろう。母は諦めたような目をしながら顔を戻してしまった。 ぼくは尻の割れ目に押し込もうといていた指に、グリッ、と力を込めた。すると、それが合図だったかのように、母のしっかりと閉じられていた両足から力が抜けたのだ。ぼくの指はスカートの布越しに母の秘部に食い込んでいった。
ふっくらと柔らかい感触がパンティやスカートをとおして指先に伝わってきた。
ぼくは嬉しさでいっぱいだった。父の胸に身を預け、肩を抱かれながら、母はぼくに尻を触ることを許してくれたのだ。本当は胸を掻きむしられるような思いだと思う。それでも許してくれた。
(お母さん・・・)
そんな母に申し訳ない気持ちも込み上げてきて、胸の奥がズキズキと痛んだ。
でも、ぼくは自分を止められなかった。いや、もともと止める気もなかった・・・。
母のお尻をスカートの上から撫でまわしたり股間に指を食い込ませたしているうちに、ぼくの興奮はすさまじいほどに高まってきた。指先は小刻みに震え出したし、肉棒はズボンのなかでギンギンに勃起してしまっている。
父は、母の身に何が起こっているかまったく気づいていないようだった。父からは母の頭が邪魔になって、ぼくの顔は見えない。その見えないところでぼくは母の尻や秘部をスカートの上から悪戯しているのだ。
何も知らない父が何だかわいそうにも思え、胸が痛んだ。罪悪感も込み上げてくる。だが、その罪悪感が逆にぼくの興奮を煽っていた。母の裸を想像して自慰をしていた時もそうだったが、なぜかぼくには、罪悪感が強ければ強いほどすさまじく興奮してしまうところがあるのだ。
ぼくはもう、お尻を撫でまわすだけでは我慢できなかった。撫でまわす手を止めたぼくは腕を下げ、スカートの裾を掴んだ。そして、ためらいもせずにたぐり上げていった。
母は身を固くして、されるままになっている。スカートを尻のあたりまでめくり上げると、ぼくはすかさずスカートの中に手を差し込んだ。極度の興奮のためにその手がブルブルと震えていた。
即座にぼくは、パンティの上からやわらかい尻たぼをむぎゅっ、と掴みしめた。
母の体が一瞬ビクッと震えたが、ぼくはかまわずにパンティの布をたぐり寄せ、掴みしめてグイグイと引き下ろした。パンティが、薄皮が剥けるようにずり下がった様子が手の平にありありと伝わってきた。
ぼくは叫びたいような嬉しさを覚えながら母の剥き出しの尻を掴みしめ、こねまわした。ああ、直に触るお尻の、何というすべやかな感触だろう。手の平にぴったりと吸いついてきて、まるで搗きたてのお餅をこねまわしているかのようにスベスベ、シコシコとして心地良いいのだ。
堪らずにぼくはお尻を鷲掴みにした。プニューツ、とひしゃげる尻肉の何と柔らかく弾力のあることだろうか。本当にもう堪らなかった。
そしてぼくは、尻の割れ目の中に指先を差し込こんだ。だが、これにはさすがに母も拒否反応を示した。ギューと太股を閉じ合わせてきたのだが、こうなったらもう無理だ。
ぼくは強引に指を食い込ませていった。ところが、指先はまず母のお尻の穴を捕らえてしまった。
ちょっと予想していなかったのでぼくはドキッとした。母の肛門はセックスのとき何度か目にしたけれど、あまり気には止めていなかった。尻の穴よりも性器そのものに心を奪われていたからだ。
だが、異常な状況下であることも手伝っているのだろうが、こうやってひっそりと息づいている母の肛門にあからさまに指を触れていると、なぜか性器とは違った興奮と興味が込み上げてくるのだ。
ぷっくりとして、それでいて固くすぼまった母の肛門・・・。
前にも感じたことだが、上品で清楚な母にも汚物を排泄する器官があったということが、ぼくには妙に生々しくて刺激的だった。お風呂場でセックスしたとき、わずかではあるがぼくは確かに異臭を嗅いだ。異臭自体が衝撃的で興奮したが、あのときぼくは、恥ずかしいはずなのに、ぼくのためにあえて匂いを嗅がせてくれた母の心が嬉しかった。
あの衝撃をまざまざと思い出しながら、ぼくは指先で円を描くようにこねまわした。そうだ、なぜ肛門にこんなに興奮するのかわかった。それは、母にとって性器以上に恥ずかしいはずの穴だからだ。その穴をぼくが触っている。そのことに興奮してしまうのだ。
母が拒絶するように肛門を締めつけたが、ぼくはこじ開けるようにして肛門の中心部に指を突き立てた。しかし、肛門のきつさは予想以上だった。時間をかけて揉みほぐせば柔らかくなつて指を入れられるだろうが、残念ながらそんな時間はない。
ぼくは未練もあったがお尻の穴は諦めることにした。でも、受験が終わるまでには絶対に母の肛門もこね回してみたいとぼくは思った。
その場面を想像しながら、ぼくは尻の穴から指を離した。もうあまり時間がない。ぼくは肛門よりさらに奥に指をねじ込んだ。
ヌルッとした肉ひだがやっとのことで指先に触れた。
母がまたも身を震わせたのがわかったが、しかしぼくは、その柔らかくてプニュプニュとした肉ひだを指先でこね回した。ねっとりした肉ひだが指先に絡みついてくる。柔らかいだけでなく肉ひだは熱かった。ぼくは久しぶりのその感触にゾクゾクしながら、指で掻き分け始めた。
なぜか母は肛門のときほど拒否反応を示さなかった。聞き分けのないだだっ子に玩具を与えて大人しくさせるかのように、母は肉ひだを差し出してくれたのかもしれない。そんなふうに思いながらぼくはヌメッ、としたすぼまりを探り当てた。
(やった、お母さんのおま×この穴だ)
ぼくは一気に指を突き刺した。
ぼくの指が、ズブズブと母の肉穴に突き刺さっていく。久しぶりの感触だった。ぼくは嬉しくて嬉しくて本当に叫び上げたいほどだった。
根元まで埋没した中指を、ぼくはズボズボと出し入れした。湿った内部の粘膜ががねとつきながら指に絡みついてくる。狭い通路の、微妙な皺ひだまでが感じ取れた。
母の体が指をググッと突き刺すたびに硬直したが、ぼくは嬉しさと興奮のなかで肉穴をこね回し続けた。
母が、またもこちらに顔を向けてきた。玩具を与えて大人しくさせようと思ったのに、玩具を壊してしまうようなぼくの威勢に不安を覚えたのだろう。
ぼくも、母を横目で見つめ返した。母は困り切った顔をしていた。「やめて!」と目が必死に訴えている。でも、ぼくはやめなかった。
電車が一つ目の駅に滑り込んだ。
この駅でもさらに大勢の初詣乗客が乗り込んできた。
母は必死に父の腕にしがみついている。ぼくも母から引き剥がされないように足を踏ん張ていたが、まわりから押しまくられ、肉穴に指を入れておける状況ではなかった。しかし、指は抜けてしまったものの、ぼくの体は母の背中にぴたりと密着張してしまった。
父は完全に後頭部をこちらに向けていた。振り向くのはまず無理だ。ぼくには願ってもない状況になったことに歓喜した。
電車が動き出す寸前、ぼくはあいている手でズボンのチャックを下げた。そして、これ以上ないほど硬直している肉棒を掴み出した。
ぼくは決めていた。このまま母の肉穴に挿入するのだ。
母は腰を抜かすほど驚き、絶対に入れさせまいとするだろうが、ぼくはどうしてもやるつもりだった。もうその思いしかなかった。
(そんな無茶な・・・)
というもう一人の自分の声もした。
(もしまわりの乗客に見つかったらどうするんだ、それがぼくや母を知っている人であったりしたら・・・・。いや、それよりも父に見つかったらお終いだぞ。振り向けなくても母の様子からわかるかもしれないじゃないか。そうなったら間違いなく家庭崩壊だ。そんな危険を冒してまで、こんなところでする必要はないじゃないか。あと二日待てばお父さんの休暇は終わるんだぞ・・・)
しかし、それでもぼくはやるつもりだった。
すさまじい興奮が、ぼくの理性をどこかに吹き飛ばしていた。
電車が動き出した。次の駅まであと五分ほどしかない。早くしないと時間がなくなってしまう。ぼくの体は異様な興奮と期待感で激しく震え出していた。
いったん肉穴から指を引き抜いたぼくは、両手で少しずつ母のコートとスカートをたくし上げていった。まわりの乗客も密着しているから、肘より下しか動かせないし、ぼくの下腹部も母の尻に押しつけられているからなかなか思うようにいかない。それでも何とかたくし上げていった。
母の尻には、ぼくの固い肉棒が押し当てられている。しかし母はズボンの中に収まっていると思っているはずだ。剥き出しになってヒクヒクしているなんて、夢にも思っていないだろう。
とうとうスカートとコートを尻の上にたくしあげた。同時に布越しに接触していた尻にぼくの肉棒が直に押しつけられた。
母の背中が痙攣したように硬直したのを、ぼくは全身で感じ取った。母の受けた衝撃は相当なものだったはずだ。
表情は見られないが、もしかしたら、前に美術の教科書で見たムンクの「叫び」のような顔をしたかもしれない。
母が少しかわいそうな気がしたが、ぼくは迷わずに次の行動に移った。
すし詰めの電車内でも、腰から下は案外余裕があった。ぼくは母の背中に密着したまま腰だけを動かし、肉棒を穴にあてがっていった。
母が必死になって両足を閉じ合わせようとしている。もし母の手が後ろに回っていれば、肉棒を掴んで挿入を阻止したろう。けれど母は両手で父にしがみついている。
母の尻とぼくの股間がピタリと重なり合った。そのときぼくは母が心で叫んだ悲鳴を聞いたような気がした。
肉棒の先端が確実に肉穴を捕らえていた。
次の瞬間、ぼくはグイッ、と腰を突き上げた。
母の肉穴がメリッ、と広がったのがわかった。
(ああああ!)
快感とともに言いようのない歓喜が脳天を貫き、ぼくは心の中で絶叫していた。嬉しさと快感が、火花のように体の中に飛び散っている。
母はピクリとも動かなかった。渾身の力を振り絞って体を自制しているのだろう。そのため、父もまわりの乗客達もぼくの行為には気づかなかった。
ぼくはさらに奥へ入れようと腰を突き上げた。あくまでも自然に、まわりに気づかれないように。
母の体が激しく硬直しているため、肉穴もきつかった。
きつくて粘膜がキュウキュウと絡みついてくるその穴に、ぼくは少しづつ肉棒を押し込んでいった。穴全体が抵抗するようにシギシと押し返してくるが、その抵抗感が堪らなく気持ちいい。
だが、肉棒は半分ほど入ったところでそれ以上はどうしても進まなくなってしまった。少し角度が悪いのだ。母がほんの少し尻を突き出してくれれば一気に根元ま行けそうなのだが、母は絶対にそうしてはくれないだろう。
ぼくは、ここまできたら何がなんでも根元までいれたい衝動に駆られた。要は一度膝を屈め、足を半歩前にずらせて腰を突き上げればいいのだ。
しかし、それこそ不自然な動きだ。
(くそ、困ったな!)
焦燥感でいっぱいになったぼくは、まわりにばれてもいいから思い切って突き上げようとさえ思ったが、それだけはどうしてもできなかった。
もう時間がなかった。電車が駅についてしまう。肉棒を途中まで挿入したまま、ぼくの焦燥感は頂点に達しようとしていた。
そのとき、車内にアナウンスが流れた。
「えー、混雑してご迷惑さまです。まもなく○○駅です。ホームに入る前、路線整備の関係で少々揺れますのでご注意下さい・・・」
ぼくは思わずニヤリとしてしまった。
アナウンスが終わるか終わらないうちに、電車がガタン、と大きく揺れ、びっしりとつめこまれた乗客が一塊りになって一定方向に傾いた。
「まったく何が少々だよ」
「ねえ」
まわりからちらほらと上がった不満げな会話を耳にしながら、ぼくはもう何も考えず次の揺れを待った。
またガタンと揺れた。
(今だ!)
ぼくは膝を屈め、足を半歩前に出した。
そのまま乗客が揺れるのに合わせて腰を突き上げた。
(ああああっ)
またもぼくは心の中で叫んでいた。何という快感だろうか。何という満足感だろうか。放った矢が見事に的の中心に突き刺さったように、ぼくの肉棒は根元までずっぽりと母の体内に埋没したのだ。
母の体が大きくのけぞったが、これも電車の揺れの中のことで、父も乗客も不審には思わなかったはずだ。
ぼくの肉棒が根元まで母の肉穴に包み込まれている。それもこんな満員電車の中でだ。
ぼくは久しぶりに母に挿入できたことが嬉しくて堪らなかった。
電車はその後も何度か揺れた。乗客が足を踏ん張りながら右へ左へと揺れ動く。その動きに合わせてぼくは腰を突き上げた。
もちろん激しい動きはできない。それでも、きつい粘膜に肉棒がキシキシと擦れる快感は堪らなかった。
残念ながら肉穴は濡れていなかった。もちろんこの状況下で濡れることはありえないだろう。だが、濡れていないからこそ強烈な摩擦感がある。薄いビニールを無理矢理に突き破っているような抵抗感が、痺れるように気持ちいいのである。
数回突き上げたとき、ぼくは急激に昇り詰めた。肉棒が母の中でヒクヒクと痙攣している。もう限界だった。
ちょうど電車も目的の駅に滑り込んだ。
電車が停車した。乗降口に向かって押し出されながら、ぼくはグイッ、グイッと最後の激しい突きを母の尻に打ちつけた。
ビーンとぼくの目の前が弾け、すさまじい快感とともにドバッと精液が噴き上がった。
下腹部にひしめいていた精液が、尿道口を吹き飛ばす威勢で母の体内に注ぎこまれていく。最高に気持ちが良かった。内臓までが精液と一緒に噴き出しているかのようだった。
・・・・・
ホームに降り立ちながら、ぼくは素早く肉棒を引き抜いた。めくれ上がっていた母のコートとスカートも元に戻した。剥き出しの肉棒は、コートで隠してしまった。
改札に向かいながらそっと母の横に並ぶと、母はチラッ、とぼくを見た。
その顔は、言いようもなく青ざめていた。
今夜はめずらしく階下がにぎやかだった。一階のリビングで、父が年始の挨拶にやってきた若い部下達と宴会をしているのである。盛り上がっているらしく、白熱した会話の断片や、どっと沸き起こる笑い声がときおりぼくの部屋にも聞こえてきた。
ぼくの下腹部には、昼間、母に挿入した時の快感の余韻がまだ残っている。よくもまあ、あんな大胆なことができたものだと、少し得意に思う部分もあるのだが、本当は後悔の念の方が強かった。母に愛想をつかされたのではないかという不安もある。
しかし、母はぼくに何も言わなかった。家に帰ってからも、何事もなかったかのように父と会話を交わし、ぼくに笑いかけてきたりした。
あれほどのことをしたのに、母は普段の母と変わりがなかった。それが、ぼくには怖かった。
あんな何気ない態度をとっているけれど、母が凄いショックを受け、ぼくに怒っていることは確かだ。やはりぼくはとんでもないことをしてしまったんだと思う。でも、それでもぼくは、母に見捨てないでほしいと思った。
この気持ちを母に伝えたい。しかし、何気ない風を装う母は、怒っている母よりももっと近寄りがたかった。
母のことを考えながら勉強しているうちにぼくは空腹を覚えた。もう九時を過ぎているがぼくはまだ夕食を食べていなかった。母はリビングにお酒を運んだり、料理を作るのに忙しくて、すっかりぼくのことを忘れているらしかった。
(・・・いや、もしかしたら、もうぼくのことなんかどうでもいいのかもしれない)
そんな考えが頭をよぎり、いても立ってもいられなくなったぼくは思い切って階段を下りていった。
キッチンのドアは、いつもは開け放してあるのだが、今夜はお客がいるので閉めてある。
ドアを開けると、流し台に向かっている母の後ろ姿があった。母はキャベツの千切りを作っていた。テーブルの上には揚げたての唐揚げが皿に盛りつけてある。
「あらっ、まこと・・・」
ぼくが声をかける前に母が振り返った。何だかいつもの母と変わらない。二人きりなのにまだ何げない態度を装っているのだろうか。だとすると、ぼくは本当に母に見捨てられたのかもしれない。
「お、お腹がへっちゃって・・・」
オロオロしたぼくの声は自分でもハッ、とするほど引きつっていた。
「ごめんなさい、ずいぶん待たせちゃったわね。今すぐ何か作るわ・・・」
「・・・いいよ、この唐揚げを少しもらうから」
母は黙って頷いた。そんな母の態度がどうにも堪らなかった。
「あの、お母さん・・・ひ、昼間のことなんだけど・・・」
ぼくが思い切って口に出すと、母の体は一瞬硬直した。しかし表情は変わらなかった。でも、何か言いたげだ。ぼくは締めつけられるような胸の中で、母に本気で怒ってもらいたいと思った。怒るということはまだ脈があるのだから・・・。
「・・・ええ、わかってるわ。本当に大胆なことをしたわね、まこと。でもちょっと待って、お客さんにこれを出してきてから話しを聞くわ」
(えっ?)
母の言葉に、ぼくは少し驚いた。母から言葉を引き出すのさえ難しいと思っていたのに、何だか妙にあっさりと言われてしまった。
(お母さん、怒ってないのかな・・・?)
唐揚げの乗った皿を持ってキッチンから出ていく母を見つめながら、ぼくはそう思った。最悪、口も聞いてもらえないほど怒っているかもしれない・・・そう思っていたのだが、そうでもなかった。ぼくがあまりにも深刻に考えすぎていたのだろうか?
いや、そんなことはないはずだ。母は、電車の中ので息子に犯されたのだ。ショックを受けていないはずがない。それなのになぜ・・・。
しかし、ぼくが一番恐れていたこと、それは母に愛想をつかされ、母に見捨てられることだったが、それだけはなかったらしい。母の態度の裏にどんな思いがあるのかわからないが、でも、あれなら絶対見捨てられてなんかいない。
まだ不安が完全に払拭されたわけではないが、ぼくは少しだけ安堵した。
そして、安堵したぼくは、こんな状況にもかかわらずまたもムラムラしてきてしまった。本当に呆れた息子だと言うしかないが、実はさっきぼくは不安でいっぱいのくせに、このキッチンで包丁を使っていた母の姿を見てドキッ、としてしまったのだ。
母はブラウスとスカートの上にエプロンをつけていたのだが、今夜は下ろし立ての真っ白いエプロンだった。ぼくはその白いエプロンにドキッ、とした。いや、ムラッ、としたのだ。
なぜかそのエプロン白さの中に、初々しさや清楚さが漂っていた。どこか凛としたものも感じさせた。どこか艶っぽくて、そのくせ初々しくて、ぼくには母が別人のように新鮮に感じられたのだ。
(お母さんのあのエプロン姿、きっとお客の目を引きつけるだろうな・・・)
そう思うと、自慢したいような思いと、ちょっと悔しいような思いが込み上げてきた。
戻ってきた母は、少し固い表情になっていた。ぼくは心臓をバクバクさせながら母の言葉を待った。母はジー、とぼくを見詰め、しばらく考えていたが、
「ねえまこと、お母さん生きた心地がしなかったわよ」
やっとのことで吐息を吐くように言った。
「ねえ、どうしてあんなことしたの? まわりの人やお父さんに見つかっていたら、お母さんもう生きていけなかったわ!」
一瞬母の顔がギュッと引きつったのでぼくはギクリとした。これは母の本心に違いない。やはり母は、相当に恐ろしい思いをしていたのだ。
「ごめんなさい・・・そこまでは考えなかった・・・」
ぼくは良心の痛みとともに母に心から謝った。すると母はまたも黙ってぼくを見つめ、それから、
「まこと、本当に酷いことをしたと思っているの?」
と、聞いてきた。
「思ってる・・・」
「そう」
母は溜息をついた。その顔に、本当に呆れ返った子だけれど、でも仕方ないわね・・・そんな感じの表情が浮かんだ。
「・・・そうね、あと二日でお父さんの休みも終わるわね。そうしたらまた・・・してあげる。だからもう二度とあんな危ないことしないでね」
「・・・うん」
最初ぼくは、母がこんなに簡単に許してくれたことに驚いてしまった。もっと言いたいことがあるはずだ。でも母はそれを言わず、こんなにもあっさりと許してくれた。何だか簡単すぎるような気もした。でも、
(間違いなく母はぼくを許してくれたんだ・・・)
ぼくはそれが嬉しくて堪らなかった。
「あ、あのさ、お母さん・・・」
「なに、まこと」
ぼくが立ち上がりかけたとき、ドアが開いて父が顔を出した。
「お、まこといたか・・・母さんビールを頼むよ。つまみの方はもう充分だからな」
赤ら顔の父は上機嫌だった。今ここでぼくと母が危ない会話を交わしていたことも、そして、これからぼくがしようとしていることも、父は想像すらできないだろう。そう、ぼくはこれから、このキッチンで母に挿入するつもりなのだ。
「じゃあ、ぼくが運んでやるよ」
ぼくはビールを冷蔵庫から多めに取り出し、父の後に続いた。
「受験生にこんなことさせたら悪いな、おれが持ってくよ」
「そう?」
ぼくは、廊下の途中で父にビールを手渡しながら、チクリと胸が痛んだ。何も知らない父が何だかかわいそうになってしまったのだ。でも、それは一瞬のことだった。
キッチンに戻ってくると、母はフライパンでご飯を炒めていた。
「悪いわね、受験生に運ばせたりして、いまチャーハンを作っているから・・・」
父と同じようなことを母も言った。また、チクリと胸が痛んだが、ぼくはかまわずに母の後ろに立った。母は許してくれたのだ。そして、これからも許してくれるはずだ。
「お母さん・・・今、したいんだけど」
ぼくは、片手をそっと母の尻に押し当てた。
「えっ!」
振り返った母の両目がカッと見開かれていた。よほど動揺したらしく、ご飯のほとんどをフライパンの外に弾き飛ばしてしまった。慌ててガスコンロの火を止めながら、
「なっ、何を馬鹿なこと言ってるの!、いま約束したばかりじゃないの!」
そう、ぼくはもう、二度と危ないことはしないとさっき母に約束したばかりだ。だけどぼくは我慢できなかった。母の白いエプロン姿に、ぼくは欲情しきっていたのだ。
(大丈夫、きっとまた許してくれる!)
ぼくは強く自分に言い聞かせた。
「やめなさい、まこと、向こうにお客さんが大勢いるのよ!」
母の声は切羽詰まっていた。
「平気だよ。ビールもいっぱい運んでおいたし、みんな夢中で話しをしてたから」
「待ちなさい、まこと!」
母がぼくの手からのがれるように尻を振ったが、ぼくはもう両手でしっかりと尻を掴みしめていた。
(そうだ、嫌がってもお母さんは必ずさせてくれる! そして、必ず許してくれる)
もう一度、ぼくは自分に言い聞かせた。
「やめて、まこと! 今夜部屋に行ってあげるから・・・だからお願い!」
母の体はブルブル震えていた。しかし、ぼくはやめなかった。執拗に尻を撫で回し、スカートの中に手を入れて太股をさすり回した。
「やめったらやめてまこと、お母さん本当に怒るわよ!」
それでもやめないぼくに、母は途方に暮れたように「ああっ」と喘ぐような声を上げた。
「まこと、どうしてそうお母さんを苦しめるの・・・お母さん、一生懸命まことに尽くしているじゃないの・・・・」
「お母さん、あんまり声を出すと向こうに聞こえるよ」
「・・・」
言葉を飲み込んだ母に、ぼくはすかさず言った。
「お母さん、どうしてそんなによそよそしいの? ぼくを避けているの? やっぱり電車の中のことすごく怒ってるの?」
「まこと・・・」
母は愕然とした顔になった。母がこんな顔になるのも無理はなかった。母はさっき本心からぼくを許してくれたのだ。それなのに、ぼくは母の言葉を信じていなかった。そのことに母は愕然としたのだ。
でも、もちろんぼくは母の言葉を信じていた。そして母は、ぼくに少しもよそよそしくしていなかったし、避けてもいなかった。なのにぼくはそう言ってしまった。
自分でも、なぜこんなことを言ったのかよくわからない。しかし、ぼくの口からはさらに自分でも思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「お父さんに、悪いと思っているんじゃないの?」
ぼくは自分で言って自分で驚いた。本当に何でこんなことを言っているんだろう・・・。
「そんなことないわよ! 避けてなんかいないし、もう怒ってもいないわ」
「じゃあ、何があるの?」
「・・・」
「ねえ、やっぱり何かあるんだろう、言ってよ」
ぼくは、母のスカートの中に手を入れながら言った。
そしてぼくは、これはどういうことなんだろう、と思った。なぜ自分があんなことを言ったのかわからない。わからないが、ぼくの言った言葉に母は動揺している。きっと母は、ぼくに何か隠しているのだ。
「やめなさい、まこと!」
困り切った声で必死にぼくを制止しようとした母だったが、なぜかぼくはムキになってしまい、パンティの上からあそこをコネコネと揉み立てた。
「うっ・・・」
と、呻いた母の体から急に力が抜けた。
ぼくはパンティの布ごと割れ目の中に指を差し込み、強くなぞった。
「あっ・・・あう・・・」
母は喘ぎ上げた。
「まこと・・・ああ・・・」
やがて母の口から熱い吐息が漏れ始めた。そのとき、こね上げていた母の性器が、パンティの薄越しにヌルッとなったのがぼくにはわかった。
「・・・もう、まことったら・・・」
突然、甘ったるい声を漏らし、母はぼくを振り返った。その顔が、どこか開き直ったような表情になっていた。
「まこと、わ、わかったわ。やらせてあげるから、とにかく手をどけてちょうだい」
ぼくがスカートの中から手を引き抜くと、母はぼくをイスに座らせた。そして、スーッと深呼吸してから真剣な表情になって言った。
「そうよまこと、まことの言う通りよ。お母さん、まことを避けたかったの・・・何でかわかる?」
「わからない・・・」
「実はねまこと、お母さん、電車の中で・・・感じちゃったの」
「ええっ? でもお母さん、濡れてなかったじゃないか」
「ううん、心で感じたの。まことがあまりに逞しくて荒々しかったから、お母さんドキドキしちゃったのよ。それでね、今までは息子として好きだったまことが、急に一人の男として好きになっちゃったの・・・お母さんそれが・・・それがとっても怖かったの」
「・・・」
ぼくは言葉が出なかった。でも、堪らない嬉しさが込み上げてきた。母が、ぼくのことを男として好きになってくれたなんて・・・・。
「もう全部本当のことを言うわね。初めて指でやってあげたときね、お母さんは仕方なくやってあげたわけじゃないの。本当はお母さんの方からしてあげたかったのよ。苦しそうなまことが愛おしくて堪らなくなって・・・」
母の顔に少女のような恥じらいの表情が浮かんだ。その顔がいっそう艶めかしいものに見え、ぼくは堪らなかった。
「そう、まことがお母さんの下着を漁ったときも、本当はちょっと嬉しかった。初めてまこととしたときも、まことがお母さんを脅してまでしようとしたことが嬉しかったのよ」
「・・・」
「わかったでしょう、まこと。お母さんは母親として失格なのよ」
少し黙った後、母は続けた。
「でも、お父さんのことを思うと堪らなかったわ・・・お母さんは、あんなに優しくて、家族のために一生懸命働いてくれるお父さんを裏切っているんだから・・・」
母の顔が一瞬辛そうに歪んだ。
そのときぼくは、さっきなぜ自分でも思っても見なかったことを口にしたのかわかったような気がした。たぶんぼくは、そんな母の葛藤のようなものを直感的に感じ取っていたのに違いない。
母が好きで堪らないからこそ、感じ取ったのだと思う。なぜなら、ぼく自身も父を裏切っているような罪悪感をずっと心の底に持っていたからだ。だからさっきも、父の顔を見て胸が痛んだのだ。
(そうだったのか・・・お母さんも罪悪感に苦しめられていたのか・・・)
ぼくは、母に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。そして、父にも・・・。
「だから、まことを避けていたの。でも、お母さんもう、本当の気持ちを隠せないわ」
そう言った母の表情が、ふっと艶めかしいものになった。
「お母さんは、まことが好き・・・まことが望むことなら何でもしてあげたいと思うの・・・どお、嫌らしいお母さんでしょう・・・こんなお母さんでもまことはいい?」
「いいよ、ぼ、ぼくは、そんなお母さんが余計に好きだよ!」
ぼくは叫ぶように言った。母が今の本当の気持ちを告白してくれたことが心から嬉しかった。
「嬉しいわ、まこと・・・」
母は喜びに溢れた顔でぼくに歩み寄り、頭を抱いて自分の胸に押しつけた。エプロンの上から柔らかい乳房に顔を埋め、ぼくはうっとりするような甘い陶酔に包まれた。
「お母さん、いいよね」
幸福な思いを噛みしめながら、ぼくも熱い目で母を見上げた。
「いいわ、お母さんももう怖がらないわ。それで、どういうふうにしてほしいの?」
母は母性愛のたっぶりと籠もった笑顔でうなずいた。
「流し台に手を置いてほしいんだ」
「まあっ、嫌らしい子」
そう言いながらも母は嬉しそうだった。ぼくの手を取って流し台の前に行くと、母は自分から流し台の縁に両手をかけ、大きく尻を突き出した。
「何だか、またドキドキしちゃうわ・・・誰か来そうになったら、すぐにやめるのよ」
チラリとドアの方を窺ってから母は続けた。
「・・・それからまこと、後で話しがあるの」
「何?」
「ううん、終わってから言うわ」
「わかった」
ぼくはスカートをめくり上げた。真っ白なパンティに包まれた張りのある尻が現れ、ぼくはゴクリと唾を飲んだ。突き出しているから、尻の丸みがさらに強調されている。
パンティに指をかけ、丸みに沿ってゆっくりと引き下ろしていくと、白桃のような瑞々しい尻がプリンと剥き出しになった。
「堪らないよ、お母さんのお尻」
「いいのよ、何しても・・・」
ぐもった母の声には、期待と緊張が籠もっていた。きっと、ぼくに本心を告白したことで気持が高ぶっているのだと思う。そして、もしかしたら罪悪感に対して開き直ったであろう母は、廊下を隔てたリビングに父と若い部下達がいて、ひょっとすれば誰かがキッチンのドアを開けるかもしれないという緊迫感に、ぼくと同じようにただならぬ興奮を覚えているのかもしれない。
ぼくは白桃のような尻を丸みに沿って上から下までさすり上げた。いつものようにしっとりスベスベした尻が手の平に吸い付いてくるようだ。
それにしても白いエプロンをつけた母が服を着たままパンティを太股に引っ掛け、尻だけを剥き出しにしている姿は、全裸よりも嫌らしくて刺激的な眺めだった。こんな恥ずかしい格好をためらいもせずにしてくれた母の心が、ぼくは堪らなく嬉しかった。
ぼくは母の尻の前に膝をついて屈み込み、両手で尻たぼをグッ、とこじ開けた。呼応するように母が足を広げたので、手を添えなくても割れ目の中が大きく露出した。そして、内部に籠もっていた熱気と甘酸っぱい匂いがムワッ、とぼくの顔を包み込んだ。
鼻孔いっぱいに熱気と匂いを吸い込みながら、もうそれだけでぼくは目眩がしそうだった。
二枚の肉ひだはねっとりと口を広げていて、赤くうねうねした粘膜と肉穴を垣間見せていた。肉穴からはすでに透明な液がトロトロ染み出している。その少し上にあるお尻の穴が、尻が突き出ているせいで少しせり出していた。
ぼくは、尻たぼを両手でしっかりと抱え込んだ。
母の体が小刻みに震えている。母も待っているのだとぼくは思った。
ぼくは尻たぼに顔を埋め込み、肉ひだに唇をかぶせた。熱くてねっとりした肉ひだと、絡みつくような粘膜の感触が、甘酸っぱい濃厚な香りとともに口の中いっぱいに広がった。
「あ・・・あふ・・・」
母が、甘い溜息とともに大きく尻をくねらせると、肉穴からトロッと愛液がこぼれ出てぼくの舌に伝わった。ぼくは愛液をすくい、粘膜を絡め取るように舐め上げた。
「う・・・くうっ」
母は舐め上げるたびに切ない呻き声を漏らし、微妙に尻を振り立てた。それが生々しくて、ぼくの興奮はさら高まった。
愛液を啜りながら肉ひだを存分に舐め上げたぼくは、今度は舌先を母の肛門にかぶせていった。
「あ・・・」
母はふっと尻を引きかけたが、思い直したようにグッと突きつけてきた。
「・・・まこと、もしかしてそんなところが好きなの?」
「うん。だってここ、お母さんの一番恥ずかしい穴だろう・・・お父さんにも触らせたこがない・・・」
母は悲鳴のような声を小さく漏らし、
「そ、そんな恥ずかしいこと言わないの・・・」
しかし、肉穴からはまたもピュッと愛液がこぼれ出た。
肛門のしわひだを掻き取るように舐め上げると、母は呻き声とともに尻をクナクナとうち振った。
「ああ、変ね・・・恥ずかしいのに感じちゃう・・・」
「ほ、本当・・・?」
ぼくは嬉しくてもっと喜ばせてやりたくなり、すぼめた舌先で皺の中心を突いた。
「ああっ」
母の背中が前にのめった。
菊皺はきつく閉じていた。ぼくはなかなか開こうとしないそこに舌を押しつけ、舌先で突くことを繰り返した。
肛門とそのまわりがぼくの唾液でぬるぬるになった頃、舌先がヌプッ、と浅くのめりこんだ。
「ああっ」
母が切なく喘いだ。恥ずかしいお尻の穴に息子の舌がのめり込んだのだ。
そのことに、ぼくさえも異様な背徳感を覚えたほどだった。だから、開き直ってはいても、やはり母もある種の衝撃を受けただろうと思う。
何しろ母親の肛門に息子の舌が差し込まれているのだ。世間一般の人はこんなことを想像すらしないだろう。きっと父だって・・・。でも、ぼくは、
(もし父がこの現場を見たら、もしかしたら卒倒してしまうかもしれない・・・)
そんなことを思い、なぜか妖しいほどの時めきを覚えた。どういうことかと言うと、何も知らない父がかわいそうに思えるのだが、
(父に隠れてこんなことを母としている・・・)
そのこと自体がもう、ぼくには快感だったのだ。
たっぷりとぼくに舐められ、肛門自体が柔らかくなっていたようだ。さらに突き入れていくと、舌の半分くらいまでが肛門にのめり込んだ。
せめぎあう括約筋をこじ開けるように、ぼくは固くすぼめた舌をズボズボと出し入れしていった。
「あん・・・ああん・・」
母が啜り泣くような声で喘いでいる。きっと母も、奇妙な興奮を味わっているのに違いない。
ぼくは舌先が疲れて感覚がなくなってくるまで出し入れを続けたが、もう、とてもすぼめていられなくなってスポッ、と引き抜いた。覗いてみると、唾液でギトギトになった肛門が、めくれたように内側のひだを晒していた。
どこか無惨な感じも覚えるが、唾液に濡れた肛門は堪らなく淫靡で興奮を煽り、ぼくはもう我慢ができなくなってきた。
お尻の穴も味わったし、そろそろ思いを遂げたほうがいいだろう。そう思った。いつまた父が入ってくるかわからないからだ。
ぼくは立ち上がってズボンのバンドを外した。ズボンをパンツごと膝まで下ろすと、ビンと反り返った肉棒を握りしめて母の尻の前に立った。
突き出された母の尻が、クネクネと誘うように振り立てられていた。愛液が太股にまで伝わっている。
ぼくは両手で母の尻をがっちりと掴み、グイッと引き寄せた。
「ああっ、きて、まこと・・・早く」
母は我慢できないというようにせっぱ詰まった声を上げた。
(ぼくからではなく、母がぼくを求めている!)
