神崎四郎「せめて可愛らしく」より「LOVE FEELING」
- 2017/10/16
- 11:03

今日は1997年に久保書店より発売された神崎四郎先生の単行本「せめて可愛らしく」のご紹介です。
これには母モノは一本のみ「LOVE FEELING」が収録されてます。
しかも実母でなく義母なので断然実母派の私としてはどうかとも思ったのですが、描写が丁寧で細やかなのでご紹介しようと思います。
神崎先生のこの作品は一時期ネットで何度か見かけましたので、もしかしたら見た事はあるという方もいるのではないでしょうか。
実父を亡くし、義母と二人残された息子。
葬儀の席で息子を引き取ろうと申し出る彼女に親戚は遺産目当てだと口汚く罵るのですが、彼女の本当の願いは別にあって…。
父が生きていた頃から思いは一つだった二人は改めて結ばれる、と。
義母でありこの母もけっこう見た目が若いのですが、実際は(17歳上なのでおそらく)三十路過ぎてる訳ですね。
ただ神崎先生のこの単行本で他に収録されている作品はロリ系ばかりなので、連続して読んでいるとこの母親も意外にちゃんと大人の女性に見えるんですよ。
他の作品に出てくるヒロインは今となってはご法度のローティーンに見えますから。。
個人的に息子と同世代の若い義母には興味がないのですが、息子と17歳差という微妙な線があると何だかいいですね。
1997年に発売された事もあってか、極端なロリ母モノにするという選択肢はまだ無かったのかもしれません。
90年代以前の単行本に収録された母モノはどれも母親とそうなってしまうに至る理由付けが細やかで丁寧ですね。
多分母モノ自体がまだ珍しかったからでしょうか。
作品内で親子関係やそうなってしまう過程をちゃんと説明しようとするのは好きですね。
近年の作品みたいにポンと繋がってしまう親子の軽さが無くていいですね。
明日もちょっとレアな作品ですが、しらたき春先生の単行本「女の子」より「家庭円満」をご紹介いたします。
お楽しみに。






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- テーマ:エロマンガ・同人誌
- ジャンル:アダルト
- カテゴリ:母子系作品レビュー
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