短編「ブロークン」
- 2020/08/07
- 00:01
ども。
短編です。
とんでもない毒親と世間ではしばしば言うけど息子から見るとちょっと違うという場合もあるんじゃないかな、と思いながら書きました。
宜しければどうぞ。
人が聞くとシャレにならない話なんだけどね。
ずっと昔のことだから、笑って許してほしいんだけどさ。
ウチは小学生の時に親が離婚して母子家庭だったんだ。
働きに出るようになった母はたまに飲んで帰ってくることがあってさ。
元々酒好きだし、上司か社長が奢ってくれるらしいし、そういう付き合いをしないといけなかったんだろうね。
酔っていると母はやけにお喋りでちょっとしたことで抱き着いたりしてきてさ。
思春期になってた俺からすると鬱陶しかったんだよ。
ある時、夏だったんだけどさ。
その時も遅い風呂に入ってたら母が飲んで帰ってきたんだ。
この日はけっこうグッタリして下着姿で寝っ転がっててさ。
シワになるからって体の下に敷いてる服を引っ張りぬいてさ。
そうしたらちょっと起きたのか母は俺にまたぎゅっと抱き着いてきたんだ。
(あ~、もう)と思ったんだけど、その時の母はやけに女っぽくてさ。
多分化粧とか目が潤んでたりとか諸々の関係だったんだろうけど、何だか母が女に見えて仕方なかったんだ。
発作的になんだけど母の頬にキスしてみたんだ。
そしたらなんか小声で(んっ……ん……)なんて調子でさ。
普段の開けっぴろげで口うるさい母がそんな風に女らしくしてる様子に驚いてさ。
すごく興奮してしまって今度は唇にキスしてみたらもう完全に女になりきってた。
グリグリと唇を押し当ててきて、舌でベロベロ歯を舐めてこられて。
塩っ辛い何かと酒とタバコで唾液が臭くなってたんだけどね。
タール交じりでやけにヌルヌルとした唾液でちょっと気持ち悪かったんだけど、一気に母のパンツに手を掛けて下げようとした。
抵抗されるかなと思ったけど、自分から腰を持ち上げてするっと簡単に脱がすことができた。
「駄目でしょ~……」
言葉とは裏腹に母の抵抗はほとんどなくて、チンコを押し当てると下半身を押し付けてきてグチュっとした感触がしたと思うともう入っていた。
入った瞬間、母はかっと目を見開いたから拒絶されるかと思った。
でももうそっからは母と夢中でヤリまくった。
正常位の格好で母の胸を揉んだりキスしたり、下手ながらガムシャラに腰を振っていたら母は徐々に感じ始めているのか、声を堪えるように唇を歪めている。
母の中は暖かくて緩いけど包み込まれるような感じがした。
これがセックスなんだ女なんだと思いながらしていると母はそんな俺をじっと見つめて見守っていた。
「外で出して」
熱気の中、母のその声はやけに冷静でもう酔いは覚めていることが分かった。
限界に来ていたけれど、ギリギリで引き抜いて母の腹に出した。
行為が終わって息を整えながら母とは何とも気まずかった。
酒が入っているとはいえ普段の母とも違う。
何かやらかした悪戯っこ同士のようで、どちらも何だか頭や鼻を掻いたりしている。
キリがないので、仕方なくキスをすると母からも頭を抱きしめてきた。
自然と二回戦になった。
(タバコ臭かった)
それがその日一番の思い出だよ。
キスは好きだけど、歯に染み付いたタールの味は慣れなかったね。
それから何年かの間に俺は母にセックスとタバコと酒の味を教わった。
母親はその頃珍しかったんだけど刺青があってさ。
右肩んところに花と蝶のね。
「アンタも入れる?」
母にそう聞かれたのは16の時かな。
そんでお揃いみたく同じ彫り師に頼んでコレを入れたんだ。
そういう母親だったんだよ。
刺青がお揃いみたいで、何とも言えない一体感を感じてさ。
クスリに手を出したのはそのちょっと後かな。
セックスの前に吸うと最高にキくからって言って。
そんで俺も多少、ね。
そういう母親だったんだよ。
今だったらいったいどんな親なんだって叩かれるかな。
でもね、俺は恨んでも悔やんでもいないよ。
完
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短編です。