その喜びを噛みしめながら、ぼくは肉棒を肉穴にあてがい、ズンと腰を突き上げた。
「あっ、あううっ・・・」
「う、ううっ・・・」
ぼくと母の呻き声が、キッチンにこだましたような気がした。濡れているせいで、肉棒はスムーズに母の体内に飲み込まれていく。
「あっ・・・あああっ・・・」
母がさらに喘ぎながらクイッ、クイッ、と尻を押しつけてきた。肉棒はたちまち奥まで到達し、粘膜の中に根元までぴっちりとはまりこんだ。
体内はいつも以上に熱かった。それに、とろけるように柔らかい。そのくせ腰を引くと、離さないわ! とでもいうように粘膜がキューッ、と収縮してくるのである。
柔らかくスムーズなのに、動かすときつ過ぎるほどの締めつけになる・・・こんな結合感は初めてのことだった。
「ああっ、突いてまこと、突いて!」
母は狂おしい喘ぎ声を上げ、ぼくの動きに合わせて尻をクナクナと上下に揺すり立てた。そのため一回一回の抜き差しが深くきつく、摩擦感というより、肉棒を絞り取られてしまうような濃厚で凄まじい快感が押し寄せてくるのだ。それは、悲鳴を上げたくなるような気持ちの良さだった。
ぼくが突き上げるたびに、結合部からはグチュッ、グチュッという淫らで生々しい音が聞こえてきた。その音に刺激され、ぼくはさらに力を込めて抽送を送った。送るたびに火花が散るような快感に貫かれた。
「いいわまこと、とっても、とってもいいわ!」
「ああ、お母さん、気持ち良すぎて死んじゃいそうだ!」
「お母さんもよ、お母さんも死にそう!」
「ああっ、もう、もうっ・・・」
「いいのよ、出して、出してまこと!」
結合部からはもうグチュグチュなどという生やさしい音ではなく、ズリュッ、ズリュッという互いの粘膜がすり切れような激しい音が立て続けに巻き起こっていた。
ぼくは頂点に向かって抽送のスピードを上げながら、もがくように母の白いエプロンをまさぐった。
エプロンの腋から手を差し込み、ブラウスのボタンをプチプチと乱暴に外した。さらにその手をブラウスの中に差し込み、ブラジャーを掻き分けた。
すくい取った乳房を鷲掴み、押しつぶすくらいに揉みたてながらいっそう腰を激しく突き上げると、
「ああっ、ああっ、あああっ」
母は感極まったような声を上げて何度も首振りたくった。指でグリグリとつまみ上げると乳首はたちまち固く熱く突き出してきた。
(ああっ、お母さんがぼくと一緒に悶えている、こんなにも悶えている!)
嬉しさが込み上がり、快感も無限大に増幅していった。もう、快感を感じるというより、快感という炎に脳をジリジリと焼かれているような状態だった。
母の振りたくる腰の動きにも、どうしようもない焦燥感が滲み出ている。肉穴が独立した生き物のようにキュウキュウとうねるように収縮していた。
母も、ぼくと一緒に絶頂を迎えようとしているのだ。
「ああっ、お母さん、お母さん!」
「まこと、まことっ!」
ぼくも母も、どこか獣が呻くような声で互いを呼び合った。
「ひい・・・まことっ・・・」
母が悲鳴を漏らしながら後ろを振り返った。その恍惚とした表情にぼくは狂おしいほどの愛おしさを覚え、そして次の瞬間ぼくは昇り詰めた。
「お、お母さん・・・!」
「ま、まこと・・・!」
肉穴がギューッ、と収縮した。その収縮の中に、ぼくは凄まじい快感とともにドクドと精液を注ぎ込んだ。それは、
(もう、本当にこのまま死んでもいい・・・!)
そう思えるほど強烈で気持ちのいい射精感だった。
ぼくと同じように、母の体もブルブルと激しく震えていた。熱病にかかったかのように激しく、うねり来るような震えだった。母もぼくと同じように快感に身を焼かれている。それがあまりにも嬉しくて、ぼくは泣きたい位だった。
そしてぼくは一滴残らず精液をほとばしらせると、名残惜しいがいさぎよく肉棒を引き抜いた。もしかしたらこの瞬間にも父が入ってくるかもしれないからだ。
精液が、母の太腿に伝い落ちている。
互いに大慌てで服装を整えながら、なぜか顔を見合わせて笑い合った。そんな母の顔が眩しかった。ぼくは、身も心も母と一体になったような気がした。
まだ厳しい寒さの残る二月中旬、ぼくの家に合格通知が届けられた。
ぼくは無事、志望高に入ることができたのである。
その晩は父も早く帰ってきて三人で祝杯を上げた。母は、たくさんのご馳走を作ってくれた。しかし、ぼくはご馳走を頬張りながら寂しくて仕方なかった。
「どうしたんだ、まこと。そんな顔をして、嬉しくないのか?」
ビールを片手に、上機嫌の父がぼくに言った。
「ううん、嬉しいよ。嬉しくて堪らないよ」
「そうだよな、嬉しいわけだよなあ。だっておまえ、あんなに頑張ったんだものなあ」
父は満足そうに笑った。
母は、父と子の会話を微笑みながら見守っていた。そこには、息子の合格を心から喜んでいる普通の母親の姿しかなかった。
今日で最後だというのに、こんなに平然と微笑んでいられる母が、ぼくは少し不満だった。
深夜、階段を登ってくる母の慎み深い足音が聞こえた。ぼくは自分からドアを開けて母を向かい入れた。
「待っていたよ、お母さん」
「遅くなってごめんなさいね、まこと。でも、時間はたっぷりあるわ」
母は、祝杯を上げたときの平然さが嘘のように艶めかしい表情になっていて、愛情の籠もった、限りなく優しい目でぼくを見つめていた。
そんな母が嬉しくて、ぼくも顔をほころばせた。でも・・・。
「今日で・・・最後なんだね」
「そうよ、まこと・・・」
母は、ますます優しい顔でぼくを見つめたが、その目には凛とした決意が込められていた。本当に今日で終わりなんだと、ぼくは思った。
元旦の夜、キッチンで刺激的なセックスを済ませた後に、母ははっきりとぼくに言ったのだった。
「お母さん、まことのことが心から好きよ。このままずっとまことの世話をしてあげられたら、どんなに幸せかわからないわ。でもね、わかってほしいの。お母さん、まことのことも愛しているけど、お父さんのことも愛しているの・・・それと、こんな関係を続けていたらあなたは自立できなくなってしまう。立派な社会人にはなれないわ。だからお母さんとの関係は受験に合格するまでにしましょう」
ぼくは、これからも永遠に続くように思われていた幸福な思いが足下から崩れ去っていくような気がした。しかし、確かに母のいう通りだし、もともとそのことは、初めて手で擦ってもらった時から釘を刺されていたことだった。だからぼくは嫌だとは言えなかった。 そんなの嫌だ! と叫んで母にしがみつきたかったが「わかった。約束するよ」と答えるしかなかった。
その日から今日まで、母は献身的な奉仕を捧げてくれた。三日に一度、ときには何日も続けて、そして父がいるときでも部屋にきてくれてぼくに奉仕してくれた。
しかし、とうとう今日が、本当に最後の晩になってしまったのだ。
「お父さんはよく寝ているから、気にしなくてもいいわよ」
「うん・・・いっぱいお酒を飲んでたからね」
「どうしたの、そんな顔をして?」
「覚悟はできているんだ。でも、今日が最後かと思うと寂しくて・・・」
「まこと・・・」
母は愛おしそうにぼくを抱きしめ、
「ああっ、まこと・・・お母さんだって寂しくて堪らないわ。でも、これはまことのためなの。わかってちょうだい」
「うん、わかってる・・・ぼく、きっぱり諦めるから・・・」
母はしばらくぼくを抱きしめていたが、やがてぼくの手をとってベットにいざなった。
「今日で最後だから、お母さん何でもしてあげるわ」
そう言った母の顔はますます艶めかしくなっていた。
にっこりと微笑みながら、母は着ているものを脱ぎ始めた。
白いブラウスとスカートを脱ぎ落とし、ブラジャーを外ずすと、カップから開放されたたわわな乳房がプリンのように揺れ動いた。パンティをスルスルと脱ぎ下ろすと、白い下腹部と黒々とした茂みが露わになった。
ぼくは母が全裸になるまでじーっと見つめていた。
もう二度と、こんなふうにして母が裸になってくれることはない。ぼくは母の全裸も、母のしぐさも表情も、すべて目に焼きつけておきたかったのだ。
一糸まとわぬ素っ裸になった母の体から、生暖かい女の香りが立ち昇った。何度も見ているのに、グラマーな母の体は眩しいほどに魅力的だった。
早くも肉棒を膨張させながら、ぼくも着ているものをすべて脱ぎ捨てた。
「まこと・・・」
母にうながされ、ぼくはベットに横たわった。
母もベットに上がってきて、ぼくの横に正座するように座った。そして、張りのある乳房をフルフルと揺すりながら上半身を屈め、そっとぼくの肉棒に手を伸ばしてきた。
しっとりとした母の手で、肉棒を握りしめられた瞬間、思わずぼくの体はブルブルと震えた。この半年、慣れ親しんできた母の手も、今夜はなぜか初めて触ってもらったときのように新鮮だった。
「何だかいつもより、固い感じがするわ、まこと・・・」
母もぼくと同じように感じているのかもしれない。囁くように言いながら、母はゆっくりと肉棒をこね上げ始めた。揉むように、扱くように、ぼくの顔を優しく見つめながら、緩急をつけて指を動かしてきたのだ。
「ううっ、お母さん、きっ、気持ちいいよ・・・」
喘えぐように言ったぼくに、母は嬉しそうに微笑んでくれた。
「思い出すわ、初めてこうやって擦って上げた日のことを・・・つい半年前のことなに、何年も前のことのような気がするわ・・・」
どこか懐かしげな表情になりながら、母は王冠部にすっぽりと唇をかぶせてきた。ぷっくりした王冠部にくなくなと母の舌が擦りつけられ、ぼくはその気持ちの良さにさらなる喘ぎ声を噴き上げた。
「お母さん・・・ぼくもお母さんのあそこを舐めたい・・・」
喘ぎながらぼくが言うと、母は (いいわよ) と目で答えた。そして、肉棒をくわえたまま、ぐるっと回るように体の向きを変えると、大きく足を広げてぼくの顔をまたいできた。
丸くて重量感たっぷりの尻を、肉ひだも露わにグッ、とぼくの顔に突きつけた母。ぼくはそのまま尻を下ろしてくるかと思ったのだが、次の瞬間、母は肉棒から口を離し、信じられない言葉をもらしたのだ。
「さあ、まこと、母さんのおま×こを舐めてちょうだい」
「えっ!」
ぼくは驚いて声を上げてしまった。
(こんな言葉を、母が口にするなんて・・・)
前に一度言わせようとしたが、きっぱりと拒否されたあの四文字。ぼくは、母は絶対に言わないだろうと、いや、言えないだろうと諦めていたのだ。その四文字が突然母の口から飛び出した。驚きながらもその刺激的な言葉に、ぼくの胸はツーンと痺れきった。
ぼくの反応を楽しむかのように、乳房越しに母が微笑んだ。
「こう言ってほしかったんでしょう、あのときも・・・」
「うん・・・うん・・・」
ぼくは夢中で何度もうなずいた。
「いやらしい子ね・・・でもこれが最後だから言ってあげるわ・・・おま×こ・・・おま×こ・・・お母さんのおま×こをまことの舌で舐めてちょうだい・・・」
ぼくはまたもジーンと胸を痺れさせ、うっとりと聞き入った。顔を赤らめながら下品な言葉を連発してくれる母が、妖しいくらいに艶めかしかった。
母は肉棒をくわえなおし、尻を下ろしてぼくの顔に押しつけてきた。ネチャッ、という音とともに、ぼくの唇と鼻が開いた肉ひだの中にぬめりこんだ。
熱くてねっとりした粘膜が押しつけられ、熱気を帯びた甘酸っぱい匂いが、ぼくの鼻の中いっぱいに広がっていく。その匂いを腹いっぱいに吸い込みながらぼくは、
(お母さんのおま×こ・・・)
にむしゃぶりついた。
「ああん・・・」
鼻から甘い吐息をもらしつつ、母も必死に口を動かしてくれた。
クチュクチュ、ピチャピチャ、という互いに性器をむさぼりあう音が、部屋の中に淫らに立ちこめている。母の肉穴からは熱い液がジュクジュクと染み出し、ぼくの顔はたちまちヌルヌルになっていった。
「ああ・・・あうっ・・・」
熱い吐息を漏らしながら、母はさらに尻を押しつけてきた。ぼくはその尻をしっかりと受け止め、尻の割れ目に半分顔を埋め込みながら粘膜をしゃぶり続けた。
もうこれだけで堪らない快感の波が押し寄せ、ぼくは早くも爆発しそうになってしまった。それを察知した母が肉棒から口を離し、
「待ってまこと、我慢して・・・もっと、もっと気持ちのいいことをしてあげるから」
「う、うん!」
母は尻を上げ、ぼくの顔の上から下りた。
それから横たわったままのぼくに足を大きく開かせ、肉棒を握りながらひざまずいてきた。何をするのだろう、とぼくが期待に胸を躍らせて待っていると、母は二つの乳房を押さえつけるようにして抱え込み、そのまま上半身を傾けてきたのである。
「あっ」
驚いたぼくを悩ましい目で見上げながら、母は乳房の谷間に肉棒をはさみ込んだ。そして、その豊満な球体を両手でギューッ、と押しつぶしてきたのだ。
「あっ、ああっ・・・」
ぼくは驚きと嬉しさに思わず大きな声を上げてしまった。まさか、母がこんなことをしてくれるなんて思いもよらなかった。でも嬉しい。本当にぼくは嬉しかった。
うっすらと汗に濡れた乳房が肉棒に吸いついてくるようだった。母は両手でクイッ、クイッと乳房を揺り動かし、挟み込んだ谷間で肉棒を扱き立てている。
乳房、つまりお母さんのおっぱいは、手とも口とも、まして肉穴ともまったく違う感触だった。張りはあるけれども、柔らかい。柔らかすぎて摩擦感がないように感じるのだが、乳房の重さと弾力にやわやわとと擦られていると、何とも言えない快感が込み上げてくる。
それに、視覚的にも堪らない興奮だった。乳房をグニグニと揉みつぶしている母の姿そのものが、実に刺激的なのだ。
「どう、まこと、気持ちいい?」
「うん、すっごく気持ちがいい・・・」
ぼくが快感のためにうわずった声を上げると、母は乳房がひしゃげるほど両手に力を入れ、上半身ごと上下に動かし始めた。
押しつぶすほど圧迫されながらも、見事な球体を保っている乳房の谷間から、ぼくの肉棒が何度も出たり入ったりした。そのうちに母は、肉棒がニューッと突き出すたびに王冠部をパクッと口にくわえ、舌をキュッと押しつけてきた。その気持ちの良さに、ぼくはもう天にも昇りそうだった。
また、コリッと固くなった母の乳首が、ときおりぼくの下腹部に擦りつけられるのも堪らない快感だった。ぼくはあまりの気持ちよさに身悶えしながら、今度はとても抑えられそうもない射精感に襲われた。
「お母さん・・・で、出そうだ・・・」
「いいわよ、一回出しちゃいなさい」
激しく乳房を上下させながら、母が上目遣いにぼくを見上げてきた。
(お母さん!)
母の上気して汗に濡れた顔はあまりにも悩ましかった。だからぼくは一気に昇り詰めた。どっと精液が噴き上がった瞬間、母はさらに乳房を締めつけ、そしてパクッ、と先端に唇をかぶせてくれた。
「あああっ・・・」
精液が母の口の中にドクドクと注ぎ込まれていく。母はチューチューと音を立ててその精液を吸い上げてくれる。
「うっ、ああっ・・・」
目が眩むような快感のなかで、ぼくは何度も激しく呻き上げた。
母はぼくが出しきったあとも王冠部から口を離さず、吸い続けてくれた。肉棒は衰えもせず、乳房にはさまれたまま力強く脈打っていた。
ようやく口を離した母は、上唇についた精液の残滓を舐め取りながら、
「やっぱり若いのね、ぜんぜんしぼまないもの・・・」
艶めかしく微笑んだ。それからぼくの耳元に唇を寄せて囁いた。
「まこと、今度は母さんの・・・おま×こに入れてちょうだい・・・」
とろけるように甘い囁きだ。その声だけでもゾクゾクするのに、温かく湿った吐息に耳の中をくすぐられ、ぼくはもう堪らない思いだった。
「最初は、母さんが上になるわね・・・」
「うん」
母は、ぼくを優しく後ろに押し倒すと、ぼくの下腹部をまたいで膝立ちになった。そして、ぼくを優しく見下ろしながら片手で肉棒を掴み、ゆっくりと腰を沈めてきた。
期待感に体を震わせながら待っていると、やがて、先端にぶにゅっ、と肉穴が押しつけられた。そして、ヌルヌルに濡れた肉穴がヌメリッ、と広がり、そのまま肉棒を飲み込み始めた。
「あっ・・・お母さん・・・」
その時ぼくは、思わず声を上げてしまった。今夜はなぜか、今までの挿入感とぜんぜん違っていたのだ。膣内が煮えたぎるように熱くて、肉穴自体が一つの生き物のように、凄い力でぼくの肉棒を締めつけてくるのである。
いままでだって確かに気持ちよかったけれど、こんなにすごい吸着感はなかった。もう、入れた瞬間に爆発してしまいそうな締めつけなのである。
(きっとお母さんは、理性も羞恥もかなぐり捨ててぼくと快感を共有しようとしているんだ・・・)
ぼくはそう思った。そんな母に、ぼくは感動さえ覚えてしまった。
母の全身から、凄みさえ感じるほどの艶めかしさが立ち昇っていた。
「ああ、まこと・・・」
母が、切ない声でぼくを呼びながら腰を動かし始めた。
最初は上下にではなく、円を描くように尻を回してきた。肉棒がきついすぼまりの中でキュウキュウとこね回され、痺れるほど気持ちがいい。
「ああ、気持ちいいよお母さん・・・」
ぼくが声を上げると、母は包みこむような笑みでぼくを見つめ返し、
「ああまこと、なんて可愛いの・・・お母さん、まことを食べてしまいたいくらいだわ・・・」
「・・・ぼくも母さんに食べられたいよ・・・!」
思わずぼくは叫んでいた。そう、ぼくはずっと母に食べられたいと渇望していたのだ。母にムシャムシャと食べられ、母の子宮の中でもう一度赤ちゃんになって産み落としてもらうことを・・・。
「いいわ、食べてあげる・・・お母さんのおま×こで食べてあげるわ・・・」
耳元で囁き、母が肉穴を締めつけた。すると、内部がギューッ、と締まり、さらに肉ひだが、生き物のようにぱくぱくとうごめいて砲身を刺激してきた。脳天が痺れるような気持ちの良さだ。
(あああっ・・・)
ぼくは、本当に母に食べられているような錯覚を覚えた。母のおま×こが唇になって、ぼくを肉棒から食べているのだ。ぼくはこのまま母の子宮に取り込まれ、ドロドロと溶かされる。そしてまた、赤ん坊になって再生するのだ・・・。
母が尻を上下し始めた。肉棒を、肉穴で掴みしめるように、ゆっくりと確実に肉棒を出し入れしてくる。ぼくは全身を震わせながらその快感に身をゆだねた。
膣内が、とにかく熱かった。粘膜がでヌルヌルで、とろけるように柔らかいくせに、奥の方は凄まじいばかりにきつい。
「ああ、お母さん、ものすっごく気持ちいい・・・」
「お母さんもよ・・・」
母は、微かに広げた唇から真っ白い歯を覗かせながら答えた。
肉穴の心地よい締めつけもさることながら、母の凄みさえ漂わせた顔がぼくをゾクゾクさせていた。苦しげで、それでいて快感に満たされた表情が、切ないくらいに美しかったのだ。
ぼくは、タプタプと揺れる乳房を両手ですくい取りって下から揉み上げた。無意識にめいっぱいの力が指に力が入ってしまう。乳房がギュウッと押しつぶされて痛いはずなのに、母は少しも痛そうな顔をしなかった。さらにぼくはコリコリに固くなった乳首をつまみ上げ、グリグリときつく擦りたてた。
「ひいいっ」
ようやく母が悲鳴を吹き上げたが、それは苦痛というより快感の悲鳴だった。
指の間に乳首をはさんで荒々しく揉み上げながら、我慢できなくなってぼくも腰を突き上げた。母の腰の動きに合わせてグイッグイッ突き上げていくと、結合感がさらに強くなって、粘膜の擦れ合う音もグンと大きくなった。
「ああ、まこと、まこと・・・」
母のあえぎ声が切羽詰まったものになってきた。その声が、今までになく切なく甘く
聞こえてくる。
「ああっ、お母さん・・・お母さん・・・」
ぼくも切羽詰まってきた。女神さまのような母がこれほどまでに悶えている。ぼくとともに快感を貪っている。その喜びを、ぼくは全身で噛み締めていた。
「まこと、今度はまことが上に・・・」
「うん、お母さん」
ぼくはすぐに体を入れかえた。今度は仰向けに横たわった母が大きく太腿を開いた。
ぼくは母の両膝を腕で抱え、両足をすくうように持ち上げてから自分の下腹部を前に突き出した。
母が伸ばした手で肉棒を握り、先端を肉穴に導いてくれる。先端が入口をさぐり当てると同時に、ぼくは一気に根元まで押し込んだ。
「あっ、あああー」
母が歓喜の喘ぎ声を上げ、背中を反り返らせる。ぼくは肉棒を力強くズン、ズン、と抽送し始めた。
母はあん、あん、と悶えながらぼくに身をまかせていたが、やがて半身を起こし、しがみつくようにぼくを抱き締めてきた。
「ああ、本当にたくましくなったわね、まこと・・・一番最初に、入れ方がわからなくてオロオロしていたのが嘘みたいにたくましいわ。まこと、あなたはもう立派な大人よ・・・」
潤んだ目で眩しそうにぼくを見詰めながら、母は本当に嬉しそうに囁いた。
「うん、うん!」
ぼくは何度もうなずいた。
「全部母さんのおかげだよ、高校に合格できたのも、自信をもってできるようになったのも・・・みんなお母さんのおかげだよ・・・お母さんがいてくれなかったら、ぼくは、ぼくは・・・!」
感謝で胸をいっぱいにしながら、ぼくはますます力強く肉穴をえぐっていった。
「まこと・・・あああっ・・・」
「お、お母さん・・・」
ぼくと母の、腰を打ちつけ合う動きは一段と激しいものになった。熱い喘ぎ声が重なりあい、部屋中に響き渡っている。ぼくの顔を伝わる汗が、ポタポタと母の乳房や下腹部に垂れ落ちている。
「お母さん、出るう!」
「ああ、まこと、お母さんも・・・お母さんもいくわ・・・!」
叫んだ母が背中を突っ張らせ、下からクイクイと腰を突き上げてきた。ぼくも負けじ
と腰を突き動かした。
「ああっ・・・あああっ・・・・」
母が絶頂に達したらしく、いっそう高い悲鳴を放って肉穴を収縮させた。
「あうっ・・・」
その痙攣したかのような下腹部の締めつけに、ぼくも獣のように呻きあげ、乳房を力いっぱい握り締めながら爆発した。
「おうっ・・・」
噴き上げた精液が母の胎内にドロドロと注ぎこまれていく。
その喜びと、痺れるような快感を噛みしめながら、ぼくは何度も呻き上げた。
母も背骨が折れそうなほど半身を反り返らせ、ひーひーと喘ぎ続けている。肉ひだがピクピクと痙攣し、肉棒の根元をいつまでもギュウッと締めつけていた。
「お母さん、好きだ、大好きだ!」
ぼくは快感の余韻を味わいながら母の唇に自分の唇を重ねていった。激しく唇を吸われながら、母もまた、
「お母さんもよ・・・お母さんもまことが死ぬほど好き!」
叫びながら、むさぼるように吸い返してくるのだった。
どれほど時間がすぎたのだろか。ぼくと母は力尽きてしまい、抱き合ったままいつまでも動けなかった。
母の柔肌をまさぐりながら、ぼくの胸には切ないものが込み上げていた。
これで本当に最後かと思うと、覚悟を決めたつもりでもやはりぼくは寂しくて堪らなかった。ふと思いついて、ぼくは言った。
「お母さん・・・お願いがあるんだけど・・・」
「なあに、まこと」
目を閉じていた母が、薄目を開けてぼくを見詰めた。
「ぼく、お母さんのことを忘れたくない。お母さんの体のすべてをぼくの体に刻みこんでおきたいんだ・・・だから、だから・・・」
「・・・」
母は、ぼくが何を言いたいのかわからないようだった。
ぼくは、勇気を振り絞って言った。
「母さんの、おっ、お尻の穴に入れさせて・・・」
「まあ・・・」
母は驚いて目を見開いた。
が、とんでもないぼくの願いがかえっておかしかったらしい。ぷっと吹き出すと悪戯っぽく眉をひそめ、どこかわざとらしくおぞましい声を出した。
「・・・そんなところに・・・入れたいの?」
「うん・・・」
ぼくがすがりつように母を見つめると、母はにっこりと笑ってくれた。
「そうねえ、心残りがあったらいけないわね。いいわ、まことがそうしたいなら・・・」
「ほ、本当に? 本当にいいの、お母さん」
「いいわよ」
母はきっぱりと言った。
「ありがとう、お母さん」
ぼくは嬉しさのあまり、母を力いっぱい抱きしめた。
「でも、どうすればいいのかしら・・・やっぱり、こうかしら・・・」
母は起き上がり、恥ずかしそうに頬を染めながら、四つん這いになって尻を大きく突き出した。
「お母さん・・・」
自分のためにこんな恥ずかしいポーズを平然ととってくれた母が、ぼくは意地らしくさえ思った。
きっと母は、前からぼくにせがまれたら許すつもりでいたのだ。ぼくがお尻の穴に執着していたことを知っていたから・・・ぼくはそう思った。そしてぼくは、胸を熱くさせながら母の尻の前に屈み込んだ。
さっき二回も出した後なのに、肉棒は早くも母の刺激的な姿に反応していた。
「いいわよまこと、さあ、きて・・・」
母が優しくうながしてくれた。
ぼくは母の尻たぼに両手を添え、ムチッと左右に割り開いた。めくれた肉ひだとその少し上にあるお尻の穴が剥き出しになったのだが、肉ひだはさっき注ぎこんだ精液でドロドロになっていた。ぼくは、ゆっくりと肛門に顔を近づけていった。
セピア色の可憐な皺ひだが、脅えたように内側にすぼまろうとしていた。その皺ひだにぼくは震える舌を這わせた。
「ひ・・・」
母は喘いだ。それは当然のことだろう。母にとってもきっと初めて体験なのだ。平然と受け入れ体勢をとってはくれたけれど、母は本当は怯えているのだ。
だが、ぼくはかまわずに皺の一枚一枚を丹念の舐めあげ、舌先で掻き分けるようにして唾液を奥に注ぎ込んだ。
「あうっ・・な、何だか変な気持ち・・・」
母は困惑したように声を上げた。
それでも母はじっと我慢してぼくの舌を受け止めてくれた。
しばらく舐め続けていると、菊しわは唾液でヌルヌルになった。同時に固くすぼまっていたそこが、ねっとりと柔らかみを帯びてきた。
ぼくは、指でやわやわと揉み上げてから軽く差し込んでみた。
「あふっ・・・」
母が本当に困ったように声を上げ、尻をクナクナと振ったが、指先は菊ひだを掻き分けてズブズブと内部に沈みこんでいった。
何度か出し入れするとけっこうスムーズに指が動く。
「お母さん、大丈夫大みたいだよ・・・ぼくのを・・・入れてみてもいい?」
「ええ、い、入れてみて、まこと・・・」
母の声には未知の痛みに対する脅えと、それでもしっかりと受け止めようとする覚悟のようなものが含まれていた。ぼくは指を抜き、背後から母の尻を掴み寄せた。肉棒は充分に硬直している。
「い、入れるよ・・・」
ぼくは肉棒の先端を菊しわに当てがい、グッと腰を入れた。ヌプリッと菊しわの中心が開き、肉棒を飲み込み始めた。
「あっ、あああっ・・・」
母は喘ぎ声を噴き上げ、全身をガクガクと揺すり立てた。
ぼくはさらに腰を突き出し、王冠部を半分ほどのめり込ませた。
肛門の入口はぼくが念入りに舐め上げ、たっぷりと唾液をすりこんでおいたので入りやすかったが、そこから先はかなりきつくなっていた。
少しでも通路を広げようと、ぼくは肉棒の角度を微妙に修正しながらグリグリと突き上げていった。と、ギシッ、ギシッ、と直腸粘膜に擦られながら、肉棒は少しずつ沈み込んでいった。
「う、ううっ・・・」
母の声が苦しそうになったので、ぼくは心配になって聞いた。
「お母さん痛いの? 痛かったらやめるよ」
「平気よ、気にしないでいいわ。さあっ、続けなさい・・・」
本当は激痛を味わっているだろうに、母は健気にも歯を食い縛って堪えているのだ。
ぼくは胸に痛みを感じながらも、そのままき肉棒をこじ入れていった。
きつい締めつけに押し返されながら、王冠部がとうとう菊しわの中にのめり込んだ。
ここまで入ってしまうとカリ首が括約筋に強く締めつけられ、押し返されても抜けそうになかった。
ぼくは、歓喜と興奮で目が眩みそうになりながら、少しずつ肉棒を押し込み、とうとう根元まで肛門の中に押し込んだ。
「お母さん・・・全部入ったよ・・・」
「ええ、わ、わかるわ・・・お母さん、お尻の穴でまことを締めつけているのね・・・」
母のお尻の中は肉穴と同じようにジーンと熱かった。
あれほどきつかった入口付近にくらべ、内部は驚くほどゆるやかになっていた。かといって空洞でもなく、直腸の粘膜が肉穴と同じように肉棒に絡みつき、強い力で締めつけてくるのだ。それは、肉穴とは比べ物にならないほど強い締めつけだった。
そして、その直腸内部の、内臓質のシコシコとした感触が、ぼくには堪らなく気持ちよかった。
ぼくは、根元まで沈みこんだ肉棒を今度はゆっくりと抜き始めた。直腸の粘液にまみれた肉棒が、表面をテラテラと輝かせながら少しづつ引き抜かれてきた。菊しわが盛り上がってめくれ、からみついた粘膜が肉棒に引っ張られてたぐり出されてくる。
何だか信じられないような光景だった。清楚な母にも肛門があって、その肛門がこんなも嫌らしくねとついているなんて、ぼくには本当に信じられない。
でも、こんな嫌らしさも全部含めての母なのだ。
ぼくは、肉棒をゆるやかに出し入れし始めた。
ズリッ、ズリッ、クチュ・・・
直腸と肉棒のこすれる音がかすかに聞こえてくる。きつすぎるほどの摩擦感が素晴らしい快感を巻き起こしていた。
興奮のため、ぼくの腰の動きは乱暴なものになった。ズーン、ズーンと直腸を抉るかのように、ぼくは腰を突き上げていった。
「ひいっ・・・あああっ・・・ひっ・・・」
母は呻きながらも尻を突き出したまま、されるがままになっていた。きっと母は、ぼくを満足させるために死ぬ思いで激痛に耐えているのだ。
母がこんなにも自分を愛してくれたことに、ぼくは心から感謝した。
