短編「コーヒー」
- 2023/05/07
- 00:49
連休二本目の新作「コーヒー」。
タイトルのイメージは尾崎豊の「クッキー」から(内容は全く関係ない)。
宜しければどうぞ。
PS
まだ今日中に新作を複数出します。
そちらもよろしくお願いします。
「あ~あ……ついにしちゃったね……」
「……」
「まぁ、遅かれ早かれ時間の問題だったと思うけど」
「……」
僕は何も答えられない。
頭の中は今やぐしゃぐしゃで、どうしていいのかわからない。
ただ一つだけたしかなことは強烈に残っている余韻だけだ。
ついさっき体験したあの感覚が僕の下半身にこびりついて、まるで麻薬のように脳に染み込んでいく。
僕はきっとその感覚もこの記憶も感情も、きっと一生消えないだろうと思った。
「ねぇ、気持ちよかった?」
くわえタバコで母はそう言って笑っている。
「……うん」
僕は素直にうなずいた。
けど僕の返事なんて気にしてないかのように母さんはまたタバコの煙を大きく吸い込んだ。
「そっか……。じゃあさ、もういっかいしてみる?」
冗談めかしているけれど、母の目は真剣だ。
「えっ!?」
「元はといえばあんたがさせてって言ってきたんじゃない」
「それはそうだけれども……」
冗談のつもりだったのにまさかOKするなんて……思うわけないだろ!
でもこの母はそういう人なのだということを改めて実感させられたような気がした。
吸い続けているタバコは徐々に短くなって、チリチリと音を立てている。
それに気づいた母さんはそれを灰皿に押し付けて消した。
灰まみれになって消えたたばこの残り火を見ながら母は言った。
「ねぇ」
「ん?」
次の瞬間、母は僕を抱き寄せてキスをしてくる。
口の中にニコチン交じりの唾液と舌が侵入してきて、かなり苦くて生臭い。
(まずい……)
こんなキスが僕の初めてとして一生記憶に残っていくなんて。
そんなことお構いなしといった母さんはそのままディープキスを続けてる。
意識がだんだんぼんやりしてきて、やがて唇を離すと糸を引いて二人の唾液が落ちた。
「ね、やろうよ」
耳元で囁く母はやけに艶っぽさと甘ったるさが混じった声で誘ってくる。
僕はそれ以上拒むことができなかった。
今度は母の方から僕に馬乗りになると、慣れた手つきで僕のを握るとゆっくりとデカい尻を下ろしていく。
その途端先端に柔らかい感触に触れ、入り込んでいくほど温かく濡れてるのが分かって思わず腰が浮いてしまう。
僕は自分のが根元まで全て母さんの腹の中にすっぽりと飲み込んでいる光景を目にして呆然としていた。
「小っちゃいけど……やっぱり男なんだね」
母は目を細めて下腹部を撫でている。
その顔を見て、なぜか僕は母の母性みたいなものを確かに感じ取っていたのだ。
しばらく動かずに繋がったままでいて、やがて落ち着いた頃を見計らって母さんは自分のペースで腰を動かし始める。
ベッドがガタガタと震え出して壁も共鳴して震え出すと、そこに母のよがり声も混じり始める。
こういうのギシアンって言うんだっけ、なんて思いながら母が喘ぎ声をあげながら激しく腰を振る様を見上げていた。
母さんの熱い沼地みたいな体内の入り口からは水っぽい音と肌を打ち付ける二つの音が響いている。
次第に息が荒くなる母さんの動きに合わせて大きなお尻を上下に揺らしながら、時折左右に捻ったりして動きを変えてあたり方を変化させて楽しんでいるみたいだった。
その姿に欲情して無意識のうちに下半身に力が入り、そしてとうとうその時が近づいてきたのか一段と強く腰を落として細かく鋭く動き始める。
最後にひときわ大きく腰を落とすと、母の体が一瞬ビクンと震えた。
「あぁっ……!イ、イクッ!」
ビクンビクン体を痙攣させて絶頂を迎える母さんの中で僕のが絞り出されるように母の体内に温かいものが放出するのを感じた。
そして脱力した母の体重を感じ、そのまま覆いかぶさるように倒れ込んできた。
母が僕の上に重なって呼吸を整えながら抱き合っているとふいに頬ずりしてきた。
まだ余韻が残っているのか少し汗ばんでいる肌は熱くてしっとりしていて吸い付くようだった。
「あ~、なんかすごく良かったかも」
