トイトベルグの森の冬
作者 Ursus arctos
原題 Winter In The Teutoberg Forest
元URL https://www.literotica.com/s/winter-in-the-teutoberg-forest
青年は自身の宿舎のドアから外の様子を伺った。
ローマ軍が砦を築き露営地を敷いたあたり一帯は、広場も練兵場も雪がつもり雪片が風で舞い上がっている。
それを確認すると青年は一つため息をついた。
ゲルマンの蛮族たちとの紛争地帯にほど近いこのトイトブルグの森の奥深き土地は、寒く陰鬱な天気が続き青年
に限らず軍の士気は下がる一方であり希望の欠片さえ見いだせはしない。
ウェスパシアヌス帝のローマ軍はここ最近ゲルマンの蛮族との死闘で疲弊しきっており、この神に見捨てられた
ような土地を故郷と呼ぶ彼らをそれでもかろうじて撃退し続けていた。
青年の名をマルクスと言う。若干21歳の百人隊長であり軍団長付きの幕僚を兼務する先任士官でもある。
かのクィンクティリウス・ウァルスがこの地でゲルマン人の待ち伏せにあって一方的な虐殺を被り、ローマ軍が
一挙に三つの軍団を失ってからほぼ10年が経つ。
この辺りはローマ帝国領のほぼ最北端であり彼はここにもう一年以上駐留している。
彼は父がパレスチナで亡くなってからは、母ユリアによって南イタリアで育てられた。
そのためこの地にあってはあの温暖で乾燥した地中海の夏が恋しくなるのは当然のことであった。
マルクスはローマの軍人らしく4キュビト(180センチ強)の高身長を誇り、その体に流れる南イタリア由来の血
を反映した黒い髪の持ち主である。頭髪に限らず腕、足、胸の体毛はかなり巻毛が強くオリーブ色の肌を彩る。
少年時代からの鍛錬と一年以上に渡る前線での蛮族との激闘の結果、彼の肉体は非常に逞しく鍛えられていた。
そしてマルクスはドアを閉めると、また自分の机に戻り書類と会計処理に向き合うことにした。
召使いが暖炉に薪をくべているので、彼の宿舎の中は外気とは違って十分暖かかった。
***
その日の午後日が暮れようとする時、マルクスの耳に砦の門が開き騎馬隊と馬車が入ってくる音が聞こえた。
マルクスが再びドアから外を見ると騎馬隊と馬車の一団が進軍し、砦の新兵がその後列に続いて走っているのが
見えた。一団が宿舎の一つに到着すると男が一人一人馬車から降りてきた。
マルクスの目には彼らが相当疲労しているように見えた、それは馬でさえ同じだ。
だが彼らが実際に休息を必要とするのであれば、これほどそれにふさわしくない土地もないだろう。
そして次に男たちの手を借りて馬車から数人の女性が降りてくるのが目に映った。
前線では女性の存在は一般的なものではないものの、様々な形で彼女たちは軍に関わっていた。
たとえば上級士官の妻がしばらくこの砦に滞在し、士官や兵士に夫の次期選挙での一票を運動したりする。
但しそれは例外であり殆どの場合彼女たちは従軍娼婦であった。
男たちが娼婦を取り合って諍いでも起こさない限りは、彼女たちの存在は黙認されているのである。
ふと青年は降車した女性の一人が百人隊長に付き添われ、自分の宿舎に向かって歩いてくるのに気がついた。
彼女は厚い羊毛のマントに身を包み頭深くフードを被っている。
宿舎の前まで来ると彼女はそのフードを頭から脱いだ、漆黒の巻毛がファサッと肩までこぼれ、輝くような美貌
がマルクスの目に映り、次にマルクスは驚愕した。それは彼の母親、ユリア・フスタその人であったのだ。
あわてて彼はドアを開き泥と雪に埋まった道路に飛び出し、彼女にうやうやしく挨拶をした。
「母上、どうしてここに??」
そう言うのとマルクスがユリアを固く抱き寄せたのが同時であった。
「おおマルクス、我が愛し児よ、そなたに会えずにいる日々に妾(わらわ)はもう耐えられなかったのです」
そう言うとユリアは息子の胸にその顔を強く押し当てたのだった。
マルクスの目に母親の目から一筋の涙が伝うのが映った。
青年はユリアの額とその涙に濡れた頬に優しく口づけすると、改めて唇に熱い口づけを捧げるのだった。
ユリアはマルクスとは違いやや小柄な部類の女性である。
だがマルクスの母親らしく漆黒の美しい巻毛の所有者で、そのオリーブ色の肌も彼と同じである。
典型的なローマ軍人の寡婦であり、幼い頃から高い教育を受け独立心にも富んでいた。
ユリアはその人生の大半を戦場で過ごした軍人の一人娘として生まれた。
彼女はその38年の人生で帝国の隅から隅まで、父の戦地配属に従い転居を繰り返す生活をおくってきた。
そしてマルクスは抱擁を解くもその片手はユリアの腰に回されしっかり抱えたままで、彼女を自分の宿舎の中に
招き入れた。思い木製のドアを閉めマルクスは母のマントとフードを脱がせるのを手伝った。
その間に召使いがユリアの私物の詰まったケースを隣室に運び込んでいた。
ユリアは長い髪を指ですくと後ろに引っ張り象牙の留め金でうまくまとめた。