ぼくの抽送は続き、母の苦しそうな、それでいてどこか甘い喘ぎ声がいつまでも部屋の中に響き渡っていた。やがて、気の遠くなるような快感に包まれたぼくは、お母さん、お母さんと叫び上げながら、最愛の母の直腸に精液を注ぎこんだ。
その瞬間、頭の中が真っ白になり、何もかもが弾け飛んでいた。
夜が明けようとしていた。窓から差し込んでくる薄明かりに照らされながらぼくと母は裸のまま抱き合い、黙って見つめ合っていた。
ぼくはこのまま時間が止まってほしいと願った。このまま永遠に母を抱きしめていたかった。しかし、否応なく時はやってくる。
「まこと、お母さんが部屋から出ていったら、そこでお終いよ」
母が、ぼくを優しく見つめながら囁いた。
「うん・・・」
「これからは普通の母親と普通の息子よ。わかったわね」
「わかった・・・」
ぼくもじーっと母の顔を見詰め返した。
ぼくの胸には、母との様々なできごとが走馬燈のように思い出されていた。別人になるわけではないが、母はもう今までの母ではなくなるのだ。すべての思い出を心の奥にしまい込み、普通の母に戻ってしまうのだ。もう二度とあんな淫らな顔をしてくれることはないだろう。
母がぼくの頬を優しく撫でながら染みいるような声で言った。
「さようなら、私のまこと」
その目にうっすらと涙が滲んでいた。ぼくも泣きそうになりながら、万感の思いを込めて母に言った。
「ありがとう、ぼくのお母さん。さようなら・・・」
朝の光が、窓から差し込み始めていた。 -
終
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今夜もぼくは、二階の自室で机にかじりついて受験勉強をしていた。でも、どうもさっきからイライラと落ち着かない。高校受験を半年後に控え、今が一番大事な時期だというのに、このところ集中力が持続しないのだ。
その理由は、ぼくが欲求不満だからだ。ぼくの体の中にはつねに嵐のような性欲が込み上げている。きっと受験勉強の重圧のせいだと思う。
もっとも十四才という年齢からすれば性欲があって当然だと思う。だけどぼくの性欲は強すぎる。だって朝から晩まで女の裸を想像しているのだから。自慰だって1日に五回も六回もしてしまうのだから。今だってぼくは、勉強を始めてから三度の自慰をしようとしている。
ぼくは友達から借りたどぎつい雑誌を机の奥から引っ張り出し、ズボンのチャックの中から肉棒を掴み出した。もうマンネリしてしまったが、比較的可愛い女の人のおっぱいやお尻を見ながらシコシコと肉棒を擦りあげた。
うーん、やっぱり気持ちがいい。ぼくは肉棒を擦っている時だけ受験勉強の重圧から解放されるのだ。あれ、待てよ・・・。母が階段を上がってくる足音が聞こえた。自慰に夢中になってすぐに気づかなかったのだ。
(ああっ・・・ど、どうしよう)
でも、すでに遅かった。母はもう部屋のドアの前に来ていた。
「入るわよ」
「ちょ、ちょっと待って!」
ぼくは慌ててズボンをもとに戻そうとしたが、間に合わなかった。母はいつものように、すぐにドアを開けてしまった。ぼくは心臓がキューッと縮むような気がした。
雑誌はサッと引き出しに投げ込んだが、肉棒をズボンの中にしまいこむことまではできなかった。ぼくは慌ててイスを引き寄せ、机の奥に下半身を潜りこませた。
(だめだ、見つかった・・・)
顔面がみるみる蒼白になっていくのが、自分でもはっきりわかった。
「まあっ、まこと・・・いま何をしていたの・・・!」
母は、ぼくがよからぬことをしていたことをすぐに察してしまった。コーヒーとケーキの乗ったトレーをベッドに置くと、母はつかつかとぼくの側に歩みよってきた。
ぼくは顔を上げることができず、うつむいたまま全身を硬直させていた。
「まこと、いま机の中に何を隠したの、出してみなさい」
母の語気はちょっと強かった。教育ママの母はぼくが勉強以外のことをしているといつもこうなのだ。母の荒い少し息づかいを感じながら、ぼくはますます身を固くした。
「なっ、何でもないよ、ちゃんと勉強していたよ!」
「だったら、どうして慌てて隠したの? さあ、見せてみなさい」
母が机に手を伸ばした。ぼくはあっ、と思ったが動けなかった。引き出しが母の手で開けられ、雑誌が母の目に触れてしまった。
「まあ、こんな雑誌を・・・」
母が呆れたように言った。でもぼくは、雑誌を見つかったことも恥ずかしかったが、机の下の、ズボンから飛び出している肉棒を見つかることの方がもっと恥ずかしかった。
「とっ、友達に貰ったんだよ!」
ぼくは叫ぶように言い訳をした。そして、そんなことをするつもりはなかったのに、無意識に母の体を突き飛ばしてしまった。
「あ・・・」
バランスを崩した母が、驚きの声を上げながら床に倒れてしまった。
ぼくは青くなった。こんなことをするつもりはなかったのに、何てことをしてしまったのだせろう・・・。ぼくはオロオロしながら母を振り返った。でもそのときぼくは、思わず息を飲んでしまったのだ。
母は床に尻餅をついたまま少し怒った顔でぼくを見上げていた。しかし、ぼくが息を飲んだのは母のその顔にではなかった。尻餅を突いた母のスカートがまくれ、両足が大きく開いて白いパンティが丸見えになっていたことに息を飲んだのである。
母をこんなあられもない姿にしてしまったことに、ぼくの胸はチクリと痛んだ。でも、ぼくはスカートの中から目を離すことができなかった。本当に生のパンティって生々しいものだったんだ。
母の両足はスラリとしていたが太腿のあたりはむっちりしていた。それに透き通るように白かった。太腿の白さとパンティの白さが混じりあってすごく眩しかった。おまけにパンティの中心部のふっくらと盛り上がっているのまで見えている。
実の母であろうと、こんなに生々しいものを見たら興奮してしまっても仕方がないと思う。ぼくのしぼんでいた肉棒はムクムクと膨れ上がり、先端が机の底に当たってしまうほどだった。
でも、ぼくは困り切ってしまった。こんなものを絶対に母に見られたくなかった。
「まこと・・・お、お母さんに何てことをするの」
母は、砂を噛むように言いながら素早く立ち上がり、めくれたスカートを元にもどした。そして、ちょっと悲しい顔になってぼくを見つめた。
「まこと、今は一番大事な時期なのよ。わかってるの」
母が唇を少し震わせながら言ったが、ぼくは返事ができなかった。
「こんな大事な時期なのに・・・お母さんがこんなに心配しているのに・・・どうしてまことは勉強に打ち込んでくれないの・・・」
その少しかすれた声を聞きながら、ぼくは母を突き飛ばしてしまったことを本当に後悔した。確かに母は受験勉強に関しては厳しい。けれどそれは、母がぼくの将来のことを心から心配してくれているからなのだ。ぼくにもそのことはよくわかっている。でも、そんな母をぼくは突き飛ばしてしまった。
母はぼくが返事をしなかったので「勝手にしなさい」と呟いて部屋から出ていってしまった。
だけどぼくは、その時反省はしていたけれど、すごく興奮もしていた。ぼくの脳裏には、さっき見たばかりの母のパンティが鮮烈に焼き付いていたのだ。
ぼくはイスをずらして下半身を机の奥から出した。そしてためらうことなく右手を肉棒に伸した。肉棒は痛いくらいに勃起していたし、先端から染み出した液でカリ首のあたりがヌルヌルになっていた。
(こんなことをしていいのかな・・・)
そう思いながらもぼくは肉棒をしごき始めてしまった。もちろん母のや太股をパンティを思い出しながらだ。
しごきながらぼくは驚いてしまった。なぜかシコッ、シコッ、と擦るたびにいつもとは違う強烈な快感が沸き起こるのである。
(ああ、お母さんのあの太腿を触ってみたい。きっとスベスベと柔らかいだろうな・・・)
こすりながら、突然ぼくはそんなことを思った。そしてギョッした。自分のお母さんに、ぼくは何てことを考えるだろう・・・でも、何だかすごく興奮する。
考えてみれば、ぼくは母を女として意識したことなど一度もなかった。母はいま三六才。名前は和恵だ。母は息子のぼくの目から見てもかなりの美人である。小学校の授業参観のときなど「君のお母さん、綺麗だね」とよく友達に言われたものだ。
それに母は頭もいい。父の卒業した有名大学よりも母の卒業した女子大の方が格が上なのである。でも、それだけじゃなかった。母は実にグラマーな体をしていた。胸は大きく突き出し、尻もむっちりと丸い。
いままで女として意識していなかったけれど、こうして意識して見ると母はかなりそそられる体をしていたのだ。
そんなこともチラチラと思いながら、とうとうぼくは母のパンティを思い浮かべながら爆発してしまった。何だか物凄く気持ちがいい。でも、何だか胸がチクチク痛んだ。
つぎの朝。ぼくはいつものようにパジャマのまま、恐る恐る階段を下りていった。
キッチンに入ると、母の後ろ姿が目に入った。母は真っ白いブラウスと、膝より少し短めの紺のスカートを身につけていた。その上に赤いエプロンをまとっている。
母は朝食を作っていた。けっこう大きな会社で課長をしている父はすでに家を出ている。広い家の中に母とぼくしかいなかった。
母は目玉焼きを作っていたがチラッ、とぼくの方を見て「おはよう」と言った。夕べのことは夕べのことで、とりあえず朝は気持ちよく送り出してくれるつもりらしい。
ぼくは母の顔を見るのがちょっと怖くて恥ずかしかった。でも、思い切って言った。
「お母さん昨日はごめんなさい。ぼく、これからは真面目に勉強するよ。約束する」
母は微笑みながら振り向いてくれた。
「もういいわ、まこと。ノックもしないでドアを開けたお母さんも悪かったのよ。ごめんなさいね」
ぼくは、母がそう言ってくれたことで救われたような気がした。もし雑誌のことや、スカートの中に目が釘付けになったことをネチネチと追求されたら、ぼくはいたたまれなくなっていたはずだ。
母は流し台に向き直り、朝食作りの続きを始めた。ぼくはテーブルのイスに腰掛け、なんということなしに母の後ろ姿を見つめた。と、ぼくの肉棒はパジャマの下でムクムクと頭をもたげてしまった。昨夜のあの快感の記憶が脳裏に蘇ってきたのである。
ぼくは必死に自分を押さえようとしたが無駄だった。
パンティと太腿を晒した母の姿がみるみる頭の中で大映しになっていく。
いけないとわかっているのに、良心が痛むというのに、ぼくは母の体を女として観察していた。そんな自分がちょっと怖かった。
母の大きな尻がスカートの下からみっしりと張り出していた。母が屈み込みこむと、その尻がグッと突く出された。ぼくは胸がドキドキしてしまった。
母が朝食を運んできた。今度はブラウスの胸の膨らみに目がいった。いつも見ているのに今日に限っては、まるで熟れたパパイヤのようにズンと突き出して見えた。
朝食を済ませたぼくは、部屋に戻って着替え始めた。その途中でぼくは肉棒を掴み、擦り上げ、すぐに爆発した。それは夕べと同じようにすごい快感だった。でもやはり胸がチクチク痛んで仕方なかった。
母を自慰のオカズにしていることに、ぼくはすごく罪悪感を感じている。でも、この快感は捨てがたい。あまりにも気持ちが良すぎるのだ・・・。
あの日以来、ぼくは自慰をするとき、母の裸を想像しないではいられなくなってしまった。想像してはいけない! と思うのだが、どうしても脳裏に浮かんできてしまうのだ。
あの、真っ白いパンティと、むっちりと脂肪の乗った太腿が目に焼きついている。
あの場面を思い出して肉棒を擦っていると、
(あの白い布の下に、お母さんのおま×こがあるんだ。おま×こっていったいどんな形なんだろう。どんな匂いがするんだろう。それにお母さんのあの胸。どんな感触だろう、プリンのように柔らかいんだろうか)
などと、とめどなく妄想が湧いてくる。同時に罪悪感も込み上げてくるのだが、その罪悪感が逆に快感を高め、痺れるような射精感を味わうのだ。
こんなことはやめなければいけないと思いながら、ぼくはどうしてもやめられなかった。
その晩も、ぼくはいつものように自室で勉強していた。
少し前にがコーヒーを運んできてくれたが、やはりこのときもぼくは母の体を盗み見た。母は何とも思っていないだろうが、ぼくはひとつの部屋の中に母と二人きっりになるということに妖しい時めきさえ覚えるようになっていた。
深夜、ぼくはトイレに行こうと階段を降りていった。一階はシーンと静まりかえっていた。母はお風呂に入っているらしい。父もまだ帰宅していない。
用を済ませ、部屋に戻ろうとしたぼくは、何だか異様な興奮を覚えた。
(そんなことをしてはいけない)
心の中でしきりに声がするが、ぼくはどうしても誘惑に勝てなかった。ぼくは、忍び足にで風呂場に近づいていった。こんなことをする自分が信じられない。
期待と不安が入り交じってぼくの全身が震えている。だが思い切ってぼくは風呂場のドアノブを回した。音がしないように、ゆっくりと、慎重に。もうそれだけで心臓が口から飛び出しそうな気がした。
でも運がよかった。母はシャワーを浴びている。ぼくは今だとばかりドアノブをまわした。カチャリと音がしたが、シャワーの音に掻き消され、母には聞こえなかったはずだ。
ぼくはほんの少し開けたドアの隙間に顔を押しつけ、中を覗き込んだ。しかし浴室にはもう一枚ガラス戸があるからすぐに母の裸が見えるわけではなかった。そのガラス戸の奥で母はシャワーを浴びている。ぼくは母が風呂から上がろうとしてガラス戸を開ける瞬間を狙うつもりだった。
ぼくは全身を石のように固くさせ、母がガラス戸を開けるのを待った。心臓の音が頭の中で鳴り響いている。
聞こえていたシャワーの音がやんだ。ぼくの心臓はさらに激しく脈打ち始めた。少ししてガラス戸がスーッと開けられ、そして、そして中から母の輝くような裸身が現れたのだ。
ぼくは目を皿のように見開いた。何という素晴らしい眺めだろう。抜けるように白い肌を赤く染め、全身に湯をしたたらせた母が、ぼくに覗かれているとも知らず浴室から脱衣場に上がってきたのだ。初めて見る女の全裸に、ぼくは目眩がする思いだった。
とにかく、母の体はぼくが想像していた以上にグラマーだった。
おっぱいは見事に張りだしている。ウエストはキュッと引きしまり、白い下腹部には淡い陰毛がサラサラと形よく生えていた。スラリと伸びた足。その太腿にはたっぷりと脂肪が乗っている。お尻なんか指で触れたらプルンと弾けそうなほどの弾力と張りに満ちていた。
ぼくは食い入るように見つめていたが、時間にしたらほんの数秒だった。母の裸身をしっかりと目に焼きつけたぼくは静かにドアを閉め、ゆっくりと風呂場から離れた。
全身が火のように熱くなっていた。肉棒は今にも爆発しそうに勃起している。部屋に戻ったぼくは、ベットの上に横たわって肉棒をしごきはじめた。
(ああ、お母さん・・・お母さん・・・)
心の中で母を呼び、見たばかりの母の全裸を思い出して激しく肉棒をこすり上げた。
快感はあっという間に押し寄せてきて、ティッシュを取る暇もなかった。ぼくは慌てて左手をかぶせ、大量に噴き出した精液を受け止めた。腰がとろけてしまいそうな快感だった。
朝になった。今日は日曜日だ。ぼくはむさぼるように眠っていて、つつましいノックの音でようやく目を開けたのは、そろそろ昼食になろうかという時刻だった。
「あ、起きたよ」
ベットから起きあがりながら返事をすると、母が静かに部屋に入ってきてぼくにおはようと声をかけた。
「よく眠れた? まこと」
母は、まだベットの中にいるぼくの顔を覗き込むようにして微笑んだ。
「うん」
ぼくはうなずきながら、ふと母の顔に違和感を覚えた。口元は優しいのだが目が笑っていないように見える。嫌な予感がぼくの胸に走った。
母はしばらくぼくの顔を見つめていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「ねえ、まこと・・・」
思い詰めた末に絞り出したようなその声に、ぼくの目覚めの余韻は一瞬にして吹き飛ばされた。
「まこと・・・夕べ、お母さんがお風呂に入っているところを覗かなかった?」
少しためらいがちだが、はっきりとした口調だった。ぼくは、体中の血が凍りついていくような気がした。まったくなんてことだろう。あんなに注意してドアを開けたのに、バレていたのだ。
ぼくの蒼白になった顔から察したらしく、母は深いため息をついた。
「やっぱり覗いたのねまこと、気配でわかったわよ。どうしてそんなことをしたの?」
母の顔がさらに厳しくなった。
「ご、ごめん・・・」
やっとのことでそれだけを絞りだしたぼくを、母はじーっと見つめていた。情けないような、裏切られたような、母の表情は複雑だった。
「自分でも、いけないことはわかってたんだ。でも、でも・・・」
口ごもりながらぼくは、何とかうまい言い訳をしようと考えを巡らせた。
「毎日勉強ばっかりでなんだかイライラしちゃって・・・つい出来心で・・・そう、で、出来心なんだ」
「出来心?」
「うん・・・自分でもあんなこと、するとは思わなかったんだ・・・」
心の中まで見通されているような気がして、ぼくは母の視線が怖かった。母はぼくの言葉を検証しているかのように、黙ってこちらを見つめ続けている。その沈黙がぼくには堪らなかった。
「まこと・・・別にお母さんの体に興味があったわけじゃないんでしょう?」
「そんな・・・女の人の裸なら、だっ、誰でもよかったんだ・・・」
実は本当に母の体に興味があるなんて、それだけは絶対言えなかった。でも、それを聞いて母はほっとしたように小さな吐息を漏らした。それから、少し優しい顔になった。
「ね、まこと、恥ずかしがらずに言ってみなさい。毎日、すごくムラムラしているの?」
「あの・・・してる・・・」
「そうなの・・・」
母は、何とも言えない顔つきになっていた。何かを考えながら唇を何度もヒクヒクさせている。と、母は一瞬キラッ、と目を輝かせた。そして母は何かを吹っ切ったかのようににっこりと笑った。
それから母は、ぼくのベットに腰を下ろし、ぼくを手で招いた。何だろうと思いながら母の横に座ると、母は、
「そうね、勉強ばかりじゃ欲求不満にもなるわね」
そう言ってから声を落とし、少し恥ずかしそうに続けた。
「お母さんが・・・手でやってあげるわ」
「えっ!」
ぼくは本当に驚いた。母の口からこんな言葉がでるなんて思ってもみなかったのだ。
「ほ、本当に?」
「本当よ。ムラムラして勉強が手につかないんでしょう。お母さん、放っておけないわ」
母はそう言った。あまりにも嬉しくてぼくは飛び上がりそうだった。
「さあ横になって。お母さんに全部まかせるのよ」
母の顔には愛情たっぷりの笑みが浮かんでいた。
「うん・・・」
ぼくはベットの上に横になった。母もベット上がり横に座わった。
母はますます微笑みながらぼくのパジャマとパンツを膝まで下ろした。でも、ぼくは思わず喘いでしまった。嬉しくてたまらないが、やはり母親の前に下半身を晒してしまった恥ずかしさがあった。だって剥き出しになった肉棒はすでにビンビンに勃起していたのだから。
しかし母は少しも驚かなかった。
「恥ずかしがらなくていいのよ。だって年頃の男の子はみんなこうなんだから」
「うん・・・」
やがて母が手を伸ばしてきた。ぼくはこみ上げる期待感にわなわなと全身を震わせた。母の指が肉棒に触れた。その途端ビリッと電流が走ったような気がしてぼくは全身をのけぞらせた。
それは、自分の指とはまるで感触が違っていた。熱くたぎるような肉棒に、母のひんやりとした指がえも言えず気持ちいいのだ。
母は、左手で根本の部分を掴みしめながら、右手の指を王冠部に添えてきた。そして、しなやかな指をカリ首に絡みつかせシコ、シコ、とゆるゆかに擦り始めたのだ。
「うっ」
ぼくは思わず呻いた。呻かずにはいられないほど気持ち良かったのだ。母は肉棒をゆるやかに擦り上げてくる。時折指に力を込めてキュッと締めつけたりしてくる。そのたびに強烈な快感が走り、ぼくは何度も喘いだ。
「気持ちいい?」
ほんの少し頬を上気させた母が囁いた。
「うん。うん」
ぼくは夢中でうなずいた。母は肉棒を擦りながら、上半身をぼくの顔の方に傾けた。美貌とともに、朱色のしっとりした唇が近づいてくる。ぼくにはその唇が、今まで感じたことのないほど濡れ濡れとして艶めかしく感じられた。
密着した母の体からは、なんとも甘い体臭が漂っていた。母自身の肌の匂いに化粧水の匂いがほんのりと入り混じり、ぼくの鼻孔を心地良くくすぐってくるのだ。
ブラウスの下から重そうに突き出した乳房は、母の指の動きに合わせてたわわに揺れ動く。堪らなかった。ぼくは早くも爆発寸前になってしまった。
「出そうなの? いいわよ、思い切って出しちゃいなさい」
母は指に力を込め、擦り上げる速度を早めた。
「あ・・・あうう・・・」
いよいよ快感が高まり、ぼくは立て続けに呻き声を上げた。突っ張った両足が激しく震えている。下腹部がドロドロと煮えたぎっているようだ。
「いいのよまこと、出していいのよ」
母は優しくうながしながら、ぼくにさらに顔を近づけてきた。母性愛を滲みませたその顔がいつしか真っ赤に染まっている。ぼくは限界に達した。
「ああ!」
ぼくは叫び、爆発した。精液がドッと先端から噴き出し、宙に弾けた。何という気持ちのよさだろう。
ぼくはビュッ、ビュッと精液を噴き上げ続けた。母は必死に肉棒を擦り続け、最後の一滴まで気持ちよく噴き出させてくれた。
「まあ、いっぱい出たのね」
母がぼくの前に左手を広げて見せた。しっとりとした手の平に大量の精液が滴っている。ぼくは夢中でわからなかったが、母は精液を手で受け止めてくれたのだ。やがて母はベットから下り、机の上からティッシュの箱を取ってくると肉棒についた精液を綺麗に拭き取ってくれた。
ぼくは感謝の気持ちでいっぱいだった。母だって本当は恥ずかしかったはずだ。でも一所懸命ぼくのために擦り続けてくれた。それが嬉しくて堪らなかったのだ。
母は、相変わらず優しい目でぼくを見ながら言った。
「どうしても我慢できなくなったらまたやってあげるわ。でも、二人だけの秘密よ」
「うん。ありがとうお母さん」
いまだ快感の覚めやらぬぼくを残し、母は部屋を出ていった。
後に残ったぼくがいつまでも夢見心地だったことは言うまでもない。
次の朝、学生服に着替えたぼくがキッチンに入ると、いつもはとっくに出勤している父がテーブルに座っていた。すでに食事を済ませたらしくコーヒーを飲みながら新聞を広げている。
ぼくはがっかりしてしまったが、顔には出さないようにして自分の定位置に腰を下ろした。父と母に小さい声でおはようと挨拶する。
「おはよう、どうだ受験勉強ははかどっているか、まこと」
「うん、ぼちぼちかな」
「何を大阪商人みたいなことを言ってる。ま、その分じゃ心配なさそうだな」
父は笑い、新聞に目を戻した。
生野菜を皿に盛りつけていた母が、焼き上がった食パンとともにぼくの前に運んできてくれた。母はぼくと目を合わせても特に変わったそぶりは見せなかった。
父がいるから仕方ないのだが、ぼくとしては昨夜のことを彷彿とさせるような表情や仕草を母にしてほしかった。例えば父にわからないように目配せしてくれたり、どこか恥ずかしそうに微笑んで見せてれたりたりとか・・・。
しかし母は淡々としていた。あれは二人だけの秘密だから母の態度も当然のことなのだが、ぼくには一抹の寂しさがあった。
父が新聞の記事について母に感想を言っていた。母は楽しそうに受け答えをしている。ぼくは少し嫉妬を覚えながら朝食を食べ終えた。
家を出る時、二人して「いってらっしゃい」といってくれたが、仲のいい父と母が何だか憎らしく思えて仕方なかった。
ところで、ぼくは母の指で射精させてもらったことで、それからの数日、逆に今まで以上に悶々として過ごすことになってしまった。
母の指が忘れられなかった。本当は毎日してもらいたかった。しかしぼくには戸惑いがあった。
(そぶりには見せなかったけど、本当はお母さん、無理していたんじゃないだろうか)
そのことである。ぼくでさえ、母にこんなことをしてもらっていいのだろうかと背徳的な怯えを覚えたくらいだ。母だって絶対に後ろめたいものを覚えていたはずだ。
母もぼくと同じように罪悪感に苦しめられているかもしれない。そう思うと再びねだることにためらいを覚え、してほしいのに口に出せないでいるのだ。
相変わらず母の裸を思い浮かべての自慰は続けていたが、自分の指ではどうにも満足できなくなるまで、そう時間はかからなかった。
「ねえお母さん、またやってほしいんだけど・・・」
ぼくが少しためらいながら母に切り出したのは、あれから四日目の深夜のことだった。
「あら、もう我慢できなくなっちゃったの? しょうのない子ねえ」
コーヒーを置いて部屋を出かかっていた母は特に困った様子も見せず、微笑を浮かべて振り返った。
「お、お願いだよ・・・お母さんの手が、どうしても、どうしても忘れられないんだ。あんなことは、本当はいけないことだってわかってるけど、どうにも我慢できないんだ・・・お願いだよ、あと一回でいいからして・・・」
意識していなかったが、ぼくはいかにも切なくて苦しげな表情になり、喉からすがるような声を出していた。過剰な演技をしている自分がどこか恥ずかしい。だが、母をその気にさせるためならぼくは何でもするつもりだった。
「まこと、そんな切ない顔をしないで・・・」
母が驚いたようにぼくを見詰めた。
ぼくの苦しげな様子に、母もまた切なげな顔になった。
「ごめんねまこと、お母さんが余計なことをして返って苦しめちゃったみたいね。いいわ、またやってあげる。だからもうそんな顔をしないで・・・」
母の言葉に、ぼくはほーっと安堵のため息をもらした。嬉しくて自然に顔がほころんでくる。
「それじゃあ、まこと・・・」
母がベットに行くように目でうながした。ぼくはベットに横たわり、ワクワクしながら母を待った。早くも下腹部がチリチリと熱くなっている。四日前、初めて母にズボンを下ろされた時は恥ずかしかったが、今はあまり恥ずかしくない。それどころかパンパンに勃起した肉棒を、母によく見てほしいとさえぼくは思った。
やがて前回と同じように、ぼくの横に座った母がそっとズボンに手をそえてきた。チャックが下ろされ、ズボンとパンツが下にずり下げられた。
ぼくの剥き出しになった股間から、肉棒がニョキリとそそり立った。
「まあ、元気なこと。本当にしょうのない子なんだから・・・」
「お母さん、お、お願い・・・」
ぼくは、早く母に触ってほしくて声を上げた。
「わかってるわ、まこと」
答えた母の顔から、あの時と同じように母性愛と優しささが滲み出でていた。肉棒に指が触れるまでの緊張と期待感が、またもぼくを激しく震わせる。指が触れた。
ぼくは「うっ」と喘ぎながら、
(これだ・・・この感触なんだ!)
心で叫んでいた。
ぼくは「うっ」と喘ぎながら、
(これだ・・・この感触なんだ!)
と、心で叫んでいた。このひんやりとしてシコシコした母の手の感触を、自分の指では絶対に味わえない素晴らしい感触を、たった四日なのにぼくは狂おしく待ち焦がれていたのだ。
うっとりしたぼくの顔を見下ろしながら、母はゆっくりと手を動かし始めた。
まず、やわやわと握ったり揉んだりしてから、カリ首に指をかけてシコシコと軽く擦り上げてきた。
「あ、あう・・・」
もうそれだけでぼくは身を悶えさせ、呻き声を漏らした。
「どう、気持ちいい?」
「も、もちろんだよ!」
ぼくはかすれた声をあげ、感謝の気持ちを込めて母の顔を見つめた。母がにっこりと微笑み返してくれた。そして母は、前回とは違う指使いまでしてくれた。
カリ首を擦りながらぼくの快感が高まってくるとスッと指を離し、根元のあたりをニギニギと刺激したり、玉袋をやわやわと揉み上げたりしてくるのだ。これにはぼくも堪らなかった。イキそうになると波が引くように快感が遠ざかるのだが、つぎに押し寄せてくる時には快感がさっきの何倍にも膨れ上がっているのである。
母がこんなテクニックを持っていたことに少し驚いたけれど、ぼくは母のその指使いに酔った。
「あ・・・うう・・・」
と悶えるぼくを、母は愛情たっぷりに見下ろしながら黙々と擦り続けた。
母の呼吸もしだいに荒くなってきた。熱い吐息が肉棒に吹きかけられる。
ぼくの顔の横には重量感のある母のお尻があり、上にはたわわな乳房がある。母の動きに合わせ、尻も乳房も微妙に揺れ動いた。もちろん服の下からだが。
(ああ、この服の下に、あの目の眩むような体が隠されているんだ・・・)
風呂場で見た母の豊満な裸身が思い出された。ぼくは母の体に触りたくて堪らなくなってきた。
(もし触らせてほしいと言ったら、お母さん何というだろうか・・・)
断られるのが怖くて、ぼくはとても口には出せなかった。しかし母の愛情のこもった顔を見ていると「いいわよ」とすんなり言ってくれそうな気もするのだ。
ぼくが迷っているうちに肉棒はさらに固さを増し、ヒクヒクと痙攣し始めた。母も爆発が近いと察したらしい。さらに力を込めて擦り上げてきた。
(いま言わなかったら、もうチャンスはないかもしれない・・・)
焦ったぼくは、生まれてから最大の勇気をふり絞って声を上げた。
「お、お母さん、む、胸を触らせて・・・お願いだ・・・」
「いいわ」
驚いたことに母はあっさりと答えた。そして、肉棒を擦りながら片方の手でブラウスのボタンを外し始めたのだ。
(お、お母さん・・・!)
