短編「朝、裸、母」
- 2023/05/07
- 00:31
という訳で少し遅れましたが、新作。
新しいパソコンの慣らしついでに、あえてシンプルに軽いノリのラノベ的に作りました。
この辺はAIのべりすとくんの優秀なとこですね。
冗長になるんで、かなり推敲しますけれど。
石川県では震災でかなり大変なようですね。
よりによって連休中で、もしかしたら被災者の方がいらっしゃるかもしれませんね。
平穏が終わるのはいつも突然だと分かっていても、いざという時が来るまで自分の身に降りかかるとなかなか想像して生きられないんですよね。
それでは宜しければどうぞ。
PS
明日中に新作は数本出します。
そちらもよろしくお願いします。
新しいパソコンの慣らしついでに、あえてシンプルに軽いノリのラノベ的に作りました。
この辺はAIのべりすとくんの優秀なとこですね。
冗長になるんで、かなり推敲しますけれど。
石川県では震災でかなり大変なようですね。
よりによって連休中で、もしかしたら被災者の方がいらっしゃるかもしれませんね。
平穏が終わるのはいつも突然だと分かっていても、いざという時が来るまで自分の身に降りかかるとなかなか想像して生きられないんですよね。
それでは宜しければどうぞ。
PS
明日中に新作は数本出します。
そちらもよろしくお願いします。
「うわ……」
思わず声が漏れる。
感触から嫌な予想してたけど、やっぱりそうだったよ!
だってさ、これはいくらなんでも……これは。
目が覚めた傍らに、素っ裸の母さんが寝てるんだから……。
母さんの身体を包んでいるものはなにひとつなくて、その豊満なおっぱいとか、ちょっと垂れ気味のお尻とかを全部丸出しにしてて……って、なんでこんなことになってんの!?
「……」
えっと、たしか昨夜は飲んで帰ってきた母さんを抱きかかえて……そうだ、それで着替えさせるのも面倒だから母さんの部屋まで連れていって……そのままベッドに……。
そこから先の記憶がないんだけど、この状況だとだとそうとしか思えないし……。
……やばい。
なんかすっごいドキドキしてきたんですけど!
まさか実の母親相手と、なんてことはないよね!?
……ああ、もう。
とりあえずこの場を離れようと思ったら、僕の腕の中にいた母さんが小さく身じろぎをした。
そしてパッチリと目を開けると、ハッとした様子で自分の体を見下ろしてから、次に顔を上げて僕を見た。
目が合う。
すると母さんの顔が見る間に青ざめていったかと思うと、次の瞬間。
バチーン! という音と共に僕は頬っぺたを引っ叩かれた。
「本当にごめん!」
リビングにて、床の上に正座した母さんが深々と頭を下げていた。
ちなみに僕も同じ姿勢。
あの後、慌てて服を着ると、僕ら二人はリビングへと移動してきた。
もちろん、お互いに相手のことを直視できるわけもなく、ずっと顔を背けながらだけど。
でも、いつまでもこのままというわけにもいかないだろうということで、こうして向き合っている次第であります。
「……」
「……」
それにしても、どうしようかなこれ。
確認しないといけないことがあるんだけど、それを口にするのはあまりに憚られる。
しかし、いつまでも黙っているわけにもいかずに意を決して口を開く。
「「あ、あのっ!」」
同時に発せられた言葉に二人とも驚いて固まってしまう。
先に我を取り戻したのは母さんの方だった。
彼女は少し躊躇ったあとに尋ねてきた。
「……あなた昨夜のことは覚えている?」
「……いいえ」
嘘をつく理由もないため正直に答える。
すると母さんは大きく息を吐いて言った。
「私も覚えてないの……ほとんど」
「そっか……」
だけど問題は覚えているかどうかではなく。
「……あのさ」
「……うん」
「なんて言っていいのか分からないんだけど……たぶん昨夜は……」
「……」
正座したまま項垂れる母さんの姿を見ながら思う。
おそらく僕たちは昨夜一線を越えてしまったのではないか、ということを。
そしてそれは間違いではないはずだ。
けれど母親と一夜を共にしてしまったかもしれないという事実を受け入れることができずにいた。
そんな時、ふとあることに思い至る。
そういえばゴミ箱に使用済みのゴムなんか無かったような気がするんだけど……あれ? ということはつまり?