次に外気でやや凍えた体を温めようと暖炉の近くに行き手をかざした。
二人が最後にあってからもう一年以上が経つ、その事実にマルクスはやや驚いていた。
だが一年前と変わらず母ユリアは美しく、小柄なれど胸は大きく臀部は豊満なままであった。
「母上改めてお聞きしますがなぜこの蛮族どもの跋扈するこの地までいらっしゃったのですか?旅行や保養目的
ならここら一帯はもっともそれにふさわしくない場所ですよ」」
「私の父、そなたの祖父である将軍が最近亡くなりました。だからこそ妾はここに来たのです。屋敷の中一人孤
独に過ごす日々には妾はもう耐えられなかった。マルクスよ、妾が来ては迷惑でしたか?」
「そんな母上!神に誓ってそのようなことはございません。母上にこうして再会できて嬉しく思っていますよ。
それにしてもはるばるここに至る道中が無事で本当によかった、けれどさぞご苦労なさったことでしょうね?」
「ええ長かったですとも、三ヶ月馬車に揺られる日々でしたからね」
「ですが母上今はもう冬なのです。ご存知だとは思いますが春が来るまでは何があっても、ローマまで馬車も護
衛の兵士も送れないのですよ」
「マルクス、旅立つ時にそのことについては何度も周囲に念を押されましたゆえ、十分わかっておりますとも」
そこでマルクスはくすくすと笑い始めそれからユリアに言った。
「では母上のために大工に命じて専用の宿舎を作らせましょう。その完成は一朝一夕とはいきませぬゆえ、それ
までは私とこの宿舎で暮らしていただかなくてはなりませんが」
「その必要はありませんよマルクス。妾のために貴重な軍の人材や時間を割くのは正しいことではありません。
妾はここで十分です」
そう言い切ったユリアの目はキラキラと光を帯びていた。
「ですが母上、ここは私生活などないに等しいのです。ここは前線の司令室でもありますから絶えず兵士が出入
りして気が休まる時もありません、ですから…」
「マルクス、妾はここで十分だと言いましたよ。お忘れですか?妾は将軍の娘であり戦場の有様は幼少の頃から
この目で見てきました。軍の駐屯地の不自由さ・窮屈さは誰より理解しているつもりです」
それを聞きマルクスは手を掲げてユリアの言葉を遮る素振りをしつつも微笑みながら言った。
「わかりました母上。では我ら二人ここで手狭に耐えることに致しましょう」
「話は決まりましたね。ではこちらに来て荷物を解くのを手伝ってもらえますか?」
***
ユリアの荷物をとりあえず解き整理し終えると、マルクスは食事の前に入浴してはどうかと彼女に勧めた。
「いいですねマルクス!妾は湯船にもう数週間も浸かっていないのです。この体を綺麗に洗い体の芯から温まり
たいとずっと思っていたのですよ」
そう言ってユリアは一つため息をついた。
そこでマルクスはユリアがマントを再び羽織るのを手伝い、次にタオルとスポンジとオイルが入った瓶、青銅の
垢こすり器などが入ったバッグを手にとった。
そして宿舎を出ると練兵場を横切りながら風呂場に向かって歩いた。
途中彼は天空を見上げ、透き通った夜空に浮かぶ星座についてユリアに語って聞かせるのだった。
やや歩みを遅くした二人の足元からは積もった雪がサクサク踏まれる乾いた音が響いていた。
やがて二人は士官用の入浴場に到着した。中を伺うと誰も今は入ってはいなかった。
中は蒸気がこもり当然ながら蒸し暑かった。火鉢の中では石炭がガンガンとくべられている。
温かい蒸気がたちこもるのは小さな温水を張った浴槽からであり、その隣にはやや大きめの冷水を張った浴槽が
配置されている。二つの浴槽の周囲には板を切り出して作ったテーブルとベンチがぐるりと並べられていた。
マルクスは入浴道具が詰まった袋を開くと、温水浴槽のそばにスポンジを置いた。
次に二人はお互いの前でそそくさと衣服を脱ぎ始めた。これがローマの風習である。
彼らは家族や友人同士でも家の中で、あるいは旅先といった非日常的な状況でも一緒に入浴することを厭わなか
った。それがたとえ母と子の間であってもである。
そのためユリアはためらうことなく体を覆ったローブを緩め肩から脱ぐと、彼女の豊満な乳房は当然マルクス
のすぐ目の前にさらけ出され、青年はその光景に目を奪われてしまった。
オリーブ色の肌にさらに濃い目の色の乳輪と乳首がその魅力を増加させていた。
ローブが下腹部をも通り過ぎユリアの足元まで滑り落ちた時、マルクスの目は乳房からユリアの下半身にせわし
なく移動した。彼を産み落とした部分の上のデルタ型に刈り揃えられた恥毛がまず目に入り、うっすらとした産
毛が恥毛からおへそまで続いていた。
お腹はやや贅肉がついていたが、それこそが21年前彼女がマルクスを生んだ母性の証なのだった。
ユリアは自分を見つめるマルクスの熱い視線に気づき、それを咎めることなく彼に微笑んでみせた。
我に返ったマルクスは慌てて自分の衣服を脱ぎ始めた。