ぼくは感激で胸をいっぱいにしながら手を伸ばしていった。
母がさあどうぞというように胸元を反り返らせ、突き出した。ぼくは苦しいくらいに胸をドキドキさせながらブラウスの前をかき分け、震える手を差し込んでいった。
母の体は驚くほど熱かった。掻き分けた胸元から、籠もっていた熱気が甘い体臭とともにむうっと立ち昇ったような気さえした。
ぼくは、ブラジャーのカップごと乳房を掴みしめた。ブラジャーを通して、乳房のはち切れんばかりの弾力と柔らかさが手の平に伝わってきた。もうそれだけで夢見心地だった。
ぼくがブラジャーごと揉み上げようとすると、母が背中に手をまわしプチッとホックを外してくれた。締めつけから解放され、プルンと弾むようにこぼれ出た乳房を、ぼくはすかさず手の平で受け止め、ぎゅうっと鷲掴んだ。
(ああ・・・)
ぼくは、これ以上ないほどの幸福感を味わった。何てたっぷりしているんだろう。何て柔らかいんだろう。
手の平に入りきらない母の巨乳には、ずっしりとした重さがあった。乳液を擦り込んだかのようにスベスベしていて、しかも手の平にぴったりと吸いついてくる。マシュマロのように柔らかいくせに、揉みこむとゴム毬のような弾力で指を押し返してくる。
ぼくは夢中で乳房をこねまわし、揉み立てた。
「う・・・」
と母が小さく呻き声を上げた。見ると、母の顔は真っ赤に火照っていた。苦悶しているような、それでいてどこか嬉しそうな、何とも悩ましい表情になっていたのだ。
そんな母の表情にますます興奮したぼくは我慢できず上半身を起き上がらせた。母を抱き寄せ、両手で乳房を掴みしめた。
再び「うっ」と呻き声を漏らしながらも、母は何も言わずぼくのするがままにさせてくれた。
ぼくは、触ることを許してくれた母の心が嬉しくて堪らなかった。その時ぼくには、乳房の温かさが、母の母性愛そのものの温かさに感じられたのだった。
ぼくは、夢見心地で乳房を揉み上げた。
手の平に吸いつくような滑らかさ、柔らかいのに揉みむと押し返してくる弾力、それらすべてがぼくを陶酔に導いた。
しかも、こってりと乳房を揉みあげながら、同時に母の指で肉棒を擦ってもらっているのだ。沸き上がる快感は、四日前とは較べものにならないほどに強烈だった。
それにしてもブラウスの前を大きくはだけ、剥き出しの乳房を揉ませながら黙々と肉棒を擦り続ける母の、何と情感のあふれる姿だろう。それは、普段の母からは想像もできないようなエロティックな眺めだった。
ぼくの手の平の中心には、母の乳首が当たっている。もっと固いかと思っていたそれは、ぽってりとして少し湿り気を帯びていた。
グッと力を入れると、くにゅくにゅと潰れたりひしゃげたりするのだが、それが何とも言えず気色いいのである。調子に乗ったぼくは片方の乳首をつまみ上げた。
「うっ・・・」
母は小さく呻いた。だが痛くて呻いたわけではなさそうだった。
調子に乗ったぼくは片方の乳首をつまみ上げた。
「うっ・・・」
母は小さく呻いた。だが痛くて呻いたわけではなさそうだった。
「あ、ごめんなさい・・・」
ぼくはとりあえず謝ったものの、今度はつまんだ指の腹で乳首をやわやわと擦り立てた。すると母は「ああ・・・」と切ない声を上げ、上半身をヒクッと悶えさせたのである。
「まこと、そ、そこはやめて・・・」
その声が怒っているように聞こえたが、顔を見ると、怒っているというより困惑しきった表情なのだ。
(もしかしてお母さん、感じているのかな・・・・)
ぼくはそう思い、何だか大発見をしたように嬉しくなった。そしてどういうわけか、母の困った顔を見ていると胸が締めつけられるのに、なぜかもっと困らせてやりたいような奇妙な感情が込み上げてきたのだ。
ぼくはどこかゾクゾクしながら、母の言葉を無視して乳首をこね続けた。
「うう、まこと・・・」
母はさらに何か言おうと口を開きかけたが、そのまま黙ってしまった。もう止めても無駄だと思ったらしく、乳房も乳首も好き放題ににいじらせながら肉棒を擦ることに専念するつもりらしかった。
と、さっきまでポッテリとして柔らかかった乳首が内側からムクムクと迫り出し、コリコリと固くなってきたのだ。
母はもう何も言わず、少し眉を吊り上げ、さらに顔を真っ赤にして肉棒を擦り上げている。こんな反応を息子に知られたことが恥ずかしいのだろうか、だから少し怒ったような顔をしているのだろうか・・・。
それでもぼくが指に力を入れると「うっ」と切ない溜め息をもらしたり、何とも言いようのない悩ましい表情を見せたりする。堪えようとしても思わず出てしまうのかもしれない。そんな母の姿が実に刺激的でぼくはますます興奮してしまった。
やがてぼくは我慢できなくなった。
「お母さん! お母さん!」
ぼくは叫びながら母にしがみついた。
「で、出る、出るよお母さん!」
母はニッコリと微笑み、わかったわと言うように優しい目をぼくに向けてくれた。
そして、指にさらに力を込め、めくれきった皮ごと痛いほど肉棒を扱き上げくれた。
その強烈な摩擦感が、ぼくの脳天にビンビンと突き上がってきた。
「ううっ」
つぎの瞬間、急に襲ってきた射精感に呻きながら、ぼくは乳房を握る手にギューッと力をこめた。きっとすごく痛かったと思う。
「うっ」
今度は母が呻き上げ、体をビクッ、と震わせた。母は、痛みを堪えながらぼくを絶頂に導いてくれたのだ。
(お母さん・・・)
ぼくは母に感謝しながら、肉棒を痙攣させた。
ここぞとばかり母の指にも力が入った。その横顔に玉のような汗が浮かんでいた。
(まこと、もう少しよ、頑張って!)
母の顔がそう言っているように見える。いつの間にか、乳首はコチコチに固くなっていた。そして、乳房全体がねっとりととろけそうになっていた。
ぼくは爆発した。精液が威勢よく噴き出していく。とろけてしまいそうな快感がぼくの全身を貫いていった。
「ああっ、お母さん!」
ぼくの頭の中は真っ白になった。
それから、二週間ほどが過ぎたある晩、いつものように深夜まで勉強を続けたぼくは、そっと自室を出ると気配を忍ばせて階段を下りていった。
一階はしんと静まり返っていた。遅く帰ってきた父も、数時間前にコーヒーを運んできてくれた母も、ともにぐっすり眠っているはずだ。
ぼくは静かに風呂場へ向かった。
脱衣場には洗濯機が置かれていて、お風呂に入る時は各自が脱いだ服を中に入れることになっていた。母が洗濯機をまわすのは翌朝である。
ぼくは洗濯機の蓋を開け、少し震える手で中にある衣類を漁り始めた。母の下着を探しているのである。
あれから母に、一度も指でしてもらっていなかった。母は、何だかぼくを避けているみたいなのだ。夜食を運んできてくれてもすぐ部屋を出ていってしまうし、ぼくが訴える目で見つめても気がつかないふりをしている。はっきり言われた訳ではないが、ぼくを避けているのは確かだと思う。だからぼくも「またやって」と切り出せなかった。
ぼくは乳首を執拗にこね回したことを何度も悔やんだ。
あの時、母は喘ぎ声を漏らしていた。感じてしまったのかもしれない。きっと母は、母親のそんな姿をぼくに見られたくなかったのだと思う。だからぼくを避けている。ぼくはそう感じていた。
でもぼくは、母の指でいく、あの快感が忘れられなかった。狂おしい、悶々とした思いが、とうとう母の下着を漁るというハレンチな行為に駆り立てたのである。
母の秘密を暴いているような後ろめたさを感じながら、ぼくは下着を漁った。父や自分の衣類をかき分けていくと、奥の方にそっと押し込んであった白いパンティとブラジャーが見つかった。母が昼間ずっと身につけていた下着だ。ぼくは激しく興奮した。
パンティとブラジャーを握りしめ、ぼくは自室に戻った。
ベットに座り、まずぼくはブラジャーを両手に持った。繊維の木目が細かい手に吸いついてくるような布地だった。カップのまわりには丹念に刺繍がほどこされている。そして、二つのカップは、見事なくらい大きく、深くできていた。
このカップが母のあの巨乳にかぶさっていたのだ。ぼくはカーッと全身を熱くさせながらカップに顔を押しつけ、匂いを嗅いだ。胸を掻きむしられるようないい匂いだった。
カップには、ミルクのように甘ったるい匂いが滲みついていた。ぼくはこの匂いに記憶がある。小さいとき母に抱かれながらいつも嗅いでいた匂いだ。なぜか、懐かしく切ない思いが胸を掻きむしるように込み上げてきた。
つぎにぼくはパンティを手に取った。こっちも木目の細かいスベスベした手触りだった。自分がはいているパンツに較べ、驚くほど小さくてすっきりして見えるのは、小用口がないことと、前に余計な弛みがないためだろう。
裏返すと股間の部分の布が二重になっていた。ここに母の秘部が密着していたのだ。見ると、ほんのわずかだが薄い黄色の染みが縦に一本走っていた。この染みは汗だろうか、それともおしっこだろうか。いずれにしても母の分泌物に違いなかった。
ぼくは、本当に母の秘密を暴いてしまったと思った。罪悪感で胸が締めつけられる。
しかしぼくは、ためらわずに鼻を押しつけた。
ぼくは、本当に母の秘密を暴いてしまったと思った。罪悪感で胸が締めつけられる。しかしぼくは、ためらわずに鼻を押しつけた。
パンティそのものは、母の体臭が滲みついているらしくブラジャーと同じように甘ったるい匂いだったが、染みのついた部分は微妙に違っていた。母の甘い体臭とともに、ほんのわずかだがアンモニアの匂いとチーズのような匂いが感じられたのだ。酸っぱいような、香ばしいような、ぼくが今まで嗅いだことのない匂いだった。
(これがお母さんのおま×この匂いなのか・・・)
ぼくは匂いに圧倒される思いだった。母のあそこがこんなに生々しい匂いを持っていたいたなんて何だか信じられない。でも、何て甘美な匂いなんだろう。
ぼくの肉棒はギンギンに膨れあがっていた。ぼくは堪らずにズボンとパンツを膝まで下ろし、パンティの匂いをクンクン嗅ぎながら夢中で肉棒をしごいた。
凄まじい快感がこみ上げ、ぼくはあっという間に爆発してしまった。
しかし、快感に痺れながらぼくはギョッとした。ビュッと威勢よく噴き出した精液が膝元に置いてあったブラジャーに降りかかってしまったのだ。
このまま洗濯機にもどしたら母が気付いてしまうかもしれない。
ぼくは慌ててティッシュで拭き取ろうとした・・・。
しかし、少し考えてからやめた。洗濯機の奥の方にそっと戻しておけばたぶん大丈夫だろうと思ったのだ。
それなら、もっと汚したって大丈夫だろう。そう思い、ぼくはパンティの染みの部分を舐め始めた。そこまでする気はなかったのだが、ブラジャーを汚したことで返ってふん切りがついてしまった。
一度出しているから少しは余裕もできているはずなのに、ぼくの胸は相変わらず苦しいくらいに高鳴っている。ぼくはまずチロリと舌先をパンティに這わせてみた。しかし、特に味はなかった。鼻を押しつけるとやはり匂いはするのだが、舌で感知できる味まではついていなかった。
それでもぼくは強引に味を感じとろうと強く舌を押しつけ、犬のようにペロペロと舐め上げた。結局味を感じることはできなかったが、パンティの生地に舌を絡ませることで、ぼくは母のおま×こを直接舐めているような錯覚を覚えたのだった。
舐めているうちに我慢できなくなって、ぼくはまたも肉棒をしごいた。舐めながらしごき、またも簡単に爆発してしまった。見ると染みの部分はすっかり舐めつくされ、唾液でベトベトになっていた。もう、匂いもなかった。
続けて二回出しても肉棒はいっこうに衰えなかった。ぼくはこのパンティを手にしている限り無限に放出できるような気さえしてきた。やはりこの匂いのせいなのだ。染みの部分の甘酸っぱい匂いはもう嗅げないが、母の体臭は残っている。そのミルクのように甘い体臭がぼくを強烈に刺激し続けているのだ。
今度はパンティを肉棒に巻きつけた。本当に母の肌に肉棒を押しつけているような錯覚を覚え、あまりの興奮にぼくはクラクラした。
そしてぼくはうっ、うっ、と呻いた。三度目だというのにやはり目が眩むような快感が押し寄せてきたからだ。
あっという間に快感が高まり、ぼくはまたも爆発した。パンティの中にドクドクと精液が注ぎ込まれていく。本当に、何度出しても痺れるような快感だった。
パンティを広げてみると、ドロリとした白濁がおびただしく付着していた。その生々し
さが、さらにぼくを刺激した。
今度は精液の付着していない部分を亀頭部にかぶせ、肉棒の根元を擦り上げた。本当に何度やってもすぐに爆発する。しまいにはパンティ全体がヌルヌルになってしまったので今度はブラジャーのカップをかぶせて肉棒をしごいた。
母の母性愛の象徴でもある乳房。その乳房を包んでいたカップにビュッと精液をぶちまけるのも堪らない快感だった。
結局、ぼくは一晩中、何かに憑かれたのように肉棒を扱き続けた。
だが、ぼくはあまりにも夢中になりすぎてしまった。
明け方、疲れきったぼくは深い眠りに引きずりこまれた。パンティとブラジャーをそっと洗濯機に戻そうと考えていたことも忘れて・・・。
朝、死んだように眠っていたぼくは、誰かに強く肩を揺り動かされて目を開けた。
枕元に母が座っていた。ジーッとぼくを見つめている。かけぶとんから出ているぼくの手にはしっかりと母のブラジャーが握られている。そのすぐ横には無残にも精液がこびりついてドロドロになった母のパンティがあった。
(し、しまった、あのまま眠ってしまったんだ!)
ぼくは全身の血が凍りつくような気がした。何という間抜けなことをしてしまったのだろう。だが、もう遅かった。
母の顔は驚きに満ちていた。何と言っていいかわからないらしく、ただぼくの顔を見つめるばかりだった。耐え難い沈黙のあと母は大きな溜め息をつき、黙ってぼくの手からブラジャーを掴み取り、パンティを拾い上げた。
「め、目覚ましが鳴っているのに全然起きないから来てみたの・・・」
そのあとの、やはり言葉が見つからなかったのだろう、
「さあ、遅刻するから早く学校に行きなさい」
突き放したように言うと母は部屋を出て行ってしまった。ぼくも、何も言うことができなかった。
(きっとお母さんは、ぼくに愛想をつかしたんだ・・・)
絶望的な思いを抱きながら、ぼくは黙って家を出るしかなかった。
その日の、なんと一日の長かったことだろう。授業中、母が部屋を出て行くときの顔を何度も思い出し、そのたびにぼくは胸をえぐられるような思いにとらわれた。
学校が終わり、塾が終わったとき、このままどこか遠くへいってしまいたいとさえぼくは思った。しかし、結局帰るしかない。家の前でしばらくウロウロしたあと思い切ってドアを開けたぼくを、母が複雑な表情で出迎えた。
きっと母も、今朝のことを一日中考えていたのだろう。
母の顔をまともに見ることができず、下を向いて「ただいま」と言ったぼくに、
「お帰りなさいまこと、待ってたわ・・・」
感情を押さえた声で母は言い、ぼくをリビングに連れていった。
家の中に父のいる気配はなかった。きっと今夜も遅くなるのだろう。ぼくをソファに向き合って座らせると、母は思い切ったように切り出した。
「まこと、お母さん今だに信じられないの。どうしてあんなことをしたの・・・」
「・・・・」
「ね、答えて・・・」
重ねて問われたがぼくは何も言えなかった。そんなぼくを諭すような口調で母は続けた。
「もう、お母さんもはっきり言うわね。まことが性欲の激しい年頃だってことはお母さんももよくわかってるの。そんなまことにあんなことをしてしまったお母さんも悪かったわ。でもね、まさかまことがあんなことをするなんて思わなかった・・・」
母の目には、ぼくのことが変態のように映っているに違いなかった。大好きな母にそんなふうに思われるのは、ぼくにとって死ぬほど辛いことだった。しかし母は本当にショックを受けているらしく、いつもの母性愛のこもった笑顔を少しも見せてくれなかった。
「お母さん、まことがあんなことを平気でするような子になってほしくないのよ」
母に変態扱いされていると思うとぼくは悲しかった。
(ぼくは変態じゃない。下着ならなんでもよかったんじゃないんだ。あれがお母さんの下着だったからぼくは・・・)
そんな言葉が危うく出かかって、ぼくはかろうじて飲み込んだ。
「まこと、何とか言ってちょうだい」
母にしては珍しく厳しい声が飛んできた。答えない限り母は許してくれないだろう。でも怖いし、恥ずかしい。色々な思いが入り交じってぼくは泣きそうになってしまった。
「・・・ごめんなさいお母さん、あんなことする気じゃなかったんだ。だけど、ぼく、本当はお母さんが好きなんだ。お母さんのことを思うと苦しくて夜も寝られなかった・・・だからお母さんの下着を・・・」
とうとうぼくは言ってしまった。心臓が痛いくらいにドキドしていた。
「・・・!」
あまりにも意外な告白だったのだろう、母は絶句してしまった。それから少し考えてから、
「子供だったらお母さんが好きであたりまえまえでしょ、そういう意味よね?」
やっとのことでそう言った。母はきっと、そう理解したかったのだ。
「ううん、そういう意味じゃあない・・・お母さんの体が気になって堪らないんだ」
「そ、それはお母さんがあんなことをしてしまったから・・・」
「違う・・・その前からずっと・・・」
母はあらためて目を見張った。心なしか唇がワナワナと震えているように見える。息子に女として好きだと言われたのだ、母が動揺するのも無理はない。
「それでわかったわまこと、何だかいつもまことに見られているような気がしていたのよ」
「うん・・・」
ぼくは赤くなってうなずいた。
「変だとは思っていたのよ。でもまさかそんなつもりで見ていたとは思わなかったわ・・・わかったわ、あの時からね、まことがお母さんを突き飛ばしたあの時・・・」
ぼくは黙ってうなずいた。母には強烈過ぎたかもしれない。やはり言わないほうがよかったかな、とぼくは思った。しかし本心を洗いざらい喋ってどこかすっきりしたような気分もあった。
(でも、これで終わりだな・・・・)
ぼくはそう思った。母はぼくを突き放し、もう二度と優しい顔を向けてはくれないだろう。でも、それも自業自得だ。母親を性欲の対象にしてしまったぼくが異常すぎるのだ。母に嫌われても仕方のないことだった。
でも、本当は母に嫌われたくない、ずっと母性愛のこもった目で見つめてほしかった・・・ぼくはあまりにも悲しくて涙が出そうになった。
母は黙っている。そして、何か激しく葛藤しているような表情になった。
やがて母は、もう一度ぼくを見つめてきた。その目が怖いくらいにキッとなっている。
(ああ、やっぱり終わりだ!)
ぼくはそう思った。体中の血が引くような思いがした。
「まこと・・・」
母がぼくの名を呼んだ。しかし、それは優しい声だった。それから母は、風呂場を覗いてばれたときと同じように、何とも言えぬ表情でぼくを見つめてきた。そう、ぼくを哀れんでいるような、愛おしんでいるようなあの表情だった。
「・・・やっぱり、悪いのはお母さんよね。スカートの中を覗いちゃったのは仕方ないけど、そのあとお母さんがあんなことをしなければ、まこともそれほど思い詰めなかったでしょうに・・・」
母は、さっきとは明らかに違う雰囲気を発散させていた。そして何かを決意したようにグッと唇を引き締めた。つぎの瞬間、母はあらゆる葛藤を振り捨てたかのようににっこりと笑ったのだ。
「いいわ、まこと。また手でやってあげる」
その言葉には強い意志が込められていた。
「ほっ、本当? お母さん!」
ぼくはバカみたいに叫んでいた。
(お母さんがぼくを見放さないでくれた・・・)
そのことが、ぼくは泣きたくなるほど嬉しかったのだ。
「本当よ、まこと。いつでもやってあげるわ」
母はもう一度にっこりと笑ってくれた。そして、
「・・・いま、やってあげるわ」
ぼくはますます嬉しくなった。いや、こういうのを狂喜するというのだろう。
「でもまこと、お母さんの・・・あそこだけは触ったらだめよ、わかるわね」
まあ、当然の条件なんだろうと思う。でも母は、あそこという時ひどく恥ずかしそうだった。その表情が実に生々しかった。
「うん、わかったよお母さん」
ぼくが答えると母はソファから立ち上がった。本当に今から母が指奉仕を受けられるのだ。ぼくはさらに狂喜しながら絨毯の上に寝転がろうとした。母はそんなぼくを押しとどめた。そして、ぼくの学生服のボタンを外し始めたのだ。
「まこと、服を脱ぎなさい」
母は優しく言いながらボタンを全部外し、幼い子の世話をするように甲斐甲斐しく学生服を脱がせてくれた。ワイシャツもランニングも同様に母の手で脱がされた。
母は上半身裸になったぼくを眩しそうに見上げながら、
「さあ、下も全部脱ぐのよ」
と、今度はズボンのバンドを外し、チャックも引き下げた。
「お、お母さん・・・」
母の手でズボンもパンツも引き下ろされ、ぼくは素っ裸になった。めくるめくような期待感でぼくの胸はいっぱいだ。でもちょっと恥ずかしい。
「恥ずかしいの? それじゃあ、お母さんも裸になるわね」
ぼくの顔が赤くなっていたのだろう。母はそう言って立ち上がり、自分も着ているものを脱ぎ始めた。
(え、お母さんも裸に・・・)
ちょっと驚いたが、これも嬉しかった。
母の顔は、初めて手で擦ってくれたときと同じように母性愛に溢れている。母は笑顔をたたえながら戸惑うことなくブラウスを脱ぎ去り、ブラジャーを外した。さらにスカートも脱ぎ下ろした。
(お、お母さん・・・)
パンティ一枚になった母の体に、ぼくの目は釘付けになってしまった。たわわな乳房、すべやかな下腹部、むっちりした太腿・・・母はぼくのためにおしげもなく肌を晒してくれたのだ。こんなに嬉しいことがあるだろうか。ぼくの胸は幸福感ではちきれそうだった。
「ごめんなさいね、これだけは取れないのよ」
母はパンティを指さして言ってから、絨毯の上に横たわるようぼくをうながした。
母は絨毯の上に横たわるようぼくをうながした。ぼくは言われたままにした。期待感に全身がゾクゾク震えている。
母は腰を下ろし、ぼくの体を優しく抱き起こした。母の乳房がフルフルと揺れながら近づいてくる。ピンク色の乳首が色も鮮やかにぼくの目の中に飛び込んできて、もうそれだけで肉棒がビンと膨れ上がった。
「まあ、もうこんなに大きくして。ほんとにしょうのない子ね・・・」
母はそう言って笑いながら、ぼくの頬にそっと唇を押しつけてきた。唇のしっとりとした感触とともに、母の甘酸っぱい体臭に鼻の奥がキュンと刺激された。
母はぼくの唇にもチュッ、チュッ、と音をたてて口づけしてくれた。柔らかくてしっとりした母の唇。その感触が堪らなかった。
と、母はぼくの顔に乳房を押し当て、ギューと抱きしめてきたのだ。
「あむ・・・」
ぼくは呻きながら喜びでいっぱいだった。何なんという幸せだろうか。ぼくは今、母の乳房に息もできないほど顔を押しつけているのだ。
「さあ、吸ってもいいのよ・・・」
母が、ぼくの口に片方の乳首をあてがってきた。
ぼくは夢中で乳首を口にふくんだ。プニッとした乳首が唇に気持ちいい。ぼくはチューッと音をたてて激しく吸い、舌先を丸めて乳首に絡めていった。
「あ・・・う・・・」
母もどこか切なげに体をよじり、喘ぎ声をもらしながら、ぼくを優しく見守っている。
チュバッ、チュバッという、乳首を吸う湿った大きな音だけが部屋の中に響いていた。母はそんなぼくの背中を愛おしむようにさすってくれた。
やがて母は、乳首を堪能するまで吸いつくしたぼくを再び横たわらせた。それから勃起している肉棒にそっと手を触れてきた。
久しぶりの母の指の感触。やっぱり物凄く気持ちいい。ぼくは体中が震えてしまった。
(やっぱり、お母さんの指は最高だ・・・!)
そう思いながら、ぼくは母の指使いに身をまかせた。
ところが擦り始めてしばらくすると、母はぴたりと手の動きを止め、ジーとぼくの顔を見つめてきたのだ。ものすごく愛情のこもった表情だった。でも、何か葛藤しているようでもある。
「ど、どうしたの、お母さん」
でも、母は答えなかった。ますます優しい顔でぼくを見つめながら、母は必死に何かを考えている。ぼくは心配になってきた。
(もしかしたらお母さん、やっぱりダメって言うんじゃないだろうか)
このまま続けてくれるのかどうか、ぼくは不安でいっぱいになりながら待った。
すると母は、思い切ったように上半身を傾けてきた。顔を肉棒に近づけてきたのだ。
(あっ、お母さん、いったい何を・・・)
母はためらわずに口を開けた。
(えっ、もしかして・・・・)
ぼくは驚いて目を見開いた。まさか母がそんなことをするわけがないと思った。でもつぎの瞬間、母はためらわずにぼくの肉棒に唇をかぶせたのだ。
(!)
ぼくは信じられない思いだった。しかし、間違いなくぼくの肉棒は母の温かい口の中に納まっている。ぼくは泣きたくなるほど嬉しかった。
母の口の中は温かくてヌラヌラしていた。こんな感触は生まれて初めてだった。
母は唇をすぼめてカリ首を締めつけながら、舌で王冠部を舐めずってきた。ねとついた舌の感触が堪らなく気持ちいい。
ズズズ・・・と、母は唇で砲身を締めつけながら根元まで肉棒を飲み込んだ。それをゆっくりと吐き出していく。そのあまりの気持ちの良さにぼくは身悶えした。
母は何度もそれを繰り返してくれた。
そうしながら、ときおり反応を確かめるように情感あふれる眼差しでぼくを見上げてくるのだ。その表情はあまりにも艶めかしい。しかし、いくら唇を嫌らしくすぼめても母の気品に陰が落ちることはなかった。
どうしてここまでしてくれるのかわからないが、母は顔を大きく上下させ、肉棒の根元から先端まで何度も唇で摩擦してくる。ジュポッ、ジュポッ、と湿った音をたてながら、母の口の中にぼくの肉棒が出たり入ったりしていた。
そうしながら母は、王冠部をペロペロと舐めまわしたり、舌先をグニグニと押しつけてきたりする。
母の頬は赤く染まっている。唇が淫らにすぼまっていった。でも、確かに淫らだけど母そのものは少しも嫌らしく見えなかった。
ぼくの太腿には母の乳房が押しつけられている。ここまでしてくれているのだ、拒否されることはないだろうと思い、ぼくは手を伸ばして乳房を掴みとった。
「う・・・」
肉棒をしゃぶりながら母が微かに呻いた。
ぼくは乳房を揉みあげながら、片方の手を母の尻に添えた。たとえパンティ越しでも、みっしりした尻肉の量感はすばらしいものだった。
どのくらい舐め続けてもらっただろうか・・・。
やがてぼくは爆発しそうになってきた。ぼくは汗びっしょりだ。母の顔にも大粒の汗がしたたっている。頬も真っ赤だった。
母がまたも上目遣いにぼくの顔を見つめてきた。母性愛を滲ませながらもどこか悩ましい目。その目がぼくを一気に昇りつめさせた。
「あっ・・・ああああ!」
絶叫を噴き上げながら、ぼくは全身をガクガクと波打たせた。次の瞬間、下腹部にひしめいていた精液が出口を求め、一気に尿道口に押しよせてきた。
「む・・・んむ・・・」
母は鼻を鳴らし、弾丸のようにほとばった精液を口で受け止めた。しっかりと唇をすぼめ、チュー、チューと音をたてて尿道口を吸ってくれたのだ。あまりの快感にぼくは気が遠くなりそうだった。
驚いたことに、母は受け止めた精液をゴクリ、と喉を鳴らして飲み込んでくれたのだ。そのことがさらにぼくを狂喜させた。
しかも母が喉を鳴らすたびに口の中が締まり、カリ首のあたりが上顎と舌にキュッと締めつけられるのだ。それがまた気持ちいい。
ぼくは両足をガクガク震わせながら、最後の一滴まで母に吸い取ってもらった。まるで精液とともに魂まで母に吸いとられているようだった。
やがて、母がゆっくりと肉棒から口を離した。
「まこと、気持ちよかった?」
母が唾液でヌルヌルになった唇でぼくに聞いた。
「お母さん・・・ありがとう」
ぼくは心からの感謝を口にした。
母がどうして口まで使って射精させてくれたのか、実はそのときにはわからなかった。ぼくが母を好きだと言ったとき、母は本当に驚いていた。実の母と息子がこんな関係になることに母は恐れをいだいていたはずだ。それなのにどうして・・・。
終わった後、ぼくはその疑問を母にぶつけてみた。すると母は言いずらそうにこう答えたのだ。
「お母さんにすがってくるまことを見ているうちに、お母さんも何だか胸がキュンとしてしまったの。愛おしくて堪らなくなって、何でもしてあげたくなっちゃったの。変よね・・・」
言い終わったとき、母の顔は真っ赤だった。そして母はこうも付け加えた。
「まこと、お母さん高校受験が終わるまでまことに何でもしてあげる。まことが勉強に打ち込めるように、お母さんが欲求不満を解消してあげるわ。でも、いいこと、受験が終わるまでよ。約束できる?」
ぼくはできると答えた。母は背徳的な行為に恐れを抱きながらも、ぼくのために身を投げ出してくれたのだ。そんな母をいつまでも苦しめたくない。ぼくはこの約束は絶対に守ろうと心に誓った。
だけど、それまでは・・・。
それから数ヶ月が経った。中学三年の二学期も半ばを過ぎ、高校受験もあと四ヶ月に迫っていた。そんな中で、ぼくは夢のように甘く充実した日々を送っていた。
深夜に勉強していると、毎日のように母が来てくれ、指や口を使って欲求不満を絞り出してくれるのだ。乳房や尻も触りたいだけ触らせてくれる。ぼくはすっきりして勉強に打ち込み、成績の順位もかなりあがった。今までどんなに頑張っても五位から上にはいけなかったのに、今回の中間テストでは校内で二位まで上がることができた。
これもみな母のおかげだった。ぼくは母に心から感謝していた。
しかしぼくは、母に奉仕してもらうたびに少しずつ膨らんでくる欲望を持て余し始めていた。母に感謝し、母を愛しいと思えば思うほど身も心もひとつになりたいとぼくは思った。でも母は、あの部分は絶対にパンティの上からでも触らせてくれない。
何でもしてくれると言ったがそれだけは別なのだ。ぼくの方はもう、最初のころに感じていた背徳的な恐れを感じなくなっていた。しかし、母にはまだそれがある。いくら息子のために体を投げ出しても、それだけは母と子の間で絶対に許されないことだと母は考えている。
それでもぼくは母とセックスしたかった。したくて、したくて、ぼくにはもう自分を抑えられそうになかった。
十二月中旬のかなり冷え込んだその晩、いつものようにそっと母が部屋に入って来た。
「遅くなってごめんなさいまこと。お父さんが寝るのを待っていたのよ」
母はふくよかな笑みをたたえたながらぼくの肩を抱いた。
「さあまこと息抜きをしましょう。今日はどっちがいい? 口? 手? それとも両方?」
「・・・・今日は違うのがいいな」
とりあえずぼくは言ってみた。母はすぐにぼくの真意を察したようだが、
「何言ってるのまこと、それは駄目だって言ってあるでしょう」
動揺もせず、冗談はやめなさいというようにぼくの顔を覗き込んだ。笑みは消えていない。それがぼくを図に乗らせた。
「ぼく、違うところがいいんだお母さん」
今度は訴えるような顔でぼくは言った。
「だーめ。そんなことをいうと、もう何にもしてあげないわよ」
母はあやすような口調で言い、指でぼくのおでこを突っついた。この時期に怒った顔を見せたりしてはいけないと思っているのか、母は飽くまでも笑顔を崩さなかった。このままだと進展はないと思ったぼくは、前から考えていたとっておきの言葉を口にした。
「じゃあ、お父さんに言っちゃおうかな」
母の反応しだいでは笑ってごまかせるように、冗談めかした口調にしておいた。しかし・・・
「・・・・」
母の顔からサーッと笑みが消えた。みるみる蒼白になり、信じられないという目でぼくを見つめてきた。
「まこと・・・本気でいってるの? 本気でお母さんを脅かしているの?」
しまった、とぼくは思った。安易に口に出したのは大失敗だった。この様子では本当に母はもう何もしてくれないかもしれない。しかし、
「うん、ぼく本気だよ」
開き直ってぼくは言った。ぼくに懸命につくしてくれる母を脅迫していることに強烈に胸が痛む。でも、ここでやめるわけにはいかなかった。やめたら、そこで総てが終わってしまうのだ。
「ああ、まこと・・・どうしてそんなひどいことを言うの? お母さんを苦しめてそんなに楽しいの?」
母が悲しそうな声を絞り出した。だがぼくは自分でも驚くほど冷静な声で繰り返した。
「父さんに・・・言うからね・・・」
「・・・」
母は絶句してしまった。
こんな切ない母の顔を、ぼくは初めて見た。良心の痛みで胸が潰れそうだ。しかしぼくはもう、自分を止められなかった。
でも、母が部屋を出ていってしまえばそれまでだった。ぼくは本当に父に言いつけることなどできないし、母に今度こそ愛想をつかされてしまうのは確実だ。その後のぼくは自分の言ったことに苦しむだけになるだろう。
それでもぼくは母に迫った。ジリジリと胸が焼けるような思いで母を見つめ続けた。
母は絶句し、ぼくと長いこと目を合わせていたが、やがて根負けしたようにホーッと息を吐いた。
「わかったわまこと・・・」
母は消え入るような声で言った。
(や、やった!)