「……ねえ、もしかして昨夜って」
恐る恐るという感じで尋ねると、母さんは無言のままコクリと小さく首を縦にした。
マジですか……。
「それが一番ヤバくない……?ハハ……」
乾いた笑いを浮かべつつ、なんとか誤魔化そうとするが上手くいくはずもない。
母さんは再び俯くと小さな声で呟いた。
「アフターピル飲んどくから」
「うん、ごめんね……」
「謝らないでよ。悪いのは酔って帰ってきた私なんだし」
まぁ、そうなんだけど……。
とはいえ、やっぱり気まずいことに変わりはない。
なんと言って良いものか分からず沈黙していると、母さんが再びポツリと言った。
「ねぇ、一つだけ聞かせてくれる?」
「な、なに?」
「その……初めてだったんだよね……?」
「……う、うん……まあ、一応……」
童貞なのかと母親に聞かれるほどみっともないこともないと思う。
恥ずかしくて目を逸らしながら言うと、母さんもまた視線を落としながらため息をついて答えた。
「……ごめんね」
それからしばらくの間、僕らの間に気まずい空気が流れた。
翌日から母さんとの関係性に変化があったかというと、特に変わったところはない。
いつものように仕事に行って、家では家事をして、休日には買い物に行ったりして。
母さんとは今まで通りに接していて、その態度からも彼女が僕に対して特別な感情を抱いているようには思えなかった。
だからといって、こちらとしてもどうすればいいか分からないというのが本音なわけで。
結局、僕はこれまでと同じように過ごすことにした。
けれど母は時折、何か言いたげにしていることがあった。
そういった時の母さんの表情からはどこか迷いのようなものを感じられたけど、それでも何も言わなかった。
だからきっと母さんの中で何らかの決着がつくまで、この状態が続くのだろうと思っていた。
その「何らかの決着」があんな形とは思っていなかったけれど。
ある日の夜、夕食を食べ終えると母さんは突然こんなことを切り出した。
「あのさ、話があるんだ」
「……改まって何の話?」
「ううん、実は――」
母さんが口にしたのは、僕が予想もしていなかったことだった。
「――あなた初めてをし直したくない?」
「えっ!?」
思わず声が裏返ってしまった。
だって、いきなりそんなこと言われても困るんですが!
「あのさ、それってもしかして……そういう意味ですかね……?」
「……他にどんな意味があるっていうのよ」
母さんは少し怒った様子で言うと、そのまま黙ってしまう。
僕はというと、母さんの言葉の意味を理解しようと必死になっていた。
でも、どうして急にそんなことを思ったんだろうか。
「あー、ごめん。ちょっと混乱して……」
「でしょうね。でもあなたの初めてが何も覚えてないままはあまりに可哀想な気がして」
「……」
なんて言っていいのかよくわからない。
そもそも初めてが実の母親相手だった時点でもうかなり終わってる人の気もするんだけど。
「それで、どう?もちろん嫌なら無理強いするつもりはないし」
母さんが真っ直ぐに見つめてくる。
僕はというと、素直に見返すことができなかった。
「……」
正直、戸惑っていたけれど。
実の母親を相手にセックスをするなんて普通じゃないことも分かってたけれど。
けれど、僕には据え膳を拒否するという賢明な判断はなかった。
「……お願いします」
「そう」
そう言って微笑む母さんの顔を見て、僕の心臓がドキリと跳ね上がった。
ウチは僕が幼いころからずっと母子家庭だ。
母さんが言うには僕が物心つく前に父と離婚したらしく、名前しか知らない。
そのため僕は父というものを知らないのだけれど、母さんが僕を育ててくれたおかげで寂しい思いをしたことはない。
そんな母さんが僕のために色々と苦労してきたことも知っている。
僕を養うために朝早くから夜遅くまで働いていて、時には帰りが深夜になる日もあった。
薄々気づいていたけれど、母さんは男関係もそれなりだったと思う。
そうじゃなければ普段からアフターピルなんて持っているはずがないから。
……一度も聞かなかったし、言わなかったけど。
