短篇「カルト」
- 2014/01/03
- 23:50
短篇「カルト」です。
題名通りカルト宗教がテーマですが、小難しい事を抜きにして書きました。
宜しければどうぞ。
題名通りカルト宗教がテーマですが、小難しい事を抜きにして書きました。
宜しければどうぞ。
「カルト」
昔母は当時異端とされた新興宗教に没頭していた過去があった。
ワイドショーでもずいぶん叩かれたから、ご存じの方も多いと思う。
僕が小学校から中学くらいの頃が一番ひどくて、当時家の中はグチャグチャだった。
父と母、母と姉、母と祖父母、母と親類はどうしようもないほど関係が悪化し、母は信仰に執着する自分を正当化するために何度も声を喚き散らしたし、何度も物を壊したりしていた。
その内僕が中学校に入ると父が姉と僕を近所の親類に預けることになった。
だからそれから数年両親の間に何が起こったのか僕は近くで見ていない。
ただ時折身を寄せている親類の家を母が訪ねてきては玄関先で親戚と何かを話して時折怒鳴っているのを聞いては心底うんざりする思いを抱いていた。
中学三年の時に母が自殺未遂を図った。
父も姉もその頃には愛想が尽きていたのか母に冷淡で、ほとんど見舞いに行かなかったことを覚えている。
僕は二人には黙って時折母に会いに行った。
母はその頃には信仰が薄らいでいたのか、別の原因があったのか一時の不安定さが消えていた。
母親として息子である僕に涙ながらに詫びる事があった。
母が退院すると両親は正式に離婚することになった。
僕がその離婚の原因を正確に聞いたのはそれから何年も経ってからだった。
母がその新興宗教の教祖とされる人物の子供を身籠り、堕胎することになったことが最も大きかったのだろうと姉が吐き捨てるように言ったのを聞いた。
離婚すると父は姉と僕を引き取って三人での暮らしが始まった。
父も姉も母の話題はまったくだそうとしなかった。
まるで死んだ事のように時を流してしまおうとしているかのようだった。
しかし、僕はそんな母をかえって不憫に感じ、入院していた頃よりも頻繁に母に会いに行くようになった。
父と姉は僕がどこに行っているか知っていたと思うけれど、それを咎めたり冷たい目で見られたことは一度もなかった。
脱会していた母はもう一時の信仰から解き放たれていたけれど、一家をバラバラにしてしまった暗い過去を背負っている事は明白だった。
一緒に昼食を食べていても、母は視線をテーブルに落して手が止まっている事がしばしばあった。
そんなある日母が入信していた宗教団体の教祖が逮捕されたというニュースをテレビで聞いた。
強引な入会の勧誘方法、信者の脱会を防ぐための洗脳的な手法、強欲なお布施の集め方、教祖の豪奢な生活ぶり、そして女性信者との肉体関係を持っていた事…。
そのニュースがメディアに流れてから初めて母の家を訪ねた時のことだった。
母と二人で昼食を食べていると、テレビでまたそのニュースが流れ始めた。
どんな顔をするんだろうと思ってちらと母を見ると急に顔を手でおおって泣き出してしまった。
なんとか母を泣きやませてから、「そろそろ帰る」と僕が言った時だった。
急に母は無表情になると服を脱ぎだし始めたのだ。
僕は驚いて止めようとすると「いいの、いいから」と言って聞こうとしなかった。
やがて素っ裸になってしまった母を僕が呆然と見ていると、「こっちに来なさい」と言って奥の間に入ってしまった。
どうしようか考えていたけれど、「早くしなさい!」と母が大きな声を襖の向こうからあげた。
まるで信者時代のような異常な行動で、放っておいたら自殺してしまうのではないかと不安になった。
父にも姉にも警察にも言いようのない状況で仕方なく奥の間に入って行くと母はつかれたような表情で敷きっぱなしの布団に腰をおろしたまま窓の外を見ていた。
僕をちらりと見ると「こっちへ来なさい」と言われ、言われるままに近寄ると母はすぐに僕のズボンのファスナーに手をかけると硬くなったペニスを取り出して口に咥えてしまった。