ぼくは、嬉しさのあまりつい叫びそうになるのをやっとのことで抑えた。ここで有頂天になって気をゆるめたら、母に説得されてしまうかもしれない。ぼくはわざと冷淡な顔を装った。
「じゃあお母さん、服を脱いでほしいんだけど」
「・・・」
母は返事をしなかった。何か言いたげにチラッとぼくを見たが、すぐ思い切ったようにブラウスのボタンを外し始めた。
母はブラジャーもパンティも取り去って、イスに座ったぼくの前に立っていた。
脱いでいるうちに羞恥が込み上げたのか、さっきまで血の気のなかった顔を火のように火照らせ、両手で乳房や下腹部を隠しながら切なく身を震わせている。
そんな母を見つめながら、ぼくは背筋がゾクゾクしてしかたがない。母を言いなり
にしているという喜びと、それにともなって生じる良心の痛みが背筋を震わせるのだ。
「お母さん、横になってくれる?」
ぼくは、ベットに目をやった。母は無言のままベットまで行くと、その上に身を横たえた。
ぼくは急いで服を脱いだ。肉棒はすでにギンギンに勃起している。母はそれを見てギョッ、としたように目を反らせた。怒りと怯えがない交ぜになって、母の顔は強ばりきっていた。
「お母さん、触るよ」
ベットに上がったぼくは母の横に屈み、両手でそれぞれの乳房を掴みしめた。
「う・・・」
母が呻き声を上げた、ぼくはかまわず乳房を揉み上げた。
あいかわらずゴム毬のような弾力で押し返してくる母の巨乳は、全体に汗を滲ませ、ぼくの手の平に密着してくる。
ぼくは、その感触を楽しみながらこってりと乳房を揉みこんだ。自分では意識していなかったが、乳房を揉むことで母の気持ちをこちらに引き寄せようとしていたのかもしれない。
母親を脅し、強姦まがいのことをしているくせに、それでもぼくは母に嫌われてしまうことが恐かった。だから、赤子のように乳房をまさぐることで母の母性愛を呼びお越したかったのだ。
そんなわけで、ぼくは乳房を揉み続けた。その甲斐あってか、されるがままになっていた母の表情に微妙な変化が現れてきた。
母は困ったような、叫びたいような、どこか悩ましい顔つきになり、しかも両目を潤ませていた。母が心とは裏腹に感じてきたのは間違いない。
それでも母は必死に自分を抑えていた。自分の変化をぼくに見られまいと唇を噛み、漏れそうな吐息を押し殺しているのだ。
そろそろぼくは我慢できなくなってきた。
「お母さん・・・」
かすれた声で、ぼくは母に声をかけた。あるいは返事をしてくれると思ったのだが、母は無言だった。それでもぼくは、
(よ、ようし・・・)
いよいよ母に挿入する決意を固め、母の体を跨ぐように体を乗せあげた。
「ひっ」
と声を上げた母が全身を固くしたのがわかったが、ぼくはかまわずに母にしがみついた。
仰向けでも張りを失わない母の乳房と、ぼくの胸が重なり合った。のしかかったぼくの重みでひしゃげた乳房が、ぼくの胸板を押し返すように密着してきた。そのタプタプした感じが何とも言えず心地良かった。そして母の体は、いつも思うことなのだが温かくてすべやかだった。
ぼくは、腰を浮かせて肉棒を母の股間にあてがった。しかし、夢にまで見た母の肉穴にすっぽりと包みこまれると思いきや、先端は母の淡い陰毛の中に埋没し、ジャリッ、という音とともに強く王冠部が擦られた。
(・・・)
少し痛かった。今度は少し角度を変えて突き上げたが、やはり同じだった。
(あれ、どうしたんだ・・・ど、どこに穴があるんだろう・・・)
ぼくは焦った。やっとここまできたのに、何度あてがっても先端が弾きかえされてしまう。いつになっても母の中に入っていかないのだ。
母の上に乗りさえすれば勝手に肉穴に入ってしまうくらいに考えていたぼくにとって、いくらあてがっても押し返されてしまうというこの状況はかなりのショックだった。
体の中に動揺が広がっていく。ぼくはうんうんと唸りながら、何度も肉棒をあてがっ
た。しかし、しっかりと閉じ合わされた母の股間は、何度でもぼくを跳ね返した。
(ああ、困った・・・どうして入らないんだよう!)
焦りと苛立ちが募り、やがてぼくは、本当にどうしたらいいかわからなくなってしまった。
そのときふと、母が冷やかな目でジーッと自分を見上げていることに気づき、ぼくはドキッとした。困惑に満ちた表情はそのままだが、母の目はどこか冷静なのだ。その眼差しが、まるでぼくをあざけっているようだ。
「ああっ・・・」
ぼくは思わず呻きあげてしまった。母にこんな目で見られたことが悲しかったのだ。挿入できない失望感も手伝って、ぼくはそれ以上突き上げることがどうしてもできなくなってしまった。そして、あれほど勃起しきっていた肉棒もヘナヘナとしおれてしまった。
いつの間にか、母の上に乗ったまま泣きそうになっているぼくがいた。もう、このまま続ける勇気もなくなってしまったし、といって、いまさら何と言って母にしを乞えばいいのかもわからない。絶望感でぼくの胸はつぶれそうだった。
こんなことをした自分を母は絶対に許してくれないだろう。
(大好きなお母さんと、これで縁がきれてしまうんだ・・・)
そう思い、目の前が真っ暗になりかけたとき、母がニコッと微笑みかけてきた。
(え・・・)
ぼくは驚きに目を見張った。
(どうしてこんな顔をするんだろう・・・やっぱりぼくを嘲笑っているんだろうか)
だが、そうではなかった。母はもう一度微笑んで見せると、静かに言った。
「大胆なことをしたけど、やっぱりまだ子供なのね、まこと・・・」
「・・・」
母の言葉にはぼくを責めているような響きはなかった。
「本当に・・・しょうのない子なんだから・・・」
母は言葉を続けながらますます優しい顔つきになっていた。それは、とんでもないことをしでかした息子に激怒し、呆れ返りながらも、放ってはおけなくてつい手を差し伸べてしまう優しい母親の顔だった。
「下りなさい、まこと」
ぼくは黙って言うとおりにした。
「さ、今度はまことが横になりなさい」
今度もぼくは言われたとおりにした。ベットの上で身を横たえたぼくの顔を、母が上からジーッと見つめてきた。ぼくにはもう、さっきまでの威勢のかけらもなかった。
「こんなに青ざめて・・・悪いことをしたってことだけはわかっているみたいね」
笑いながら母が頬を撫でてきた。
「何とか言ってごらんなさい、まこと」
「ごめんなさい・・・お母さん・・・」
ぼくは震えながら、やっとのことで声を絞り出した。
「本当に悪いことをしたと思っているのね?」
「うん」
「わかったわ、それなら許してあげる」
母はあまりにもあっさりと許してくれた。そして、ぼくの股間に手を移動させると、力なくうなだれている肉棒をやわやわと揉み上げ、
「かわいそうに、こんなにしおれちゃって・・・」
いかにも切なげに言うのだった。
ゲンキンなものでぼくの肉棒は、母の指でモミモミと揉まれているうちに力を回復し、ムクムクと鎌首をもたげ始めた。すると母は、ためらわずに肉棒をすっぽりと口にくわえ、チュパチュパと音をたてて吸い立ててきたのだ。
(ああ、お母さんを脅迫までしたこのぼくを・・・)
ぼくは申し訳なさと、感謝の気持ちで胸がいっぱいだった。同時に、今さらながら母の深い愛情に目を見張る思いだった。
母は黙々と口腔奉仕をしてくれた。ぽってりとした唇でカリ首をきゅっ、きゅっ、と締めつけながら、たっぷりと唾液の乗った舌を肉棒にからみつけてくる。安堵感も手伝ってその気持ちの良さは格別だった。母の温かい口の中で、ぼくの肉棒はとろけてしまいそうだった。
「お母さんごめんなさい、本当にごめんなさい、お母さん・・・」
ぼくは快感に悶えながら、何度も何度も繰り返した。
母はしばらくの間肉棒をしゃぶり続けていたが、やがて口を離して言った。
「もう大丈夫みたい・・・元気になったわね。それじゃあまこと、お母さんが教えてあげるわ」
「えっ・・・」
「したいんでしょう、お母さんと」
「・・・うん」
「だからちゃんと教えてあげるわ。ほんとに、こんなことまでお母さんに教わろうっていうんだからしょうのない子よね、まことは・・・」
「・・・」
ぼくは返事ができなかった。でも胸がいっぱいだった。
母はにっこりと微笑んでから、ぼくの上に覆いかぶさるように体をまたいできた。
ブルンと大きく揺れた巨乳がぼくの目の前に迫ってくる。何だかいつも以上に迫力を感じた。キュッと突き出したふたつの乳首に、ぼくはジロッと睨まれたような気がした。
その乳房の上には、ふくよかな笑みを浮かべた母の顔がある。包みこむように優しい表情なのに、その目には強い光が宿っていた。母は、ぼくのために一線を越えようと決意しているのだ。そんな母が、ぼくには女神様のように見えた。
そこから先はお互いに無言だった。
母はぼくの肉棒を握りしめた。ヘソにくっつくほど反り返っている肉棒を引きはがすようにグイッと角度を変え、自分の股間に照準を合わせると、お尻をゆっくりと下ろしてきたのだ。
ぼくはドキドキしながらその瞬間を待った。夢にまで見た思いが実現しようとしている。ついに母と、身も心もひとつになれるのだ。
肉棒の先端が母のそこに触れた。熱く、ヌメリとした感触だった。そして触れたかと思うとぼくの肉棒は、柔肉をかき分けヌプヌプと母の中にのめり込んでいったのである。
「ああっ」
ぼくは込み上げる歓喜とともに呻きあげた。あまりにも嬉しくて、あまりにも気持ちよくて、呻かずにはいられなかったのだ。
(これが・・・これが夢にまでみたお母さんのあそこなのか!)
母がさらに尻を沈めてきた。太い肉棒がいとも簡単にヌルヌルッ、と母の中に呑み込まれていく。ああ、何て気持ちいいんだろう。
母が尻を下しきった。肉棒は母の中に完全に埋没した。
(ああ、何て素晴らしい・・・。ぼくは今、お母さんの中にすっぽりと包まれているんだ・・・)
そのことがぼくを感動させている。ついに狂おしいまでの願いが叶ったのだ。
母の体内はジーンと温かった。肉棒を包みこむ粘膜がとろけるように柔らかく、柔らかいのにきつかった。しかもヌラヌラしている。
母はぼくの上で静止しし、ジーとぼくを見下ろしている。そして、愛情たっぷりの顔で言った。
「まこと、さっきなぜ入らなかったのかわかる?」
その顔は悩ましいほどに上気していた。
「・・・わ、わからない・・・」
母はふふっと笑いながら、
「それはね、お母さんが足を固く閉じていたからなの。女の人が足を開かなければ、無理に入れようとしても入らないものなのよ。ましてまことは、まだ入れ方も知らないから・・・」
「ふ、ふうん・・・」
「それと・・・」
なぜか母は、まるで少女のような恥じらいの表情になって、
「濡れていないと、やっぱり入らないのよ・・・」
「・・・それじゃあお母さん、いま濡れているの?」
「ええ。お母さん、あなたの泣きそうな顔を見ていたら胸が熱くなって・・・」
言ったあと、母は恥ずかしそうにうつむいた。
「お母さん・・・」
ぼくは嬉しくて堪らなかった。母がぼくのことを思って濡れたなんて・・・。
「まこと、まことがお母さんを脅してまでしたかったのは思い詰めた末なんでしょう?」
「うん・・・」
「よっぽど苦しかったのね・・・お母さん、今わかったの。苦しんでいるまことを突き放すことなんかできない。もとはといえばお母さんが悪いんだし・・・」
母の目に新たな決意の色が浮かんでいた。
「これからはお母さんも一緒に苦しんであげる」
「お、お母さん!」
ぼくは叫んだ。歓喜が全身を駆け巡ぐり、これは夢じゃないのか、夢なら覚めてほしいとぼくは思った。
「さあまこと、これがお母さんの体よ」
母は優しく言ってから、ゆっくりと尻を上下させ始めた。
「う、うう・・・」
ぼくはまたも呻いた。呻かずにはいられない快感が突き上げてきたのだ。
柔らかくて、熱くて、ヌルッとした母の体内が、それこそ先端から根元まで万遍なく包み込んで摩擦してくる。吸盤のように吸いついて、肉棒がどこまでも深く呑み込まれていくのだ。
「どう、気持ちいい? まこと」
見下ろす母が、ますます優しい顔で言った。
「うん、うん・・・」
ぼくは気持ち良すぎて、返事をするのもやっとだった。
母は上下させる尻のリズムを早いものにしてきた。同時に上半身をぼくに傾けてきた。母の熱い吐息が顔に吹きかけられ、豊満な乳房がさらにぼくの目の前に突きつけられた。
熟れた果実のような母の乳房が、胸の谷間にじっとりと汗をからませタプン、タプンと揺れている。乳首は固くなってキュッと突き出していた。堪らない迫力だった。
ぼくは一気に昇り詰め、早くも爆発寸前になった。
と、そのとき母がピタリと動きを止めたので、指のときと同じようにスーッと絶頂感が遠のいた。
「・・・もっと気持ちよくなってからにしなさい」
そう言って笑った母がすごく艶めかしかった。
「ぼくがイキそうだってわかったの?」
「ええ、わかったわ・・・まこと、深呼吸してみなさい」
ぼくは何度か深く息を吸い込んだ。呼吸が整うともうしばらく耐えられそうな気がするが、それにしても肉穴にすっぽり包まれているだけでも気持ちいいなんて驚きだった。温かい粘膜がまるで深海に棲む軟体動物のようにウネウネと肉棒に絡みついて、動かなくても気持ちいいのである。
お互いに無言で見つめ合ったあと、母が腰の動きを再開した。ぼくの快感またも急激に高まった。いくら呼吸を整えてもこの摩擦感にはかなわなかった。いつの間にかぼくは、母の腰の動きに合わせ自分から腰を突き上げていた。
「そうよ、それでいいのよ、まこと」
母が嬉しそうにいった。
(そうか、お母さんは腰の振り方を教えようとしていたのか・・・)
ぼくも嬉しかった。母にセックスの手ほどきをしてもらえるなんて最高だった。何しろぼくは、ついさっきまでどこに穴があるのか、どこに入れればいいのかもわからなかったセックスの初心者なのだ。
「リズムを合わせて・・・そう、その調子よ」
母にリードされながら、ぼくは腰を小刻みに突き上げていった。
母だけにまかせていたときと違って挿入感が強くなり、母とより深く結合していくのがはっきりとわかる。
「上手よ、まこと。そのまま・・・もっと深く・・・」
「こう、これでいいの・・・?」
「そ、そうよ、それでいいのよ!」
ぼくは力強く肉棒を突き上げていった。
その動きに母の体もヒクッ、ヒクッと反応し、母の口から喘ぎ声も漏れるようになった。
「お母さんも、気持ちいいの・・・・?」
「ええ、気持ちいいわよ・・・あっ」
答えながら母も身をよじり、熱い吐息をぼくに吹きかけた。そして、母も大胆なくらいに腰をグラインドし始めたのだ。
ぼくも呼応するように腰を突き上げた。そうしながら両手を伸ばし、弾んでいる乳房を掴みしめた。
「あむっ・・・」
呻いた母が、ぼくの手に自分の手を重ねギュウッ、と握りしめた。もっと強く揉んで、ということなのだろうか。ぼくは激しく腰を突き上げながら、ゴム鞠をつぶすように乳房を揉み込んだ。
汗に濡れた母の巨乳がねっとりとぼくの手に吸いついてくる。手の平の中心には固くなった乳首が当たっている。ぼくは、指の間に乳首をはさみ、グリグリと指を動かした。
「ひっ、あうっ・・・」
母が大きく喘ぎ、首をガクガクと打ち振った。
清楚で慎ましい母が艶めかしい顔をし、淫らな声を上げている。そのアンバランスな対比がゾクゾクするほど刺激的でぼくの興奮はさらに高まった。もう堪らなかった。
「ああっ・・・お母さん、ぼく、もう・・・」
ぼくが悲鳴のような声を上げると、
「いいわ、思いっきり出しなさい!」
母も叫び、グラインドする腰の動きを極限まで早めてきた。
ぼくも、握りしめた乳房にしがみついて夢中で腰を突き上げた。
「まこと、ああ、一緒に・・・一緒に・・・!」
母がググッ、と背中を反り返らせた。母も絶頂を迎えようとしているのだ。そして、つぎの瞬間、母は、
「あっ、あああ・・・!」
叫びながらブルブルッ、と下腹部の筋肉を硬直させた。
肉穴がキュウキュウと収縮し、肉棒をすごい力で締めつけてきた。しかも締めつけるだけでなく、先端の部分をキュウッと奥へ吸い上げるのだ。まるで吸盤か何かで吸われたかのように思いっきり気持ちがいい。もう我慢できなかった。
「お母さん、あああっ!」
目が眩むような快感とともに、ぼくは強烈な締めつけの中にありったけの精液を放出させた。快感が、太い柱のようにぼくの全身を貫いていく。体が粉々になりそうなほど気持ちが良かった。
「まこと・・・ああっ、まこと・・・!」
母がうわずった声でぼくの名を呼んでいる。
ぼくは、ドクドクと吐き出される精液が、確実に母の胎内に注ぎ込まれていく満足感を噛み締めながら最後の一滴まで絞り出した。
収縮を繰り返す母の肉穴は、ぼくが出し終えたあとも肉棒に絡みついていて離れなかった。
ぼくの肉棒はまだ勃起したままで、母の体内に入ったままだった。
(こんなにも気持ちのいいことがこの世にあったなんて・・・)
快感の余韻に浸りながらぼくは、セックスの手ほどきをしてくれた母への感謝でいっぱいだった。
「まことはもう、大人よ・・・」
ぼくに頬ずりをしながら母が言った。
「ありがとう、お母さん・・・」
答えながら感謝を込めて母を見上げると、母は恥ずかしかったのだろうか、肉穴をキュッと痙攣させながら、
「でもいやらしいお母さんね。こんなお母さんのこと、嫌いにならない?」
「ううん、全然!」
ぼくは強く首を振った。嫌いになんかなるわけがない。嫌らしいどころか捨て身でぶつかってくれた母は美しかった。自分を晒け出し、ぼくとともに絶頂の声を上げてくれた母は凛々しくさえあった。
「お母さん!」
ぼくはあらためて胸を熱くしながら叫んだ。
「・・・お母さん、またやってくれるよね・・・」
「ええ、何度でも・・・」
答えた母の顔には、もうためらいも困惑もなかった。
「それじゃあ明日も」
「いいわよ」
ぼくはこみ上げてくる幸福感とともに、母の唇に自分の唇を押し当てた。
つぎの日の夜、ぼくは塾には行かず、走るようにして家に帰ってきた。母と早く昨日の続きがしたくて、いても立ってもいられなかったのだ。
母は転がり込むように家に入ってきたぼくを見て、驚いた様子だった。
「お帰りなさい・・・でも早かったわね、塾には行かなかったの?」
「うん、今日は休んだんだ」
「だめよ、ちゃんと塾にいかなくちゃ・・・勉強が遅れちゃうでしょう」
怒ったように言ったが、もちろん母は本気で怒ってなどいなかった。
「今日だけは許してあげるわ。でも、明日からはちゃんと行くのよ、約束できる?」
「うん、約束するよ。だから、お母さん・・・」
ぼくは、すがりつくように言った。
「わかってるわ」
母はにっこりうなずいてから、ぼくの手を取って風呂場に連れていった。
「え、ここで?」
「違うわよ・・・まず体を綺麗に洗ってからね」
母が少し赤い顔をして答えた。
「えっ、本当?」
ぼくは声を張り上げてしまった。お母さんと一緒にお風呂に入れるなんて、こんな嬉しいことはない。
脱衣場に入ると母はぼくをその場に立たせ、学生服のボタンにかけた。今夜も母に服を脱がせてもらえるのだ。何だか嬉しいことばかりだった。
母は艶っぽい目でぼくを見上げながら、学生服のボタンをひとつひとつ外し始めた。母の甘い体臭が優しく鼻孔をくすぐってくる。ぼくはうっとりした気分の中で裸にされていった。
少し照れ臭くもあったが、母に甲斐甲斐しく服を脱がされているうちに、ぼくは遠い昔にタイムスリップしたような錯覚を覚えた。
ぼくが幼い頃もよくこうして母に服を脱がせてもらったものだ。あの頃は受験もなく、悩みもなく、無心に母に甘えていることができた。成長してからはできなくなったけれど・・・。
だけどこれからは違う。これからはまた、ぼくは母に思いっきり甘えることができるのである。ぼくはそれが嬉しくて堪らなかった。ただ、高校受験が終わるまでと限定はされているけれど・・・
母がパンツを下ろすと、すでに勃起し始めていたぼくの肉棒が飛び出した。
「あらっ・・・元気ねえ」
母は恥ずかしそうに、そしてどこか悩ましげに、カリ首に指を添えてシコッ、とひとこすりした。ぼくの体にビーンと快感が走り、肉棒は完全に勃起した。
「先に入って待ってなさい。お母さんもすぐに入るから」
「・・・い、一緒に入ろうよ」
「なーに、お母さんが脱ぐところを見たいの?」
「うん」
母は、しょうのない子ねえ、という顔でぼくを見たが、笑顔は変わらなかった。
母はブラウスやスカートを上品な仕種で脱ぎ始めた。ぼくはその様子をジーッ、と見つめたのだが、この間風呂場を覗いたときより興奮の度合いは何十倍も大きかった。
ぼくの心臓はずっとドキドキと高鳴っていたが、真っ白いブラジャーが剥がされプルン、と豊満な乳房が飛び出したときも、パンティがツルンと剥けて白桃のようなお尻が剥き出しになったときも、あまりにも高鳴りすぎて苦しいくらいだった。
「そ、そんなに見つめないで・・・」
ぼくは食い入るような目つきをしていたのだろう、母が恥ずかしそうにぼくから目を反らせた。酸いも甘いも噛み分けているはずの母が女学生のように顔を火照らせている。どこか初々しいその表情が妙に新鮮で、しかも生々しかった。ぼくはますます興奮してしまった。
白いパンティから両足を抜き取った母は、陰毛も露わに「さあ・・・」とぼくの手を取って浴室の戸を開けた。
母はぼくを洗い場に立たせ、シャワーのお湯をまんべんなくぼくに注ぎかけた。
「さっ、洗ってあげるわ」
ボディシャンプーをなぜかタオルではなく手の平でたっぷりと泡立たせた母は、ぼくの背に立ち、その手で直にぼくの体を洗い始めた。
「あ・・・」
と、ぼくは思わず声を上げた。母の泡だらけのしなやかな手が滑るように背中や肩を這いまわり、恥ずかしいようなこそばゆいような、それでいてうっとりするような気持ちの良さに見舞われたのだ。
「はいっ、両手を上に上げて」
母の手が、背中から脇の下に差し込まれた。
「あっ、くすぐったい・・・」
ぼくが身をよじると、
「こういうところはよく洗わなくちゃ・・・」
と、母は手の指全部の爪を立てた。ぼくの脇には、すでに下腹部と同様に腋毛が生えている。その腋毛が優しく掻きむしられ、シャリシャリと音を立てた。くすぐったくて堪らないけれど、妙に心地いい。
母はボディシャンプーの泡を直接手で擦り込むことで、ぼくの体の成長を確かめたかったのかもしれない。やがて母の両手は背中を這いまわりながら少しずつ下に下りてきた。と、指先がお尻の割れ目にまで差し込まれたのでぼくは驚いた。
「あっ、そんなところまで・・・」
恥ずかしくて顔を赤らめたぼくの背中から、母が言った。
「まこと、ちゃんとここも洗っている?」
「え、いや・・・」
「だめよ、いつも綺麗に洗わなくちゃ」
「う、うん・・・」
ぼくはまたも幼い頃にタイムスリップしたような錯覚を覚えた。
そういえば幼い頃、ぼくは本当にいろんなことを手取り足取り母に教えられた。お尻もちゃんと洗いなさいと、確かに洗い方まで教えてもらった記憶がある。
中学三年になって改めて躾けられるとは思わなかったが、母の指で肛門をこね回されるのはえらく気持ちのいいもので、ぼくは思わず呻き声を上げてしまった。何だかあまりにも気色良くて体の力が抜けてしまいそうなのだ。
「どうしたの? 気持ち良くなっちゃったの」
母は悪戯っぽく笑いかけ、泡のついた指先をツン、ツンと軽く肛門の中に差しこんできた。
「ああ、そんなことしたら・・・」
不思議な快感がツーンとぼくの背中を突き抜けた。
母は指先で肛門を捕らえ、コネコネとこね回してきた。
「あっ・・・ああっ・・・」
自分の声が浴室に響いて恥ずかしかった。でもぼくは、喘がずにはいられなかった。
母は指先でぼくの肛門を捕らえ、コネコネとこね回してきた。
「あっ・・・ああっ・・・」
自分の喘ぎ声が浴室に響いて恥ずかしかったが、ぼくは喘がずにはいられなかった。
こねられるたびに、むず痒くて、思いっきり掻きむしってほしいような焦燥感と得体の知れない快感がゾクゾクと込み上がってくるのだ。ぼくは何かにしがみつくように手を前に突き出した。そうしていないとヘナヘナと腰砕けになってしまいそうだったのだ。
「何? お尻が感じるの、まこと?」
「う、うん・・・」
おもしろがったのか、母は一瞬キュッ、と指に力を入れた。
「あっ・・・あっ・・・」
ぼくはまたも喘ぎ上げた。
母は、今度はぼくの前にまわった。首筋から胸、下腹部と洗いながら、その手を少しずつ下げていった。残ったのは、そそり立つ肉棒だけになった。
母はボディシャンプーを継ぎ足してぼくの前にひざまずくと、眩しそうな顔で両手を差し出した。泡だらけの手で玉袋をすくい取り、モミモミしながらもう片方の手で肉棒を掴み、ヤワヤワと手の中で擦り立ててきた。
「あ、うう・・・」
肉棒にツーンと快感が走り、ぼくはその快感にまたも喘いだ。
ぼくはすでに皮が剥けていたが、それでもまだ成長がたりないのか少し余っている。母はその皮をメリッと引っ張り、カリ首を完全に露出させた。普段剥いたことのない皮の根元にヒリヒリした痛みが走り、
「痛た・・・」
ぼくは思わず腰を引いた。
母はかまわず、剥けた部分をすぼめた指でゴシゴシと擦ってきた。
「あっ・・・ううっ・・・」
ぼくは喘ぐのをやめられなかった。ちょっと痛いけれど気持ちがいいのだ。やめてと叫びたいのに、もっと続けてほしいとも思う。その痛気持ちよさにぼくは身悶えした。
「まこと、この皮を剥いてちゃんと洗ったことってあまりないでしょう」
「なっ、ないよ」
「ここはね、けっこう汚れやすいところだから時々は自分で剥いて良く洗わなきゃだめよ。いいわね、まこと」
「うん、わかったよ」
なおも身悶えしながらぼくは答えた。母が念入りに肉棒を洗い終わったときには、ほっとしたような残念なような何とも言えない気分が残った。
母はぼくの全身にシャワーをかけ回して、ボディシャンプーの泡を洗い流してくれた。
「ありがうとお母さん、今度は、ぼくが洗ってあげるよ・・・」
「え? いいわよお母さんは・・・」
「いいよ、洗ってあげるよ」
「でも・・・」
「お願い。洗わせて!」
「そう・・・それじゃあ・・・」
母は、ぼくがこんなことを言うとは思っていなかったらしく、かなり恥ずかしそうだった。
ぼくはいそいそとボディシャンプーを手にすくい、泡立てた。洗いながら母の体を隅々まで触ることができのだと思うと、嬉しさと期待で胸がワクワクする。肉棒までヒクヒクしていた。
ぼくは、母の前に立った。
母は照れくさそうに目を細め、それでもしっかりとぼくの視線を受け止めていた。
まずぼくは、母の首筋と肩を泡のついた手でさすり回した。ぼくのは、さっきの母と違って洗うというよりただ触りまくっているという感じだった。でも母は、黙ってされるままになってくれた。
すべやかな肌がぼくの手に吸いついてくるようだ。両手を下に滑らせていき、両の乳房を掴みしめた。ただでさえ肌理の細かい乳房は泡のせいでツルツルと滑った。無理に掴もうとするとツルンと手から外れてしまうのだが、それをうまく手の中に握り込み、モミモミと揉みほぐした。
泡にまみれた乳房がプルン、プルンと重く弾み、母はちょっと気持ちよさげに目を細めた。
ぼくは乳房の感触をずっと味わっていたかったが、それだといつまでたっても先に進まない。名残惜しかったが乳房から手を離し、脇腹や腕なども洗った。いや、さすり回した。
母はじっと立ちつくし、されるままになっていた。ときおりホーッ、と吐息をもらしながら、少し心地よさそうにぼくに身をまかせていた。
ぼくも母の真似をして脇の下に指を差し込んでみた。
「あん、くすぐったいわ・・・」
母は甘えたような声を上げて脇を閉めようとしたが、
「隅々まで綺麗にしなきゃいけないんだよね、お母さん」
母に笑いかけながら、ぼくは指先でキュッ、キュッと脇の下をこすり上げた。
「あん・・・もう・・・」
あんなこと言わなければよかったわ・・・母はそんな顔をしていた。でも、何だかぼくとのやり取りを楽しんでいるみたいだった。
くすぐったいのか、母は伸び上がるように身をくねらせたが、ぼくはかまわずに指を動かしていった。母の脇の下は綺麗に剃り上げられていてツルツルと指が滑った。その上ねっとりした感触もあって不思議な触り心地だった。ぼくはその脇の下をけっこうしつこくさすり回した。
今度は母の後ろにまわり、尻に手をあてがった。みっしりと肉のついた尻たぼが、プリンプリンと手の中で弾けるようである。乳房もいいが、張りがって見事な丸みを持ったこのお尻もいい。ぼくは肉棒をピクピクさせながらお尻を撫で回していった。
そして、心行くまで母の尻をこねまわした後、ぼくは少しかすれた声で言った。
「お母さん、お母さんのあそこを洗って上げたいんだけど」
「待って、そこは自分で・・・」
母は言いかけたが、
「・・・そうね、それじゃあ、洗ってもらおうかしら・・・」
と、浴槽の縁に尻を下ろした。
母はまたも真っ赤になっていた。ぼくのために何でもしてやろうと決意してくれた母だが、やはり実の息子にそこを見せるのは、心底恥ずかしいことだったらしい。
「お母さん、足を広げて」
「あっ、そうね・・・」
母はかすれた声で答え、それからうっすらと目を閉じてそろそろと足を広げていった。
ぼくは母の前に片膝をついて座り、両足の付け根が露出されるのを待った。
母の白くむっちりした太股が大きく広げられ、股間が露わになった。
エロ雑誌の写真のようなボカシも、塗りつぶしもない女の性器が、ぼくの目の前に晒け出されたのだ。ぼくは感動と興奮で、息を吸うのもやっとだった。
「よく見ていい?」
「いいわ、見たかったんでしよう、まこと」
母の目はうっすらと潤み、ますます艶めかしい表情になっていた。息子に股間を見せるという普通ではあり得ない行為に、母もどこか興奮しているのだろうか・・・?