でも母さんが僕を育てることで精一杯だったことも事実だからその事に不満なんて抱いたことはなかった。
「はぁっ……」
小さく息を吐いたのか、声を漏らしたのか分からない。
けれど僕自身が母さんの中に入り込んだ瞬間、母さんの口からはそんな音が漏れた。
目の前にいるのは裸の母親。
そして自分と母は繋がっていて、そこから生々しい温かい体内の感触が伝わってきていた。
母さんとセックスをしている。
それはあまりにも倒錯的な光景で……。
(どうしてこうなったんだろう)
今頃になってそんな風に思うけれど、そのまま夢中で母さんのヌルヌルとした体内の感触を味わう。
「……中で出してもいいから」
母さんがそんなことを言った。
「本当にいいの?」
そう尋ねた僕の声は掠れていた。
アフターピルだって100%じゃないのは後で調べて知っていた。
けれど母さんはそれ以上何も言わずにゆっくりと肯いた。
その仕草を見た瞬間、もう止まらなかった。
我慢できずに腰を動かすと、母さんの中が僕に絡みついてきて。
やがて僕の中に溜まり続けていたものがドクンと母の中に溢れ出た。
「ああ……」
思わず気持ち良さにため息のような吐息がこぼれる。
僕たちの繋がった場所が熱を帯びていく。
それはまるで溶け合ったかのようで、とても心地よかった。
「はぁ……はぁ……」
母さんがそう呟くと僕を強く抱きしめてきた。
同じように僕も母をきつく抱き締め返した。
翌朝、目が覚めると隣で寝ていたはずの母さんの姿はすでになく、僕もそろそろ起きなきゃなと思いつつしばらくボーッとしていた。
「まだ起きないの?」
不意にドアの向こうからそんな声が聞こえた。
「ん……起きた」
僕はベッドから立ち上がると部屋を出てリビングへと向かった。
「お風呂沸かしてあるから、先に入ったら?」
テーブルの上には既に朝食が用意されている。それを眺めながら僕は母さんに問いかけた。
「あのさ……」
「なに?」
「昨夜は……」
そこまで口にすると母さんが苦笑を浮かべた。
「もういいから」
「……そっか」
母さんの様子からすると、今度こそ無かったことにしようとしているのかもしれない。
だとしたら余計なことは言わない方がよさそうだ。
少し残念だけど仕方ない。
「あ、そうだ」
ふと思いついたように母さんは言った。
「今月末ね、また職場の飲み会があるのよ」
「……ふうん」
一瞬、なんのことかと思った。
母さんは月に何度か会社の人たちと定期的に飲んでいるらしいのだ。
まぁ、それは別に珍しいことではなく、いつも通りの日常の一部に過ぎないわけだけど。
そんなことを考えていると母さんが口を開いた。
「また飲みすぎないように、気を付けないとね」
そう言って悪戯っぽくクスリと笑う母さんに思わず耳を疑ってしまう。
(それってもしかして?)
その言葉に僕の中で一つの可能性が浮かぶと同時に顔がカァっと赤くなる。
もしかして母さんは最初から……。
「どうかした?」
僕の顔を覗き込んでくる母さんに答える。
「ま、たまにはいいんじゃない?」
そう言うと母さんは目を丸くした後で、二ッと歯を見せて笑った。
完
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思わず声が漏れる。
感触から嫌な予想してたけど、やっぱりそうだったよ!
だってさ、これはいくらなんでも……これは。
目が覚めた傍らに、素っ裸の母さんが寝てるんだから……。
母さんの身体を包んでいるものはなにひとつなくて、その豊満なおっぱいとか、ちょっと垂れ気味のお尻とかを全部丸出しにしてて……って、なんでこんなことになってんの!?
「……」
えっと、たしか昨夜は飲んで帰ってきた母さんを抱きかかえて……そうだ、それで着替えさせるのも面倒だから母さんの部屋まで連れていって……そのままベッドに……。
そこから先の記憶がないんだけど、この状況だとだとそうとしか思えないし……。
……やばい。
なんかすっごいドキドキしてきたんですけど!
まさか実の母親相手と、なんてことはないよね!?