「マルクス、随分と長く女性に触れていないみたいですね。実の母親をそのようなふしだらな目で見つめている
のですから」
「母上は何でもお見通しですね、確かに私はこの地獄への窯の蓋が開いたような場所に赴任して以来、女と寝床
を一度もともにしておりません。その理由といいますか、私は兵士たちが買っているようなシラミだらけの不潔
な商売女を寝所に呼ぶ気にはならなかったのですよ」
それを聞いてユリアは笑った。
「ああマルクス、ちょっとからかっただけですよ。ですがそなたが女なら何でもいいと考えなかったのを聞いて
妾は凄く嬉しく思います。そして今そなたが妾を見つめる目はまさに男が女を欲する視線そのものでした、決し
て息子が母親を見つめるそれではありませんでしたよ、なのに妾はそれに感動さえ覚えています」
マルクスは母の言葉に少し考えてから答えた。
「母上、貴女は私にとって常に信じられないほどに美しい存在でした。ですから母上のその裸身を目にしては男
として見つめることしかできないのです。私は少年の頃からいつも貴女の美を崇拝してきたのですよ」
ユリアはその言葉に答えず温水槽に足を踏み入れるとそのまま首まで湯に浸かった。
温水に入る前に既にユリアの顔が真っ赤に染まっているのにマルクスは気づいていた。
ユリアが髪留めを解くと彼女の長い髪は湯船の中で扇状に広がっていく。
高温多湿の部屋の中にいながらもマルクスの目にはユリアが神秘的な海の妖精のように見えていた。
一方湯船の中からユリアも息子の衣服を脱ぐ姿を見つめていた。
彼女に背中を向け上着を頭まで引っ張ればその毛むくじゃらの背中が、下を脱げば引き締まったお尻と足が目に
入る。そして彼がユリアの方に向き直れば、その股間からぶら下がる男のシンボルに否が応でも視線が吸い寄
せられてしまう。そして彼が歩き出せば毛深い睾丸もチラチラ見えて思わずユリアは喘ぎ声を漏らしていた。
マルクスが湯船に浸かりユリアのそばまで近づいてきた、しばし二人は無言で湯に身を任せていた。
それからマルクスは気持ちよさげにフーッと声を上げ、次に頭のてっぺんまで全身をお湯の中に沈めた。
やがて彼はザバッと音を立てて立ち上がると髪を後ろに撫で付け、またユリアの隣に来ると二人並んで石ででき
た腰掛けに座ったのだった。
二人はまたしばらく首まで温水につかったまま、このささやかで暖かな贅沢に浸るのだった。
温水表面からあとからあとから蒸気が立ち込めていくのを二人は黙って見つめ続けた。
「この土地はいつもとても寒いです。我々が湯浴みするのはくつろぎや体を清めるだけでなく、単純に体を温め
たいという理由からなのですよ」
「よくわかりますともマルクス。妾も数週間ぶりにこうして温まっっていられるわけですからね」
そう言いながらユリアが温水の中でスポンジを使い、その肢体を拭い始めるのをマルクスは見つめていた。
スポンジの次は青銅の垢すり器を使って長旅で溜まった肌の汚れと垢を擦り落としている。
次にユリアは髪全体を湯船に沈め濡らすと、優雅に髪を拭い洗っていた。
ユリアのその姿に目と心を奪われながらマルクスは彼女に向かって言った。
「母上、私がこの一年どれほど貴女にお会いしたかったことか、恋しく思っっていたのかおわかりですか?」
そして彼もスポンジを手にすると胸と肩を擦り始めた。
「マルクスそれを妾にお渡しなさい。妾がそなたのために体を洗ってあげましょう」
マルクスからスポンジを受け取るとユリアは優しく強くそれをマルクスの肌に使い始めた。
青年は母のためにやや前かがみになり、ユリアは懸命に彼の肩と背中の汚れを拭ってゆく。
背中が終わるとマルクスは浴槽内の石椅子に再び座り目を閉じた。
そこでユリアは今度は息子の顔と上半身を洗い始めた。空いた方の片手はマルクスの巻毛の体毛と胸板をくすぐ
り弄んでいた。いつしかその手はまるで愛撫するかのように優しく彼の胸をマッサージしていた。
「ああ母上、すごく心地がいいです」
いつしかユリアの両手はマルクスの腹部に…やがて股間へと移動していた。
そしてユリアはそっとマルクスの股間のシンボルを握りしめたのだった。
そこでマルクスは目を開きユリアの顔を見つめた。彼女の目は熱くキラキラと輝いていた。
「ああマルクス、妾はずっとそなたの魔羅に触れたいと思っていたのです。妾がその昔この世に送り出した命が
どれほど美しく逞しく育ったのか知りたいと願ってきました」
次にユリアの手は睾丸を掴んだ。
彼女はその大きさと毛深さを心から堪能したがマルクスは言葉もなかった。
両手で優しく睾丸を刺激され、次に片手が遂に勃起してしまったマルクスの男根を握りしめ、そのサイズと太さ
とを確認するかのように上下に温水の中揺れ動くのだった。
その気持ちよさに禁欲生活の長かった彼は今にもイキそうなほど興奮していた。
ユリアは息子の下腹部のそこらじゅうを好色に弄び続けた。
既にスポンジは彼女の手を離れ。温水表面にプカプカ浮いていた。
