「ママンラブVol４」よりその3 DEN助「ムスコミョウリ」

三日目になる２０１０年にG-WALKより発売された「ママンラブVol４」のご紹介です。
あ、言ってなかったけどこの「ママンラブVol４」はDMMで単話配信してますので、気になったものがあれば購入してみてもいいと思います。
本日はDEN助先生の「ムスコミョウリ」。

DEN助先生は込み入った話が多くて、上手く要約が難しいんですね。
母と長男、さらにその下に幼い姉妹がいる母子家庭。
長男は働いている母親を気遣って家事や妹たちの世話などあれこれやってるけど、素直になれない難しいお年頃。
けれど、母の誕生日を目前に控えたある日、長男から母親への手紙（というより想いを独白した文章）が母に見つかって…。
（ここが何回読み返してもこの手紙が何なのか、なぜ兄から母に渡ったのかよく分からない。「何か…忘れているような…？」と息子が思ってるから渡そうとしてたものじゃないだろうけれど…。）。
やがて始まった母親との関係。
けれど幼い姉妹は母と兄が何をしているのかよく分からなくてイジメていると勘違い…というオチ。
個人的に最後の画像、息子の部屋から出てくる時の親子の表情がいいですね。

描こうとしている世界観・作品としての完成度は高いと思います。
DEN助先生の話は凝った構成が多いのですが、上手く描ききれないのに話を複雑にする傾向が強い印象がありますね。
幼い姉妹は必要だったのかとか、結局手紙（？）は何なのかとか…。
後、この話については母の体操着コスプレは全然必要じゃないと思います。

明日はSHIUN先生の「ママごと」をご紹介します。
お楽しみに。