……ああ、もう。
とりあえずこの場を離れようと思ったら、僕の腕の中にいた母さんが小さく身じろぎをした。
そしてパッチリと目を開けると、ハッとした様子で自分の体を見下ろしてから、次に顔を上げて僕を見た。
目が合う。
すると母さんの顔が見る間に青ざめていったかと思うと、次の瞬間。
バチーン! という音と共に僕は頬っぺたを引っ叩かれた。
「本当にごめん!」
リビングにて、床の上に正座した母さんが深々と頭を下げていた。
ちなみに僕も同じ姿勢。
あの後、慌てて服を着ると、僕ら二人はリビングへと移動してきた。
もちろん、お互いに相手のことを直視できるわけもなく、ずっと顔を背けながらだけど。
でも、いつまでもこのままというわけにもいかないだろうということで、こうして向き合っている次第であります。
「……」
「……」
それにしても、どうしようかなこれ。
確認しないといけないことがあるんだけど、それを口にするのはあまりに憚られる。
しかし、いつまでも黙っているわけにもいかずに意を決して口を開く。
「「あ、あのっ!」」
同時に発せられた言葉に二人とも驚いて固まってしまう。
先に我を取り戻したのは母さんの方だった。
彼女は少し躊躇ったあとに尋ねてきた。
「……あなた昨夜のことは覚えている?」
「……いいえ」
嘘をつく理由もないため正直に答える。
すると母さんは大きく息を吐いて言った。
「私も覚えてないの……ほとんど」
「そっか……」
だけど問題は覚えているかどうかではなく。
「……あのさ」
「……うん」
「なんて言っていいのか分からないんだけど……たぶん昨夜は……」
「……」
正座したまま項垂れる母さんの姿を見ながら思う。
おそらく僕たちは昨夜一線を越えてしまったのではないか、ということを。
そしてそれは間違いではないはずだ。
けれど母親と一夜を共にしてしまったかもしれないという事実を受け入れることができずにいた。
そんな時、ふとあることに思い至る。
そういえばゴミ箱に使用済みのゴムなんか無かったような気がするんだけど……あれ? ということはつまり?
「……ねえ、もしかして昨夜って」
恐る恐るという感じで尋ねると、母さんは無言のままコクリと小さく首を縦にした。
マジですか……。
「それが一番ヤバくない……?ハハ……」
乾いた笑いを浮かべつつ、なんとか誤魔化そうとするが上手くいくはずもない。
母さんは再び俯くと小さな声で呟いた。
「アフターピル飲んどくから」
「うん、ごめんね……」
「謝らないでよ。悪いのは酔って帰ってきた私なんだし」
まぁ、そうなんだけど……。
とはいえ、やっぱり気まずいことに変わりはない。
なんと言って良いものか分からず沈黙していると、母さんが再びポツリと言った。
「ねぇ、一つだけ聞かせてくれる?」
「な、なに?」
「その……初めてだったんだよね……?」
「……う、うん……まあ、一応……」
童貞なのかと母親に聞かれるほどみっともないこともないと思う。
恥ずかしくて目を逸らしながら言うと、母さんもまた視線を落としながらため息をついて答えた。
「……ごめんね」
それからしばらくの間、僕らの間に気まずい空気が流れた。
翌日から母さんとの関係性に変化があったかというと、特に変わったところはない。
いつものように仕事に行って、家では家事をして、休日には買い物に行ったりして。
母さんとは今まで通りに接していて、その態度からも彼女が僕に対して特別な感情を抱いているようには思えなかった。
だからといって、こちらとしてもどうすればいいか分からないというのが本音なわけで。
結局、僕はこれまでと同じように過ごすことにした。
けれど母は時折、何か言いたげにしていることがあった。
そういった時の母さんの表情からはどこか迷いのようなものを感じられたけど、それでも何も言わなかった。
だからきっと母さんの中で何らかの決着がつくまで、この状態が続くのだろうと思っていた。
その「何らかの決着」があんな形とは思っていなかったけれど。
ある日の夜、夕食を食べ終えると母さんは突然こんなことを切り出した。
「あのさ、話があるんだ」
「……改まって何の話?」
「ううん、実は――」
母さんが口にしたのは、僕が予想もしていなかったことだった。
「――あなた初めてをし直したくない?」
「えっ!?」
思わず声が裏返ってしまった。
だって、いきなりそんなこと言われても困るんですが!