そしてユリアは前かがみになって顔をマルクスにくっつくほどに近づけて言った。
「嗚呼マルクス、妾がどれほどそなたを愛しているか、今すぐそなたに何をしてあげたいのか、それをどれだけ
狂おしいほどに思っているのかを伝えたくとも、それを示す言葉がどんなものでも足りないくらいです」
マルクスは言葉に出さず行動で答えることにした。
ユリアの姿態を抱き寄せ情熱的に唇を重ね、唇を離してはキスすることを繰り返した。
最後に彼女の額と鼻とまぶたにキスすると彼はようやく振り絞るように言葉を発した。
「母上、我が人生そのものよりも貴女のことを思い愛しています。未来永劫それは変わりません」
その言葉に今度はユリアがキスを返した、彼女の舌がマルクスの唇の中を分け入りマルクスが唇を開くや侵入し二人は舌と粘膜を絡めあった。たまらずマルクスはユリアの頭を両手で握りしめるように抱え、彼女の豊満な胸は息子の胸板に押し付けられその体毛を直に感じていた。
続いてマルクスはユリアのくびれた腰を掴み、さらに情熱的なベーゼを続けた。
そして彼がキスを解きユリアの首筋にねっとりと舌を使った時、ユリアはたまらず喘ぎ声を漏らしていた。
そのまま耳たぶと耳腔を舐めるようにしてそっと青年はささやいた。
「母上、宿舎に戻りましょう今すぐに!」
「よくってよマルクス、参りましょう」
ユリアもまたマルクスの耳たぶに官能的にささやきを返していた。
瞬間彼は湯船の中に立ち上がった。温水の中に隠れていた屹立した男根が改めて母親の視線にさらされた。
マルクスは先に湯船から上がると手を伸ばして温水槽からユリアが出るのを手伝った。
しげしげと彼は官能的で高貴で美しき母の裸身を舐めるように見つめ回した。
温水がたわわな果実の如き乳房からこぼれ落ち、下半身の陰毛に垂れきらめいていくのを眩しそうに見つめた。
マルクスはユリアの肢体をタオルで拭いローブとマントで丁重にくるんだ。
彼もまた衣服を手早くまとうと、二人は手をつないで急ぎ宿舎に戻るのであった。
***
宿舎に戻ると急いでマルクスは火鉢に石炭をくべた。
次にオイルランプに灯りをともし、ベッドの隣の小さなテーブルに置いた。
そこには召使いが二人のために用意していた食事が並べられていた。
小さな陶器皿数枚に鹿肉の冷製ソテー、チーズ、ドライフルーツのスライスなどが盛り付けてあった。
マルクスがユリアの様子をうかがうと、彼女は自分の荷物の山から何やら探しているようだった。
そしてユリアは粘土を焼いた壺を手に戻ってきた、青年ははひと目でそれが葡萄酒の入った壺だとわかった。
「マルクス、妾はそなたのために父の、そなたにとっての祖父秘蔵の葡萄酒をいくつか選んで持ってきました。
これは確か30年間寝かせた葡萄酒だったはずです」
マルクスが壺の封印を破り盃二つに葡萄酒を注ぐと、えも言われぬ葡萄酒の芳香が漂った。
その間にユリアはローブとマントを脱いで再び息子の前で全裸となっていた。
漆黒の巻毛は肩まで垂れその見事な肢体を見せつけながら彼女は青年に歩み寄った。
歩きながらたわわに弾む母の乳房にマルクスは眼福を味わっていた。
マルクスは葡萄酒を注いだ盃をユリアに渡した、そして彼女の空いた方の手を取って彼のベッドに母を誘うの
だった。ベッドの上に毛皮とシーツを敷くと二人は並んでベッドに腰を下ろした。
ユリアはまっすぐに息子の顔を見つめ盃を掲げながら言った。
「マルクス、これはこれこそが私の意志です。わかっていますね。理解していますね。ではこれから私たちに起
こることを幸福としてともに分かち合いましょう」
そして二人は盃を鳴らして無言で乾杯し、次にお互いの手を交差させてそれぞれ手に持った葡萄酒を相手に飲ま
せたのだった。次にユリアは二つの盃をテーブルに置いてから、恥ずかしそうにマルクスを見つめシーツの下に
その身を隠した。
「ああマルクス、早く服を脱いで、その体で妾を温めて欲しいのです」
マルクスは母の言葉に従いすぐに上下を脱いで全裸となるや、母親の隣にその身を滑り込ませた。
二人は待ちかねたように強く抱きしめあい、情熱的な口づけを交わした。
青年の手は愛しき母の背中と臀部をせわしなく撫で回した。
ユリアもまた息子の逞しき肉体を確かめるかのように、彼の背中と肩を愛撫し情熱的に唇を青年に絡めた。
「母上愛しています!私がどれほど貴女をこのように愛したいと、長年思っていたかおわかりですか母上?」
ユリアは息子の頭を両手で優しく挟むように包み、お互いの顔を近づけそっと尋ねた。
「マルクス、我が愛し児よ、妾たちがこれからしようとしていることは多くの人々が嫌悪するものです。それは
近親相姦と呼ばれるものです。マルクス、息子が母親を愛することはその近親相姦にほかならぬことはわかって
いますね?それを理解した上でそれでもそなたは妾を求めるのですね?」
「嗚呼っ母上!天空の神々も許したもう!私は貴女を愛さずにはいられない!母上を私のモノにしたいのです!