ぼくは開いている母の太股に両手をそえ、さらにグイッ、と押し広げた。
「うっ・・・」
母は喘いだ。でも、されるがままに大きく足を広げている。
開ききった母の股間に、ぼくは顔を押しつけるようにして覗き込んだ。
(ああっ、これが・・・!)
思わず心の中で叫んでいた。目の前に神秘的とさえ思える光景が広がっていたのだ。
ぼくの吐息がかかるくらいすぐそばで、二枚のふっくらとした肉のひだがヌメリと口を開き、内部の真っ赤な粘膜を晒していた。
粘膜はウネウネとくびれていて、そのくびれの中心には小指の先くらいの穴がぽっかり
と開いていた。穴の左右を覆うように、やはりふっくらとしたひだがあって、まるで花が咲いたようにめくれ返っていた。
なんという生々しさと、嫌らしさなのだろう。その構造だけでもかなり刺激的なのに、
ヌメヌメと照り輝く真っ赤な粘膜が目眩を起こしそうなほど艶めかしいのだ。
しかも、その肉ひだのほんの少し下には、母のお尻の穴までが剥き出しになっていた。
(・・・)
ぼくは本当に息をするのもやっとだった。
女の性器って、生々しくて嫌らしくて、見ようによってはグロテスクでさえある、とその時ぼくは思った。清楚な母に、こんなにも嫌らしい肉のひだや肛門がついていることが、ぼくにはどこか信じがたい気がした。しかし、そのアンバランスさがますますぼくを興奮させるのだ。
ぼくは性器に鼻を近づけた。ボディシャンプーで洗い流す前に、どうしても匂いを嗅いでおきたかったのだ。
肉穴にくっつくほど鼻を押しつけ、ぼくは思い切って匂いを嗅いでみた。
甘酸っぱい香りがツーンと鼻の奥を突き抜けていった。それは、パンティの匂いを嗅いだときとほぼ似ていた。
でも、ぜんぜん違う。濃厚さが違うのだ。母の体臭と、かすかなオシッコの匂いと、それからチーズのような匂いがミックスされた、母そのものの濃厚な匂いだったのだ。
ぼくは腹いっぱいに匂いを吸い込みながら、頭をクラクラさせた。
(これがお母さんの匂いなんだ。お母さんの、おま×この匂いをぼくは嗅いでいるんだ!)
そのことが、ぼくを歓喜させていた。
「まこと、恥ずかしいわ、早く洗ってちょうだい・・・」
「あっ、ごめん・・・」
ぼくは母をこれ以上悶えさせるのは可哀想だと思い、性器から顔を離そうとしたが、その前にふと肛門に鼻を近づけた。
可憐な母の菊皺はなんの匂いもしなかったが、さらに鼻先がくっつくほど近づけ、無心に匂いを嗅いでみると、本当にわずかだが異臭がした。だが、異臭ではあっても決して不快な匂いではなかった。
「まこと、そんなところを・・・」
母の声が引きつっているように聞こえた。母にとって、肛門の匂いを嗅がれるなんて性器の匂いを嗅がれるよりも数倍恥ずかしいことだったと思う。
「もういいでしょうまこと・・・」
見上げると、母は羞恥に悶えきった顔をしていた。その顔を見て、ぼくの胸は強烈に痛んだ。
「ごめん、お母さん」
ぼくは素直に謝った。それからボディシャンプーを手の平に注ぎたして母の股間にあてがっていった。
母が「うっ」と呻いて体を震わせるのを見ながら、ぼくは手の平全体で性器全体を包みこんだ。肉ひだのプニプニした柔らかさと温かさがじわーっ、と伝わってきた。ぼくは、まるで未知の神秘な生き物をつかみ取ったような感じがした。
やさしく擦りたてると、二枚の襞がクニュクニュと手の中でうごめいた。それを掻き分けて内部に指を割り入れる。粘膜のヌメヌメした感触、ぽっかりと開いた肉穴の感触、それらがことごとく指先に感じられた。
「ん・・・んん・・・」
母はしきりに上半身をくねらせ、鼻からかすれた喘ぎ声をもらしている。
充分に肉ひだを洗ってから、いや、泡とともにこねまわしてから、ぼくは最後に指先をそっと母の肛門に持っていった。
「あ・・・!」
母はギョッ、としたように声を上げた。
「い、いいわよ、そんなところまで・・・」
困惑しきった声で母が言ったが、ぼくはかまわずに菊しわをシコシコと擦り上げた。
「だって、お母さんもぼくのここ洗ってくれたじゃない」
「もう、まことったら・・・」
母は非難するような声で言った。しかし、やはり怒っている様子はない。ぼくにはよくわかった。母は困惑しきっているが必死で我慢し、ぼくのために平静を装っているのだ。ぼくは母の深い愛情と決意をあらためて知る思いだった。
でも、興奮しきっているぼくに自分を止めることなどできようもない。
ぼくは、肛門に沿って円を描くように指で擦り立てていった。菊しわの一本一本のが微妙に感じ取れて実に気色がいい。
(きっと父にだって触らせたことがないだろうお母さんの肛門を、今ぼくがこねまわしているんだ・・・)
そのことが、ぼくには嬉しくて堪らなかった。
母を父から横取りし、自分一人で独占しているような気分だった。
とはいえ、あまりしつこくすぎるのもどうかと思い、母がしたように指を差し込むことはしなかった。
ぼくは母にシャワーのお湯をかけ、体中の泡を流してやりながら、挿入する前に洗い清めた母の性器をもう一度よく見たいと思った。
「お母さん、もう一度見たいんだけど・・・今度は穴の中まで・・・」
ぼくは遠慮しがちにに言った。肛門に悪戯しすぎたので、母はもう、これ以上のことを許してくれないかもしれない、と思ったのだ。
「い、いいわよ」
しかし、母はきっぱりと言った。そして母は、洗い場に敷かれたマットの上に自ら仰向けに寝そべり、両足を開いて膝を立ててくれた。
むっちりした太腿がM字型に広がり、その中心に再び肉ひだと肛門が剥き出しになった。
恥ずかしくて堪らないのにあえてこんなポーズをとってくれた母に、ぼくは感謝の念を覚えた。
ぼくは腹這いになって顔を近づけていった。
淡い陰毛に装飾された母の肉ひだが、大きく左右に広がっていた。内部の真っ赤な粘膜もことごとく剥き出しになっていて、その中心に肉穴がぽっかりと口を開けている。
ぼくはおずおずと手を伸ばした。指先が肉穴を捕らえたとき、母はビクッ、と体を震わせた。だがぼくは、かまわずに指をのめり込ませた。
肉穴はプニュッと広がり、ぼくの指はそのままズブズブと根元まで沈み込んでいった。
何とも柔らかい穴だった。こんなに柔らかいのに、いざ肉棒を挿入するとなぜあんなに強く締めつけてくるのだろう・・・ぼくは何だか不思議な気がした。
引き抜いて、今度は両手を添えて肉穴を押し開いていった。
肉穴とまわりの襞がめくれ返っていく。これ以上は無理というところまで広げると、肉穴は洞窟のようにぽっかりと口を開けてしまった。ぼくは鍵穴を覗き込むように、夢中で顔を近づけた。
(ああ、すごい)
ぼくは、思わず息を飲んだ。
洞穴の奥までよく見えた。とにかく真っ赤だった。新鮮なマグロの赤身のように、あるいはザックリ割ったザクロの実のように、実に生々しく鮮やかだった。その粘膜がまるで軟体動物のように、微妙にうごめているのだ。
(ほ、ぼくは、ここから生まれてきたのか・・・ )
それがぼくには強烈な驚きだった。こんなに真っ赤で、目が眩むような粘膜の中を、このぼくが通って来たなんて・・・・。
と、ぼくの脳裏にある光景が映し出された。それは、このねっとりとした粘膜の中から絞り出されてくる自分自身の姿だった。
全身を粘膜に包みこまれ、その中からから少しづつ絞り出されてくるぼく。赤ん坊の姿でもあり、今の自分の姿でもあるぼくが、肉襞をぬめりと掻き分け、母の股間から顔を出すのだ・・・。
(お母さん・・・)
その時ぼくは、本当に母の粘膜に全身を包みこまれたような錯覚を覚えた。
同時に甘美な陶酔がぼくの胸を貫いていった。
ぼくは、満足するまで覗き続けてから顔を上げたのだが、指を離すと、あれほど広がっていた肉穴はピチッとすぼまり、ひしゃげていた肉襞もまた閉じ合わされた。
母の性器が何事もなかったように元の少し口を広げただけの形に戻った、というただそれだけのことなのだが、閉じているときと広がっているときの形状のギャップは、またもぼくの脳裏に奇妙な映像を思い浮かばせた。
それは、無限大に広がった母の性器にぼくが呑み込まれてしまう、というものだった。
ぼくの前に神殿の入り口のように大きく広がった肉襞が、うねうねした真っ赤な粘膜でぼくを補食するように包み込み、グイグイと呑み込んでいくのだ。そして、母の体内でぼくは消化されてしまう。母と一体になったぼくはあらためて母の子供として再生し、母に産み落とされる・・・。
何とも奇妙な映像だった。、いや、妄想と言った方がいいだろう。でも、きっとこれが、ぼくの母に対する究極の思いなんだと思う。
「ねえお母さん、夕べはここにぼくのものが入ったんだね」
ぼくは元に戻った肉穴周辺を軽くなぞりながら、わかってはいたが母に聞いてみた。
「・・・そうよ、そ、その穴にまことのが入ったのよ・・・」
母の声もうわずっていた。
またもぼくは肉穴に指を差し込み、グチュグチュとこね回した。早く挿入したいのも確かだったが、それよりもぼくは、見ていると引き込まれてしまいそうなこの肉穴をいつまでもこね回したい思いが強かった。
そのとき、ぼくは突然思いついて母に尋ねた。
「そうだお母さん、おしっこの穴はどこなの?」
母はまた少し困ったような表情になりながらも、
「その指を入れている穴の・・・ほんのちょっと上にあるわ・・・」
「どこ?」
ぼくが目を凝らすと、確かに言われたところにポツンと小さなすぼまりがあった。まる
で針で突いたように小さくて、入口周辺がゼリー状にフルフルしている。
「こ、こんなに小さいの・・・!」
ぼくは驚いて声を上げた。
「こんなに小さい穴から、よくおしっこが出るもんだね」
「や、やめてまこと、恥ずかしいじゃないの・・・」
尿道口よりさらに上の方に視線を移すと、花びらの合わせ目のところに小豆大の突起が突き出ている。これをクリトリスと呼ぶことはぼくも知識で知っていた。知っていたがあえて聞いてみた。
「お母さん、このちょっと飛び出している豆つぶみたいのは何ていうの?」
「それは・・・」
「ねえ、教えてよ」
「そ、それは・・・ク、クリトリスっていうのよ・・・」
ぼくは思わずゾクッとした。母が自分の性器に関する言葉を口にした・・・そのことが堪らなく刺激的だったからだ。ぼくは、母の口からもっと刺激的な言葉を聞きたいと思った。
「ふうん、クリトリスか」
ぼくは初めて聞いたような顔をしながらさらに何気なく、サラリと言ってみた。
「ねえお母さん、このビラビラ全体のことをさ、何て呼ぶの?」
「それは・・・」
つい口を開きかけた母だが、パッと顔を真っ赤にして怒ったように叫んだ。、
「まあまこと、何てことをお母さんに言わせようとするの!」
「ごめん、つい聞いてみたくなっちゃったんだ・・・」
まあ、当然の反応だろう。でもぼくは、
(お母さんは、その単語を知っているんだ!)
と、そのことがわかっただけでゾクゾクしてしまった。
(いつか母の口から実際に聞いてみたい・・・)
ぼくはそう思った。
ぼくはクリトリスに目を戻した。ひだに覆われていたときはとても小さな突起に見えたのだが、指で広げ、全体を剥き出しにしてみると結構大きかった。
小指の先くらいはあるだろうか。表面は鮮やかなピンク色で、真珠のようにつやつやと輝いて見える。その輝きが、ゼリー状の尿道口と同様にとても繊細に感じられた。強く擦るとつぶれてしまいそうなのだが、その繊細さが逆に舐め回したい衝動も誘ってくるのだ。
「・・・お母さん、舐めていい?」
「・・・い、いいわ・・・」
母はすぐに許してくれた。
ぼくは即座に、赤くうねうねした肉襞の内部に唇を押しつけた。全体がプニュプニュと柔らかかった。
「うっ・・・」
母が呻き声を漏らすのを聞きながら、ぼくはチューと音を立てて吸った。
「あっ・・・」
母がまたも呻き声を上げ、全身を震わせた。
舌ですくい取るように舐め上げると、すべっこい粘膜が舌にねっとりと絡みついてきた。
「あ・・・あうう・・・」
と、母が立て続けに呻き声を漏らしている。上目使いに見上げると、母は顔を艶っぽく火照らせ、くなくなと首を打ち振っていた。
(お母さん、感じているのかもしれない・・・)
ぼくは嬉しくて夢中で舐め上げた。しばらく舐め続けていると母の太腿がブルブルと震え出し、内部からトロリとした液が染み出してきた。
(ああっ、お母さんが濡れてきた・・・!)
ぼくは堪らない嬉しさを覚えた。今まではリードされるばかりだったのに、今度はぼくがお母さんに快感を与えている。お母さんを悶えさせている。そのことが本当に嬉しかった。
ぼくは、もっともっと母を喜ばせてやりたいと思った。
クリトリスは男の肉棒のようなもので、女が一番感じるところだ、ということもぼくは知識として知っている。だからぼくは、迷わずクリトリスにしゃぶりついた。
「あっ、ひい・・・」
母が悲鳴のような声を上げ、白い下腹部を大きく引きつらせた。あまりの強い反応にぼくは一瞬ドキッ、としたほどだった。まさかこんなに感じるとは思ってもいなかったのだ。
ぼくはクリトリスをチュウチュウと音を立てて吸った。
母は喘ぎ、太腿や下腹部を激しく震わせている。母の顔はますます上気し、目元はうるうると潤んでいた。そして、吸い続けていると、あんなに柔らかかったクリトリスがコリコリと固くなり、表皮を掻き分けてムクムクと膨らんできたのだ。
(こ、こんなになっちゃうなんて・・・)
ぼくはその急激な変化に驚きながら、さらに激しく吸い立てた。
さっきまでの柔らかさはもうなかった。表面の皮が張り裂けてしまいそうなほど充血し、ジンジンと脈打つように熱くなっている。しかも肉穴からは、見てわかるほど粘液が溢れ出してきたのだ。
「ああっ、まこと・・・!」
母が切羽詰まったような声を上げて上半身を起こし、ぼくをクリトリスから引き剥がした。そして、
「まこと、来て・・・!」
堪らなく切ない声で言うのだった。
「うんっ、わかった!」
母が自分から「来てっ」と言ってくれた。それが嬉しくて堪らず、ぼくは夢中で母にのしかかっていった。
昨日の失敗がチラッ、と脳裏をかすめたが気にならなかった。ぼくは自信を持って母を抱きしめ、肉棒をあてがっていった。
母がわずかに腰を浮かせ、角度を合わせてくれた。
先端が、ぼくの唾液と母の粘液でヌルヌルになった肉穴を探り当てた。
「きてっ、まこと!」
母が叫ぶと同時に、パンパンに張り詰めた王冠部がヌルッと肉穴にのめり込んだ。
「ああっ・・・ま、まこと・・・」
その声は、引きつっているが歓喜の声に聞こえた。ぼくはグイッと腰を入れ、肉棒を一気に根元まで押し込んだ。
「あああっ」
悲鳴にも似た母の喘ぎ声が、ぼくには堪らなく心地良かった。そして、そのまま激しく腰を使い出したぼくは、たちまちとろけるような快感に包み込まれた。
「ああっ・・・お母さん・・・」
ぼくは叫びながら肉棒を突き上げた。母もぼくの背中に腕をまわしギュー、抱きしめてきた。
「まこと、いいわ・・・!」
「本当? お母さん・・・!」
「本当よ・・・ああっ!」
母も、ぼくに合わせて腰を振りたくっている。
ぼくはズンズンと肉穴をえぐりながら、豊満な乳房を両手で握りしめ、乳首を口に含んだ。コリコリに固くなっている乳首を舌で転がし、音をさせて吸い立てた。
「ひいーっ」
激しく身を悶えさせる母があまりにも刺激的だ。ぼくは急激に登り詰めていった。
「あう、お母さん、もうっ、だめ!」
ぼくが乳首から口を離して叫ぶと、
「出して、思いっきり出して!」
母もキュッ、と肉穴を締めつけながら叫んだ。ぼくはフェニッシュに向かって渾身の力を込めて突き上げていった。
「ああっ、お母さん、あああっ」
ぼくは母にしがみついて叫んだ。その瞬間、ぼくは痺れるような快感に身を貫かれた。体中の神経の、一本一本にビリビリと電流が走るような凄まじい快感だった。
頭の中を真っ白にしながら、ぼくはありったけの精液を放出させた。ドピュッ、ドピュッとその音が聞こえてくるようだった。
「ああっ、お母さんも、お母さんもいくっ!」
母が、まるでブリッジでもするように激しくガクガクと背中を反り返らせた。母もぼくと一緒に絶頂に登り詰めたのだ。
「あああっ、まことー・・・!」
母にも快感の波が押し寄せているらしく、何度も何度も身体をはね上げさせた。しかも、ぼくの精液を残らず吸い取ろうとするかのように、肉穴が凄い力で収縮している。ぼくはブルブルと震えながら最後の一滴まで絞り出していった。
どれだけ時間が過ぎたのだろう。重なり合ったまま、ぼくも母も放心したように動けなかった。しかも肉棒は勃起したまま衰えず、母の中に入ったままだ。
そしてぼくは、そのとき赤ちゃんになった自分が母の胎内でスヤスヤと眠っているような幸福感を味わっていた。それは小舟がゆらゆらと波に揺られるように、何とも言えない気持のよさだった。
しばらくしてぼくは、母の中で肉棒をわずかに動かしながら言った。
「お母さん、もう一度・・・いい?」
「いいわよ、まこと・・・」
母は囁くような声で答えた。そして、あの母性愛のこもった顔でニコッ、と笑ってくれた。
「ありがとう・・・」
ぼくは再び肉棒を突き上げ始めた。
冬休みに入り、ぼくはいよいよ正念場を迎えた。二月の初旬の受験まであと一ヶ月と少ししかない。しかしぼくはもう、数ヶ月前のように重圧に押しつぶされそうになったりストレスでイライラすることがなかった。
期末テストではとうとう学年で一位になり、偏差値もグンと上がった。ペースを崩さずにいけば合格は間違いと、担任も太鼓判を押してくれていた。
これもみな、母のおかげだった。
最近の母はますます甲斐甲斐しくぼくの世話を焼いてくれる。いつも優しい顔で見つめてくれ、ストレスも重圧も、精液とともにみんな吸い取ってくれるのだ。
母に包み込まれ、守られているという安心感が、ぼくに自信と余裕を与えてくれるのだった。
ところが、父が年末始の休みに入ってから少し様子が変わってしまった。
大手の企業で営業課長を務めている父にとって、お盆休みと年末始の休暇だけがまとめて休みを取れる唯一の機会だった。普段でも休日出勤や接待ゴルフなどで朝から家にることが少ない父は、この休みだけはとどこにもいかず、ずっと家の中でごろごろしていた。それが困るのだ。
「お父さんが家にいる間は我慢してね」
と、ぼくは母から釘を刺されてしまった。
まあ、仕方のないことはわかっている。一緒にいる時間が長ければ長いほど、ぼくと母の関係を父に悟られてしまう危険が大きいからだ。深夜に疲れて帰ってきて、お酒を飲んですぐに寝てしまう父とは違うのである。だから、妙な素振りは見せられない・・・。
それはぼくにも良くわかるし、我慢するといってもたった一週間程度のことなのだが、我慢しろと言われると余計にやりたくなるのも確かだった。
それにぼくは、父と母に嫉妬も覚えていた。家でごろごろしている父に、母はぼくに接するのと同じように甲斐甲斐しく世話を焼いた。しかも、とても楽しそうに。ぼくはそんな母の姿を見るたびに、父に母を奪われてしまったような悔しさを覚えた。
早く父の休暇が終わってほしいと、ぼくは毎日ジリジリしながら思った。深夜、母がコーヒーを運んできてくれても、すぐに出ていってしまう部屋の中は、いくら暖房が効いていてもぼくには薄ら寒く感じられたのだ。
受験生には正月も何も関係ないが、とにかく年が明けた。
元日の朝、毎年の習慣として家族三人でおせち料理を食べ、電車に乗って神社に初詣に行くことになった。ぼくは面倒くさかったし、父に対して悔しい気持ちもあって、
「今年は二人だけで行ってきたら?」
と言ってみたが、
「いや、おまえの合格祈願を家族みんなでしてくるんだ」
という父の言葉でしぶしぶ行くことにした。
外は寒かったが風もなく、青空が広がっていた。父と母が並んで歩く後ろを、ぼくは少し離れてついていった。二人の親密に会話を交わす姿はやはり気分のいいものではなかった。歩きながらぼくは、母の尻のあたりをじーっと見つめた。グレーの厚いコートの下に隠され、尻の丸みは認識できないが、ぼくは心に思い描いた。
張りがあって、見事に盛り上がった母のお尻。スベスベして重量感のある母のお尻。
父さえいなければ思う様触ることができるのに、もう何日もお預けをくらっている。たった数日のことなのに、ぼくには何ヶ月も感じられた。
ふと、ぼくは母が父とセックスしている場面を想像してしまった。夫婦だから当然のことではある。しかし母は、父とするときもぼくに見せてくれるような、優しくて艶っぽい表情をするのだろうか? 慈愛のこもった眼差しを父に注いでいるのだろうか? そんなことを考え悔しくてどうにも堪らなくなってしまった。
駅の構内は家族連れや若い男女のカップルなどの初詣客で大混雑していた。駅に入ってきた電車もすでに超満員だった。
「あらっ、すごい混みようだわ」
「何、すぐについちまうさ。さあ乗るぞ」
目的地は二つ先の駅である。時間にして十分ちょっとというところだ。
ぼく達三人は他の初詣客に混じって電車に乗り込もうとしたが、車内から押し返されるほどだった。後ろからも押されて何とか乗り込むことができたが、身動きがとれなかった。
車内は人いきれでむわっとしている。父はまわりから守るように母の肩を抱き、母はその父の胸に身を預けている。母の背中にぴったりと体を押しつける体勢だった。
ぼくの太股には母の尻が当たっている。コートやスカートの上からでも尻の丸みと張りを感じられた。
ぼくの胸は急にドキドキし始めた。幸いなことに両手は下に下ろしてある。しばらく触らせてもらえなかった母の尻が、手を出せば好き放題に触れる位置にあるのだ。
ぼくは触りたくて堪らなくなってしまった。だが、もし触ったら母を傷つけてしまうような気もした。父に身を預けながら、息子に尻を触られるなんて母には堪られないだろう。
しかし、それがわかっていてもぼくは込み上げてくる衝動を抑えられなかった。何日もやらせてもらえなかった欲求不満が、一気に噴き出したのだ。
電車が動き出すと同時に、ぼくは母の尻に手を伸ばした。
母の体がビクンと震え、体全体が硬直したのがわかった。母がやめなさいというように軽く尻を振りたてたが、ぼくはかまわずにコートの上から尻の丸みを鷲掴みにした。それからコートをたぐり上げ、裾をめくって中に手を差し入れた。
またも母の尻が振られたが、ぼくはスカートの上から尻を撫で上げた。久しぶりの母のお尻だ。大きさといい張り具合といい、あらためて母のお尻は素晴らしいとぼくは思った。
ぼくは肉棒をムクムク膨らませながら、執拗に尻を撫で回した。
母はもう尻を振らなかったが、きっと心の中で「やめなさい、まことっ!」と叫んでいることだろう。だが嫌がっている母に悪戯するのも妙に刺激的だった。それに、もしまわりの乗客や父に見つかったら・・・というスリルが、ぼくにゾクゾクするような興奮を味あわせていた。
ぼくはスカート上から尻の割れ目をなぞり、そのまま股間に向けて指を差し込んでみた。母は両足をしっかりと閉じ合わせていて、グリグリと指をねじこんでも中心部には届きそうになかった。
とうとう母は我慢できなくなったらしく、ぼくの方に顔をよじってジロッと睨みつけた。
ドキッとはしたものの、ぼくは母の視線を平然と受け止めた。いつもならオロオロしてしまうのに、なぜか今日のぼくにはふてぶてしいものがあった。
(だって、お父さんがいるからって、もう何日もやらせてくれないじゃないか)
非難めいた気持ちと、だからお願いだよ、という気持ちを込めてぼくは見つめ返した。
母は両目を見開き、少し開きかけていた唇をヒクヒクと震わせた。
ぼくの思いを感じ取ったのだろう。母は諦めたような目をしながら顔を戻してしまった。 ぼくは尻の割れ目に押し込もうといていた指に、グリッ、と力を込めた。すると、それが合図だったかのように、母のしっかりと閉じられていた両足から力が抜けたのだ。ぼくの指はスカートの布越しに母の秘部に食い込んでいった。
ふっくらと柔らかい感触がパンティやスカートをとおして指先に伝わってきた。
ぼくは嬉しさでいっぱいだった。父の胸に身を預け、肩を抱かれながら、母はぼくに尻を触ることを許してくれたのだ。本当は胸を掻きむしられるような思いだと思う。それでも許してくれた。
(お母さん・・・)
そんな母に申し訳ない気持ちも込み上げてきて、胸の奥がズキズキと痛んだ。
でも、ぼくは自分を止められなかった。いや、もともと止める気もなかった・・・。
母のお尻をスカートの上から撫でまわしたり股間に指を食い込ませたしているうちに、ぼくの興奮はすさまじいほどに高まってきた。指先は小刻みに震え出したし、肉棒はズボンのなかでギンギンに勃起してしまっている。
父は、母の身に何が起こっているかまったく気づいていないようだった。父からは母の頭が邪魔になって、ぼくの顔は見えない。その見えないところでぼくは母の尻や秘部をスカートの上から悪戯しているのだ。
何も知らない父が何だかわいそうにも思え、胸が痛んだ。罪悪感も込み上げてくる。だが、その罪悪感が逆にぼくの興奮を煽っていた。母の裸を想像して自慰をしていた時もそうだったが、なぜかぼくには、罪悪感が強ければ強いほどすさまじく興奮してしまうところがあるのだ。
ぼくはもう、お尻を撫でまわすだけでは我慢できなかった。撫でまわす手を止めたぼくは腕を下げ、スカートの裾を掴んだ。そして、ためらいもせずにたぐり上げていった。
母は身を固くして、されるままになっている。スカートを尻のあたりまでめくり上げると、ぼくはすかさずスカートの中に手を差し込んだ。極度の興奮のためにその手がブルブルと震えていた。
即座にぼくは、パンティの上からやわらかい尻たぼをむぎゅっ、と掴みしめた。
母の体が一瞬ビクッと震えたが、ぼくはかまわずにパンティの布をたぐり寄せ、掴みしめてグイグイと引き下ろした。パンティが、薄皮が剥けるようにずり下がった様子が手の平にありありと伝わってきた。
ぼくは叫びたいような嬉しさを覚えながら母の剥き出しの尻を掴みしめ、こねまわした。ああ、直に触るお尻の、何というすべやかな感触だろう。手の平にぴったりと吸いついてきて、まるで搗きたてのお餅をこねまわしているかのようにスベスベ、シコシコとして心地良いいのだ。
堪らずにぼくはお尻を鷲掴みにした。プニューツ、とひしゃげる尻肉の何と柔らかく弾力のあることだろうか。本当にもう堪らなかった。
そしてぼくは、尻の割れ目の中に指先を差し込こんだ。だが、これにはさすがに母も拒否反応を示した。ギューと太股を閉じ合わせてきたのだが、こうなったらもう無理だ。
ぼくは強引に指を食い込ませていった。ところが、指先はまず母のお尻の穴を捕らえてしまった。
ちょっと予想していなかったのでぼくはドキッとした。母の肛門はセックスのとき何度か目にしたけれど、あまり気には止めていなかった。尻の穴よりも性器そのものに心を奪われていたからだ。
だが、異常な状況下であることも手伝っているのだろうが、こうやってひっそりと息づいている母の肛門にあからさまに指を触れていると、なぜか性器とは違った興奮と興味が込み上げてくるのだ。
ぷっくりとして、それでいて固くすぼまった母の肛門・・・。
前にも感じたことだが、上品で清楚な母にも汚物を排泄する器官があったということが、ぼくには妙に生々しくて刺激的だった。お風呂場でセックスしたとき、わずかではあるがぼくは確かに異臭を嗅いだ。異臭自体が衝撃的で興奮したが、あのときぼくは、恥ずかしいはずなのに、ぼくのためにあえて匂いを嗅がせてくれた母の心が嬉しかった。
あの衝撃をまざまざと思い出しながら、ぼくは指先で円を描くようにこねまわした。そうだ、なぜ肛門にこんなに興奮するのかわかった。それは、母にとって性器以上に恥ずかしいはずの穴だからだ。その穴をぼくが触っている。そのことに興奮してしまうのだ。
母が拒絶するように肛門を締めつけたが、ぼくはこじ開けるようにして肛門の中心部に指を突き立てた。しかし、肛門のきつさは予想以上だった。時間をかけて揉みほぐせば柔らかくなつて指を入れられるだろうが、残念ながらそんな時間はない。
ぼくは未練もあったがお尻の穴は諦めることにした。でも、受験が終わるまでには絶対に母の肛門もこね回してみたいとぼくは思った。
その場面を想像しながら、ぼくは尻の穴から指を離した。もうあまり時間がない。ぼくは肛門よりさらに奥に指をねじ込んだ。
ヌルッとした肉ひだがやっとのことで指先に触れた。
母がまたも身を震わせたのがわかったが、しかしぼくは、その柔らかくてプニュプニュとした肉ひだを指先でこね回した。ねっとりした肉ひだが指先に絡みついてくる。柔らかいだけでなく肉ひだは熱かった。ぼくは久しぶりのその感触にゾクゾクしながら、指で掻き分け始めた。
なぜか母は肛門のときほど拒否反応を示さなかった。聞き分けのないだだっ子に玩具を与えて大人しくさせるかのように、母は肉ひだを差し出してくれたのかもしれない。そんなふうに思いながらぼくはヌメッ、としたすぼまりを探り当てた。
(やった、お母さんのおま×この穴だ)
ぼくは一気に指を突き刺した。
ぼくの指が、ズブズブと母の肉穴に突き刺さっていく。久しぶりの感触だった。ぼくは嬉しくて嬉しくて本当に叫び上げたいほどだった。
根元まで埋没した中指を、ぼくはズボズボと出し入れした。湿った内部の粘膜ががねとつきながら指に絡みついてくる。狭い通路の、微妙な皺ひだまでが感じ取れた。
母の体が指をググッと突き刺すたびに硬直したが、ぼくは嬉しさと興奮のなかで肉穴をこね回し続けた。
母が、またもこちらに顔を向けてきた。玩具を与えて大人しくさせようと思ったのに、玩具を壊してしまうようなぼくの威勢に不安を覚えたのだろう。
ぼくも、母を横目で見つめ返した。母は困り切った顔をしていた。「やめて!」と目が必死に訴えている。でも、ぼくはやめなかった。
電車が一つ目の駅に滑り込んだ。
この駅でもさらに大勢の初詣乗客が乗り込んできた。
母は必死に父の腕にしがみついている。ぼくも母から引き剥がされないように足を踏ん張ていたが、まわりから押しまくられ、肉穴に指を入れておける状況ではなかった。しかし、指は抜けてしまったものの、ぼくの体は母の背中にぴたりと密着張してしまった。
父は完全に後頭部をこちらに向けていた。振り向くのはまず無理だ。ぼくには願ってもない状況になったことに歓喜した。
電車が動き出す寸前、ぼくはあいている手でズボンのチャックを下げた。そして、これ以上ないほど硬直している肉棒を掴み出した。
ぼくは決めていた。このまま母の肉穴に挿入するのだ。
母は腰を抜かすほど驚き、絶対に入れさせまいとするだろうが、ぼくはどうしてもやるつもりだった。もうその思いしかなかった。
(そんな無茶な・・・)
というもう一人の自分の声もした。
(もしまわりの乗客に見つかったらどうするんだ、それがぼくや母を知っている人であったりしたら・・・・。いや、それよりも父に見つかったらお終いだぞ。振り向けなくても母の様子からわかるかもしれないじゃないか。そうなったら間違いなく家庭崩壊だ。そんな危険を冒してまで、こんなところでする必要はないじゃないか。あと二日待てばお父さんの休暇は終わるんだぞ・・・)
しかし、それでもぼくはやるつもりだった。
すさまじい興奮が、ぼくの理性をどこかに吹き飛ばしていた。
電車が動き出した。次の駅まであと五分ほどしかない。早くしないと時間がなくなってしまう。ぼくの体は異様な興奮と期待感で激しく震え出していた。
いったん肉穴から指を引き抜いたぼくは、両手で少しずつ母のコートとスカートをたくし上げていった。まわりの乗客も密着しているから、肘より下しか動かせないし、ぼくの下腹部も母の尻に押しつけられているからなかなか思うようにいかない。それでも何とかたくし上げていった。
母の尻には、ぼくの固い肉棒が押し当てられている。しかし母はズボンの中に収まっていると思っているはずだ。剥き出しになってヒクヒクしているなんて、夢にも思っていないだろう。
とうとうスカートとコートを尻の上にたくしあげた。同時に布越しに接触していた尻にぼくの肉棒が直に押しつけられた。
母の背中が痙攣したように硬直したのを、ぼくは全身で感じ取った。母の受けた衝撃は相当なものだったはずだ。
表情は見られないが、もしかしたら、前に美術の教科書で見たムンクの「叫び」のような顔をしたかもしれない。
母が少しかわいそうな気がしたが、ぼくは迷わずに次の行動に移った。
すし詰めの電車内でも、腰から下は案外余裕があった。ぼくは母の背中に密着したまま腰だけを動かし、肉棒を穴にあてがっていった。
母が必死になって両足を閉じ合わせようとしている。もし母の手が後ろに回っていれば、肉棒を掴んで挿入を阻止したろう。けれど母は両手で父にしがみついている。
母の尻とぼくの股間がピタリと重なり合った。そのときぼくは母が心で叫んだ悲鳴を聞いたような気がした。
肉棒の先端が確実に肉穴を捕らえていた。
次の瞬間、ぼくはグイッ、と腰を突き上げた。
母の肉穴がメリッ、と広がったのがわかった。
(ああああ!)
