しらたき春「女の子」より「家庭円満」その2
- 2017/10/18
- 11:08

今日も2003年にディーアイネットより発売されたしらたき春先生の単行本「女の子」より。
「家庭円満」のご紹介の二日目です。
若く美しい母親を意識してしまう息子。
ある日帰宅してから母を想ってオナニーをしているのを見つかってしまい…と。
そしてここからが続き。
こういうオナニー見つかりモノ(そんなジャンルあるのか謎ですが)って見つかってからの展開が課題ですね。
見た方が発情して誘ってくるか、見られた方が勢いで襲ってしまうかの二つに大別されると思うのですが、
どっちにしてもそっからは呆気なくセックスに至るので、どうも…好きになれません。
ホラー映画でいうとトイレとかシャワーに一人で向かうようなもので、あまりに展開が読めすぎるのが残念。
この作品でいえば一応母側から息子の想いを感じて自ら導く、というパターンですね。
ここからはもう何の障害も無いように母子は結ばれる訳で、その辺の描写も駆け足ながらそれなりに丁寧です。
何を今さらですが、終わってから息子は母に対して父に悪いような気がすると言いだします。
しかし、母は気にすることは無いと言って、夫と義母が交わっている所を見せたとこでオチ。
………
…このオチは必要か??と。
エロ漫画のオチはだいたい取って付けたようなものか、ベタなものですが、こういう悪ノリのギャグに走ったのは頂けません。
こういう蛇足が野暮ったいというか、何ていうか最後に見せられるお陰もあって読後感を微妙なものにさせますね…。
あ、一応おそらくエロ漫画に描かれる母子相姦としては1コマながら最高齢の組み合わせじゃないですかね。
多分。
どうでもいいんですが。
もうちょっと美しく書いてもう一つの母子カップルとして描くとかしてくれれば良かったのに、と。
明日はまたアンソロジーで2009年に一水社より発売された「母子、濡れた一夜2」のご紹介を始めます。
一水社の初期アンソロジーの常連だったCuvie先生や葦原将軍先生が卒業されて、アンソロジーシリーズも終わり際になってきた頃の一冊になります。
新顔の先生もおられますし、なかなかレベルは高いですよ。
お楽しみに。




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- カテゴリ:母子系作品レビュー
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