我が全ての愛を母上に捧げましょう!もう後戻りなどできません、私のそばから離しはしません、母上!愛して
います!!」
感極まってマルクスはユリアに向かってその至高の愛を伝え叫ぶのだった。
彼女はその言葉に熱い口づけで応えた。情熱的に唇を交わし口を開けてお互いの舌を深く絡めあったのだ。
唇と舌で愛を確かめ合うに連れ、ユリアの目には感動の涙があとからあとから溢れていた。
彼女の心臓も激しく動悸し、オスを求める欲望に彼女は突き動かされていた。
マーカスも母の涙に応えるように情熱的にユリアの唇を吸い、その美貌と涙を舌で舐めとった。
次に彼女のあごと首筋にキスしながら、両手ですくうようにユリアの美しい乳房を上に持ち上げその重みを確か
めつつ絞るように揉みしだいていく。
ユリアは両方の乳房に与えられる快感に身をよじり、官能的なあえぎ越えを漏らすのだった。
マルクスは赤児の頃にユリアに自分が授乳されている光景を頭に思い描いた。
乳房を優しく刺激すればその乳首は固く勃起し始め、乳輪は熱と黒みを増していきその感触をマルクスは手のひ
らと指で感じていた。
青年は身を乗り出しその乳輪と乳首を口を大きく開いて頬張り強くしゃぶりたてた。
次に乳首をそっと甘噛みし唇の中で弄ぶ、舌で乳房と乳輪と乳首を渦を巻くように愛撫する。
かつて赤児の自分に乳を与えたそれらが今また自分の口の中にあるという事実に、愛し焦がれた母の肉体が自ら
の手の中にあるという現実に、マルクスは狂おしいほどに燃え上がるのであった。
マルクスの手と舌による激しくも熱い乳房への刺激に、ユリアの姿態はベッドの上で官能的にのたうった。
彼女は喘ぎ快感に泣き叫び、さらなる快感をせがむように青年の頭部を己の乳房に強くあてがうのだった。
それに応えるようにマルクスはさらに強く乳房を頬張り強く掌で握り絞り、その柔肉を堪能するのだった。
乳房にまだ未練はあったものの、青年は愛しき母の肉体の他の部分を愛してあげることにした。
ユリアの肉体から舌と掌は離れずキスと愛撫を続けたままで、彼の肉体は徐々に下に移動した。
やがて彼は体を停止させ舌でユリアの贅肉を少しまとったお腹とおへその穴をゾロリと舐め上げた。
途端に極めて美しい官能的なユリアの嗚咽が室内に響き、その肢体が淫らに打ち震えた。
マルクスは乳房に再び手を伸ばし愛撫しつつ、もう片手でユリアの臀部に触れ淫らに揉みしだいた。
母の嗚咽と肉体の震えを堪能しつつ彼の顔はついにユリアの下腹部そのものに到達した。
マルクスがその部分にまた少し顔を近づけるとそこからは女の香りが強く漂ってきた。
その芳香はきつく青年の牡を刺激する成分でいっぱいであり、これが母上の女の香りか!とマルクスは感激と官
能に浸るほかなかった。
実母ユリア・フスタの女陰は彼が今まで見た女性のその部分の中で、誰よりも美しく輝いてそこにあった。
その恥毛は彼女の頭髪よりも太く巻きげも強く色も濃かった。
それはユリアの内脛まで、女の最も大切な部分を守るように覆っていた。
マルクスはまずその陰毛にそっと口づけを捧げた。
その唇はしなやかなブラシにくすぐられるような感触を味わっていた。
そして彼の両手が優しくユリアの両足を押し開いていく時、ユリアは羞恥と官能の嗚咽を漏らすのだった。
青年はユリアの陰部にキスし唇の先で甘噛みした。女陰とふとももの狭間にもキスを捧げた。
さらに母の女陰に改めて優しく口づけし、彼の唇はユリアの陰唇内部に少しだけ分け入った。
そしてマルクスは頭を上げてユリアに向かって叫んだ。
「愛しています母上。貴女の美しき女陰(ほと)を愛しています。この女陰こそが私を狂わせるのだ!感じたい母
上!貴女の蜜壺をもっともっとこの唇と舌で!!」
そして彼はもっと母を愛しやすいように体の位置をユリアとは逆向きに、つまりは彼の下半身を母の上半身側に
向けてもう一度ユリアの蜜壺をしげしげと眺めた。
次にユリアの陰唇の間にその舌を挿入させ、母の女の部分を優しく唇で包み込むように愛し始めるのだった。
息子の舌によって秘陰を分け入れられた瞬間、ユリアは肉体をのけぞらせ激しい嗚咽を上げた。
同時に目の前にある彼女は息子の毛むくじゃらの下半身を自分の顔の方に抱き寄せた。
そして既に太く固くみなぎった魔羅に手を差し伸べ握ると、その包皮をそっと下方にめくるのだった。
息子の赤黒い鬼頭が露出するのを見て思わずユリアから喘ぎ声が漏れた。
その先端を唇に近づけ口づけすると、勃起は彼女の手の中でズキズキと脈打つように震えた。
「妾はいつもそなたの魔羅の先に口づけしたいと願ってきました。我が愛し児よ、そなたの子種を飛ばす魔羅を
妾の唇に与えてたもれ!」
マルクスはそれに答えずユリアの秘陰にねっとりと舌を使い舐めしゃぶった。
ユリアも顔を息子の剛直に近づけおもむろに口を大きく開き、喉まで届けと言わんばかりに深々と呑み込んでい
くのだった。二人はまさに恋人同士のように睦み合い、自分たちが昔から焦がれた母子相姦への妄執が実現した
ことに心身で喜悦し、湧き上がる感動と官能に身を任せ嗚咽を交わし合っていた。
ユリアの口の中は暖かく湿っていて、青年の岩のように固くなった勃起をその粘膜と舌で前後左右に弄んだ。