快感とともに言いようのない歓喜が脳天を貫き、ぼくは心の中で絶叫していた。嬉しさと快感が、火花のように体の中に飛び散っている。
母はピクリとも動かなかった。渾身の力を振り絞って体を自制しているのだろう。そのため、父もまわりの乗客達もぼくの行為には気づかなかった。
ぼくはさらに奥へ入れようと腰を突き上げた。あくまでも自然に、まわりに気づかれないように。
母の体が激しく硬直しているため、肉穴もきつかった。
きつくて粘膜がキュウキュウと絡みついてくるその穴に、ぼくは少しづつ肉棒を押し込んでいった。穴全体が抵抗するようにシギシと押し返してくるが、その抵抗感が堪らなく気持ちいい。
だが、肉棒は半分ほど入ったところでそれ以上はどうしても進まなくなってしまった。少し角度が悪いのだ。母がほんの少し尻を突き出してくれれば一気に根元ま行けそうなのだが、母は絶対にそうしてはくれないだろう。
ぼくは、ここまできたら何がなんでも根元までいれたい衝動に駆られた。要は一度膝を屈め、足を半歩前にずらせて腰を突き上げればいいのだ。
しかし、それこそ不自然な動きだ。
(くそ、困ったな!)
焦燥感でいっぱいになったぼくは、まわりにばれてもいいから思い切って突き上げようとさえ思ったが、それだけはどうしてもできなかった。
もう時間がなかった。電車が駅についてしまう。肉棒を途中まで挿入したまま、ぼくの焦燥感は頂点に達しようとしていた。
そのとき、車内にアナウンスが流れた。
「えー、混雑してご迷惑さまです。まもなく○○駅です。ホームに入る前、路線整備の関係で少々揺れますのでご注意下さい・・・」
ぼくは思わずニヤリとしてしまった。
アナウンスが終わるか終わらないうちに、電車がガタン、と大きく揺れ、びっしりとつめこまれた乗客が一塊りになって一定方向に傾いた。
「まったく何が少々だよ」
「ねえ」
まわりからちらほらと上がった不満げな会話を耳にしながら、ぼくはもう何も考えず次の揺れを待った。
またガタンと揺れた。
(今だ!)
ぼくは膝を屈め、足を半歩前に出した。
そのまま乗客が揺れるのに合わせて腰を突き上げた。
(ああああっ)
またもぼくは心の中で叫んでいた。何という快感だろうか。何という満足感だろうか。放った矢が見事に的の中心に突き刺さったように、ぼくの肉棒は根元までずっぽりと母の体内に埋没したのだ。
母の体が大きくのけぞったが、これも電車の揺れの中のことで、父も乗客も不審には思わなかったはずだ。
ぼくの肉棒が根元まで母の肉穴に包み込まれている。それもこんな満員電車の中でだ。
ぼくは久しぶりに母に挿入できたことが嬉しくて堪らなかった。
電車はその後も何度か揺れた。乗客が足を踏ん張りながら右へ左へと揺れ動く。その動きに合わせてぼくは腰を突き上げた。
もちろん激しい動きはできない。それでも、きつい粘膜に肉棒がキシキシと擦れる快感は堪らなかった。
残念ながら肉穴は濡れていなかった。もちろんこの状況下で濡れることはありえないだろう。だが、濡れていないからこそ強烈な摩擦感がある。薄いビニールを無理矢理に突き破っているような抵抗感が、痺れるように気持ちいいのである。
数回突き上げたとき、ぼくは急激に昇り詰めた。肉棒が母の中でヒクヒクと痙攣している。もう限界だった。
ちょうど電車も目的の駅に滑り込んだ。
電車が停車した。乗降口に向かって押し出されながら、ぼくはグイッ、グイッと最後の激しい突きを母の尻に打ちつけた。
ビーンとぼくの目の前が弾け、すさまじい快感とともにドバッと精液が噴き上がった。
下腹部にひしめいていた精液が、尿道口を吹き飛ばす威勢で母の体内に注ぎこまれていく。最高に気持ちが良かった。内臓までが精液と一緒に噴き出しているかのようだった。
・・・・・
ホームに降り立ちながら、ぼくは素早く肉棒を引き抜いた。めくれ上がっていた母のコートとスカートも元に戻した。剥き出しの肉棒は、コートで隠してしまった。
改札に向かいながらそっと母の横に並ぶと、母はチラッ、とぼくを見た。
その顔は、言いようもなく青ざめていた。
今夜はめずらしく階下がにぎやかだった。一階のリビングで、父が年始の挨拶にやってきた若い部下達と宴会をしているのである。盛り上がっているらしく、白熱した会話の断片や、どっと沸き起こる笑い声がときおりぼくの部屋にも聞こえてきた。
ぼくの下腹部には、昼間、母に挿入した時の快感の余韻がまだ残っている。よくもまあ、あんな大胆なことができたものだと、少し得意に思う部分もあるのだが、本当は後悔の念の方が強かった。母に愛想をつかされたのではないかという不安もある。
しかし、母はぼくに何も言わなかった。家に帰ってからも、何事もなかったかのように父と会話を交わし、ぼくに笑いかけてきたりした。
あれほどのことをしたのに、母は普段の母と変わりがなかった。それが、ぼくには怖かった。
あんな何気ない態度をとっているけれど、母が凄いショックを受け、ぼくに怒っていることは確かだ。やはりぼくはとんでもないことをしてしまったんだと思う。でも、それでもぼくは、母に見捨てないでほしいと思った。
この気持ちを母に伝えたい。しかし、何気ない風を装う母は、怒っている母よりももっと近寄りがたかった。
母のことを考えながら勉強しているうちにぼくは空腹を覚えた。もう九時を過ぎているがぼくはまだ夕食を食べていなかった。母はリビングにお酒を運んだり、料理を作るのに忙しくて、すっかりぼくのことを忘れているらしかった。
(・・・いや、もしかしたら、もうぼくのことなんかどうでもいいのかもしれない)
そんな考えが頭をよぎり、いても立ってもいられなくなったぼくは思い切って階段を下りていった。
キッチンのドアは、いつもは開け放してあるのだが、今夜はお客がいるので閉めてある。
ドアを開けると、流し台に向かっている母の後ろ姿があった。母はキャベツの千切りを作っていた。テーブルの上には揚げたての唐揚げが皿に盛りつけてある。
「あらっ、まこと・・・」
ぼくが声をかける前に母が振り返った。何だかいつもの母と変わらない。二人きりなのにまだ何げない態度を装っているのだろうか。だとすると、ぼくは本当に母に見捨てられたのかもしれない。
「お、お腹がへっちゃって・・・」
オロオロしたぼくの声は自分でもハッ、とするほど引きつっていた。
「ごめんなさい、ずいぶん待たせちゃったわね。今すぐ何か作るわ・・・」
「・・・いいよ、この唐揚げを少しもらうから」
母は黙って頷いた。そんな母の態度がどうにも堪らなかった。
「あの、お母さん・・・ひ、昼間のことなんだけど・・・」
ぼくが思い切って口に出すと、母の体は一瞬硬直した。しかし表情は変わらなかった。でも、何か言いたげだ。ぼくは締めつけられるような胸の中で、母に本気で怒ってもらいたいと思った。怒るということはまだ脈があるのだから・・・。
「・・・ええ、わかってるわ。本当に大胆なことをしたわね、まこと。でもちょっと待って、お客さんにこれを出してきてから話しを聞くわ」
(えっ?)
母の言葉に、ぼくは少し驚いた。母から言葉を引き出すのさえ難しいと思っていたのに、何だか妙にあっさりと言われてしまった。
(お母さん、怒ってないのかな・・・?)
唐揚げの乗った皿を持ってキッチンから出ていく母を見つめながら、ぼくはそう思った。最悪、口も聞いてもらえないほど怒っているかもしれない・・・そう思っていたのだが、そうでもなかった。ぼくがあまりにも深刻に考えすぎていたのだろうか?
いや、そんなことはないはずだ。母は、電車の中ので息子に犯されたのだ。ショックを受けていないはずがない。それなのになぜ・・・。
しかし、ぼくが一番恐れていたこと、それは母に愛想をつかされ、母に見捨てられることだったが、それだけはなかったらしい。母の態度の裏にどんな思いがあるのかわからないが、でも、あれなら絶対見捨てられてなんかいない。
まだ不安が完全に払拭されたわけではないが、ぼくは少しだけ安堵した。
そして、安堵したぼくは、こんな状況にもかかわらずまたもムラムラしてきてしまった。本当に呆れた息子だと言うしかないが、実はさっきぼくは不安でいっぱいのくせに、このキッチンで包丁を使っていた母の姿を見てドキッ、としてしまったのだ。
母はブラウスとスカートの上にエプロンをつけていたのだが、今夜は下ろし立ての真っ白いエプロンだった。ぼくはその白いエプロンにドキッ、とした。いや、ムラッ、としたのだ。
なぜかそのエプロン白さの中に、初々しさや清楚さが漂っていた。どこか凛としたものも感じさせた。どこか艶っぽくて、そのくせ初々しくて、ぼくには母が別人のように新鮮に感じられたのだ。
(お母さんのあのエプロン姿、きっとお客の目を引きつけるだろうな・・・)
そう思うと、自慢したいような思いと、ちょっと悔しいような思いが込み上げてきた。
戻ってきた母は、少し固い表情になっていた。ぼくは心臓をバクバクさせながら母の言葉を待った。母はジー、とぼくを見詰め、しばらく考えていたが、
「ねえまこと、お母さん生きた心地がしなかったわよ」
やっとのことで吐息を吐くように言った。
「ねえ、どうしてあんなことしたの? まわりの人やお父さんに見つかっていたら、お母さんもう生きていけなかったわ!」
一瞬母の顔がギュッと引きつったのでぼくはギクリとした。これは母の本心に違いない。やはり母は、相当に恐ろしい思いをしていたのだ。
「ごめんなさい・・・そこまでは考えなかった・・・」
ぼくは良心の痛みとともに母に心から謝った。すると母はまたも黙ってぼくを見つめ、それから、
「まこと、本当に酷いことをしたと思っているの?」
と、聞いてきた。
「思ってる・・・」
「そう」
母は溜息をついた。その顔に、本当に呆れ返った子だけれど、でも仕方ないわね・・・そんな感じの表情が浮かんだ。
「・・・そうね、あと二日でお父さんの休みも終わるわね。そうしたらまた・・・してあげる。だからもう二度とあんな危ないことしないでね」
「・・・うん」
最初ぼくは、母がこんなに簡単に許してくれたことに驚いてしまった。もっと言いたいことがあるはずだ。でも母はそれを言わず、こんなにもあっさりと許してくれた。何だか簡単すぎるような気もした。でも、
(間違いなく母はぼくを許してくれたんだ・・・)
ぼくはそれが嬉しくて堪らなかった。
「あ、あのさ、お母さん・・・」
「なに、まこと」
ぼくが立ち上がりかけたとき、ドアが開いて父が顔を出した。
「お、まこといたか・・・母さんビールを頼むよ。つまみの方はもう充分だからな」
赤ら顔の父は上機嫌だった。今ここでぼくと母が危ない会話を交わしていたことも、そして、これからぼくがしようとしていることも、父は想像すらできないだろう。そう、ぼくはこれから、このキッチンで母に挿入するつもりなのだ。
「じゃあ、ぼくが運んでやるよ」
ぼくはビールを冷蔵庫から多めに取り出し、父の後に続いた。
「受験生にこんなことさせたら悪いな、おれが持ってくよ」
「そう?」
ぼくは、廊下の途中で父にビールを手渡しながら、チクリと胸が痛んだ。何も知らない父が何だかかわいそうになってしまったのだ。でも、それは一瞬のことだった。
キッチンに戻ってくると、母はフライパンでご飯を炒めていた。
「悪いわね、受験生に運ばせたりして、いまチャーハンを作っているから・・・」
父と同じようなことを母も言った。また、チクリと胸が痛んだが、ぼくはかまわずに母の後ろに立った。母は許してくれたのだ。そして、これからも許してくれるはずだ。
「お母さん・・・今、したいんだけど」
ぼくは、片手をそっと母の尻に押し当てた。
「えっ!」
振り返った母の両目がカッと見開かれていた。よほど動揺したらしく、ご飯のほとんどをフライパンの外に弾き飛ばしてしまった。慌ててガスコンロの火を止めながら、
「なっ、何を馬鹿なこと言ってるの!、いま約束したばかりじゃないの!」
そう、ぼくはもう、二度と危ないことはしないとさっき母に約束したばかりだ。だけどぼくは我慢できなかった。母の白いエプロン姿に、ぼくは欲情しきっていたのだ。
(大丈夫、きっとまた許してくれる!)
ぼくは強く自分に言い聞かせた。
「やめなさい、まこと、向こうにお客さんが大勢いるのよ!」
母の声は切羽詰まっていた。
「平気だよ。ビールもいっぱい運んでおいたし、みんな夢中で話しをしてたから」
「待ちなさい、まこと!」
母がぼくの手からのがれるように尻を振ったが、ぼくはもう両手でしっかりと尻を掴みしめていた。
(そうだ、嫌がってもお母さんは必ずさせてくれる! そして、必ず許してくれる)
もう一度、ぼくは自分に言い聞かせた。
「やめて、まこと! 今夜部屋に行ってあげるから・・・だからお願い!」
母の体はブルブル震えていた。しかし、ぼくはやめなかった。執拗に尻を撫で回し、スカートの中に手を入れて太股をさすり回した。
「やめったらやめてまこと、お母さん本当に怒るわよ!」
それでもやめないぼくに、母は途方に暮れたように「ああっ」と喘ぐような声を上げた。
「まこと、どうしてそうお母さんを苦しめるの・・・お母さん、一生懸命まことに尽くしているじゃないの・・・・」
「お母さん、あんまり声を出すと向こうに聞こえるよ」
「・・・」
言葉を飲み込んだ母に、ぼくはすかさず言った。
「お母さん、どうしてそんなによそよそしいの? ぼくを避けているの? やっぱり電車の中のことすごく怒ってるの?」
「まこと・・・」
母は愕然とした顔になった。母がこんな顔になるのも無理はなかった。母はさっき本心からぼくを許してくれたのだ。それなのに、ぼくは母の言葉を信じていなかった。そのことに母は愕然としたのだ。
でも、もちろんぼくは母の言葉を信じていた。そして母は、ぼくに少しもよそよそしくしていなかったし、避けてもいなかった。なのにぼくはそう言ってしまった。
自分でも、なぜこんなことを言ったのかよくわからない。しかし、ぼくの口からはさらに自分でも思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「お父さんに、悪いと思っているんじゃないの?」
ぼくは自分で言って自分で驚いた。本当に何でこんなことを言っているんだろう・・・。
「そんなことないわよ! 避けてなんかいないし、もう怒ってもいないわ」
「じゃあ、何があるの?」
「・・・」
「ねえ、やっぱり何かあるんだろう、言ってよ」
ぼくは、母のスカートの中に手を入れながら言った。
そしてぼくは、これはどういうことなんだろう、と思った。なぜ自分があんなことを言ったのかわからない。わからないが、ぼくの言った言葉に母は動揺している。きっと母は、ぼくに何か隠しているのだ。
「やめなさい、まこと!」
困り切った声で必死にぼくを制止しようとした母だったが、なぜかぼくはムキになってしまい、パンティの上からあそこをコネコネと揉み立てた。
「うっ・・・」
と、呻いた母の体から急に力が抜けた。
ぼくはパンティの布ごと割れ目の中に指を差し込み、強くなぞった。
「あっ・・・あう・・・」
母は喘ぎ上げた。
「まこと・・・ああ・・・」
やがて母の口から熱い吐息が漏れ始めた。そのとき、こね上げていた母の性器が、パンティの薄越しにヌルッとなったのがぼくにはわかった。
「・・・もう、まことったら・・・」
突然、甘ったるい声を漏らし、母はぼくを振り返った。その顔が、どこか開き直ったような表情になっていた。
「まこと、わ、わかったわ。やらせてあげるから、とにかく手をどけてちょうだい」
ぼくがスカートの中から手を引き抜くと、母はぼくをイスに座らせた。そして、スーッと深呼吸してから真剣な表情になって言った。
「そうよまこと、まことの言う通りよ。お母さん、まことを避けたかったの・・・何でかわかる?」
「わからない・・・」
「実はねまこと、お母さん、電車の中で・・・感じちゃったの」
「ええっ? でもお母さん、濡れてなかったじゃないか」
「ううん、心で感じたの。まことがあまりに逞しくて荒々しかったから、お母さんドキドキしちゃったのよ。それでね、今までは息子として好きだったまことが、急に一人の男として好きになっちゃったの・・・お母さんそれが・・・それがとっても怖かったの」
「・・・」
ぼくは言葉が出なかった。でも、堪らない嬉しさが込み上げてきた。母が、ぼくのことを男として好きになってくれたなんて・・・・。
「もう全部本当のことを言うわね。初めて指でやってあげたときね、お母さんは仕方なくやってあげたわけじゃないの。本当はお母さんの方からしてあげたかったのよ。苦しそうなまことが愛おしくて堪らなくなって・・・」
母の顔に少女のような恥じらいの表情が浮かんだ。その顔がいっそう艶めかしいものに見え、ぼくは堪らなかった。
「そう、まことがお母さんの下着を漁ったときも、本当はちょっと嬉しかった。初めてまこととしたときも、まことがお母さんを脅してまでしようとしたことが嬉しかったのよ」
「・・・」
「わかったでしょう、まこと。お母さんは母親として失格なのよ」
少し黙った後、母は続けた。
「でも、お父さんのことを思うと堪らなかったわ・・・お母さんは、あんなに優しくて、家族のために一生懸命働いてくれるお父さんを裏切っているんだから・・・」
母の顔が一瞬辛そうに歪んだ。
そのときぼくは、さっきなぜ自分でも思っても見なかったことを口にしたのかわかったような気がした。たぶんぼくは、そんな母の葛藤のようなものを直感的に感じ取っていたのに違いない。
母が好きで堪らないからこそ、感じ取ったのだと思う。なぜなら、ぼく自身も父を裏切っているような罪悪感をずっと心の底に持っていたからだ。だからさっきも、父の顔を見て胸が痛んだのだ。
(そうだったのか・・・お母さんも罪悪感に苦しめられていたのか・・・)
ぼくは、母に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。そして、父にも・・・。
「だから、まことを避けていたの。でも、お母さんもう、本当の気持ちを隠せないわ」
そう言った母の表情が、ふっと艶めかしいものになった。
「お母さんは、まことが好き・・・まことが望むことなら何でもしてあげたいと思うの・・・どお、嫌らしいお母さんでしょう・・・こんなお母さんでもまことはいい?」
「いいよ、ぼ、ぼくは、そんなお母さんが余計に好きだよ!」
ぼくは叫ぶように言った。母が今の本当の気持ちを告白してくれたことが心から嬉しかった。
「嬉しいわ、まこと・・・」
母は喜びに溢れた顔でぼくに歩み寄り、頭を抱いて自分の胸に押しつけた。エプロンの上から柔らかい乳房に顔を埋め、ぼくはうっとりするような甘い陶酔に包まれた。
「お母さん、いいよね」
幸福な思いを噛みしめながら、ぼくも熱い目で母を見上げた。
「いいわ、お母さんももう怖がらないわ。それで、どういうふうにしてほしいの?」
母は母性愛のたっぶりと籠もった笑顔でうなずいた。
「流し台に手を置いてほしいんだ」
「まあっ、嫌らしい子」
そう言いながらも母は嬉しそうだった。ぼくの手を取って流し台の前に行くと、母は自分から流し台の縁に両手をかけ、大きく尻を突き出した。
「何だか、またドキドキしちゃうわ・・・誰か来そうになったら、すぐにやめるのよ」
チラリとドアの方を窺ってから母は続けた。
「・・・それからまこと、後で話しがあるの」
「何?」
「ううん、終わってから言うわ」
「わかった」
ぼくはスカートをめくり上げた。真っ白なパンティに包まれた張りのある尻が現れ、ぼくはゴクリと唾を飲んだ。突き出しているから、尻の丸みがさらに強調されている。
パンティに指をかけ、丸みに沿ってゆっくりと引き下ろしていくと、白桃のような瑞々しい尻がプリンと剥き出しになった。
「堪らないよ、お母さんのお尻」
「いいのよ、何しても・・・」
ぐもった母の声には、期待と緊張が籠もっていた。きっと、ぼくに本心を告白したことで気持が高ぶっているのだと思う。そして、もしかしたら罪悪感に対して開き直ったであろう母は、廊下を隔てたリビングに父と若い部下達がいて、ひょっとすれば誰かがキッチンのドアを開けるかもしれないという緊迫感に、ぼくと同じようにただならぬ興奮を覚えているのかもしれない。
ぼくは白桃のような尻を丸みに沿って上から下までさすり上げた。いつものようにしっとりスベスベした尻が手の平に吸い付いてくるようだ。
それにしても白いエプロンをつけた母が服を着たままパンティを太股に引っ掛け、尻だけを剥き出しにしている姿は、全裸よりも嫌らしくて刺激的な眺めだった。こんな恥ずかしい格好をためらいもせずにしてくれた母の心が、ぼくは堪らなく嬉しかった。
ぼくは母の尻の前に膝をついて屈み込み、両手で尻たぼをグッ、とこじ開けた。呼応するように母が足を広げたので、手を添えなくても割れ目の中が大きく露出した。そして、内部に籠もっていた熱気と甘酸っぱい匂いがムワッ、とぼくの顔を包み込んだ。
鼻孔いっぱいに熱気と匂いを吸い込みながら、もうそれだけでぼくは目眩がしそうだった。
二枚の肉ひだはねっとりと口を広げていて、赤くうねうねした粘膜と肉穴を垣間見せていた。肉穴からはすでに透明な液がトロトロ染み出している。その少し上にあるお尻の穴が、尻が突き出ているせいで少しせり出していた。
ぼくは、尻たぼを両手でしっかりと抱え込んだ。
母の体が小刻みに震えている。母も待っているのだとぼくは思った。
ぼくは尻たぼに顔を埋め込み、肉ひだに唇をかぶせた。熱くてねっとりした肉ひだと、絡みつくような粘膜の感触が、甘酸っぱい濃厚な香りとともに口の中いっぱいに広がった。
「あ・・・あふ・・・」
母が、甘い溜息とともに大きく尻をくねらせると、肉穴からトロッと愛液がこぼれ出てぼくの舌に伝わった。ぼくは愛液をすくい、粘膜を絡め取るように舐め上げた。
「う・・・くうっ」
母は舐め上げるたびに切ない呻き声を漏らし、微妙に尻を振り立てた。それが生々しくて、ぼくの興奮はさら高まった。
愛液を啜りながら肉ひだを存分に舐め上げたぼくは、今度は舌先を母の肛門にかぶせていった。
「あ・・・」
母はふっと尻を引きかけたが、思い直したようにグッと突きつけてきた。
「・・・まこと、もしかしてそんなところが好きなの?」
「うん。だってここ、お母さんの一番恥ずかしい穴だろう・・・お父さんにも触らせたこがない・・・」
母は悲鳴のような声を小さく漏らし、
「そ、そんな恥ずかしいこと言わないの・・・」
しかし、肉穴からはまたもピュッと愛液がこぼれ出た。
肛門のしわひだを掻き取るように舐め上げると、母は呻き声とともに尻をクナクナとうち振った。
「ああ、変ね・・・恥ずかしいのに感じちゃう・・・」
「ほ、本当・・・?」
ぼくは嬉しくてもっと喜ばせてやりたくなり、すぼめた舌先で皺の中心を突いた。
「ああっ」
母の背中が前にのめった。
菊皺はきつく閉じていた。ぼくはなかなか開こうとしないそこに舌を押しつけ、舌先で突くことを繰り返した。
肛門とそのまわりがぼくの唾液でぬるぬるになった頃、舌先がヌプッ、と浅くのめりこんだ。
「ああっ」
母が切なく喘いだ。恥ずかしいお尻の穴に息子の舌がのめり込んだのだ。
そのことに、ぼくさえも異様な背徳感を覚えたほどだった。だから、開き直ってはいても、やはり母もある種の衝撃を受けただろうと思う。
何しろ母親の肛門に息子の舌が差し込まれているのだ。世間一般の人はこんなことを想像すらしないだろう。きっと父だって・・・。でも、ぼくは、
(もし父がこの現場を見たら、もしかしたら卒倒してしまうかもしれない・・・)
そんなことを思い、なぜか妖しいほどの時めきを覚えた。どういうことかと言うと、何も知らない父がかわいそうに思えるのだが、
(父に隠れてこんなことを母としている・・・)
そのこと自体がもう、ぼくには快感だったのだ。
たっぷりとぼくに舐められ、肛門自体が柔らかくなっていたようだ。さらに突き入れていくと、舌の半分くらいまでが肛門にのめり込んだ。
せめぎあう括約筋をこじ開けるように、ぼくは固くすぼめた舌をズボズボと出し入れしていった。
「あん・・・ああん・・」
母が啜り泣くような声で喘いでいる。きっと母も、奇妙な興奮を味わっているのに違いない。
ぼくは舌先が疲れて感覚がなくなってくるまで出し入れを続けたが、もう、とてもすぼめていられなくなってスポッ、と引き抜いた。覗いてみると、唾液でギトギトになった肛門が、めくれたように内側のひだを晒していた。
どこか無惨な感じも覚えるが、唾液に濡れた肛門は堪らなく淫靡で興奮を煽り、ぼくはもう我慢ができなくなってきた。
お尻の穴も味わったし、そろそろ思いを遂げたほうがいいだろう。そう思った。いつまた父が入ってくるかわからないからだ。
ぼくは立ち上がってズボンのバンドを外した。ズボンをパンツごと膝まで下ろすと、ビンと反り返った肉棒を握りしめて母の尻の前に立った。
突き出された母の尻が、クネクネと誘うように振り立てられていた。愛液が太股にまで伝わっている。
ぼくは両手で母の尻をがっちりと掴み、グイッと引き寄せた。
「ああっ、きて、まこと・・・早く」
母は我慢できないというようにせっぱ詰まった声を上げた。
(ぼくからではなく、母がぼくを求めている!)