数十秒もかからずに僕は生まれて初めて精液を母の口の中に吐き出してしまうと、母はそれをティッシュに出してじっと見つめていた。
僕は声をかけられずに見ているとやがて母はティッシュを丸めてゴミ箱に放り込んでしまった。
僕は母の狂気にあてられてしまったのかもしれない。
服を脱いでから母に近づいて行くと、「私を助けて、忘れさせて」と言った。
僕はもう何も答えずに母の首に腕を回してキスをした。
そのまま母を布団に押し倒した。
敷きっぱなしの布団は湿っぽく、母の身体が沈み込んでいくようだった。
首筋や胸、腹にキスをしてから母のそこに口をつけると母は腰を浮かせて荒い息を吐き始めた。
時折母から息遣い意外にわずかに漏れるあえぎ声を聞くと僕はますます興奮して来た。
もう止められない。
僕は自分の硬くなったペニスを手にとって母のそこにあてがうと母は腰をよじって自分自身の中に受け入れようと体勢を整えてくれた。
熱く入口が狭い母の膣内に辛くも先端を押しこもうとあてると、ヌルッと表面が滑る様に母の胎内に飲み込まれていった。
そのまま僕は理性を取り戻す事もなく、一心不乱に母の中心に向かって腰を懸命に動かし続けた。
その時だった。
僕はふと母と目があった。
母はその時既にもうまったく正気を取り戻していた。
僕がまだ小さかったころの時のような純粋な瞳で僕を見つめていた。
声が漏れないようにか、懸命に何かを堪えるように赤い顔をして僕を受け止めているその様子はまったく正気そのものだった。
やがて僕はためらうこともなく、母の胎内の一番奥に精液を噴き出すと母は目を見開いて僕の精液の感触を感じ取る様だった。
「何でこんなことを?」
母に聞いても何も答えてくれなかった。
ただしばらく沈黙があった後で「もう頼れるのはあなたしかいなかったから」と言いました。
結局僕はその日夕飯の時間まで母の家に身を寄せると、それから母の中で何度も出した。
それから7年間、母が交通事故で亡くなるまで関係は絶えなかった。
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昔母は当時異端とされた新興宗教に没頭していた過去があった。
ワイドショーでもずいぶん叩かれたから、ご存じの方も多いと思う。
僕が小学校から中学くらいの頃が一番ひどくて、当時家の中はグチャグチャだった。
父と母、母と姉、母と祖父母、母と親類はどうしようもないほど関係が悪化し、母は信仰に執着する自分を正当化するために何度も声を喚き散らしたし、何度も物を壊したりしていた。
その内僕が中学校に入ると父が姉と僕を近所の親類に預けることになった。
だからそれから数年両親の間に何が起こったのか僕は近くで見ていない。
ただ時折身を寄せている親類の家を母が訪ねてきては玄関先で親戚と何かを話して時折怒鳴っているのを聞いては心底うんざりする思いを抱いていた。
中学三年の時に母が自殺未遂を図った。
父も姉もその頃には愛想が尽きていたのか母に冷淡で、ほとんど見舞いに行かなかったことを覚えている。
僕は二人には黙って時折母に会いに行った。
母はその頃には信仰が薄らいでいたのか、別の原因があったのか一時の不安定さが消えていた。
母親として息子である僕に涙ながらに詫びる事があった。
母が退院すると両親は正式に離婚することになった。
僕がその離婚の原因を正確に聞いたのはそれから何年も経ってからだった。
母がその新興宗教の教祖とされる人物の子供を身籠り、堕胎することになったことが最も大きかったのだろうと姉が吐き捨てるように言ったのを聞いた。
離婚すると父は姉と僕を引き取って三人での暮らしが始まった。
父も姉も母の話題はまったくだそうとしなかった。
まるで死んだ事のように時を流してしまおうとしているかのようだった。
しかし、僕はそんな母をかえって不憫に感じ、入院していた頃よりも頻繁に母に会いに行くようになった。