同時にその両手でマルクスの剛毛だらけの睾丸を包み込み揉みしだき優しく絞ってみせた。
美女は徐々に深く深く時間をかけて勃起を呑み込んでいき、むせることがないままについに青年の魔羅全てを口
と喉の奥にまで収めることに成功した。
そのため彼女の口からは大量の唾液が漏れ溢れ、青年の太ももとベッドのシーツに流れ落ちていった。
マルクスは母の蜜壺の粘液をすすればすするほどに、その味わいに夢中になっていた。
彼の舌は陰唇を分け入りこじ開け、くすぐるようにあるいは渦を巻くようにユリアの女の部分を全て味わい尽く
す勢いであった。
彼女の陰核はそのため可愛らしく勃起し、青年はその部分も無論唇の先で甘噛みし舌先で転がすのだった。
息子に女のもっとも敏感な部分を舌でかき回され、ユリアは快感で身をよじりつつかえってすがるように勃起を
強く吸引し、淫らな音を立ててしゃぶりたてた。
一組の恋人たち、同時に親子でもある二人は血をたぎらせ心臓を激しく動悸させ。その口淫愛撫と合わせて見事
に同期していた。
二つの美しき肉体は汗で覆われ、二人の両手はお互いの肉体を貪るように激しく動き回るのであった。
そしてユリアの肉体に張り詰めたものが走り震え始めた。
マルクスは母の絶頂が近いことを悟っていた。
それが息子である自分の愛撫でもららされたものである事実に。彼は信じられないほどの高揚感を覚えていた。
マルクスは自分の腰を軽く前後に動かし始めた、当然彼の剛直はその動きに合わせてユリアの喉奥をより深く穿
つ結果となる。それに合わせてユリアは睾丸を青年がやや痛みを覚えるほどに掴むと、その毛むくじゃらの睾丸
をさらに弄び皮を引っ張るなどしつつ、息子の愛しい魔羅をさらに情熱的にしゃぶりたてるのだ。
そして唐突にユリアは青年の剛直を口から引き抜くや叫び声を上げた。
「マルクス!妾は気がいきそうです!!ああ妾の愛し児マルクスよ!妾の"ほと"を吸って!もっと淫らにしゃぶ
るのですよ!おお神よイッてしまう!!気がイッてしまいます!妾はイク!息子の舌ではしたなくも気が、嗚呼
っ!気がイクうぅー!!!!!」
その叫びに突き動かされるようにマルクスは母の女にその顔を強くあてがった。
巻毛がかった恥毛に顔を埋めつつ、唇と舌であらんかぎりにユリアの女陰全てをかみ乱す勢いだった。
陰核に舌をあてがい強く舌を巻き上げ、両手は母の腰と臀部をきつく抱擁したため彼はもう息が詰まりそうにな
りながらも、興奮のあまりその口淫愛撫は止めようがなかった。
ユリアの内部から湧き上がるものがある。絶頂の瞬間!ユリアは泣き叫びしゃくりあげた。
だからこそ彼女もまたマルクスの魔羅に再度しゃぶりつき、訳のわからぬままにしゃぶりすがることでどこかに
流されそうな自分を青年に繋ぎ止めていた。
ユリアはついに絶頂した。ゆっくりと彼女は息子の魔羅から手を離しもつれたシーツの上で横になって、熱い絶
頂の余韻にしばし浸った。やがて彼女は手を伸ばし青年の汗まみれで乱れた黒髪に指を通し優しくささやいた。
「マルクス、妾の愛し児にして至上の愛を捧げる人よ、ここに来なさい。母のそばに来るのですよ」
青年は母の股間のそばから顔を離しユリアのそばにひざまづいた。
彼の剛直は苦しそうに赤黒く腫れ上がり今にも爆発しそうな勢いで震えていた。
その子種を作る睾丸も魔羅の下でブラブラ揺らいでユリアに何かを訴えている。
たくましき胸元から胸毛を伝って汗がほとばしり、シーツとユリアの肉体の上に垂れていた。
そしてマルクスは母の隣に身を横たえた。ユリアは手をのばすと愛情を込めて息子の顔を愛撫した。
そして青年の目をじっと見つめて言った。
「妾の愛するマーカスよ、妾が最後に殿方から女の部分をこのように愛されてからどれほどの月日が経ったのか
理解できますか?そなたは妾の女陰を天にも昇る心地の如く愛してくれました。嗚呼、妾の愛し児よ…」
「嗚呼母上、我が至高の愛を捧げる甘やかなる母上!この世の誰より貴女を愛しています!」
マルクスは母の肢体を強く抱きしめキスを捧げながら激しく叫ぶのだった。
ユリアはそんな息子の胸に手をあてがうとそっと彼の肉体を押し戻し、もう一度彼の目を覗き込みつつ言った。
「マルクス、妾はもう一度そなたを妾の中に感じてみたい。それはそなたの魔羅によってです。そなたの魔羅を
妾の女の部分全てで感じてみたい、妾を魔羅で満たして欲しい。マーカス、妾と契るのでよす!そなたは実母と
"愛交わる"のです!」
「わかりました母上!お言葉通り母上と契りましょう。私の魔羅で母上の蜜壺深くまで愛交わりましょうぞ!」
興奮でかすれ声になりながら青年は実母の肉体を抱きしめ唇に唇を重ねた。
そして優しくゆっくりとマルクスはユリアの肉体の上にのしかかった。
その腕で実母の肩を慰撫するように支え、彼女の足を大きく開かせたのだった。
その上で興奮に震えた屹立した剛直を恥毛に淫らに彩られ、粘液で光り彼を誘う肉襞にあてがおうとした
ユリアは手を伸ばし息子の腕を掴むと、その両足を彼の背中側に回し交錯させると青年の顔を見上げて言った。
「マルクス、妾の愛し児、妾の女をそなたの魔羅で満たして、そなたの愛でいっぱいに満たして」
