HEAVENー11「おかえり」より「密かな囀り」
- 2017/08/15
- 11:06

きょうも2002年に発売されたHEAVENー11先生の単行本「おかえり」より「密かな囀り」のご紹介。
(全然関係ないけれど、囀り(さえずり)って読めましたか?私は全く分からず、調べました)
昨日ご紹介した「夏の巣箱」の続編にあたります。
父親の急逝をきっかけに10年ぶりに再会した親子。
その時、甘えの延長上で母を求めた息子に母親も応じて‥。
そして、今回。
親子のドロドロの生活の中、母は約束があると突き放して出かけていきます。
しかし、その相手は男で再婚を強く求めて来ており、それを目の当たりにした息子は…
ややのっぺりした前半に比べて後半は母寝取られとエロの要素が強まりました。
ただ緊縛してしまうと、「プレー感」が強まってしまい個人的には非常に好きでないですね。
抵抗する相手をそんなにあっさりと縛れるかよって。
刃牙の武蔵かよって。
まあ、これを読んだ時点ではもちろん刃牙の武蔵は見てませんけれど。
いずれにしても無人島でたった二人生き残った親子だから、という理由付けのあった「流された夏」と比較してしまうと
何故母親が息子をパートナーに受け入れたのか、ちょっと違和感が残ってしまうのも事実です。
10年も離れて暮らしていたから、というなら会いに行くくらい会えばいいじゃないかと思ってしまうし、母親には再婚を迫ってくるほどの男もいるじゃないかと思ってしまうんですね。
エロいんだけれどなぁ…「流された夏」の完成度が高かった分、ちょっとした事が引っかかってしまい純粋に楽しむことが出来ませんでした。
HEAVENー11先生は最後に単行本が出てからもう10年ほど経過しており、見なくなってしまいました。
熟女市場の広がった今こそ、活躍していいと思う方なんですけれどねぇ…残念。
この単行本のラストに収録されている「さらば団地妻」なんて、けっこういい雰囲気なんですよ。
人妻とドロドロの不倫をしていた青年は彼女が引っ越してしまう前に最後にもう一度だけ、とセックスをします。
行為を終えた後、旦那が帰ってくる前に慌てて男は自分の部屋に戻るんですが、安団地だから夫婦の会話が聞こえてくるんですね。
「はーい。ここよー。今シャワー浴びてるの」
「どうしたの。今頃シャワーなんて…」
「うぅん。この団地でついた汚れを落としてるのよ……」
(汚れ…か……)
うん。
こういう物寂しい雰囲気を母子モノに入れて欲しかったですね。
惜しいなぁ…。






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- カテゴリ:母子系作品レビュー
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