父と姉は僕がどこに行っているか知っていたと思うけれど、それを咎めたり冷たい目で見られたことは一度もなかった。
脱会していた母はもう一時の信仰から解き放たれていたけれど、一家をバラバラにしてしまった暗い過去を背負っている事は明白だった。
一緒に昼食を食べていても、母は視線をテーブルに落して手が止まっている事がしばしばあった。
そんなある日母が入信していた宗教団体の教祖が逮捕されたというニュースをテレビで聞いた。
強引な入会の勧誘方法、信者の脱会を防ぐための洗脳的な手法、強欲なお布施の集め方、教祖の豪奢な生活ぶり、そして女性信者との肉体関係を持っていた事…。
そのニュースがメディアに流れてから初めて母の家を訪ねた時のことだった。
母と二人で昼食を食べていると、テレビでまたそのニュースが流れ始めた。
どんな顔をするんだろうと思ってちらと母を見ると急に顔を手でおおって泣き出してしまった。
なんとか母を泣きやませてから、「そろそろ帰る」と僕が言った時だった。
急に母は無表情になると服を脱ぎだし始めたのだ。
僕は驚いて止めようとすると「いいの、いいから」と言って聞こうとしなかった。
やがて素っ裸になってしまった母を僕が呆然と見ていると、「こっちに来なさい」と言って奥の間に入ってしまった。
どうしようか考えていたけれど、「早くしなさい!」と母が大きな声を襖の向こうからあげた。
まるで信者時代のような異常な行動で、放っておいたら自殺してしまうのではないかと不安になった。
父にも姉にも警察にも言いようのない状況で仕方なく奥の間に入って行くと母はつかれたような表情で敷きっぱなしの布団に腰をおろしたまま窓の外を見ていた。
僕をちらりと見ると「こっちへ来なさい」と言われ、言われるままに近寄ると母はすぐに僕のズボンのファスナーに手をかけると硬くなったペニスを取り出して口に咥えてしまった。
数十秒もかからずに僕は生まれて初めて精液を母の口の中に吐き出してしまうと、母はそれをティッシュに出してじっと見つめていた。
僕は声をかけられずに見ているとやがて母はティッシュを丸めてゴミ箱に放り込んでしまった。
僕は母の狂気にあてられてしまったのかもしれない。
服を脱いでから母に近づいて行くと、「私を助けて、忘れさせて」と言った。
僕はもう何も答えずに母の首に腕を回してキスをした。
そのまま母を布団に押し倒した。
敷きっぱなしの布団は湿っぽく、母の身体が沈み込んでいくようだった。
首筋や胸、腹にキスをしてから母のそこに口をつけると母は腰を浮かせて荒い息を吐き始めた。
時折母から息遣い意外にわずかに漏れるあえぎ声を聞くと僕はますます興奮して来た。
もう止められない。
僕は自分の硬くなったペニスを手にとって母のそこにあてがうと母は腰をよじって自分自身の中に受け入れようと体勢を整えてくれた。
熱く入口が狭い母の膣内に辛くも先端を押しこもうとあてると、ヌルッと表面が滑る様に母の胎内に飲み込まれていった。
そのまま僕は理性を取り戻す事もなく、一心不乱に母の中心に向かって腰を懸命に動かし続けた。
その時だった。
僕はふと母と目があった。
母はその時既にもうまったく正気を取り戻していた。
僕がまだ小さかったころの時のような純粋な瞳で僕を見つめていた。
声が漏れないようにか、懸命に何かを堪えるように赤い顔をして僕を受け止めているその様子はまったく正気そのものだった。
やがて僕はためらうこともなく、母の胎内の一番奥に精液を噴き出すと母は目を見開いて僕の精液の感触を感じ取る様だった。
「何でこんなことを?」
母に聞いても何も答えてくれなかった。
ただしばらく沈黙があった後で「もう頼れるのはあなたしかいなかったから」と言いました。
結局僕はその日夕飯の時間まで母の家に身を寄せると、それから母の中で何度も出した。
それから7年間、母が交通事故で亡くなるまで関係は絶えなかった。
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