そしてユリアはマルクスの勃起をその手につかむや、ずぶ濡れになった陰唇に鬼頭を埋めた。
たまらない嗚咽を漏らしつつ赤黒い肉棒を上下に溝に沿って擦り立てる。
大量の分泌液でむせび泣いていた鬼頭は、ユリアの蜜壺からあふれる粘液と混ざり合い糸を引く。
ユリアははしたなくも恥毛に囲まれた女陰を指で開き、さらに深く青年の勃起を膣内に受け入れたのだ。
マルクスは深い感動の溜息を漏らし、実母のそこか懐かしくも温かく湿った極上のシルクのようになめらかな空
間に包まれ、一寸一寸奥深く進んでいくのを感じていた。
彼の全身はかつてユリアの胎内で赤児であった記憶が蘇ったかのように、もう一度ユリアの羊水の中で慰撫され
ているような感覚さえ覚えていた。
母の蜜壺の感触、二人の性器が交錯する淫らな音は彼の剛直にさらなる力を与え、ユリアの陰唇と膣は青年の太
く長いそれを全て呑み込んでいった。
実母と愛交わるという生涯かつてない経験にマルクスは打ちのめされそうだった。
彼の睾丸がユリアの恥毛を感じるまで深々と魔羅が女陰を穿った時、二人はしばし無言で見つめ合っていた。
そこには熱い情熱と獣欲がたぎり立っていることがお互いわかった。
二人の黒い巻毛がかった恥毛が絡み合い、その先で彼の魔羅は母の女陰にしっとりと強く包まれているのだ。
マルクスは21年の歳月を経て再び実母の中に回帰した。
近親相姦、母子交合、お互いが長年心に秘めていた妄執が今実現し二人はその事実に燃え上がった。
青年はゆっくりと小さな愛しい母の肉体の上に完全に体を預けた。
彼女の唇に口づけしその舌を求めお互い絡め合うのだ。
そのたくましい胸板を優しく前後上下に動かせば、彼の胸の剛毛がユリアの勃起した乳首をくすぐっていく。
マルクスはユリアの耳にささやいた。
「母上、我らはついに一つになれたのです!私は貴女に回帰したのだ!!私はかつて母上の中で育まれた、貴女
の一部であったのだ!そしてもう一度私は母上に包まれた!嗚呼なんて素晴らしい心地よさだろう……」
その言葉とともにゆっくりと青年は実母に腰を使い始めた。
剛直はたくましく母の女陰を穿ち分け入り、ユリアの体外に出る直前まで引き抜くやまたも激しく突き出す。
何度も何度も剛直は蜜壺を分け入りしっとりとした粘膜が魔羅を優しく強く包み込む。
子宮に届けとばかり強く挿入させれば、彼の包皮は全開となって剥ける実感があり、引き出す時にもとに戻って
いるのもわかった。
ユリアの両足はマルクスの背中側で交錯しているため、青年の激しい掘削に下半身はベッドから浮き上がる。
「マルクス!妾を突いて!もっと激しく!いっぱい魔羅でかきまわして、実母をそなたのモノに、おおお!!」
ユリアはむせび泣きながら息子のたくましき剛直に酔いしれていた。
マルクスはユリアの言葉に従いより掘削に込めた力と速度を強めた、心臓は激しく鼓動し全身に血液がみなぎる
のを感じる。
今彼は実母と愛交わっている、ユリアに包まれている、彼の剛直が甘美でとろけそうな蜜壺に収められ埋まり、
彼の激情に誘発されてより実母の中をかきまわしたいという獣欲とともにのたうち回っているのだ。
青年は大量の汗をかいた実母の背中に腕を滑らせ、しっかりとその小柄かつ豊満な肢体を抱き寄せた。
その巨乳はマルクスの胸板で平らになるほどに押し付けられていた。
二人は夢中になって唇と舌を求め合い、二人の唇が離れると唾液が糸を引いた。
故郷から遠く離れた異境の冬の森の中二人は今愛交わっていた。
魔羅と女陰で、唇と唇でお互いを深く強く感じあっていた。
小さくて温かい部屋の中ランプの光だけが二人の愛を、その汗だくになった二人の肉体を照らし出していた。
マルクスがひときわ深くユリアを穿った時、彼女の臀部は強くベッドに押し付けられた。
まさに子宮そのものに届きそうな勢いで突いた時たまらずユリアは大きな嗚咽を漏らしていた。
そして彼が腰を引くと勢いでユリアの体外に剛直は飛び出た。
もう一度彼がユリアの中に挿入を試みた時、ユリアの心身はさらなる彼の力強い掘削に備えていた。
再突入した時彼はより強く淫らなユリアの秘陰による抱擁を、一突きするごとにその剛直に感じていた。
ユリア・フスタは息子のたくましくも毛深く汗だくなお尻に両手を滑らせ、その尻肉を強く握りしめた。
そして青年が自分を穿つ動きに合わせ、その臀部を前後に動かす手助けをした。
そして彼女の指はマルクスの肛門の在り処を探ってお尻の割れ目を弄っていた。
指が青年の排泄器官を確認するや、彼女は指を一本青年の肛門に埋めた。
その行為による刺激でたまらず青年はうめき声を上げた。
ユリアに後ろの穴を刺激され彼は自分の噴火の予兆を感じ取りつつあり、加えてユリアの絶頂が近いことも察す
ることができた。
だが彼の腰の動きは肛門に埋まった母の指による刺激も相まって止めようがなく、かえってその勢いは増すばか
りであり、青年は唸り声を上げ睾丸は腰の動きに連動して母親の尻肉を何度も何度も叩いていた。
「母上!もう私はもちません!魔羅を母上から引き抜くべきでしょうか???クッ母上!神よ!駄目だ!もう気