その喜びを噛みしめながら、ぼくは肉棒を肉穴にあてがい、ズンと腰を突き上げた。
「あっ、あううっ・・・」
「う、ううっ・・・」
ぼくと母の呻き声が、キッチンにこだましたような気がした。濡れているせいで、肉棒はスムーズに母の体内に飲み込まれていく。
「あっ・・・あああっ・・・」
母がさらに喘ぎながらクイッ、クイッ、と尻を押しつけてきた。肉棒はたちまち奥まで到達し、粘膜の中に根元までぴっちりとはまりこんだ。
体内はいつも以上に熱かった。それに、とろけるように柔らかい。そのくせ腰を引くと、離さないわ! とでもいうように粘膜がキューッ、と収縮してくるのである。
柔らかくスムーズなのに、動かすときつ過ぎるほどの締めつけになる・・・こんな結合感は初めてのことだった。
「ああっ、突いてまこと、突いて!」
母は狂おしい喘ぎ声を上げ、ぼくの動きに合わせて尻をクナクナと上下に揺すり立てた。そのため一回一回の抜き差しが深くきつく、摩擦感というより、肉棒を絞り取られてしまうような濃厚で凄まじい快感が押し寄せてくるのだ。それは、悲鳴を上げたくなるような気持ちの良さだった。
ぼくが突き上げるたびに、結合部からはグチュッ、グチュッという淫らで生々しい音が聞こえてきた。その音に刺激され、ぼくはさらに力を込めて抽送を送った。送るたびに火花が散るような快感に貫かれた。
「いいわまこと、とっても、とってもいいわ!」
「ああ、お母さん、気持ち良すぎて死んじゃいそうだ!」
「お母さんもよ、お母さんも死にそう!」
「ああっ、もう、もうっ・・・」
「いいのよ、出して、出してまこと!」
結合部からはもうグチュグチュなどという生やさしい音ではなく、ズリュッ、ズリュッという互いの粘膜がすり切れような激しい音が立て続けに巻き起こっていた。
ぼくは頂点に向かって抽送のスピードを上げながら、もがくように母の白いエプロンをまさぐった。
エプロンの腋から手を差し込み、ブラウスのボタンをプチプチと乱暴に外した。さらにその手をブラウスの中に差し込み、ブラジャーを掻き分けた。
すくい取った乳房を鷲掴み、押しつぶすくらいに揉みたてながらいっそう腰を激しく突き上げると、
「ああっ、ああっ、あああっ」
母は感極まったような声を上げて何度も首振りたくった。指でグリグリとつまみ上げると乳首はたちまち固く熱く突き出してきた。
(ああっ、お母さんがぼくと一緒に悶えている、こんなにも悶えている!)
嬉しさが込み上がり、快感も無限大に増幅していった。もう、快感を感じるというより、快感という炎に脳をジリジリと焼かれているような状態だった。
母の振りたくる腰の動きにも、どうしようもない焦燥感が滲み出ている。肉穴が独立した生き物のようにキュウキュウとうねるように収縮していた。
母も、ぼくと一緒に絶頂を迎えようとしているのだ。
「ああっ、お母さん、お母さん!」
「まこと、まことっ!」
ぼくも母も、どこか獣が呻くような声で互いを呼び合った。
「ひい・・・まことっ・・・」
母が悲鳴を漏らしながら後ろを振り返った。その恍惚とした表情にぼくは狂おしいほどの愛おしさを覚え、そして次の瞬間ぼくは昇り詰めた。
「お、お母さん・・・!」
「ま、まこと・・・!」
肉穴がギューッ、と収縮した。その収縮の中に、ぼくは凄まじい快感とともにドクドと精液を注ぎ込んだ。それは、
(もう、本当にこのまま死んでもいい・・・!)
そう思えるほど強烈で気持ちのいい射精感だった。
ぼくと同じように、母の体もブルブルと激しく震えていた。熱病にかかったかのように激しく、うねり来るような震えだった。母もぼくと同じように快感に身を焼かれている。それがあまりにも嬉しくて、ぼくは泣きたい位だった。
そしてぼくは一滴残らず精液をほとばしらせると、名残惜しいがいさぎよく肉棒を引き抜いた。もしかしたらこの瞬間にも父が入ってくるかもしれないからだ。
精液が、母の太腿に伝い落ちている。
互いに大慌てで服装を整えながら、なぜか顔を見合わせて笑い合った。そんな母の顔が眩しかった。ぼくは、身も心も母と一体になったような気がした。
まだ厳しい寒さの残る二月中旬、ぼくの家に合格通知が届けられた。
ぼくは無事、志望高に入ることができたのである。
その晩は父も早く帰ってきて三人で祝杯を上げた。母は、たくさんのご馳走を作ってくれた。しかし、ぼくはご馳走を頬張りながら寂しくて仕方なかった。
「どうしたんだ、まこと。そんな顔をして、嬉しくないのか?」
ビールを片手に、上機嫌の父がぼくに言った。
「ううん、嬉しいよ。嬉しくて堪らないよ」
「そうだよな、嬉しいわけだよなあ。だっておまえ、あんなに頑張ったんだものなあ」
父は満足そうに笑った。
母は、父と子の会話を微笑みながら見守っていた。そこには、息子の合格を心から喜んでいる普通の母親の姿しかなかった。
今日で最後だというのに、こんなに平然と微笑んでいられる母が、ぼくは少し不満だった。
深夜、階段を登ってくる母の慎み深い足音が聞こえた。ぼくは自分からドアを開けて母を向かい入れた。
「待っていたよ、お母さん」
「遅くなってごめんなさいね、まこと。でも、時間はたっぷりあるわ」
母は、祝杯を上げたときの平然さが嘘のように艶めかしい表情になっていて、愛情の籠もった、限りなく優しい目でぼくを見つめていた。
そんな母が嬉しくて、ぼくも顔をほころばせた。でも・・・。
「今日で・・・最後なんだね」
「そうよ、まこと・・・」
母は、ますます優しい顔でぼくを見つめたが、その目には凛とした決意が込められていた。本当に今日で終わりなんだと、ぼくは思った。
元旦の夜、キッチンで刺激的なセックスを済ませた後に、母ははっきりとぼくに言ったのだった。
「お母さん、まことのことが心から好きよ。このままずっとまことの世話をしてあげられたら、どんなに幸せかわからないわ。でもね、わかってほしいの。お母さん、まことのことも愛しているけど、お父さんのことも愛しているの・・・それと、こんな関係を続けていたらあなたは自立できなくなってしまう。立派な社会人にはなれないわ。だからお母さんとの関係は受験に合格するまでにしましょう」
ぼくは、これからも永遠に続くように思われていた幸福な思いが足下から崩れ去っていくような気がした。しかし、確かに母のいう通りだし、もともとそのことは、初めて手で擦ってもらった時から釘を刺されていたことだった。だからぼくは嫌だとは言えなかった。 そんなの嫌だ! と叫んで母にしがみつきたかったが「わかった。約束するよ」と答えるしかなかった。
その日から今日まで、母は献身的な奉仕を捧げてくれた。三日に一度、ときには何日も続けて、そして父がいるときでも部屋にきてくれてぼくに奉仕してくれた。
しかし、とうとう今日が、本当に最後の晩になってしまったのだ。
「お父さんはよく寝ているから、気にしなくてもいいわよ」
「うん・・・いっぱいお酒を飲んでたからね」
「どうしたの、そんな顔をして?」
「覚悟はできているんだ。でも、今日が最後かと思うと寂しくて・・・」
「まこと・・・」
母は愛おしそうにぼくを抱きしめ、
「ああっ、まこと・・・お母さんだって寂しくて堪らないわ。でも、これはまことのためなの。わかってちょうだい」
「うん、わかってる・・・ぼく、きっぱり諦めるから・・・」
母はしばらくぼくを抱きしめていたが、やがてぼくの手をとってベットにいざなった。
「今日で最後だから、お母さん何でもしてあげるわ」
そう言った母の顔はますます艶めかしくなっていた。
にっこりと微笑みながら、母は着ているものを脱ぎ始めた。
白いブラウスとスカートを脱ぎ落とし、ブラジャーを外ずすと、カップから開放されたたわわな乳房がプリンのように揺れ動いた。パンティをスルスルと脱ぎ下ろすと、白い下腹部と黒々とした茂みが露わになった。
ぼくは母が全裸になるまでじーっと見つめていた。
もう二度と、こんなふうにして母が裸になってくれることはない。ぼくは母の全裸も、母のしぐさも表情も、すべて目に焼きつけておきたかったのだ。
一糸まとわぬ素っ裸になった母の体から、生暖かい女の香りが立ち昇った。何度も見ているのに、グラマーな母の体は眩しいほどに魅力的だった。
早くも肉棒を膨張させながら、ぼくも着ているものをすべて脱ぎ捨てた。
「まこと・・・」
母にうながされ、ぼくはベットに横たわった。
母もベットに上がってきて、ぼくの横に正座するように座った。そして、張りのある乳房をフルフルと揺すりながら上半身を屈め、そっとぼくの肉棒に手を伸ばしてきた。
しっとりとした母の手で、肉棒を握りしめられた瞬間、思わずぼくの体はブルブルと震えた。この半年、慣れ親しんできた母の手も、今夜はなぜか初めて触ってもらったときのように新鮮だった。
「何だかいつもより、固い感じがするわ、まこと・・・」
母もぼくと同じように感じているのかもしれない。囁くように言いながら、母はゆっくりと肉棒をこね上げ始めた。揉むように、扱くように、ぼくの顔を優しく見つめながら、緩急をつけて指を動かしてきたのだ。
「ううっ、お母さん、きっ、気持ちいいよ・・・」
喘えぐように言ったぼくに、母は嬉しそうに微笑んでくれた。
「思い出すわ、初めてこうやって擦って上げた日のことを・・・つい半年前のことなに、何年も前のことのような気がするわ・・・」
どこか懐かしげな表情になりながら、母は王冠部にすっぽりと唇をかぶせてきた。ぷっくりした王冠部にくなくなと母の舌が擦りつけられ、ぼくはその気持ちの良さにさらなる喘ぎ声を噴き上げた。
「お母さん・・・ぼくもお母さんのあそこを舐めたい・・・」
喘ぎながらぼくが言うと、母は (いいわよ) と目で答えた。そして、肉棒をくわえたまま、ぐるっと回るように体の向きを変えると、大きく足を広げてぼくの顔をまたいできた。
丸くて重量感たっぷりの尻を、肉ひだも露わにグッ、とぼくの顔に突きつけた母。ぼくはそのまま尻を下ろしてくるかと思ったのだが、次の瞬間、母は肉棒から口を離し、信じられない言葉をもらしたのだ。
「さあ、まこと、母さんのおま×こを舐めてちょうだい」
「えっ!」
ぼくは驚いて声を上げてしまった。
(こんな言葉を、母が口にするなんて・・・)
前に一度言わせようとしたが、きっぱりと拒否されたあの四文字。ぼくは、母は絶対に言わないだろうと、いや、言えないだろうと諦めていたのだ。その四文字が突然母の口から飛び出した。驚きながらもその刺激的な言葉に、ぼくの胸はツーンと痺れきった。
ぼくの反応を楽しむかのように、乳房越しに母が微笑んだ。
「こう言ってほしかったんでしょう、あのときも・・・」
「うん・・・うん・・・」
ぼくは夢中で何度もうなずいた。
「いやらしい子ね・・・でもこれが最後だから言ってあげるわ・・・おま×こ・・・おま×こ・・・お母さんのおま×こをまことの舌で舐めてちょうだい・・・」
ぼくはまたもジーンと胸を痺れさせ、うっとりと聞き入った。顔を赤らめながら下品な言葉を連発してくれる母が、妖しいくらいに艶めかしかった。
母は肉棒をくわえなおし、尻を下ろしてぼくの顔に押しつけてきた。ネチャッ、という音とともに、ぼくの唇と鼻が開いた肉ひだの中にぬめりこんだ。
熱くてねっとりした粘膜が押しつけられ、熱気を帯びた甘酸っぱい匂いが、ぼくの鼻の中いっぱいに広がっていく。その匂いを腹いっぱいに吸い込みながらぼくは、
(お母さんのおま×こ・・・)
にむしゃぶりついた。
「ああん・・・」
鼻から甘い吐息をもらしつつ、母も必死に口を動かしてくれた。
クチュクチュ、ピチャピチャ、という互いに性器をむさぼりあう音が、部屋の中に淫らに立ちこめている。母の肉穴からは熱い液がジュクジュクと染み出し、ぼくの顔はたちまちヌルヌルになっていった。
「ああ・・・あうっ・・・」
熱い吐息を漏らしながら、母はさらに尻を押しつけてきた。ぼくはその尻をしっかりと受け止め、尻の割れ目に半分顔を埋め込みながら粘膜をしゃぶり続けた。
もうこれだけで堪らない快感の波が押し寄せ、ぼくは早くも爆発しそうになってしまった。それを察知した母が肉棒から口を離し、
「待ってまこと、我慢して・・・もっと、もっと気持ちのいいことをしてあげるから」
「う、うん!」
母は尻を上げ、ぼくの顔の上から下りた。
それから横たわったままのぼくに足を大きく開かせ、肉棒を握りながらひざまずいてきた。何をするのだろう、とぼくが期待に胸を躍らせて待っていると、母は二つの乳房を押さえつけるようにして抱え込み、そのまま上半身を傾けてきたのである。
「あっ」
驚いたぼくを悩ましい目で見上げながら、母は乳房の谷間に肉棒をはさみ込んだ。そして、その豊満な球体を両手でギューッ、と押しつぶしてきたのだ。
「あっ、ああっ・・・」
ぼくは驚きと嬉しさに思わず大きな声を上げてしまった。まさか、母がこんなことをしてくれるなんて思いもよらなかった。でも嬉しい。本当にぼくは嬉しかった。
うっすらと汗に濡れた乳房が肉棒に吸いついてくるようだった。母は両手でクイッ、クイッと乳房を揺り動かし、挟み込んだ谷間で肉棒を扱き立てている。
乳房、つまりお母さんのおっぱいは、手とも口とも、まして肉穴ともまったく違う感触だった。張りはあるけれども、柔らかい。柔らかすぎて摩擦感がないように感じるのだが、乳房の重さと弾力にやわやわとと擦られていると、何とも言えない快感が込み上げてくる。
それに、視覚的にも堪らない興奮だった。乳房をグニグニと揉みつぶしている母の姿そのものが、実に刺激的なのだ。
「どう、まこと、気持ちいい?」
「うん、すっごく気持ちがいい・・・」
ぼくが快感のためにうわずった声を上げると、母は乳房がひしゃげるほど両手に力を入れ、上半身ごと上下に動かし始めた。
押しつぶすほど圧迫されながらも、見事な球体を保っている乳房の谷間から、ぼくの肉棒が何度も出たり入ったりした。そのうちに母は、肉棒がニューッと突き出すたびに王冠部をパクッと口にくわえ、舌をキュッと押しつけてきた。その気持ちの良さに、ぼくはもう天にも昇りそうだった。
また、コリッと固くなった母の乳首が、ときおりぼくの下腹部に擦りつけられるのも堪らない快感だった。ぼくはあまりの気持ちよさに身悶えしながら、今度はとても抑えられそうもない射精感に襲われた。
「お母さん・・・で、出そうだ・・・」
「いいわよ、一回出しちゃいなさい」
激しく乳房を上下させながら、母が上目遣いにぼくを見上げてきた。
(お母さん!)
母の上気して汗に濡れた顔はあまりにも悩ましかった。だからぼくは一気に昇り詰めた。どっと精液が噴き上がった瞬間、母はさらに乳房を締めつけ、そしてパクッ、と先端に唇をかぶせてくれた。
「あああっ・・・」
精液が母の口の中にドクドクと注ぎ込まれていく。母はチューチューと音を立ててその精液を吸い上げてくれる。
「うっ、ああっ・・・」
目が眩むような快感のなかで、ぼくは何度も激しく呻き上げた。
母はぼくが出しきったあとも王冠部から口を離さず、吸い続けてくれた。肉棒は衰えもせず、乳房にはさまれたまま力強く脈打っていた。
ようやく口を離した母は、上唇についた精液の残滓を舐め取りながら、
「やっぱり若いのね、ぜんぜんしぼまないもの・・・」
艶めかしく微笑んだ。それからぼくの耳元に唇を寄せて囁いた。
「まこと、今度は母さんの・・・おま×こに入れてちょうだい・・・」
とろけるように甘い囁きだ。その声だけでもゾクゾクするのに、温かく湿った吐息に耳の中をくすぐられ、ぼくはもう堪らない思いだった。
「最初は、母さんが上になるわね・・・」
「うん」
母は、ぼくを優しく後ろに押し倒すと、ぼくの下腹部をまたいで膝立ちになった。そして、ぼくを優しく見下ろしながら片手で肉棒を掴み、ゆっくりと腰を沈めてきた。
期待感に体を震わせながら待っていると、やがて、先端にぶにゅっ、と肉穴が押しつけられた。そして、ヌルヌルに濡れた肉穴がヌメリッ、と広がり、そのまま肉棒を飲み込み始めた。
「あっ・・・お母さん・・・」
その時ぼくは、思わず声を上げてしまった。今夜はなぜか、今までの挿入感とぜんぜん違っていたのだ。膣内が煮えたぎるように熱くて、肉穴自体が一つの生き物のように、凄い力でぼくの肉棒を締めつけてくるのである。
いままでだって確かに気持ちよかったけれど、こんなにすごい吸着感はなかった。もう、入れた瞬間に爆発してしまいそうな締めつけなのである。
(きっとお母さんは、理性も羞恥もかなぐり捨ててぼくと快感を共有しようとしているんだ・・・)
ぼくはそう思った。そんな母に、ぼくは感動さえ覚えてしまった。
母の全身から、凄みさえ感じるほどの艶めかしさが立ち昇っていた。
「ああ、まこと・・・」
母が、切ない声でぼくを呼びながら腰を動かし始めた。
最初は上下にではなく、円を描くように尻を回してきた。肉棒がきついすぼまりの中でキュウキュウとこね回され、痺れるほど気持ちがいい。
「ああ、気持ちいいよお母さん・・・」
ぼくが声を上げると、母は包みこむような笑みでぼくを見つめ返し、
「ああまこと、なんて可愛いの・・・お母さん、まことを食べてしまいたいくらいだわ・・・」
「・・・ぼくも母さんに食べられたいよ・・・!」
思わずぼくは叫んでいた。そう、ぼくはずっと母に食べられたいと渇望していたのだ。母にムシャムシャと食べられ、母の子宮の中でもう一度赤ちゃんになって産み落としてもらうことを・・・。
「いいわ、食べてあげる・・・お母さんのおま×こで食べてあげるわ・・・」
耳元で囁き、母が肉穴を締めつけた。すると、内部がギューッ、と締まり、さらに肉ひだが、生き物のようにぱくぱくとうごめいて砲身を刺激してきた。脳天が痺れるような気持ちの良さだ。
(あああっ・・・)
ぼくは、本当に母に食べられているような錯覚を覚えた。母のおま×こが唇になって、ぼくを肉棒から食べているのだ。ぼくはこのまま母の子宮に取り込まれ、ドロドロと溶かされる。そしてまた、赤ん坊になって再生するのだ・・・。
母が尻を上下し始めた。肉棒を、肉穴で掴みしめるように、ゆっくりと確実に肉棒を出し入れしてくる。ぼくは全身を震わせながらその快感に身をゆだねた。
膣内が、とにかく熱かった。粘膜がでヌルヌルで、とろけるように柔らかいくせに、奥の方は凄まじいばかりにきつい。
「ああ、お母さん、ものすっごく気持ちいい・・・」
「お母さんもよ・・・」
母は、微かに広げた唇から真っ白い歯を覗かせながら答えた。
肉穴の心地よい締めつけもさることながら、母の凄みさえ漂わせた顔がぼくをゾクゾクさせていた。苦しげで、それでいて快感に満たされた表情が、切ないくらいに美しかったのだ。
ぼくは、タプタプと揺れる乳房を両手ですくい取りって下から揉み上げた。無意識にめいっぱいの力が指に力が入ってしまう。乳房がギュウッと押しつぶされて痛いはずなのに、母は少しも痛そうな顔をしなかった。さらにぼくはコリコリに固くなった乳首をつまみ上げ、グリグリときつく擦りたてた。
「ひいいっ」
ようやく母が悲鳴を吹き上げたが、それは苦痛というより快感の悲鳴だった。
指の間に乳首をはさんで荒々しく揉み上げながら、我慢できなくなってぼくも腰を突き上げた。母の腰の動きに合わせてグイッグイッ突き上げていくと、結合感がさらに強くなって、粘膜の擦れ合う音もグンと大きくなった。
「ああ、まこと、まこと・・・」
母のあえぎ声が切羽詰まったものになってきた。その声が、今までになく切なく甘く
聞こえてくる。
「ああっ、お母さん・・・お母さん・・・」
ぼくも切羽詰まってきた。女神さまのような母がこれほどまでに悶えている。ぼくとともに快感を貪っている。その喜びを、ぼくは全身で噛み締めていた。
「まこと、今度はまことが上に・・・」
「うん、お母さん」
ぼくはすぐに体を入れかえた。今度は仰向けに横たわった母が大きく太腿を開いた。
ぼくは母の両膝を腕で抱え、両足をすくうように持ち上げてから自分の下腹部を前に突き出した。
母が伸ばした手で肉棒を握り、先端を肉穴に導いてくれる。先端が入口をさぐり当てると同時に、ぼくは一気に根元まで押し込んだ。
「あっ、あああー」
母が歓喜の喘ぎ声を上げ、背中を反り返らせる。ぼくは肉棒を力強くズン、ズン、と抽送し始めた。
母はあん、あん、と悶えながらぼくに身をまかせていたが、やがて半身を起こし、しがみつくようにぼくを抱き締めてきた。
「ああ、本当にたくましくなったわね、まこと・・・一番最初に、入れ方がわからなくてオロオロしていたのが嘘みたいにたくましいわ。まこと、あなたはもう立派な大人よ・・・」
潤んだ目で眩しそうにぼくを見詰めながら、母は本当に嬉しそうに囁いた。
「うん、うん!」
ぼくは何度もうなずいた。
「全部母さんのおかげだよ、高校に合格できたのも、自信をもってできるようになったのも・・・みんなお母さんのおかげだよ・・・お母さんがいてくれなかったら、ぼくは、ぼくは・・・!」
感謝で胸をいっぱいにしながら、ぼくはますます力強く肉穴をえぐっていった。
「まこと・・・あああっ・・・」
「お、お母さん・・・」
ぼくと母の、腰を打ちつけ合う動きは一段と激しいものになった。熱い喘ぎ声が重なりあい、部屋中に響き渡っている。ぼくの顔を伝わる汗が、ポタポタと母の乳房や下腹部に垂れ落ちている。
「お母さん、出るう!」
「ああ、まこと、お母さんも・・・お母さんもいくわ・・・!」
叫んだ母が背中を突っ張らせ、下からクイクイと腰を突き上げてきた。ぼくも負けじ
と腰を突き動かした。
「ああっ・・・あああっ・・・・」
母が絶頂に達したらしく、いっそう高い悲鳴を放って肉穴を収縮させた。
「あうっ・・・」
その痙攣したかのような下腹部の締めつけに、ぼくも獣のように呻きあげ、乳房を力いっぱい握り締めながら爆発した。
「おうっ・・・」
噴き上げた精液が母の胎内にドロドロと注ぎこまれていく。
その喜びと、痺れるような快感を噛みしめながら、ぼくは何度も呻き上げた。
母も背骨が折れそうなほど半身を反り返らせ、ひーひーと喘ぎ続けている。肉ひだがピクピクと痙攣し、肉棒の根元をいつまでもギュウッと締めつけていた。
「お母さん、好きだ、大好きだ!」
ぼくは快感の余韻を味わいながら母の唇に自分の唇を重ねていった。激しく唇を吸われながら、母もまた、
「お母さんもよ・・・お母さんもまことが死ぬほど好き!」
叫びながら、むさぼるように吸い返してくるのだった。
どれほど時間がすぎたのだろか。ぼくと母は力尽きてしまい、抱き合ったままいつまでも動けなかった。
母の柔肌をまさぐりながら、ぼくの胸には切ないものが込み上げていた。
これで本当に最後かと思うと、覚悟を決めたつもりでもやはりぼくは寂しくて堪らなかった。ふと思いついて、ぼくは言った。
「お母さん・・・お願いがあるんだけど・・・」
「なあに、まこと」
目を閉じていた母が、薄目を開けてぼくを見詰めた。
「ぼく、お母さんのことを忘れたくない。お母さんの体のすべてをぼくの体に刻みこんでおきたいんだ・・・だから、だから・・・」
「・・・」
母は、ぼくが何を言いたいのかわからないようだった。
ぼくは、勇気を振り絞って言った。
「母さんの、おっ、お尻の穴に入れさせて・・・」
「まあ・・・」
母は驚いて目を見開いた。
が、とんでもないぼくの願いがかえっておかしかったらしい。ぷっと吹き出すと悪戯っぽく眉をひそめ、どこかわざとらしくおぞましい声を出した。
「・・・そんなところに・・・入れたいの?」
「うん・・・」
ぼくがすがりつように母を見つめると、母はにっこりと笑ってくれた。
「そうねえ、心残りがあったらいけないわね。いいわ、まことがそうしたいなら・・・」
「ほ、本当に? 本当にいいの、お母さん」
「いいわよ」
母はきっぱりと言った。
「ありがとう、お母さん」
ぼくは嬉しさのあまり、母を力いっぱい抱きしめた。
「でも、どうすればいいのかしら・・・やっぱり、こうかしら・・・」
母は起き上がり、恥ずかしそうに頬を染めながら、四つん這いになって尻を大きく突き出した。
「お母さん・・・」
自分のためにこんな恥ずかしいポーズを平然ととってくれた母が、ぼくは意地らしくさえ思った。
きっと母は、前からぼくにせがまれたら許すつもりでいたのだ。ぼくがお尻の穴に執着していたことを知っていたから・・・ぼくはそう思った。そしてぼくは、胸を熱くさせながら母の尻の前に屈み込んだ。
さっき二回も出した後なのに、肉棒は早くも母の刺激的な姿に反応していた。
「いいわよまこと、さあ、きて・・・」
母が優しくうながしてくれた。
ぼくは母の尻たぼに両手を添え、ムチッと左右に割り開いた。めくれた肉ひだとその少し上にあるお尻の穴が剥き出しになったのだが、肉ひだはさっき注ぎこんだ精液でドロドロになっていた。ぼくは、ゆっくりと肛門に顔を近づけていった。
セピア色の可憐な皺ひだが、脅えたように内側にすぼまろうとしていた。その皺ひだにぼくは震える舌を這わせた。
「ひ・・・」
母は喘いだ。それは当然のことだろう。母にとってもきっと初めて体験なのだ。平然と受け入れ体勢をとってはくれたけれど、母は本当は怯えているのだ。
だが、ぼくはかまわずに皺の一枚一枚を丹念の舐めあげ、舌先で掻き分けるようにして唾液を奥に注ぎ込んだ。
「あうっ・・な、何だか変な気持ち・・・」
母は困惑したように声を上げた。
それでも母はじっと我慢してぼくの舌を受け止めてくれた。
しばらく舐め続けていると、菊しわは唾液でヌルヌルになった。同時に固くすぼまっていたそこが、ねっとりと柔らかみを帯びてきた。
ぼくは、指でやわやわと揉み上げてから軽く差し込んでみた。
「あふっ・・・」
母が本当に困ったように声を上げ、尻をクナクナと振ったが、指先は菊ひだを掻き分けてズブズブと内部に沈みこんでいった。
何度か出し入れするとけっこうスムーズに指が動く。
「お母さん、大丈夫大みたいだよ・・・ぼくのを・・・入れてみてもいい?」
「ええ、い、入れてみて、まこと・・・」
母の声には未知の痛みに対する脅えと、それでもしっかりと受け止めようとする覚悟のようなものが含まれていた。ぼくは指を抜き、背後から母の尻を掴み寄せた。肉棒は充分に硬直している。
「い、入れるよ・・・」
ぼくは肉棒の先端を菊しわに当てがい、グッと腰を入れた。ヌプリッと菊しわの中心が開き、肉棒を飲み込み始めた。
「あっ、あああっ・・・」
母は喘ぎ声を噴き上げ、全身をガクガクと揺すり立てた。
ぼくはさらに腰を突き出し、王冠部を半分ほどのめり込ませた。
肛門の入口はぼくが念入りに舐め上げ、たっぷりと唾液をすりこんでおいたので入りやすかったが、そこから先はかなりきつくなっていた。
少しでも通路を広げようと、ぼくは肉棒の角度を微妙に修正しながらグリグリと突き上げていった。と、ギシッ、ギシッ、と直腸粘膜に擦られながら、肉棒は少しずつ沈み込んでいった。
「う、ううっ・・・」
母の声が苦しそうになったので、ぼくは心配になって聞いた。
「お母さん痛いの? 痛かったらやめるよ」
「平気よ、気にしないでいいわ。さあっ、続けなさい・・・」
本当は激痛を味わっているだろうに、母は健気にも歯を食い縛って堪えているのだ。
ぼくは胸に痛みを感じながらも、そのままき肉棒をこじ入れていった。
きつい締めつけに押し返されながら、王冠部がとうとう菊しわの中にのめり込んだ。
ここまで入ってしまうとカリ首が括約筋に強く締めつけられ、押し返されても抜けそうになかった。
ぼくは、歓喜と興奮で目が眩みそうになりながら、少しずつ肉棒を押し込み、とうとう根元まで肛門の中に押し込んだ。
「お母さん・・・全部入ったよ・・・」
「ええ、わ、わかるわ・・・お母さん、お尻の穴でまことを締めつけているのね・・・」
母のお尻の中は肉穴と同じようにジーンと熱かった。
あれほどきつかった入口付近にくらべ、内部は驚くほどゆるやかになっていた。かといって空洞でもなく、直腸の粘膜が肉穴と同じように肉棒に絡みつき、強い力で締めつけてくるのだ。それは、肉穴とは比べ物にならないほど強い締めつけだった。
そして、その直腸内部の、内臓質のシコシコとした感触が、ぼくには堪らなく気持ちよかった。
ぼくは、根元まで沈みこんだ肉棒を今度はゆっくりと抜き始めた。直腸の粘液にまみれた肉棒が、表面をテラテラと輝かせながら少しづつ引き抜かれてきた。菊しわが盛り上がってめくれ、からみついた粘膜が肉棒に引っ張られてたぐり出されてくる。
何だか信じられないような光景だった。清楚な母にも肛門があって、その肛門がこんなも嫌らしくねとついているなんて、ぼくには本当に信じられない。
でも、こんな嫌らしさも全部含めての母なのだ。
ぼくは、肉棒をゆるやかに出し入れし始めた。
ズリッ、ズリッ、クチュ・・・
直腸と肉棒のこすれる音がかすかに聞こえてくる。きつすぎるほどの摩擦感が素晴らしい快感を巻き起こしていた。
興奮のため、ぼくの腰の動きは乱暴なものになった。ズーン、ズーンと直腸を抉るかのように、ぼくは腰を突き上げていった。
「ひいっ・・・あああっ・・・ひっ・・・」
母は呻きながらも尻を突き出したまま、されるがままになっていた。きっと母は、ぼくを満足させるために死ぬ思いで激痛に耐えているのだ。
母がこんなにも自分を愛してくれたことに、ぼくは心から感謝した。
ぼくの抽送は続き、母の苦しそうな、それでいてどこか甘い喘ぎ声がいつまでも部屋の中に響き渡っていた。やがて、気の遠くなるような快感に包まれたぼくは、お母さん、お母さんと叫び上げながら、最愛の母の直腸に精液を注ぎこんだ。
その瞬間、頭の中が真っ白になり、何もかもが弾け飛んでいた。
夜が明けようとしていた。窓から差し込んでくる薄明かりに照らされながらぼくと母は裸のまま抱き合い、黙って見つめ合っていた。
ぼくはこのまま時間が止まってほしいと願った。このまま永遠に母を抱きしめていたかった。しかし、否応なく時はやってくる。
「まこと、お母さんが部屋から出ていったら、そこでお終いよ」
母が、ぼくを優しく見つめながら囁いた。
「うん・・・」
「これからは普通の母親と普通の息子よ。わかったわね」
「わかった・・・」
ぼくもじーっと母の顔を見詰め返した。
ぼくの胸には、母との様々なできごとが走馬燈のように思い出されていた。別人になるわけではないが、母はもう今までの母ではなくなるのだ。すべての思い出を心の奥にしまい込み、普通の母に戻ってしまうのだ。もう二度とあんな淫らな顔をしてくれることはないだろう。
母がぼくの頬を優しく撫でながら染みいるような声で言った。
「さようなら、私のまこと」
その目にうっすらと涙が滲んでいた。ぼくも泣きそうになりながら、万感の思いを込めて母に言った。
「ありがとう、ぼくのお母さん。さようなら・・・」
朝の光が、窓から差し込み始めていた。 -
終
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