松任知基「総統の肉人形」より「EYES ON ME」 その５

今日で最後になる２００７年に松文館より発売された松任知基先生の単行本「総統の肉人形」より「EYES　ON　ME」のご紹介。
本日ご紹介するのははその後日談である番外編となります。

前回、元夫に寝取られたとは思えないほど、親子の甘い関係が描かれます。
あれから半年経ち、息子の誕生日を迎えたその日、母は手作りのケーキに料理にコスプレ・アナルバージンのプレゼント、と。
何ていうか母親の態度の変化が目立ちますね。
親子らしいやり取りはちょっと薄れた感はありますが、母が惚れた男にとことん入れ込むタイプなのを改めて感じます。
とりわけ会社の休み時間に息子の写真を見ながらアナルトレっていくらエロ漫画とはいえ…そこまで入れ込んで大丈夫かって危うさも。
アナルセックス・コスプレはエロ漫画ではお約束とはいえ、ちょっとプレー感が強いのが玉に瑕ですね。
最後は妊婦となった母エンド。
ありがちですが、ここまで紙数を割いてきただけあって読後感が良いですね。
最後の番外編だけ見せられたらそこまで感慨は無かったでしょう。
ここまでに三話も費やして描いてきただけあって、この関係を温かく見守る境地に辿り着くことが出来たんだと思います。
この作品も一応ママショタの部類に入ると思うんですが、絵も上手くてそれなりにシリアスで深みもあって、エロくてクオリティが高いと思います。

たった４話なのに５日も費やしてしまいましたが、これでこの「EYES　ON　ME」のご紹介は終わります。
…このペースでみやびつづる先生の「艶母」や艶々先生の「たとえば母が」をやったらどんだけかかるんだって感じですね…。
とはいえ、ここがこの話のポイントで是非見て欲しい読んで欲しいセリフや場面を省略するのでは意味がないですしね。
ちなみに今日ご紹介したこの回で特にカットしたくなかった台詞は
「あ…ママそんなの悪いよ…っお尻に入れたチンポ…舐めさせるなんて…っ」
「いいの全然平気よ」
ってとこです。
悪いとか申し訳ないとかそういう感情をちゃんと感じる息子にも好感を覚えるし、受け入れてくれる母親の愛の深さもいいし、エロい。
この番外編での親子は恋人っぽくなってしまった印象が強いのですが、ここだけ親子らしく感じますね。
繰り返しますが、この「EYES　ON　ME」はDMMで有料配信されているのでそちらで読んで頂くか、中古単行本を手に入れるかしてちゃんと読んで欲しい作品です。

明日からは久しぶりにアンソロジー「ママンラブVol４」のご紹介に参ります。
コスプレママ特集というサブタイトルが付いている通り、そういう路線の作品が多いですね。
後、やっぱり無駄にHシーンを引き延ばしたページ数の多い作品も幾つか見られるのがちょっと残念ですが、平均点は高めです。
お楽しみに。