が、気がいってしまう!」
マルクスは悲痛にユリアに噴火が近いことを訴えた。
「駄目です!我が子よ!妾の中にいて!妾から離れては嫌!妾の中に出してこその契りです、契るのですマルク
ス!妾はそなたの子種が欲しい!我が子の子種を子宮に感じたい!そなたの全てを妾の中にぶちまけて!!!」
ユリアもまたすすり泣きながら、息子に自分の胎内に放つことを命じていた。
彼女もまた自分の絶頂が近いことを内部からの激しい震えで感じ取っていた。
ユリアはその指をマルクスの肛門に優しく、なれどさらに深く押し込みマルクスの絶頂を導こうとした。
彼女は息子の状態を彼の顔を覗き込むなどして感じ取ろうと試みていた。
マルクスが言葉通りもうもたないのは明らかであった。
次の瞬間彼女は陰唇内に青年の白濁液がぶちまけられる振動を感じ取り、彼に一瞬遅れて彼女もまた激しい絶頂
の渦に心身が巻き込まれていくのだった。
愛し合う二人の恋人たちは性器を重ね委ねあい、母子相姦という極上の背徳と情熱に突き動かされ絶頂に至り、
体を震わせ雄叫びを上げ幸福感に酔いしれるのだった。
マルクスは母の内部を魔羅でひときわ強くえぐり子宮めがけて精を放った瞬間、その睾丸がキュッとしまるのを
感じ取っていた。
彼は今まで経験したことがないほどの大量の子種を、母の陰唇内にほとばしらせた。
息子の剛直の脈打つのを感じるごとにユリアは激しく叫び、感涙にむせび泣いていた。
やがて二人の動きがやむと二人はベッドに倒れ込み、お互いの肉体をしっかりと抱きしめあった。
放出はすれど青年の情熱はやむことがなく、彼は母の顔に口づけの雨を降らせユリアの頬と顎に流れる涙と汗を
愛情を込めて舐め取っていた。彼の魔羅は依然として母親の蜜壺の中に埋まったままであり、ユリアの指もまだ
青年の肛門に二番目の指関節まで挿入され、その両足はきつく彼の背中に巻きつけられたままであった。
「ああ母上!私は貴女を愛しています。他の誰よりも貴女だけを愛しているのです」
そう叫ぶと彼は母の涙に濡れた首筋と肩にすがり、感動のあまり泣きじゃくっていた。
ユリアは手を伸ばしマルクスの頭を抱き寄せその額にキスし、首と胸に青年の頭を優しくあてがわせた。
「妾もそなたを愛していますよマルクス、世界の誰よりもマルクス、そなただけを」
その言葉にマルクスは顔を上げ母の顔を見つめながら言った。
「母上、私はもう二度と貴女のそばから離れたくはございません。母上も同じ気持ちであると信じています。時
も敵も何者であっても二人を引き裂くことなどできないのです。もう我らが遠く離れて暮らすこと金輪際ないの
だと私は断言します!」
ユリアはマルクスの目を覗き込みながら答えた。
「妾の愛する息子よ、妾は常に貴方のそばにありますとも。それを恐れる必要などそなたにはないのですよ。妾
はこれがそなたのために変化を及ぼすことを知っています。ですが妾はそれを自分のためにしたことはありませ
んでした。全てそなたのためだったのですから」
マルクスは母のこの謎掛けのような言い回しに訝しげな表情を浮かべた。
なお彼女の言葉はそれにも構わず続いた。
「マルクス、そなたがもっと若い頃、貴方が軍に入るずっと前から私は二人がこのような関係になることを夢想
していたのです。妾が何度そなたの寝室に忍び込み愛を分かち合うことを欲したか、そなたに恋い焦がれる妾の
思いの深さを伝えたくてどれほど悩んだのか、そなたには想像もつかないでしょうね」
なおもユリアの告白は続く。
「ですが妾はどうしてもそなたにその思いを言葉にすることはできなかった。だからこそ今妾はここに来たので
す、ここにいるのです。妾とそなたが次に再開した時こうなることを妾は知っていました。それはどうにも避け
られはしない二人の間の必然だったのですから。マルクス、そなたは妾の人生そのものです。妾の至上の愛を捧
げるこの世で唯一の存在、今そなたは妾の恋人となったのですよ」
母の言葉を聞く中でマルクスの目に涙が溢れこぼれ落ちていった。
ユリアがマルクスを抱き寄せ彼の下になると、その涙はユリアの頬に垂れて濡らしていく。
二人が会話を続けている間もマルクスのコックはユリアの中に留まり続け、彼の精液で満たされた膣内の中で
再び雄々しくみなぎりはじめていた。
ユリアは毛布と毛皮を掴むとそれらを息子の背中の上に引き上げ、結果二人は繭のように暖かく包まれた。
マルクスはユリアの女の部分からコックが抜け出してしまわないように、慎重に体位を変えた上で改めて強く母
親を抱きしめた。二人は毛布と毛皮の下でキスしながら結ばれたままで睦み合った。
「ねえマルクス」
「何でしょう母上?」
「夏がこの地を訪れるまでにそなたが父親にならなかったとしたら、妾はきっと驚いてしまうでしょうね」
そう言ってユリアはくすくす笑い始めた。
その言葉にマルクスより先にコックが反応し、ユリアの中に埋まったままビクビクと反応した。
そしてトイトブルグの森に、その暗く寒い夜に再び雪が舞い降り始めた。
この物語はここで終い…今のところは…
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