満足げな笑みを浮かべると再び僕にタバコ臭いキスをする。
タバコの匂いには少し慣れてきたけれど、つい顔を逸らすとその首筋を軽く吸われた。
「あっ……ん」
突然の刺激に思わず声が出てしまい恥ずかしかったけれど、母はそんなことは気にせずに吸い付いたり噛みついたりして遊び始めた。
「女はね、こうして男の体にマーキングするんだよ」
そう言いながらも飽きずに吸い付いてくる母は、やがて満足すると僕の上から降りてベッドの縁に座って再び一服する。
その姿を見て、ああ、いつもの母だと思った。
母はタバコを口にくわえたまま横目でチラッとこちらを見るといたずらっぽく笑う。
「ところでマザーファッカーになった感想はどう?」
さっきまでの甘い時間なんて嘘みたいな物言いについ笑いそうになるのをこらえて言った。
「……そりゃサイテーな気分だよ」
「そりゃそうよね」
母はカラカラと笑って、おどけた様子で煙を大きく鼻から吐き出す。
「でも……」
そう言って灰皿にタバコをぐいっと押しつけて火を消すと、僕に視線を向けた。
「あんたのこと、ちょっと見直しちゃったかな」
「何で?」
「私がイクまで出すの我慢してたでしょ? 偉い偉い」
そう言うと頭をくしゃくしゃと撫でられる。
なんだか子ども扱いされてる気がしたけど不思議と悪い気持ちじゃなかった。
あんな事しておいて変な話なんだけど、僕は母に褒められたことが嬉しかった。
「あのさ……」
僕は勇気を出して言った。
「うん、なによ」
母も何か察したのか優しく聞いてくれる。
「……可愛かったよ」
僕がぼそっとそういうと母は一瞬驚いた表情を見せたがすぐにクスリと笑った。
「そっか。そういう風に見えたなら嬉しいね」
いつになく照れくさそうな母さんは天井を見上げるように仰向けになる。
それからしばらく二人とも無言だったが、やがて独り言のように呟いた。
「こんなの誰にも言っちゃだめ。いい?」
「わかってるよ」
母さんの言っている事は正しい。
これは僕達だけの一生の秘密なんだ。
僕がうなずくと母は満足そうに笑った。
「でもまぁ、これくらいの秘密はあった方が人生は楽しいでしょ」
僕は何も言わない。
だけどこの時、僕も内心は(そうかも)と同意していたような気がした。
結局この日を境に僕ら親子の関係が劇的に変わる……なんてことはなかった。
今までと同じように毎日の生活を過ごしている。
ただ変わったことがあるとすれば、週に何度か母とするようになったことだ。
母の方は相変わらずのマイペースのまま。
僕は……自分でもどう思っているのかよくわからないけれど関係を続けている。
マグカップのコーヒーに入れた角砂糖みたいに僕たちの人生に甘く溶け込んでいく。
そして今日もまた、少し体に悪い糖分を味わってる。
(完)
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タイトルのイメージは尾崎豊の「クッキー」から(内容は全く関係ない)。
宜しければどうぞ。
PS
まだ今日中に新作を複数出します。
そちらもよろしくお願いします。
「あ~あ……ついにしちゃったね……」
「……」
「まぁ、遅かれ早かれ時間の問題だったと思うけど」
「……」
僕は何も答えられない。
頭の中は今やぐしゃぐしゃで、どうしていいのかわからない。
ただ一つだけたしかなことは強烈に残っている余韻だけだ。
ついさっき体験したあの感覚が僕の下半身にこびりついて、まるで麻薬のように脳に染み込んでいく。
僕はきっとその感覚もこの記憶も感情も、きっと一生消えないだろうと思った。
「ねぇ、気持ちよかった?」
くわえタバコで母はそう言って笑っている。
「……うん」
僕は素直にうなずいた。
けど僕の返事なんて気にしてないかのように母さんはまたタバコの煙を大きく吸い込んだ。
「そっか……。じゃあさ、もういっかいしてみる?」
冗談めかしているけれど、母の目は真剣だ。
「えっ!?」
「元はといえばあんたがさせてって言ってきたんじゃない」
「それはそうだけれども……」
冗談のつもりだったのにまさかOKするなんて……思うわけないだろ!