とんでもない毒親と世間ではしばしば言うけど息子から見るとちょっと違うという場合もあるんじゃないかな、と思いながら書きました。
宜しければどうぞ。
人が聞くとシャレにならない話なんだけどね。
ずっと昔のことだから、笑って許してほしいんだけどさ。
ウチは小学生の時に親が離婚して母子家庭だったんだ。
働きに出るようになった母はたまに飲んで帰ってくることがあってさ。
元々酒好きだし、上司か社長が奢ってくれるらしいし、そういう付き合いをしないといけなかったんだろうね。
酔っていると母はやけにお喋りでちょっとしたことで抱き着いたりしてきてさ。
思春期になってた俺からすると鬱陶しかったんだよ。
ある時、夏だったんだけどさ。
その時も遅い風呂に入ってたら母が飲んで帰ってきたんだ。
この日はけっこうグッタリして下着姿で寝っ転がっててさ。
シワになるからって体の下に敷いてる服を引っ張りぬいてさ。
そうしたらちょっと起きたのか母は俺にまたぎゅっと抱き着いてきたんだ。
(あ~、もう)と思ったんだけど、その時の母はやけに女っぽくてさ。
多分化粧とか目が潤んでたりとか諸々の関係だったんだろうけど、何だか母が女に見えて仕方なかったんだ。
発作的になんだけど母の頬にキスしてみたんだ。
そしたらなんか小声で(んっ……ん……)なんて調子でさ。
普段の開けっぴろげで口うるさい母がそんな風に女らしくしてる様子に驚いてさ。
すごく興奮してしまって今度は唇にキスしてみたらもう完全に女になりきってた。
グリグリと唇を押し当ててきて、舌でベロベロ歯を舐めてこられて。
塩っ辛い何かと酒とタバコで唾液が臭くなってたんだけどね。
タール交じりでやけにヌルヌルとした唾液でちょっと気持ち悪かったんだけど、一気に母のパンツに手を掛けて下げようとした。
抵抗されるかなと思ったけど、自分から腰を持ち上げてするっと簡単に脱がすことができた。
「駄目でしょ~……」
言葉とは裏腹に母の抵抗はほとんどなくて、チンコを押し当てると下半身を押し付けてきてグチュっとした感触がしたと思うともう入っていた。
入った瞬間、母はかっと目を見開いたから拒絶されるかと思った。
でももうそっからは母と夢中でヤリまくった。
正常位の格好で母の胸を揉んだりキスしたり、下手ながらガムシャラに腰を振っていたら母は徐々に感じ始めているのか、声を堪えるように唇を歪めている。
母の中は暖かくて緩いけど包み込まれるような感じがした。
これがセックスなんだ女なんだと思いながらしていると母はそんな俺をじっと見つめて見守っていた。
「外で出して」
熱気の中、母のその声はやけに冷静でもう酔いは覚めていることが分かった。
限界に来ていたけれど、ギリギリで引き抜いて母の腹に出した。
行為が終わって息を整えながら母とは何とも気まずかった。
酒が入っているとはいえ普段の母とも違う。
何かやらかした悪戯っこ同士のようで、どちらも何だか頭や鼻を掻いたりしている。
キリがないので、仕方なくキスをすると母からも頭を抱きしめてきた。
自然と二回戦になった。
(タバコ臭かった)
それがその日一番の思い出だよ。
キスは好きだけど、歯に染み付いたタールの味は慣れなかったね。
それから何年かの間に俺は母にセックスとタバコと酒の味を教わった。
母親はその頃珍しかったんだけど刺青があってさ。
右肩んところに花と蝶のね。
「アンタも入れる?」
母にそう聞かれたのは16の時かな。
そんでお揃いみたく同じ彫り師に頼んでコレを入れたんだ。
そういう母親だったんだよ。
刺青がお揃いみたいで、何とも言えない一体感を感じてさ。
クスリに手を出したのはそのちょっと後かな。
セックスの前に吸うと最高にキくからって言って。
そんで俺も多少、ね。
そういう母親だったんだよ。
今だったらいったいどんな親なんだって叩かれるかな。
でもね、俺は恨んでも悔やんでもいないよ。
完
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- テーマ:人妻・熟女
- ジャンル:アダルト
- カテゴリ:母子相姦小説 短編
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