「あのさ、それってもしかして……そういう意味ですかね……?」
「……他にどんな意味があるっていうのよ」
母さんは少し怒った様子で言うと、そのまま黙ってしまう。
僕はというと、母さんの言葉の意味を理解しようと必死になっていた。
でも、どうして急にそんなことを思ったんだろうか。
「あー、ごめん。ちょっと混乱して……」
「でしょうね。でもあなたの初めてが何も覚えてないままはあまりに可哀想な気がして」
「……」
なんて言っていいのかよくわからない。
そもそも初めてが実の母親相手だった時点でもうかなり終わってる人の気もするんだけど。
「それで、どう?もちろん嫌なら無理強いするつもりはないし」
母さんが真っ直ぐに見つめてくる。
僕はというと、素直に見返すことができなかった。
「……」
正直、戸惑っていたけれど。
実の母親を相手にセックスをするなんて普通じゃないことも分かってたけれど。
けれど、僕には据え膳を拒否するという賢明な判断はなかった。
「……お願いします」
「そう」
そう言って微笑む母さんの顔を見て、僕の心臓がドキリと跳ね上がった。
ウチは僕が幼いころからずっと母子家庭だ。
母さんが言うには僕が物心つく前に父と離婚したらしく、名前しか知らない。
そのため僕は父というものを知らないのだけれど、母さんが僕を育ててくれたおかげで寂しい思いをしたことはない。
そんな母さんが僕のために色々と苦労してきたことも知っている。
僕を養うために朝早くから夜遅くまで働いていて、時には帰りが深夜になる日もあった。
薄々気づいていたけれど、母さんは男関係もそれなりだったと思う。
そうじゃなければ普段からアフターピルなんて持っているはずがないから。
……一度も聞かなかったし、言わなかったけど。
でも母さんが僕を育てることで精一杯だったことも事実だからその事に不満なんて抱いたことはなかった。
「はぁっ……」
小さく息を吐いたのか、声を漏らしたのか分からない。
けれど僕自身が母さんの中に入り込んだ瞬間、母さんの口からはそんな音が漏れた。
目の前にいるのは裸の母親。
そして自分と母は繋がっていて、そこから生々しい温かい体内の感触が伝わってきていた。
母さんとセックスをしている。
それはあまりにも倒錯的な光景で……。
(どうしてこうなったんだろう)
今頃になってそんな風に思うけれど、そのまま夢中で母さんのヌルヌルとした体内の感触を味わう。
「……中で出してもいいから」
母さんがそんなことを言った。
「本当にいいの?」
そう尋ねた僕の声は掠れていた。
アフターピルだって100%じゃないのは後で調べて知っていた。
けれど母さんはそれ以上何も言わずにゆっくりと肯いた。
その仕草を見た瞬間、もう止まらなかった。
我慢できずに腰を動かすと、母さんの中が僕に絡みついてきて。
やがて僕の中に溜まり続けていたものがドクンと母の中に溢れ出た。
「ああ……」
思わず気持ち良さにため息のような吐息がこぼれる。
僕たちの繋がった場所が熱を帯びていく。
それはまるで溶け合ったかのようで、とても心地よかった。
「はぁ……はぁ……」
母さんがそう呟くと僕を強く抱きしめてきた。
同じように僕も母をきつく抱き締め返した。
翌朝、目が覚めると隣で寝ていたはずの母さんの姿はすでになく、僕もそろそろ起きなきゃなと思いつつしばらくボーッとしていた。
「まだ起きないの?」
不意にドアの向こうからそんな声が聞こえた。
「ん……起きた」
僕はベッドから立ち上がると部屋を出てリビングへと向かった。
「お風呂沸かしてあるから、先に入ったら?」
テーブルの上には既に朝食が用意されている。それを眺めながら僕は母さんに問いかけた。
「あのさ……」
「なに?」
「昨夜は……」
そこまで口にすると母さんが苦笑を浮かべた。
「もういいから」
「……そっか」
母さんの様子からすると、今度こそ無かったことにしようとしているのかもしれない。
だとしたら余計なことは言わない方がよさそうだ。
少し残念だけど仕方ない。
「あ、そうだ」
ふと思いついたように母さんは言った。
「今月末ね、また職場の飲み会があるのよ」
「……ふうん」
一瞬、なんのことかと思った。
母さんは月に何度か会社の人たちと定期的に飲んでいるらしいのだ。
まぁ、それは別に珍しいことではなく、いつも通りの日常の一部に過ぎないわけだけど。
そんなことを考えていると母さんが口を開いた。
「また飲みすぎないように、気を付けないとね」
そう言って悪戯っぽくクスリと笑う母さんに思わず耳を疑ってしまう。
(それってもしかして?)
その言葉に僕の中で一つの可能性が浮かぶと同時に顔がカァっと赤くなる。
もしかして母さんは最初から……。
「どうかした?」
僕の顔を覗き込んでくる母さんに答える。
「ま、たまにはいいんじゃない?」
そう言うと母さんは目を丸くした後で、二ッと歯を見せて笑った。
完

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- テーマ:18禁・官能小説
- ジャンル:アダルト
- カテゴリ:母子相姦小説 短編
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