でもこの母はそういう人なのだということを改めて実感させられたような気がした。
吸い続けているタバコは徐々に短くなって、チリチリと音を立てている。
それに気づいた母さんはそれを灰皿に押し付けて消した。
灰まみれになって消えたたばこの残り火を見ながら母は言った。
「ねぇ」
「ん?」
次の瞬間、母は僕を抱き寄せてキスをしてくる。
口の中にニコチン交じりの唾液と舌が侵入してきて、かなり苦くて生臭い。
(まずい……)
こんなキスが僕の初めてとして一生記憶に残っていくなんて。
そんなことお構いなしといった母さんはそのままディープキスを続けてる。
意識がだんだんぼんやりしてきて、やがて唇を離すと糸を引いて二人の唾液が落ちた。
「ね、やろうよ」
耳元で囁く母はやけに艶っぽさと甘ったるさが混じった声で誘ってくる。
僕はそれ以上拒むことができなかった。
今度は母の方から僕に馬乗りになると、慣れた手つきで僕のを握るとゆっくりとデカい尻を下ろしていく。
その途端先端に柔らかい感触に触れ、入り込んでいくほど温かく濡れてるのが分かって思わず腰が浮いてしまう。
僕は自分のが根元まで全て母さんの腹の中にすっぽりと飲み込んでいる光景を目にして呆然としていた。
「小っちゃいけど……やっぱり男なんだね」
母は目を細めて下腹部を撫でている。
その顔を見て、なぜか僕は母の母性みたいなものを確かに感じ取っていたのだ。
しばらく動かずに繋がったままでいて、やがて落ち着いた頃を見計らって母さんは自分のペースで腰を動かし始める。
ベッドがガタガタと震え出して壁も共鳴して震え出すと、そこに母のよがり声も混じり始める。
こういうのギシアンって言うんだっけ、なんて思いながら母が喘ぎ声をあげながら激しく腰を振る様を見上げていた。
母さんの熱い沼地みたいな体内の入り口からは水っぽい音と肌を打ち付ける二つの音が響いている。
次第に息が荒くなる母さんの動きに合わせて大きなお尻を上下に揺らしながら、時折左右に捻ったりして動きを変えてあたり方を変化させて楽しんでいるみたいだった。
その姿に欲情して無意識のうちに下半身に力が入り、そしてとうとうその時が近づいてきたのか一段と強く腰を落として細かく鋭く動き始める。
最後にひときわ大きく腰を落とすと、母の体が一瞬ビクンと震えた。
「あぁっ……!イ、イクッ!」
ビクンビクン体を痙攣させて絶頂を迎える母さんの中で僕のが絞り出されるように母の体内に温かいものが放出するのを感じた。
そして脱力した母の体重を感じ、そのまま覆いかぶさるように倒れ込んできた。
母が僕の上に重なって呼吸を整えながら抱き合っているとふいに頬ずりしてきた。
まだ余韻が残っているのか少し汗ばんでいる肌は熱くてしっとりしていて吸い付くようだった。
「あ~、なんかすごく良かったかも」
満足げな笑みを浮かべると再び僕にタバコ臭いキスをする。
タバコの匂いには少し慣れてきたけれど、つい顔を逸らすとその首筋を軽く吸われた。
「あっ……ん」
突然の刺激に思わず声が出てしまい恥ずかしかったけれど、母はそんなことは気にせずに吸い付いたり噛みついたりして遊び始めた。
「女はね、こうして男の体にマーキングするんだよ」
そう言いながらも飽きずに吸い付いてくる母は、やがて満足すると僕の上から降りてベッドの縁に座って再び一服する。
その姿を見て、ああ、いつもの母だと思った。
母はタバコを口にくわえたまま横目でチラッとこちらを見るといたずらっぽく笑う。
「ところでマザーファッカーになった感想はどう?」
さっきまでの甘い時間なんて嘘みたいな物言いについ笑いそうになるのをこらえて言った。
「……そりゃサイテーな気分だよ」
「そりゃそうよね」
母はカラカラと笑って、おどけた様子で煙を大きく鼻から吐き出す。
「でも……」
そう言って灰皿にタバコをぐいっと押しつけて火を消すと、僕に視線を向けた。
「あんたのこと、ちょっと見直しちゃったかな」
「何で?」
「私がイクまで出すの我慢してたでしょ? 偉い偉い」
そう言うと頭をくしゃくしゃと撫でられる。
なんだか子ども扱いされてる気がしたけど不思議と悪い気持ちじゃなかった。
あんな事しておいて変な話なんだけど、僕は母に褒められたことが嬉しかった。
「あのさ……」
僕は勇気を出して言った。
「うん、なによ」
母も何か察したのか優しく聞いてくれる。
「……可愛かったよ」
僕がぼそっとそういうと母は一瞬驚いた表情を見せたがすぐにクスリと笑った。
「そっか。そういう風に見えたなら嬉しいね」
いつになく照れくさそうな母さんは天井を見上げるように仰向けになる。
それからしばらく二人とも無言だったが、やがて独り言のように呟いた。
「こんなの誰にも言っちゃだめ。いい?」
「わかってるよ」
母さんの言っている事は正しい。
これは僕達だけの一生の秘密なんだ。
僕がうなずくと母は満足そうに笑った。
「でもまぁ、これくらいの秘密はあった方が人生は楽しいでしょ」
僕は何も言わない。
だけどこの時、僕も内心は(そうかも)と同意していたような気がした。
結局この日を境に僕ら親子の関係が劇的に変わる……なんてことはなかった。
今までと同じように毎日の生活を過ごしている。
ただ変わったことがあるとすれば、週に何度か母とするようになったことだ。
母の方は相変わらずのマイペースのまま。
僕は……自分でもどう思っているのかよくわからないけれど関係を続けている。
マグカップのコーヒーに入れた角砂糖みたいに僕たちの人生に甘く溶け込んでいく。
そして今日もまた、少し体に悪い糖分を味わってる。
(完)

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